好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

100 / 268
それぞれの買い物③

「大佐!!スモーカー大佐!!大変ですッ!!!」

 

 

海軍支部内をそんな声が響く。

そしてそのスモーカー大佐はいま石を上にと重ねながら慎重に次の石を積もうとしていた。

 

ただの普通の石。

それを積み重ねるということは石通しの接地面や重心を見極めながらゆっくりと積んでいく、かなりの集中力がいることをしていたのだ。

 

しかしこのスモーカーの名を叫ぶ声はその本人の部屋の前まできて

 

 

「海賊が死刑台の広場で騒ぎをッ!!!!」

 

 

バンッと思いっきり扉を開けた海兵。

その瞬間積み重ねていた石は倒壊してしまった。

それは見た海兵は一気に顔色が悪くなり

 

 

「あ……さ、騒ぎを………!!」

 

 

一睨みするかと思いきや

 

 

「……ぷはっ!!

こういうのはど~もダメだ。気が張っちまってよ。

俺には俺のペースってもんがある。そうだろう?」

 

 

ジャケットを着ながらそんなことをいうスモーカーにすぐさま海兵が謝りを述べる。

 

 

「はっ!

どうも……申し訳……」

「で?なにがあったって?」

 

「え…えーとですね……」

「海賊が死刑台の広場でバカやってるんだったな。思い出した」

 

 

すぐさまその現場に向かおうと足を進めるスモーカー。

しかしそこでさらに海兵から

 

 

「あとですね。スモーカー大佐にお会いしたいという方が……」

 

「あとにしてもらえ。いまはその海賊を捕まえる」

 

「しかしですね……」

 

「文句なら後でいくらでも聞いてやるといってやれ」

 

 

あくまでも死刑台の広場にいる海賊を捕まえるというスモーカー。しかし部屋から一歩出てみると

 

 

「じゃ文句をどうぞ」

 

「ハジメエエエエエエエエエエエエエエエエエェェェッッッ!!!!」

 

 

海軍支部がスモーカーの声で倒壊するんじゃないかと思うぐらいの声量で叫ぶ。そして直ぐ様ハジメの胸ぐらを掴んで

 

 

「テメェ!!よく俺の前にそのツラを見せにきたなッ!!!!」

 

「近く寄ったのでついでにと」

 

「いつまで遊んでやがるッ!!!!

()()()()()()はテメェの仕事だろうがッ!!!!」

 

「もう。本当に正論しか言わないんですね、相変わらず」

 

 

一体何が起きたのかとワラワラと海兵が集まり出す。

このままだと余計なことを聞かれるとスモーカーは判断して

 

 

「さっさと死刑台の広場に行ってこいッ!!俺はコイツと話があるッ!!!!」

 

「「「「「は、はいッ!!!!」」」」」

 

 

スモーカーの一声で一斉に死刑台の広場へ向かう海兵。

そして残されたのはスモーカーとハジメと

 

 

「いい加減、お兄ちゃんからその手を離さないと……()()()()

 

「…ニコルッ!! やっぱり生きてやがったか……」

 

 

こんなにも真面目な海兵なのにどうしてもニコル=ニコ・ロビンにはならないようだ。確かに今は"ニコル"になってもらっているけど髪型ぐらいしか変えてないよ?なんでそれだけでロビンにならないのか……不思議である。

 

 

「とにかく部屋に入れ」

「入ってください、でしょ」

 

「ッ!!いちいちムカつく奴だッ!!」

 

 

完全にスモーカーとロビンは犬猿の仲である。

端から見ればスモーカーが一方的に見えるが「存在が嫌い。暑苦しいから」とロビンも毛嫌いしていた。

 

 

「お客で貴方の上司よ。お茶を出しなさい」

「客でも上司でもねぇ!!勝手にしろッ!!!!」

 

「直属ではないにしても上司なのに何言ってるの?

相変わらず話が通じないわね」

 

「テメェだけには言われなくねえぇッ!!!!」

 

 

こうしているとよく自分が普通じゃないと言われるが、絶対にこの二人だと思うのは僕の気のせい?

 

 

「ったく……で、何しに来やがった?」

「嫌ってますね相変わらず。僕もですけど」

 

「はっ。ならさっさと用件をいえ。

こっちはテメェらに割く時間も勿体ねぇんだ」

 

「はいはい」

 

 

ピリピリしてるなー。

心なしか加えているタバコが短くなってる。

 

 

「えぇーこの度、ニコルと婚約することになりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「知るかああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!帰れエエエエエエエエエエエエエエェェェェェェェッッ!!!!」

 

 

テーブルを叩き割って能力を使って追い出そうとするスモーカー。その能力は"モクモクの実"による煙。

その力は自身の体を自由に煙に変えて相手を攻撃・捕縛する便利な能力。

 

しかし、相手が悪い。

 

 

「落ち着いてください。

短気なのはスモーカーさんの悪いところですよ」

 

 

向かってくる煙を片手で止めるハジメ。

もちろんちゃんと武装色の覇気を使っている。

トメトメの力の方が早いけどそれだと能力者だとバレるので。

 

もちろんロビンも同じように止めている。

 

 

「貴方ごときが私達に勝てるとでも?

本当に成長しないわね。死んだほうがいいじゃないかしら?」

 

「あぁっ?いつかテメェのその自慢気な顔を変えてやるからなッ!!!!」

 

「言ってること、悪人ですよスモーカーさん……」

 

 

 

どうしてそう喧嘩腰になるのかぁー

 

 

「ジャブが終わったところで…」

「まだあるのか…いい加減……」

 

()()()()()()()調()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「出ていえエエエエエエエエエエエエエエェェェェェェェッッッ!!!!」

 

 

と、強引に外に追い出された。

もう、本当に短気なんだから。

 

あぁ言わないとこの街でルフィ達と出会ったときに言い訳がとっさに出るか分からないからね。先手打たないと。あそこまでいっておけば無闇に上層部に問い詰めることはしないだろうし。するにしても直接僕にくるだろうし。

 

 

だけど、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()……

勝手に見つからないと勘違いして僕のせいにして、それからずっと逆恨みのように接してきたスモーカーさんをここまで付き合って上げているのに……

 

 

「……潰していいかしら、()()()()()()

「止めなさい。あれは病気だと諦めよう」

 

 

荒れているのだろう。

一向に支部から破壊音が鳴り響く。どんだけ怒っているのか?

 

するとこちらに向かって走ってくる一人の剣士。

 

 

「は、ハジメさんッ!!?それにニコルさんもッ!!?」

 

「おおっ、たしぎ!!」

「久しぶりね」

 

 

向かってくるのはいいけどあと少しというところで、何もないのに何故か転けたたしぎ。

 

……この子のドジっ子も相変わらずか……

 

 

「何してるの?相変わらずだね……」

 

「痛てて……」

 

「本当に…手間のかかる子…」

 

 

そう言いながらロビンはたしぎを起き上がらせる。

そういえばロビンが海軍で初めて女の子と仲良くなったのたしぎだったなー

 

他の女海兵はどうも一癖二癖あるしなー

 

 

 

「ありがとう、ございます……」

「まぁ、これぐらいで感謝されるならいいね」

「そうね」

 

「それはどういう……って、なんですかこれッ!!?」

 

 

やっと気づいたのか。

今では海軍支部はスモーカーの煙により火事が起きているのかと思うぐらいモクモクになっている。もちろん火はついてませんよ。

 

 

「あとは」

「よろしく」

 

「スモーカーさんなんですかこれッ!!?

ちょっ、ちょっとお二人!!ちゃんと説明をッ!!!!」

 

「あのボケ共おおおおおおおぉぉぉぉッッ!!!!」

 

「落ち着いてくださいッ!!!!

何をしたらこんなに怒らせ……って、ハジメさん!!?ニコルさんッッ!!!!??」

 

 

一瞬の隙を狙って脱出しました。

あんな相手(スモーカー)をしたら心身が疲れる……

 

 

…………………………

 

 

「もうー何やってるんですかスモーカーさん」

「…うるせぇ……」

 

 

一通り暴れまくったスモーカーはやっと冷静さを取り戻したがもう部屋はめちゃくちゃになっていた。

あのドジっ子たしぎがマシに思えるほどいまのスモーカーは残念になっている。

 

 

「昔からですけどどうしてあんなにハジメさんやニコルさんのことになると感情がコントロール出来ないんですか?」

 

「……自分が撒いた種とはいえ、あの野郎…「感謝してくださいね。これ探すの大変だったんですよ?全ての海から情報を集めて八咫烏の皆さんにも協力してもらって。ですから大切に使ってくださいよ」と恩着せがましく言いやがって……」

 

「いや、感謝しましょうよ。そこは……」

 

 

まさに正論。本当にこういう時はたしぎがマシに見える。

 

 

「それにあいつは「大体モクモクの実が欲しかったのも自分が極度のヘビースモーカーを隠すためですよね?いや、隠しきれませんよ。大体煙草を大量に吸っている時点でアウトです。煙草が悪いとは言ってませんよ。それ自体は精神を安定させるために一部の人には効果的ですから。ですけど貴方みたいに「吸いたいッ!!」っていう人は別ですよ。それも悪魔の実を隠れ蓑にしてまで煙草を吸いたいとか……正気の沙汰ではないですね」とか抜かしやがってエエエエエエエエエエエエエエェェェェェェェッッ!!!!」

 

「……………………」

 

 

もう言葉も出なくなったたしぎ。

そこまでハジメの言葉を覚えているなんて、本当は嫌いではなくその反対なのではと思ってしまった。

 

……それはそれで気持ち悪いので絶対に言わない。

と、心に強く決意を固めたたしぎだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。