好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「離しやがれッ!!!!」
「いやいや、離すわけがないでしょう」
「"スベスベ"の筈なのに、どうして……ッ」
「実力の差ですね」
一分ももたなかった。
ロビンがほぼ海賊達を捕まえ、ハジメがバギーとアルビダを捕まえた。
能力を過信している二人。
ハジメが能力を使って捕まえずとも武装色で十分だった。
ともかくコイツらをどうにかしないとな。
なのでさっきの出来事を見て驚いている海兵に
「ねぇ、君。あとはスモーカーさんが帰ってきたら引き渡しておいて」
「あ、あなたは一体……」
「気にしなくていいよ。ってわけにはいかないかー
じゃ、ここにいる海賊は"ニコル"が捕まえた。ということにしておいて」
「ッ!!?で、では貴女があの"悪魔のニコル"ッ!!!!」
軍服を着てないため、いや、髪型が違うからニコルだと認識出来なかったようだ。………いや、昔からだけどなんでたったこれだけの変装でバレないかな……
「私、プライベートだったの」
「は、はぁ……」
「
「も、もちろんでありますッ!!!!」
「あと、
いいわね。間違えでもしたら……折るわよ」
「は、はいいいッ!!!!」
普通なら報告書には細かく記載しないといけない。
しかし上司からの命令。それもただプライベートという言葉を抜くだけでいい。まったく報告自体に問題はない。
そして最後の脅しは間違いなく言ったらやるやつ。
すぐさま判断出来た海兵は力を込めてロビンの言葉に従うことにした。
しかし海兵が思う"ただのプライベート"はロビンにとって"ニコルがロビン"だとバレるかもしれない情報なのだ。
……まぁ、バレても問題ないとロビンは考えているが……
ハジメが止めてというから言わないだけ。
ロビンにとって海軍はその程度。
いまのロビンの優先順位は
1位、お兄ちゃん
これ、一択なのだから。
まぁ、最近"付属"として"海賊の人達"は入れてもいいと思ってきた。勝手に他のやつが振り回されたり、酷く扱われたりするとイライラする。つまりこれは
「それじゃよろしくねー」
「あ、あのッ!!どちらにッ!!!!」
バギーとアルビダを押し付けてこの場を去ろうとしたが海兵に呼び止められた。まぁこのまま行っていいのだが
「えぇーと、応援かな??(ルフィ達の)」
「わかりましたッ!!(スモーカー大佐の)」
と、すれ違ってあるが問題は、ない。
「嵐か……ということは……」
さて、どうしようかな……
…………………………
「な、なぁ!だ、大丈夫なのかよ!!」
「何がだ?」
「ハジメだよ!いくらなんでもあの数の海軍を相手なんて……」
「あぁ、………ハジメな……足りないよな…海兵が…」
「そっちかよッ!!」
なんとなくウソップも分かっていた。
ルフィが言ったようにあの人数、
「しかし相手の海軍もハジメとロビンが
「う、ううーん……知ってるの僅かしかいないって言ってたけど……」
「いまいちハジメとロビンの立場というか、置かれている状況が分からねぇんだよな……」
「今さらだろう」
「あんな強く凛々しい女性に悪いやつはおらんッ!!」
「スゴい偏見だよサンジさん……」
各々の意見をいいながら急ぐ四人の前に一人の男と一人の女が立っていた。
そしてすぐさま反応したのはその女のほうで
「あ、貴方はッ!!?」
「ちっ!!面倒くせぇな……
おい、アイツは俺に任せろ」
「おい、クソマリモッ!!!!レディを傷つけたら蹴り殺すぞッ!!!!」
「うっせぇなッ!!!!さっさといけッ!!!!」
向かってくる女剣士"たしぎ"にゾロが応戦する。
近づいてきたたしぎの顔にルフィ達は驚く。
「く、くいなッ!!?」
「なんでくいなちゃんが海軍なんかにッ!!!!」
「どうなってるんですかッ!!!!」
「
いいからさっさといけッ!!!!」
立ち止まろうとしたルフィ達を一喝して走らせるゾロ。
もちろんたしぎはそのルフィ達を止めようと刀を向けるがゾロに止められた。
「……貴方、海賊だったんですね……」
「言っておくけどな、騙すつもりはなかったぜ」
「ええ。ではあの人も」
「そうだな。ついこの前、入ったばかりだ」
「そうですか……では」
一度体勢を整えるために後ろに引いたたしぎは
「海軍本部曹長"たしぎ"です」
「麦わら海賊団"ロロノア・ゾロ"だ」
「ッ!!?
……なるほど。では貴方達があの"海賊狩り兄妹"ですか……」
「名乗った覚えはねぇけどな」
するとたしぎは握っていた刀をより強く握りしめた。
それほどゾロとくいなの名は知れ渡っている。
勇ましく荒々しい剣士と、可憐で素早い剣士。
海賊ではなかったため懸賞金はついてなかったが、もしその懸賞金がついていたなら……
(……いや、いまは目の前の相手を……)
そんな僅かな油断のスキに一気にゾロが距離を詰める。
「こんな時に、考え事かッ!!」
(ッ!!?しまっ!!!!)
…………………………
「クソッ!!やっぱり俺も!!!」
「戻るなッ!!誰が俺を助けるんだッ!!」
「なに自信満々に助けてもらう話してんだッ!!!!
だいたいテメェも強いだろうがッ!!!!」
「ほ、褒めるなよ~!」
「面倒くせぇなッ!!!!」
と、漫談しながら船に向かうウソップとサンジ。
カヤは苦笑いしながら二人に付いていっている。
「でも、本当にルフィさん一人で大丈夫なんですか?」
「大丈夫だろう。アイツは船長だ。
やるってときはやってもらわないとな」
「あれ?でもさっき戻るって……」
「もちろんあのくいなちゃんに似た子の元へッ!!!!」
「………………」
「相手するなカヤ。サンジはこういうやつだ」
決して言葉にしなかったが心では「うわぁ……」と感じているカヤだった。
…………………………
「単なるバカか…自信過剰なバカか……」
「おい。流石にバカバカ言い過ぎだぞお前」
スモーカーを前に立つルフィ。
相手がどれくらい強いかハッキリ分かっている。
それでもいまはサンジ達を逃がすことを優先した。
「お前一人で止めれると思ってるのか」
「止める。じゃないとこの先も
何に、とは聞かなかったスモーカー。
恐らく、いや、間違いなくハジメのことだろう。
格上がいるのに船長としていま自分の前に立つ。
それは船長として必要なものである。
しかし
「気合いだけでどうにか出来るほど……甘くねぇぞッ!!!!」
「"ホワイト・ブローッ!!!!"」
二人の距離が空いているし状態でスモーカーはパンチを繰り出した。普通なら届かない距離だが、"モクモクの実"の能力により腕は煙のようになり拳だけがルフィに向けて飛んできた。
能力同士の戦い。
初めてではないルフィでも飛んできた拳に驚き避けるのに少し時間がたった。ギリギリで避けたがすぐさま次の攻撃がくる。
「"ホワイト・ランチャーッッ!!!!"」
今度はスモーカーも両足が煙になり、ジェット噴射のようにスモーカーの体を浮かして向かってくる。
手には十手がありそれをルフィに向けて振り下ろす。
今度は早く反応出来たルフィはその攻撃を避けたあと、スモーカーにパンチを繰り出した。
それをスモーカーが十手でガードしたとき
「いいッ!!?」
違和感に気づいたルフィはすぐにパンチした手を引っ込めてスモーカーから距離を空けた。
「それって、"海楼石"かッ!?」
「やっぱり知ってやがったか……」
知らないやつなら油断している間にこの十手で能力ごと相手を押さえつけるつもりだった。
しかしハジメが乗っている船。もしかしたら知っていると思っていたが……
(知っていようが…関係ねえ!)
スモーカーにとってはたった一つ、戦法が消えただけ。
それだけでスモーカーが海賊を逃がすということにはならない。
そう、分かっているなら"分かっている戦い方"があるのだ。
「"ホワイト・スネークッ!!!"」
今度は十手ごと飛ばしてきた手をくねくねと、まるで蛇のようにしならせながら攻撃をしてきた。
それによりいつ攻撃が何処に当たるか分からない。
そのためルフィは大きく移動し避けたのだが
「こっちが本命だ」
「ッ!!?」
「"ホワイト・バインッ!!!!"」
いつの間にか全身を煙に変化させルフィの避けた先に先回りしていたスモーカー。煙となったその体を竜巻のように渦巻きながら上昇していく。その煙にルフィの体は捕まり身動きが取れなくなり、その煙は完全にルフィの体を捕まえた。
「な、なんだこりゃ!?動けねぇッ!!!!」
「動く必要はねぇ。ここで捕まるんだからな!」
いつの間にかルフィの上空にあった十手で一気に落下する。それにより十手がルフィの体を押さえつけながら地面に叩きつけたのだった。
「ゴフッ!!!」
"海楼石"の十手によっていまのルフィは生身。
よって地面に叩きつけられたダメージはそのまま受けることになる。
煙に変わっていたスモーカーの体はルフィの上で形となり全身で押さえつけながらルフィの頭を地面に押し付ける。
「これが"大佐"の力だ。分かった麦わら」
「ち、ちくしょ……ち、力が……
……"制限"さえなきゃ……こんなやつ……」
「ハッ。負け惜しみを。
テメェが5500万ベリーってのは、間違いだったようだ……」
もう一つの手、十手をルフィの体から離して確実にルフィにダメージを与えようと振り上げる。
そう、いま押さえている頭に向けて一直線に。
「悪運、尽きたな」