好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「で、ルフィ。あの"力"使えるのか?」
「バレたら殺される」
「おいッ!!そんなんで勝てんのかッ!!」
使っても勝てないだろう。流石にまだ実力が足りない。
「……"能力"までなら…半殺しかぁ………」
「いや、悩むなよッ!!やらなきゃやられるんだぞッ!!」
「悪いがルフィ、やってもらうぞ」
まぁ、それぐらいは許すか。
それにここからの戦いはほとんど能力との戦いになる。
少しでも強くなるためにもそろそろ解禁だとは思っていたけどここでもいいかな。
「いいかなロビン?」
「お兄ちゃんがいいなら。負けたら望み通り半殺しだけど」
………残念でしたルフィ。
こうなったロビンは僕でも止められないよ。
さて、能力解禁となったルフィ、そしてゾロとウソップ。
どこまでやれるのか見物だなー
「「「いくぞッ!!」」」
いきなりウソップがポケットから一つの弾を手に取りパチンコにセット。ハンコックに、足元に目掛けて放った。すると破裂した弾は一気に煙が立ち込めた。
そこにゾロがいきなり大技を放つ。
「"三刀流""百八
3つの刀から放たれた"飛ぶ斬撃"は煙の向こうにいるハンコックの元へ。しかしそれでは勝てないなんて分かっている。だからルフィはゾロの技の背後に回り走り出した。それと同じ時、ルフィの両手は後方へ大きく伸びていた。
「小賢しいわッ!!!!」
大きく振り抜くその美しい脚が煙幕とゾロの一撃を一瞬で消し去る。
分かっていたことだがいとも簡単に受け止められたこのに舌打ちをした。
しかしまだゾロの攻撃の背後にはルフィがいる。
完全にハンコックの懐に入ったルフィは両手を戻して全力でハンコックに向けて放つ。
「ゴムゴムの、バズーカッ!!!!」
完全に入ったと、攻撃のタイミングも完璧に思えた。
しかし、
「バズーカ?さっきの者も同じようなものを言っておったか?」
しかし、ルフィの攻撃はハンコックの"脚1本"で受け止められたのだ。それも戦いが始まってから一歩も動いていない。
「こんなものが、砲撃とは、片腹痛いわッ!!!!」
攻撃を受け止められた脚でルフィの腹部をおもいっきり蹴り飛ばした。血を吐きながらルフィの体は後方へ吹き飛ばされウソップがとっさに出した"わたあめ"のようなフワフワしたものでキャッチした。
「話にならん。こんな奴らになぜ"兄様"が……」
「兄様??」
「そんな砲撃よりも妾の"銃"のほうが上手じゃ」
すると人指し指にキスをするハンコック。
あっ。あの技は能力者のルフィでもマズイな。
その人差し指を、指をピストル型にしルフィ達に向け
「
すると出てきたのはハートの弾丸。
なんとも可愛らしい。と油断なかれ。
放たれた弾丸は普通の銃弾よりも速く、そして能力者であるルフィ。それも"ゴムなら効かない弾丸"なのにそれはルフィの体を貫いた。
「ぐっ!!」
「ちっ!!」
「ってぇ!!!」
三人の足や腕や横腹などにハートの弾丸が当たり怪我を負う。致命傷とはいかないが足止めには十分な攻撃。
「ふん。これさえも避けれぬとは……これで終いじゃ」
ルフィに近づいたハンコックはそのピストル型の手を、人差し指をルフィの頭に向けた。
逃げようにもルフィは足を撃たれており逃げられない
。
それでもどうにかしようと、諦めないそのルフィの眼にハンコックは……
(なんじゃ…その眼は……
なぜ諦めぬ。もう勝てぬと分かっているはずじゃ……)
明らかに、もう逆転しようがない。
実力差を埋める手だてもない。
それなのにまだ、諦めていないの眼。
「何故諦めぬ。勝てぬと分かっているはずじゃ」
「あぁ。勝てねぇ。でも諦めねぇ!」
「意気込みだけあっても無駄じゃ。これで…」
「………
「何を言って……ッ!!?」
その瞬間、ルフィの体から蒸気が発生した。
皮膚も赤くなっていき高熱を帯びているかのように。
同時にルフィの腕が一気に後方へ伸びて
「こっちの"ピストル"なら、どうだッ!!!!」
とっさの事でハンコックは避ける体勢に入れなかった。
そのためこれから放たれる一撃を受け止めるために脚をボディの前に
「ゴムゴムの…"JETピストル"ッッ!!!!」
ハンコックと同等のスピードを持った拳がハンコックの脚へ一撃を与えた。その衝撃は止めることは出来ずに後方へと飛ばされる羽目に。
「き、貴様ッ!!!!」
その瞬間、ハンコックを中心に何が広がった。
それはルフィやゾロ、後ろにいたナミ達も巻き込み片膝をつかせた。
「く、くぅっ!!!」
「な、なんだこれはッ!!?」
「な、何なのッ!!!!」
「なんでレイジュだけは立ってるんだよッ!!!!」
「………ギリギリよ。私もね……」
ハンコックの放った覇気。
数百万人に1人しか素質を持っていない。世界で名を上げる大物はおおよそこの資質を備えているという。
“王の資質”を持つとされ、戦うまでもない程の圧倒的な力量差がある相手をこの覇気で一瞬で気絶させることができる。
これが"覇王色の覇気"
しかしルフィ達は身動きが取れなくなったとはいえ、誰も
「ほう。妾の覇気に堪えるとは……」
「もうそこまでにしてあげてね。ハンコック」
そしてそんな覇王色の覇気の中を平然と歩くのはハジメとロビン。
「は、ハジメ……」
「お疲れ様。もう大丈夫だよ」
ルフィの傍に立ちポンっと肩を叩く。
そして目の前のハンコックは下を向きワナワナと体を震えさせて
「兄様あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
もう一瞬、刹那、誰もとらえられないほどのスピードでハジメに抱きつくハンコック。そんなスピードで抱きつかれたら普通はぶっ飛ぶがハジメクオリティで問題なし。
「お久しぶりでございますッ!!兄様ッ!!!!
妾はずっと、ずっと、ずっと!!この時をお待ちしておりましたッ!!!!」
「久しぶりだねハンコック。元気にしてた?」
「はい!!妾はずっと……」
「そこまでよハンコック」
更にスキンシップを取ろうとしたハンコックに制止を求めたロビン。
「久しぶりでございます姉様」
「ええ。ソニアとマリーも来ているの?」
「もちろんです。…良ければこれを引いては……」
「あら?そうね」
ルフィ達には分からなかったがハンコックの急所にナノの手で作った黒いナイフのようなものがいつでも切り裂き、突き刺す体勢に入っていた。
それをハンコックはロビンの問いかけにすぐさま反応してスキンシップを止めた。あと一秒でも遅かったら……
「で、何をしにきたの?」
「確かに。あまり七武海が勝手に動くのは…」
「七武海ッッ!!!??」
その言葉に反応を示したのはビビ。
まぁ、驚くの仕方ない。クロコダイルと同じ七武海。
そんな奴がこの船にいるのだから。
「なんじゃあの娘は?」
「気にしなくていいよ。それより…」
「何を言ってるんですか!!その人はッ!!!」
「黙って。何も知らないだろうが」
無意識とはいえ、思わず睨んでしまったハジメ。
もしかしたら"覇気"を使ったのかもしれない。
ビビはさっきまで耐えていたのにその場で気絶してしまった。
「………やっちゃった……」
「仕方ないわ。カヤ、介抱してあげて」
「は、はいッ!!」
くいなとカヤ、ベルメールさんも一緒になってビビを船内へと運んでいった。なんか申し訳ない表情で見送るハジメ。
「やはり持っていたのじゃな兄様」
「当たり前よ。お兄ちゃんだもの」
「それはいいから、どうしてここに?」
ルフィ達は何のことか分からなかったが聞ける雰囲気ではなかった。何が起きたのか分からないが、いま下手に声をかけたらヤバイと本能的に理解したのだ。
「妾も、その…
「何を?」
「婚約指輪ぁ♪」
「マジで自分の立場考えろッ!!!!」
俺も人には言えないかもだけど!!
それでもあえて言う。何しに来てるのマジでッ!!!!
…………………………
「…………ッ!!!」
「気がついたみたいだね」
「……あの人は……」
「ロビンと話してるよ。まだ10分も経ってないから」
ビビの所にきたタイミングで起きて、真っ先にハンコックのことを聞いてきた。
まあ言いたいこともあるだろうから、カヤ達には退席してもらって話す事にした。
「僕はね、七武海の"管理"もしてるんだ」
「ッ!!!??
………な、なら、どうしてクロコダイルをッッ!!!!」
そういって掴みかかってきたビビ。
……そうだよね。僕がしっかりしていれば……
でも、言えない。
きっとこの先、ビビにとってもかけがえのないものを手にする。でも、その為に"国"を"国民"を犠牲にするのはおかしい。って知ったらビビはそういうだろう。
「完全に僕の私用のせいかな。ある日から僕は
「それは…どういう……」
「影武者。いまの大将"絶黒のハジメ"は僕の影武者なんだ」
「ッ!!!??」
「そして僕は
「だから全くといっていいほど大将の仕事どころか七武海の管理を全て任せていたんだ。まぁその影武者のせいにすれば済むかもだけどそうはいかないよね」
「でもね。それでも他の七武海を"悪"だとは決めつけないで。海賊だから"悪"だと認識するのは分かるけど、それでも、少なくともハンコックは
「どうかそれだけは分かってほしい。
納得いかないなら、僕を糾弾すればいい。
だから、お願いします。ハンコックを責めないで」
伝わるか分からない。
それでも言わないといけないと思った。
ハンコックは本編と同じ傲慢かつ超が付くほどのわがままで高飛車。威圧的で唯我独尊な態度を崩さず、相手を見下すような言動が目立つ。自分の通り道にいた子猫や子アザラシなどの小動物を蹴飛ばしたりと自分勝手。
かもしれない。
でも、それでも、むやみに一般人を傷つけない。
石にしないようにしてくれているのだ。
僕が、少しでもハンコックを変えたくて。
少しでも人の痛みが分かるようにと……
「…………信じられません………」
「…………」
「………あの人は、信じられません……けど……
…………ハジメさんは、信じられます………」
「………ビビ……」
「だからあの人を信じる、ハジメさんを、私は信じます。それで…いいですか?」
「うん。十分だよ」
……………………………
「嫌じゃ!!妾も欲しいッ!!!!」
「ダメよ。貴女はまだダメ」
「なぜその者がよくて妾がダメなのか分からぬ!!!
まさかッ!!!そんな
「ありえないわ。
「なんで私、巻き添え食らってるのッ!!!??」
戻ってみるとハンコックとロビン、そしてなんか巻き込まれているベルメールさん。
どうやら"婚約指輪"について揉めているようだ。
「五月蝿いわね。第一、貴女は私のオマケのようなものよ。お兄ちゃんがどうしてもというから婚約指輪を認めたけど、普通はありえないわ」
「いや、ちょっと待って。
認めてくれたじゃない!なんでそんなこというのよ!!」
「歳よ」
「なるほどの。"情け"というわけじゃな」
「勝てなくてもそのケンカ買うわよアンタらッッ!!!!」
………………よし。
「船から降りて今後の作戦会議だ」
「いや、無視するのかよ」
「飛び込むな。逃げは敗けではない。
って、誰かが言ってましたので」
「そいつ呼んでこい」