好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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100人切り②

ゾロは雪走を鞘に納めて次に三代鬼轍を抜き()()()()()()()()()に向かって走り出した。壁にぶつかる瞬間に壁を細かく斬り部屋に突入する。

 

するとそこには部屋から飛び出してゾロを倒そうと構えていた敵が()()()()()()()()()()()。それだけではなく()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

そして決め手になったのはいつの間にか後ろから接近していた大男が大きな石の斧をゾロに向けて振っていたのだ。

 

とっさに鬼轍でその斧を受け流そうとしたのだが、なんと鬼轍はその石の斧さえも切り落としたのだ。

 

 

「なっ!!?」

「ッ!!!?? やべぇな…」

 

 

大男も驚いたがゾロも驚いた。

すぐに大男を斬り倒したが思った以上に切れる鬼轍。

 

 

「……こいつは、使い方を考えないといけねぇな……」

 

 

何から何まで切ってしまうのはよろしくない。

思ってもいないものまで切るのは剣士としては失格である。

ふっと壁を切った方向を見てみるとくいなが身軽さをいかして次から次からへと家の屋上へ飛び移ったり、地上に降りたと思えばまた屋上とすばしっこく移動しやがら敵を切っていた。

 

負けられねぇと鬼轍を鞘に納めて、雪走を抜き、そして最も赤く染まった深紅(しんく)を抜いた。

 

部屋から出るとここまで乗せてきたMr.9が金属バットを持ちゾロに向かってきた。それもただ走っているわけではなくアクロバットを駆使して宙返りを何度もして速度や遠心力を利用してゾロに攻撃しようとしている。

 

そんなもの簡単には受け止められると雪走で金属バットを迎え撃とうしたとき

 

 

(なっ!!!??)

 

 

ゾロの意思とは別に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()M()r().()9()()()()()()()()()

それもただ斬りつけたわけではなく血を多く噴き出すような切り方をしたのだ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「ぎゃああああああぁぁぁぁ!!!!」

 

 

Mr.9も思った以上に噴き出す血に戸惑い逃げ出した。

あんなに血が出てるのに()()()ではないようだ。

そしてそんなことをした深紅を見ると

 

 

「…な、んだ…こいつは……」

 

 

さっき切って溢れだした血が深紅にべっとり付いていたのだが、それがドクン!ドクン!と()()()()()()()()()()()()()()()、そして()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

これまで意識して使っていなかったとはいえ、この刀は前の2つと比べて明らかに異常である。ゾロが気づかない間にもこうして血を求めたいたとしたら……

 

 

「……とんだ()()()だな……」

 

 

とんでもないものを貰ったなと思いながらもゾロは次の敵へ向かう。

 

 

…………………………

 

 

「そ、それは本当ですか()()()ッ!!!??」

「えぇ。あの人は信用していいと思うわ」

 

 

誰もいない一軒家。そこにイガラッポイ改めイガラムとミス・ウェンズデー改めビビが密会していた。

ここまでの本当の経緯とハジメとの約束をイガラムに話終えたところだった。

 

 

「…まさか、海軍の、それも大将が……」

「直接は無理だと言っていたけど、あの人達をって…」

 

「大丈夫なのでしょうか…」

「賭けてみたいの。なんとなくだけど、大丈夫のような気がするの……」

 

 

ビビの曖昧な言葉。

普通なら国の一大事にそんな曖昧なものに賭けるなんて馬鹿げていると言っていただろう。

しかし、そんな馬鹿げたことを、藁をもつかむ思いでビビは賭けてみたいと発言したのだ。

 

 

「では今すぐにでもアラバスタにッ!!!」

「それは、やめておきましょうか」

 

「な、何奴ッ!!!??」

「待って!!イガラム!!!!彼よ、彼が海軍大将なの」

 

 

突然現れたハジメに警戒するイガラム。

キチンと目を合わせて挨拶にしたのに失礼だな。と感じたハジメだが、まぁ、話してきた内容が内容だから仕方ないと割りきった。

 

 

「おそらくですけどミス・ウェンズデーが王女ビビだってバレてますよ」

 

「ど、どうしてッ!!!??」

 

 

すると隣にいたロビンが自信満々に

 

 

「甘過ぎるのよ。変装が。

私のように()()()()()()()()()()良かったのに」

 

「そ、そんな……」

 

 

そんな……って、いや、モロ王女の姿じゃん。

服装とかの問題じゃないよ。そしてポニーテールの問題でもない。

写真が出回っているんだよねー。それはバレるよ。

 

まぁ、その理屈をいったらロビンは?ってなるけど。

この子は…別格ということで。知らない方がいい。

もしくはやっぱり海軍がダメなだけかな。

 

 

「とにかくもうビビを捕まえるか、消しにくるか、それは知らないけど刺客を送ってくるんじゃないかな。もしくはもうすでにここに来ているか」

 

「に、逃げましょうビビ様ッ!!」

 

「逃げるって……何処に?

もうバレたのよ!!むしろ一刻でも速く帰らないと!!!!」

 

「ですからそれが向こうの狙いですから。

ここからのアラバスタへ直行。つまりはいくらでも待ち伏せが出来る。それこそ自分から捕まりにいくようなものですよ」

 

「だったらどうしたらいいのよッ!!!!」

 

 

大声で叫ぶビビ。

国を、国民を思っているからこそ表に出てしまう感情。

しかし感情で動いたら間違いなく捕まる。

 

 

「ですからこの海賊を隠れ蓑にしてアラバスタへ向かうんですよ。もちろん直行はさせていくつか島を経由しますが」

 

「で、でもッ!!」

 

「でもじゃないです。

この際ですからハッキリいいますよ。

貴女の判断一つで()()()()()。その自覚がありますか?」

 

「も、もちろんよッ!!!!」

 

「だったら分かるはずですよ。

自分がどれだけ重要な人物か。捕まればアラバスタは何も気づかずに滅びる。それが分かるなら感情で動くのはやめろ

 

「ッッ!!!!」

 

 

その言葉に自分がやろうとしたこと。自分のこと。

それがどれも自分が守ろうとするものを失うことになるなど考えていなかった驚きをする。

 

…いや、本当は分かっているのだ。

それでも、それでも、すぐにでも戻って国を救いたいと考えているのだ。

 

 

「イガラムさん。貴方はアラバスタへの永久指針(エターナルポース)を持っているんですよね」

 

「え、えぇ…」

 

「それなら……」

 

 

…………………………

 

 

「あれ?丁度50:50だったみたいね」

「ちぃっ!…引き分けか……」

 

 

あっという間に100人を斬り倒した二人。

二人ともまったく息を切らさずにまるで準備運動をしていたかのようだった。

 

 

「ねぇねぇ。その深紅ってそんなに"わがまま"なの?」

「あぁ、満足したら切れ味が変わりやがって……」

 

 

この深紅、勝手に相手を斬り、血を多く求め、そしてその血を満足したら勝手に大人しくなり、さっきまでの切れ味を変えてきたのだ。

その切れ味に戸惑ったがそこはゾロの腕ですぐに元の切れ味に戻した。

 

刀の良さで剣士の腕が決まる。

そして普通の刀でも、剣士の腕があればその刀は上級の刀の切れ味と化す。

 

 

「でも血を吸うって……なんか怖い刀だね…」

「そうか?使いこなせば面白い刀だと思うけどな」

 

「……鬼轍みたいに無茶なことはしないでよ」

「……ってるよ」

 

 

ゾロも反省しているのだろう。小さな声で返事をする。

その声はくいなの耳に入ったのだろう。

ニコニコと表情を変えて、それに気づいたゾロはそっぽを向いた。

 

と、次の瞬間。

 

 

「ゾロオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォッッ!!!!」

 

 

その叫びと共に瞬間的に刀を抜いて振り向いた。

そこには何故か激怒しているルフィがゾロに向かって、いや攻撃を仕掛けてきたのだ。

抜いた刀で"刃"ではないほうをルフィに向けて放たれた拳を防いだ。

 

しかし力の入ったその拳はゾロが立っていた位置から後方へと押したのだ。

 

 

「何をしやがるルフィッ!!!!酔ってるのかッ!!!!」

「何してるは、こっちのセリフだ!!!!

てめぇはやったらいけないことはしたんだッ!!!!」

 

 

なんのことか分からないゾロはとにかくルフィを押し返して距離を開けた。すぐに突っ込んで来ないところをみるとまだ話をする余裕はあるようだが

 

 

「俺が何をしたいっていうんだよ!!!」

「お前がこんなに親切にしてくれた人達を斬ったことだああぁッ!!!!」

 

「なっ!!!??

ルフィ!!お前勘ち……」

「言い訳するなッ!!!!」

 

 

するとギア2を使ったわけでもないのに瞬間的にゾロの間合いに入り殴りかかってきた。なんとか避けたゾロだったが後ろにあった岩がその拳によって砕けた。

 

 

「て、てめぇ!!!殺す気かッ!!!??」

「あぁ。死ね」

 

「なっ!!!??」

 

 

どうやら本気で怒っているルフィにゾロはなんとか避けている。

するとくいながルフィに向けて

 

 

「ルフィさん待って!!!ゾロはそんなことしないから!!!」

「俺は聞いたんだ!!!ゾロが鬼ように斬りまくって血の海にしたってなッ!!!!」

 

 

そこで理解した。

ルフィは斬られて倒れていた奴から話を聞いたのだ。

向こうも意識が朦朧とし仲間だと思って話したのだろう。

そして血の海にしたというのはきっとゾロ。

ゾロというか深紅が血を求めたために起こしたことだ。

 

 

「そ、それはゾロの刀が勝手にッ!!!!」

「そんな訳があるかッ!!!!」

 

「嘘だと思うけど本当にッ!!!!」

 

 

一向に話を聞こうとしないルフィ。

完全に頭に血が登っているようで冷静さが欠けている。

普段から話を聞かないタイプだったがこうなると……

 

 

「もういい、くいな」

「もういいって、どうするの?」

 

「……やるしか、ねぇだろう…」

「まさか…戦う気ッ!!ダメよ!!殺しあいになったらッ!!?」

 

「だがコイツはそこまでしねぇと分からねえバカなんだ。

それに…こいつは一対一だ。手を出すなよ……」

 

「ちょっ、ちょっとゾロッ!!!!」

 

 

止めようとするくいなだがゾロは聞かずに額にバンダナを巻き、3本の刀を抜いた。

 

 

「死んでも恨むなよ、ルフィッ!!」

「挑むところだッ!!」

 

 

ゾロは両手をクロスさせ、ルフィは両手を後ろに伸ばして、

 

 

「鬼切りッ!!!!」

「バズーカッ!!!!」

 

 

そのぶつかりあう轟音は島全体に響いた。

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