好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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接触

「なるほど。ビビをアラバスタって国に送ればいいんだな」

「は、はい。でも私、アラバスタには敵が……」

 

「別にいいぞ。師匠との修行より怖えもんないしな」

「褒め言葉として聞き流してあげるわ」

 

「しかし王女自ら潜入とはな。肝が据わってるな」

「それしか、私には出来なかったから…」

 

「あのちくわのオッサンが護衛かぁー」

「それも先にアラバスタに向かってるんだろう??」

「囮としてな。向こうのほうが危険が大きい」

 

「でもロビンがいるなら大丈夫じゃないの?」

「うん。お姉さんは強いし!」

「あとはこっちがどのタイミングでアラバスタに入るか…」

 

「その前に相手は王下七武海なんだぞ!!!」

「いままでの敵よりずっと強いよね……」

 

 

それぞれが意見を出していくなか、島から船が離れていく。

Mr.5とミス・バレンタイン以外の奴等には港に停めていた船に運んでおいた。主にロビンが。

 

そしてMr.5とミス・バレンタインは小舟に乗せてメリー号の後ろにロープで繋いで連れていっている。

 

 

「それで、なんでアイツらを連れてきてるんだ?」

「うん?ダメだった」

 

「ダメだろう、どう考えてもよ。敵だぞ」

 

 

確かにサンジの言うとおりである。

敵をわざわざ運んでいるなんて危険を増やしているだけ。

まぁ、普通はそうなんだろうけど。

 

 

「いや、あの二人の能力がね」

「能力?そういえば足が爆発したり、重さが増えたりって…」

 

「そうそう。そ(・)の(・)能(・)力(・)、(・)欲(・)し(・)く(・)な(・)っ(・)た(・)か(・)ら(・)連(・)れ(・)て(・)き(・)た(・)」

「キチガイかてめえはッッ!!!!」

 

 

失礼な。

 

 

「便利だよ。全身爆発人間ならその能力を機(・)動(・)力(・)として使えるし、体重を変えられるなら身(・)軽(・)さ(・)を(・)生(・)か(・)し(・)た(・)り(・)、(・)攻(・)撃(・)を(・)す(・)る(・)瞬(・)間(・)に(・)重(・)く(・)し(・)て(・)威(・)力(・)倍(・)増(・)ってことも出来る」

 

「たったあれだけの情報でよくもまぁそんなに思い付くな…」

 

「とにかくあの能力は欲しいの。

大丈夫、殺したりはしないよ。そんなことしたら次はどこに"悪魔の実が出現するか"分からないしね。

そんな事しなくても優秀な人がいますから」

 

「ま、まさか……」

 

「私よ」

 

 

そう、こういう手のことはロビンに任せておけばOK。

……初めは止めろ!!って思っていたけど使い方を間違わなければいい方向にいくしね。

 

そういえば……ヴェルゴはどうなったんだろう?

あの日、ロビンと一緒に消えてしまって、こうしてロビンは見つかったけどヴェルゴはどうなったのか……

 

 

「ねぇ、ロビン。ヴェルゴのことなんだけど……」

「…………………」

 

 

すると、ロビンはまるでお化けを見ているかのように恐怖した表情を見せた。……あの、ロビンが。

 

 

「ど、どうしたのロビン!!」

「………お、お兄ちゃん……」

 

 

今にも泣きそうなその声。昔なら自分の為にそういう表情を見せたり声を出したりていたけど……

いまのロビンは、その視線は自分ではなく別の場所に向いている。

 

 

「……お、おい…ちょっと……まて……よ………」

 

 

そして……さっきの声。

どうしてこんなに、ロビンがこんなに近くにいるのに!!

どうして離(・)れ(・)た(・)場(・)所(・)か(・)ら(・)聞(・)こ(・)え(・)て(・)き(・)た(・)ん(・)だ(・)!(・)!(・)?(・)

 

嫌な予感が頭を過る。現実を見たくないと体が硬直する。

それでも無理やりロビンが見ている方へ向きを変えると、そこには……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふふ。やっと振り向いてくれたわねお(・)兄(・)ち(・)ゃ(・)ん(・)??」

 

 

そこにいたのは、船室の上の欄干に腰かけていたのは……

間違いなくロ(・)ビ(・)ン(・)だった。

 

服装は真っ黒なスーツ姿で、黒いサングラス、髪はショートボブ。

ロビンがしない服装で、髪型で、それでもハッキリ分かる。

 

あれは、確かに……ロビンだ。

 

そしてさらに驚いたのはその隣にいる者。

 

 

「久しぶりだな。ハ(・)ジ(・)メ(・)様(・)」

「………ヴェルゴ……」

 

 

おいおいおい。嘘だろう…

なんでここにヴェルゴがいる!

そしてどうしてロビンの隣に立っている!!!

 

するとふふふ。と笑いながら

 

 

「久しぶりの再会なのだからもっと喜んでくれると思ったけど、よほどそ(・)っ(・)ち(・)の(・)私(・)に(・)毒(・)さ(・)れ(・)た(・)み(・)た(・)い(・)ね(・)」

 

「な、なにを…言っている……」

 

「分からないのかしら?それとも気づかないフリをしてるの?

ならハッキリと分かってもらうように言うわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私(・)の(・)分(・)身(・)体(・)と(・)過(・)ご(・)し(・)て(・)、(・)ど(・)ん(・)な(・)気(・)分(・)だ(・)っ(・)た(・)か(・)し(・)ら(・)?(・)」

 

「ッッ!!!??」

 

 

あ、あ、あ、あり得ない……

そんな、ロビンが……分身体って……

 

 

「ありえないッ!!!!」

「現実を見てお兄ちゃん。ならどうして"私"はここにいるの?

私が分身体ならそこの私が私を消せばいいだけ。

なのにそれをしない。それが……証拠よ」

 

 

ロビンの方を見るが、ロビンは震えて何も出来ない状態に陥っていた。まるで本編にあったバスターコールや仲間を失う恐怖を味わったときのように。いや、それ以上に怖がっている。

 

そ、そんな…まさか……

 

 

「第一、タ(・)イ(・)ミ(・)ン(・)グ(・)よ(・)く(・)棺(・)桶(・)に(・)私(・)が(・)入(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)な(・)ん(・)て(・)本当に思っていたのお兄ちゃん?。それは私が仕掛けたの。知っているでしょう?本体と分身体は情報を共有出来る。つまりそこにいる私は貴(・)方(・)達(・)の(・)情(・)報(・)を(・)得(・)る(・)た(・)め(・)だ(・)け(・)に(・)寄(・)越(・)し(・)た(・)私(・)なの」

 

「……や、めろ……」

 

「ふふふ。それにもうお兄ちゃんも気づいてるでしょうけど、いま私達はクロコダイルの下にいるわ。その目的は王家に隠されたポ…」

 

「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉッッ!!!!」

 

 

久しぶりに大声を出し息切れを起こすハジメ。

その大声にまたふふふ。と笑う向こう側のロビンは

 

 

「今日は挨拶に来たの。

大丈夫、そこのロビンは消さないであげるわ。だってお兄ちゃんには"私"がいないとダメだから。アラバスタで待ってるわ。そこで"私は、私になる"」

 

「ま、待ってロビンッ!!」

 

「それではハジメ様。八咫烏の面々にもよろしくお伝えください」

 

 

そういって横付けしていた船に乗り込み二人は去っていった。

あまりの出来事に誰もが放心状態のなか

 

 

「……お、お兄ちゃん……わ、私……」

「………大丈夫だ。僕が、いるから……」

 

 

もうメンタル的に限界にきていたロビンはそのまま気絶してしまった。ロビンはお姫様抱っこして室内へ向かおうとすると

 

 

「……なんのつもりかなゾロ?」

「……それはこっちの台詞だ」

 

 

ゾロは刀を抜き、その刃先をロビンに向けていた。

それを見ていた誰もがゾロを止めようとするが

 

 

「その女(・)がいると向こうに情報が筒抜けになるんじゃねえのか?」

 

「……だとしたら?」

 

「ワリが、分(・)身(・)体(・)っ(・)て(・)こ(・)と(・)な(・)ら(・)今(・)の(・)う(・)ち(・)に(・)……」

 

 

最後まで聞くまでもなくハジメはこれまで見せたことないスピードでゾロに近づき首もとを掴み持ち上げた。

 

 

「おい。何を言おうとしたテメェ」

「グゴッ!!!」

「ゾロッ!!お兄さん!!!!」

 

 

駆け寄るくいなを睨み付けるハジメ。

たったそれだけでくいなの体は、いや、ここにいる誰もが体を動かせずいた。

 

 

「な、なんだ…よ………これは……」

「ハ、ハジメさん……」

「……これほど…の…覇気を………」

 

 

まぁ覇王色の覇気に一時停止を混ぜただけなのだが。

それでもそれを食らったものは誰も動けなくなる。

よっぽど我の強いやつか、同じような覇王色の覇気を持っているもの。

 

つまりは

 

 

「…ハ、ハジメ……」

「やっぱり動けるかルフィ。でもそこで大人しくしてなさい」

 

 

ゆっくりであるが動くルフィだが、それでもそれだけだ。

いまはこの男にお仕置きをしないと気がすまない。

 

 

「一方的に言われたことを真に受けて、それで、ロビンをどうするって?なにも真実が明らかになってもいないのに、ロビンをどうするっていうんだ、あぁ!?」

 

「グッ…ガッ…」

 

「………やめた…」

 

 

その言葉をいいその手を離したハジメ。

その場に落ちたゾロは必死に酸素を吸おうとし咳き込んでいる。

同時に束縛から解放されたくいなは直ぐ様ゾロにかけより背中をさすっていた。

 

 

「しばらく格納庫にいるから、あとは僕たち抜きでやっていて」

「ハ、ハジメ……」

 

「……大丈夫。ゾロ、ごめんね。

確かにその可能性はある。けど…決めつけないで。

……ロビンはしばらく皆と接触を断つから……」

 

 

そう言い残して、誰も言葉をかけれられずに、ハジメとロビンは船内へと入っていった。

 

 

…………………………

 

 

「で、実際のところどうなの?」

「恐らく分身体の"突然変異"的なものかしら」

 

 

誰もいない格納庫に入り一時停止で完全遮断したのを確認するとな(・)に(・)も(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)か(・)の(・)よ(・)う(・)に(・)ロビンはハジメの腕から離れて立ち上がった。

 

 

「突然変異かぁ……覚えはないの?」

 

「あの大嵐の日かしらね。人手が足りないから何体か出したときに珍しく焦ってしまったからその時に生まれたのかもしれないわ」

 

「つまり平常心で作った分身体ではないために、完全な"個"として生まれてきたと」

 

「それもずいぶんと妄想癖が強いわ。

船が沈むからヴェルゴが私を棺桶に入れて海へ出しただけなのに。きっとそのあと遭難してあの子とヴェルゴが都合よく記憶を失った。ってところかしら」

 

「で、向こうのロビンは自分が本物だと思ってヴェルゴも都合よく"しつけ"直したわけか。本当、二人が現れたときはビックリしたよ」

 

 

はぁ~とため息をつきながら適当なものに座るハジメ。

その隣にロビンがさりげなく座って体をくっつける。

 

 

「ふふふ。とっさの演技だったけどやっぱりお兄ちゃんも才能があるみたいね」

 

「どれだけ変わった人に会ってると思うの?対応するためにはそれなりの技術もいるからね。まぁ、ゾロには悪いことしたけど気を引き締めるためにはあれぐらいしないとね」

 

「私的には一度"地獄"を見せてもいいレベルだったわ」

 

「やめなさい。

とにかくしばらくはここにいて。向こうのロビンとの"繋がり"だけでも一時停止できたら良かったけど」

 

「そうね。でもいままでよく私に気づかれずにいれたものね。やっぱり突然変異だからなのかしら?」

 

 

不思議なのはそこだ。

突然変異っていっても要はロビンの能力なのだ。

つまりはロビンが親で向こうが子。

強さはこちらが上のはずだけどそれでもロビンがいままで気づかなかったというのは不思議である。

 

 

「でも、お兄ちゃんは何も疑わずに"私"が"私"だって思ってくれていたのね」

 

「それは妹だし"婚約者"なんだから。

いくら分身体でも本物と分身体の違いは分かるよ。

問題はこれからあの二人をどう対処するか………って、ロビン?」

 

 

フッと気づくとロビンが顔を赤くしている。

どうしたのかと覗き込もうとするとそれさえ嫌がる。

 

 

「……えぇと、ロビン?」

「そ、そんな不意打ちに…婚約者なんて……言わないで…///」

 

 

間違いなくこの子は本物です。

なんで普段はあんなに積極的なのにこういう時すぐに照れるのだろうか?

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