好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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二人のいない。麦わらの一味

格納庫でしばらくロビンと過ごした頃、残されたルフィ達は

 

 

「ゾロッッ!!!!なんであんなことしたのッ!!」

「……うるせぇ……」

 

「まあまあくいなちゃん落ち着いて…」

「サンジさんは黙ってて」

 

「怒ってるくいなちゃんも可愛いッ!!」

「ごめんなさいね。こんな弟で…」

 

 

くいながゾロに対してさっきまでの行動を問い詰める。

本人も罪悪感があるのか誤魔化す形でそっぽを向いた。

サンジは相変わらずでレイジュはそんなサンジにため息をつく。

 

ハジメとロビンが離れ、残された者達が少し落ち着いてきたところで今後の噺をすることにした。

ロビンもハジメも、あんな風になるのは始めてであり、そして自分達がどれだけ二人に依存していたかも明るみになった。

 

だからそこ、いまここでハッキリさせておきたいということだろう。サンジがタバコに火をつけ一服したところで真剣な表情で

 

 

「でもくいなちゃん。正直このマリモがやったの正しいよ」

「なんでッ!!」

 

「いまから俺達が相手するのは国を陥れようとしているやつで王下七武海だ。ただでさえ不利な状況でそんな奴等にこっちの情報が筒抜けなんて死にいくもんだ」

 

「…で、でも……」

 

「まあやりすぎだってのは賛成だよ。

このマリモがそんな繊細なことまで考えるわけねぇしな」

 

「…三流コックが……」

「なぁッ!!!テメェなんていいやがったクソマリモがあッ!!」

 

「いい加減にしなさいッ!!!」

 

 

一喝をいれたベルメールの声に黙る二人。

こういう時、年の功というかお姉さん的な存在でゾロ達よりも経験のある者はこういう時頼りになる。

そしてもう1人、この中で最も色んな経験をしたものに視線を向ける。

 

 

「貴女の意見が聞きたいのだけどレイジュ」

 

「……そうね。分身体の"どうのこうの"はこの際無意味ね。

向こうのロビンが来たことを考えると()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()というメッセージ的なものもあったはずよ」

 

「つまり、これまでの私達の行動も予測される…」

 

「ええ。どっちが分身体とか問題は本人に任せればいいわ。

それよりこれ以上の余計な情報は渡さないようにするというのは必要。本物、偽物が分からない以上、ロビンを隔離するしかないわね」

 

 

それがいま出来ること。と付け加えたところでビビが

 

 

「……私、船を降ります」

「ちょっと!何を言ってるのビビ!?」

 

「私が降りれば……このままだと皆さんにご迷惑をッ!!」

「…あのね~。もう似顔絵を描かれてこっちも狙われる立場なの。

まぁ、それが海軍から海賊に、それも王下七武海に変わっただけよ」

 

「いや、グレード上がってるよな…」

「言わないのウソップさん」

 

 

ここで、いままで黙っていたルフィが口を開く。

 

 

「ビビ。お前はどうしたいんだ?」

「わ、私は……国を救いたい」

 

「俺はバカだからよく分からねぇけど、どうやったら国を救えるんだ?」

 

「どうやるって…元凶であるクロコダイルを倒すしか……」

「それを、俺たち以外ですぐにやってくれるやつはいるのか?」

 

 

何が聞きたいのかよく分からない。

でも、いまの質問はまるで何かを見透かされているようで…

 

 

「……いないわ……」

「なら、ここに残ればいいじゃねえか?」

 

「でもッ!!

そんなことしたら皆さんに迷惑がッ!!」

 

「お前は…お前は何がやりたいんだッ!!!!

 

 

怒鳴り声でビビに問いかけるルフィ。

その迫力に呑まれそうになりながらも

 

 

「アラバスタを!!みんなを助けたいッ!!!!」

 

「ならここにいろッ!!

シャンクスが言っていたんだ!!

『頼れ。人だろうがなんだろうが()()()()()()()()()()()()()()()()』って。

いまお前が頼りたいものは、なんだッ!!!!」

 

 

その言葉に、下唇を噛みながら溢れる涙を必死に堪えてビビはこう言った。

 

 

「ここにいる、みんなですッ!!!!」

 

 

ビビの言葉に、誰もが微笑んだ。

そうだ。いまはここに助けて、頼りになる人がこんなにもいる。

 

 

「ニシシシッ!なら、決まりだ!!

野郎共ッ!!!改めて出航だ!目的地はアラ()パスタ(麺類)ッ!!!」

 

「アラバスタだッ!!!ボケッッ!!!!」

 

「どんだけ腹減ってるんだテメェはッ!!!!」

 

 

いい感じだったのに結局締まらないのがこの海賊団。

でも、少し安心したのかビビから少し笑顔が見えた。

それが一時とはいえ、心から落ち着ける所が見つかったのだろう。

 

そしてしばらく航海しているなかで、こんなことも話し合っていた。

 

 

「なるほどね。確かにお兄さんが言った通りにしたほうが良さそうね」

 

「護衛のイガラムさんが直接アラバスタに向かって敵を引き付ける。でもこれもう無意味じゃ……」

 

「それでも敵の分散にはなるわ。もっともどれくらい意味があるか分からないけど……」

 

「さっき言っていたエターナルポースをどうにか入手出来ないかしら??」

 

「なら、向かってくる敵を倒して奪うってのは?」

 

 

ナミ、ノジコ、ベルメール、レイジュ、サンジの頭脳係が話し合っている。いままでのようにハジメやロビンに頼るわけにもいかなくなったためだ。

 

本編ではロビンがルフィにアラバスタのエターナルポースを渡したがそれを破壊。ルフィいわく"勝手に進路を決めるな"と怒っていた。

しかし今回は違う。あの時のロビンは明確な敵意はなかったが、今回はそれがある。なのでエターナルポースを渡すということにはならなかった。

 

それでも直接目的地にたどり着くエターナルポースがあれば敵から逃れつつ目的地にたどり着く。

ハジメが当初から言っていた通りにやったほうがいいのだが、その肝心なエターナルポースがない。

 

ないなら、奪うしかない。

 

ロビンがあの様子だとしばらくハジメも付きっきりになる。

ということは最大戦力の二人が抜けた穴を埋めるには全員が一つになって事にあたらないといけない。

 

でもその判断は二人に決めてもらうことに。

まず1人はももちろん当事者であるビビ。

 

 

「……もしかしたら幹部クラスなら持ってるかも知れませんが……」

 

「どうルフィ?」

 

「ねぇな!!食い物も持ってないぞ!」

 

「あるわけないだろうが!」

「きゃははははッ!!バカね!」

 

 

 

サンジのアイデアでルフィがMr.5とミス・バレンタインの身体検査をしたが何も持ってなかった。

正直こんなやつはさっさとお別れしたいが、いま下手に離すと余計な情報が相手に伝わるかもしれないとそのまましてある。

正確にはログ・ポースはあったがエターナルポースがない。

 

 

「ということは、やっぱり次の刺客から奪うしかないわね」

「いいじゃないかしら。海賊らしいわ」

 

「ビビちゃん、ルフィ。ということで進めるがいいか!?」

「はい!!」

「分かった!ぶっ飛ばせばいいんだな!」

 

「それはエターナルポースを手に入れた後よ。

その後なら自由にしなさい」

 

「おう!」

 

 

なんか船長なのに船長らしいことしてない気がする。

まぁ、本編もそんな気配はあったから気にしないでおこう。

 

さて、残りのメンバーのウソップとカヤは

 

 

「ウソップさん。ちょっと右に」

「OK。いいか、ゾロ。何か来たら斬れよ」

「…お前でも出来るだろうが」

 

「あのな。お前に舵や方角を任せたら迷子になるだろうが!!

たった10秒でなんで真反対に進んでるんだよ!!!」

 

「う、うるせぇ!!

あの雲に向かってまっすぐ進んだだけだ!!」

 

「アホかッ!!!!雲は動くだろうが!!!!!」

「絶対にゾロさんには任せないようにしないと……」

 

 

腹のたつことを言われてイライラしているゾロだが、ウソップがいうように真反対に航行していたのは事実。

ぐうの音も言えないゾロはさっさと何か出てきてこないかと、出てきたらぶっ斬ると決めた。

 

 

「……なぁゾロ」

「…なんだ?」

 

「やっぱり…偽物なのか?」

 

 

あの場ではもうその議論は終わったのだがそれでも気になる。

ウソップはその偽物かどうかの判断はつかない。

しかしゾロやカヤは何度か会ったことはある。

だから、どうなのかと、聞きたくなった。

 

 

「よく分からねぇけどよ、偽物ってあんなに堂々としてるもんなのか?悪魔的なことばっかりするけどよ、やっぱり偽物だって思えなくてよ……」

 

「うん。私もそう思う。

だってあんなに良くしてくれて、私を強くしてくれた。

そんな人が偽物なんて……」

 

「偽物じゃねえ。分身体だ。

別物とは違う。"本物と一緒"だから面倒くせぇんだよ」

 

「なら、その分身体って可能性も…」

 

「あるだろうな。だがハジメが違うっていった。

なら九割は本物だろう。だが一割ある。なら疑うべきだ」

 

「そ、そうなんだ…なら大丈夫かな」

「だな!脅かすなよゾロ!!」

「テメェら…話聞いてたのか?完璧じゃねえんだぞ」

 

 

するとウソップとカヤはお互いを見て笑い、そして

 

 

「「その一割は俺達が(私達が)信じればいいだけだ(です)!!」」

 

 

なんとも息のぴったりな二人。

それをみたゾロはハァーとため息をつき頭をかいて

 

 

「なら、信じてろ。俺は分かるまで疑ってやる」

 

「素直じゃねえなゾロは!」

「信じてるって言えばいいのに」

 

「うるせぇなこのバカップル!!黙って進路見てろッ!!!!」

 

 

…………………………

 

 

「すぅっげえええなああああぁぁぁ!!!」

「ルフィの感情値がマックスまで上がってるぞ…」

「こういう時ロビンさんがいないと困りますね……」

 

 

ログ・ポースが導いた島にたどり着いた一行。

そこは島全体が木々に覆われてまるでジャングルのようだ。

 

 

「なあなあ!!冒険がしてえ!」

「お前な…こんな時に何いってるんだ!」

 

「知らないのかよウソップ。

ジャングルを見つけたら迷わず飛び込め。そして迷え。

って、ハジメが言っていたんだぞ」

 

「あいつが原因かあッ!!!!」

 

 

ウキウキ、ワクワク、ドキドキと感情をコントロール出来ないルフィは今にも船から飛び出そうとしている。

これは止められないと諦めたノジコは

 

 

「なら、船に残る組とルフィと一緒に向かう組、そして食糧確保する組に別れましょう」

 

「確かに。ルフィの食欲のせいで冷蔵庫の食材も心許ないからな。なら食糧確保は俺がいく」

 

「なら付いていくわ。こういうところに美味しい"毒"がありそうだしね」

 

「なにか無性に斬りてぇからな。ついでになにか取ってきてやる。テメェより大きい獲物をな」

 

「カッチンーッ!!

だったら勝負するか!!?」

 

「「どっちが大きい獲物をとって来るか勝負だぁ!!」」

 

 

食糧確保はサンジとレイジュ、そしてゾロ。

サンジとゾロは何か勝負事になったが問題ないだろう。

 

 

「私はルフィさんに付いていくわ。面白そうだし」

「おぉ。王女様にしてはアクティブだな」

「敵地に潜入してるしね…」

 

「それにカルーもいるし」

「ッ!!!??」

 

「声にならないほど驚いてるぞ…」

「アハハ……頑張って……」

 

「何いってるんだ?二人ともいくぞ!船長命令だぁ!!」

 

「「ッ!!!??」」

 

「二人もカルーみたいになってるわ……」

 

 

冒険組がルフィ、ビビ、カルー、ウソップ、カヤ。

 

 

「じゃ、残った私達が見張りね」

「くいな。あんただけが頼りだからね!!」

「いや、ベルメールさんも戦えますよね?」

「戦闘力が違うわ。まあ援護ぐらいわするわよ」

 

 

残り組はノジコ、ナミ、くいな、ベルメールとなった。

 

 

「サンジ!!海賊弁当ッ!!」

「分かってるよ…ちょっと待ってろ」

 

「ハジメさん達には言わなくてもいいのかな?」

「最悪船が壊れても生きてるだろうから問題ねぇよ」

 

「あるに決まってるだろうが!!」

「勝手に船を壊さないでください!!!」

 

「ベルメール、くいな。もしもの時はあの二人を人質に取りなさい。少しは時間稼ぎになるから」

 

「レ、レイジュさん……」

「海賊だし、あることだろうけど…よく思い付くわね……」

 

「これを空に向かって打ち上げればいいのね?」

「おう。赤い煙幕が出れば緊急事態。黄色は帰ってこいだ」

「あんた達。十秒で戻ってきなさいよ!」

 

「戻ってこれるかッ!!」

「か弱い女の子が四人も船にいるのよ。根性見せなさいよ!」

「本当に、いい性格に変わってきやがって……」

 

 

三チームに別れて行動をする。

それも初めて、ハジメやロビンがいない。

誰も彼もが少なからず不安を覚えながらそれぞれの目的のために行動をする。

 

そしてルフィ達とは別に、この島に上陸したものがいた。

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