好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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ニコル

「あぁ~、とりあえずお前、明日休みな」

 

「休みですか?」

 

 

今日突然クザンさんから呼び出しがあった。

いつも逃げて書類整理を押し付けるあの人がマトモに大将の仕事をしている。雨降らないかな~と空を確認したけど快晴のようだったので、たまにこういうこともあるのだと感覚的に理解した。

 

で、大将の仕事をしているクザンさんの所に来たらこんなことを言われた。

 

 

「海軍に入ってまだ休み取ってないだろう」

「取れませんからね、あんたのせいで

 

「うっ、……いや、だから、休みを……」

「つまり、オックスさん辺りからキツく言われましたか」

 

「………取ってくれ」

「相当言われたんですね」

 

 

まぁ、自業自得だから可哀想なんて思わないけど確かに休みが欲しかったのは確かだ。

 

 

「それはもちろん休みはもらいますけど、何日ぐらいですか?」

「…………………一週間…………………」

 

 

なに、しぶしぶ言ってるんだこの人は?

 

 

「どんだけ嫌がってるんですか」

「だってトイレと風呂以外は誰かに監視されるんだぞ!!!!」

 

「だって、じゃないですよ。自業自得」

「だからってやりすぎだろう!!!」

 

 

ハァーとため息をついたあと

 

 

「はいはい、寝言は寝ていえ。ってかやる気ないなら寝かしますよ━━━━━永眠という名の寝かしつけを」

 

「こぇーよッ!!!

ってか、俺はお前の上司だぞ…って、おい、こら!!人の話を聞いていけ!!!!!」

 

 

 

上司と思われたいならまずその一週間を乗りきったら考えてやるよ。

 

 

…………………………

 

 

しかし一週間休みかー

もう少ししたら今度はボルサリーノさんの所だしちょっと早いけど、どんな様子か見に行ってみようかなー

 

そんな事を考えながら何気なく海兵達が多くいる食堂近くを通りかかった。そういえば最近新作のカレーが出来たって言ってたなー

 

ちょっとお腹も減ったので食べに行こうかとよってみるとある席に人が集まっていた。何かあったのかなーと近くによると「なんだ、あの子?」「見たことないなー」「でも可愛いよなー」とかなんか誰かを見るために集まっているようだけど……

 

まっ、気にせずにカレーだね。

食堂のおばちゃんに新作のカレーを頼んで、集まっている席から少し離れた場所でカレーを食べることにした。

 

 

「おっ、美味しい」

 

 

最近は書類整理でよくオックスさんがおにぎりやサンドイッチとかを持ってきてくれていたので、こうしてちゃんとした食事は取ってなかったな。

 

しかしあの人が集まっている所は減るどころかどんどん人が集まってくる。なんか可愛いってー言っていたみたいだけど女の子なのかなー

 

でも女海兵とかそんなに珍しいわけでもないし、むしろ海兵にいたら可愛いって概念はなくなるはずだもんなー。むしろ屈強というか下手したらそこら辺の男より強い。

 

 

「ごちそうさまでした」

 

 

食べ終わり食堂のおばちゃんに「ごちそうさまでした。」と言ったあと食堂から出ようとしたとき、なんとなくあの集まりが気になったので最後にもう一度と思い振りかえってみると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でも、君みたいな小さな子がどうして海軍に??」

「お兄ちゃんを探しにきました」

 

 

はい、即離脱ダッシュー!!!!!

すぐさま食堂から離脱して、能力で存在を消して、とりあえず海岸まで走り抜けた。そして海岸にあった物置小屋に入り小屋全体に一時停止をかけて隔離して一言。

 

 

「何しに来たんだ、あのストーカー(ニコ・ロビン)はッ!!?」

 

 

ここ何処だか知ってるのアイツはッ!!?

それもバレないように海兵服着てるし、髪はポニーテールで眼鏡かけているからパッと見じゃニコ・ロビンとはバレない。

だからといってバレないといっても、普通賞金首にかけられた、それもオハラの生き残りが海軍本部に潜入してくるかああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!??

 

はぁ、はぁ、と息を整えて冷静になろうと深呼吸をした。

 

 

「………よし、落ち着け。

とにかくロビンの目的を……はい、僕だよな。

くそ!!マジで僕に会いに来るためだけに敵本陣に潜入してくるか普通ッ!!?」

 

 

ダメだ、一切落ち着けない。

頭が痛くなり、もう考えたくないのが正直なところ。

……しかし、あのままにしておくのも無理だし。

かといって正面きって会いに行くと……立場的にもロビン的にも不味い。

 

…………仕方ない。非常に、本当に、不本意だけど………

 

 

………………………

 

 

 

「ハジメ参謀の妹ですか!!?」

 

「すみません、突然押し掛けてしまいまして……」

 

「それは構いませんが……」

 

 

あの後ロビンの元へ存在を消した状態で近づいて僕の私物をロビンに見せるようにそれだけを解除して、ちょっと離れたところからまるで釣りをするように餌を揺らした。

そしたらその瞬間に分かったようでそれ(ハンカチ)に飛び付こうとしてので、その餌を取られないように青雉の部下が集まる大部屋に向かって走りだした。

もちろんロビンは食い入れ、視界から離れても常に察知しているかのように追いかけてくる。

 

そして大部屋についてそれを手放したらそれを頬ずりする姿に……本当にドン引きしていたところにオックスさんが来たので説明していたところ。

 

ちなみにオックスさんに説明するために姿を現したらコンマ1秒もかからずに腕に飛び付いて「お兄ちゃん!!」と呼んできたロビンに対しては未だに無視してます。まずは状況を説明しないといけないので、ご迷惑を本当にーーーかけてしまうので。

 

 

「しかし言ってくださったら私が妹君を迎えにいきましたのに」

 

「僕にも内緒でいたようで……」

 

「そうでしたか。

よほどハジメ参謀がお好き…「大好きですッ!!!」……そ、そうですか……」

 

 

やめなさい。オックスさんが引いてるから。

しかしこうなると不味いな……後先考えずにここに連れてきたけど、さっきまでいた小屋にいけば良かったんじゃねぇ?

 

もういまさらだけど、はぁーとため息をつくと

 

 

「お兄ちゃん、ため息をつくと不幸が逃げていくよ?」

 

 

誰のせいですか?誰の?

 

 

「そうです、いまはクザン大将がいますので妹さんと一緒に挨拶に行かれたらどうですか?」

 

 

………………はい?

いや、何いってるのコイツ??

 

あのね、オックスさん。

オックスさんは知らないだろうけどこの子、このロビン(ストーカー)は海軍に世界政府に狙われてるの。

ロビンの中でバスターコールを引き起こし、その元凶であるクザンの所なんて行くわけが……

 

 

「挨拶に行こうお兄ちゃん」

(おい、マジかよ?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こちら妹のニコ……ニコルです」

「ニコルです。どうぞよろしく」

 

「ニコ・ロビンだろうが!!!ふざけるなッ!!!」

 

 

早めにこの部屋に一時停止をかけて良かった。

 

 

「ニコルですよ、クザンさん」

「おい、押し通そうとするな」

 

「いつもお兄ちゃんがお世話になってます」

「おまえも押し通そうとするな。

そして俺はあんたの敵だ、分かってるのか?」

 

「迷惑かけないように休みを使って妹と旅行に行ってきますので、用件はでんでん虫に」

「いま現在進行形で迷惑かけているって気づかないの?」

 

「私はお兄ちゃんと一緒ならどこまでも付いていきます」

「なにそれ、ハジメのためなら海軍でも世界政府でも関係ないっていう、宣戦布告的なやつなの?」

 

 

もう頭が痛いらしく頭痛薬を飲んだり袋に入った氷水を額に当てたりなどしている。ってか、能力で冷やしたら良くねぇ?

 

 

「………言っておくけどねぇ、目の前に標的(ニコ・ロビン)がいて…見逃すほど………甘くないよ……」

 

 

立ち上がるクザンさん。

その体からは冷気が流れ落ち本気でロビンを捕まえようとしているようだ。でも

 

 

「ここにいるのは僕の妹のニコルです」

「そんな戯れ言、聞いちゃいねぇ」

 

 

伸びる手。

怯えるロビンは動けずにいる。

まぁ、あんな勢力を見せられてトラウマにならないわけがない。

 

でも、本当によく海軍本部にきたなー

 

と、考えながら僕はクザンさんの手を掴みロビンへの攻撃を止めた。

 

 

「妹に手を出さないでください」

「おいおい……それは反逆と見ていいんだな?」

 

「妹を守るのに反逆もありません」

「そうかい、ならおめぇ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「凍りつきな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真っ白に凍りつき生きているかも分からない。

その凍りついた氷像はもう口も開かない。

 

 

「お、お兄ちゃん……」

 

 

心配をするロビン。

守るためだとはいえこんな結末になるなんて………

 

 

「いやー氷漬けは勘弁ですよ」

「な、何をしたのお兄ちゃん……」

 

 

ロビンの言葉に返事したのはハジメだった。

そして凍りついたのは、氷像になったのはクザン。

どうしてハジメが凍りつくはずなのに、その能力を持ったクザンが凍りつくのか?

 

 

「クザンさんの周りの分子を停止させて氷点下にしたんだ。なので言わばこれはクザンさんの能力の真似事みたいなやつかな」

 

「さ、流石お兄ちゃんです!!」

 

 

そんなチートありかよ!?って誰かツッコミを入れたいだろうがここにはツッコミ役はいない。

というか一時停止で止めればよくねぇ?と思った人、考えたら負けですよ。

 

 

「……ったく、まさか俺が凍らさせられるなんてな……」

 

 

すると氷が砕けちりその氷像の中からクザンが現れた。

それはそうだろう。いくら凍りつかせてもその能力を持ったクザンに効くはずがない。

 

 

「どういうことだ、ハジメ参謀」

「これは僕の()()()()()を見せて起きたかったので

僕はいつでもロビンを氷付けできますよ。

もし、クザンさんが思う脅威になったときは……」

 

「それをハジメが出来るって証拠はあるのかい?」

「ありませんね。ただ僕の言葉を信じてもらうしかありません」

 

 

にらみ合い二人。

それこそこの部屋が氷点下まで落ちて凍りつくほど雰囲気が悪い。

そんな中、クザンがはぁーとため息をついて

 

 

「……あぁーもうー!!俺の負けだ」

「あれ、勝ち負けあったんですね」

 

「茶化すな。ったく、元々捕らえるつもりはなかったし脅しぐらいだったのによ……

……まさか、ハジメの力をさらに思い知ることになるなんてな……あぁ、面倒くせえ………」

 

 

頭をガシガシとかきながらロビンに近づき手を伸ばす。

今度はその手を僕は止めることはせず見守ってみると

 

 

「ハジメについていけば、間違わねぇだろう……

……ただ、ここには来るな……」

「嫌です」

 

「嫌じゃねえ!!!

お前は自分がどんな立場か分かってるのか!!!?」

「立場よりお兄ちゃんです!!!!」

 

 

 

 

「ハジメッ!!!ニコ・ロビンに何を吹き込んだらこんな風になるんだああああああああああああぁぁぁぁぁ」

 

 

 

 

 

いや、それ、僕が一番知りたいです。本当に。

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