好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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決闘

「ゲギャギャギャギャギャギャギャギャッ!!

なかなか上手いなこの弁当は!量は少ねぇがな!!」

 

「当たり前だッ!!不味いと言ったらブッ飛ばすぞ!」

 

「や、止めろルフィッ!!ほら!この肉もうまいんだからいいだろうッ!!」

 

「むっ!確かにそうだぁ!悪かったな巨人のオッサンッ!!」

 

「おい!!言い方ッ!!!」

 

「じゃ、ドリーのオッサンだ!」

 

()()()()()()()()ってんだよボケッ!!」

 

「クエエェッ!!!」

 

「呼び方なんぞなんでもいいッ!!!今日はいい日だからなッ!!!」

 

 

「……私、ウソップさんは普通だと思っていたんですけど……」

「普通ですよ……ハジメさん達に比べたらですけど……」

 

 

さっき倒した恐竜の肉をルフィ達に、ルフィ達の弁当をドリーにと交換して食べながら交流を深めていた。

ルフィならまだ分かるがウソップまでもこんなにドリーと意気投合するなんてと幼なじみのカヤもちょっとビックリ。

 

その隣のカルーは身震いしている。怖いのだろうが男なのだろう。恐怖に負けないようにと頑張っている。

 

そんな様子を少し離れた所からカヤとビビが海賊弁当を食べながら観察している感じである。

 

 

「110年ッ!!!??そんなにもここにいるのかッ!!!」

 

 

驚いたルフィの声に何事かとカヤ達もルフィ達の元へ向かう。

 

 

「そうだ。俺ともう一人ブロギーと決闘をな。

かれこれ110年経つだろうな……」

 

「そ、そんなに……

……一体何が原因で決闘なんて……」

 

「忘れた」

 

「えっ、ええっ!!!?

内容を忘れたのに決闘なんて……バカげてるッ!!!!」

 

「お前らには分かるまい。

これはエルバフの掟。エルバフの神の加護を信じ、互いの誇りを懸けて一切の手加減をせずに決着がつくまで戦う。それが"エルバフの誇り"だッ!!!」

 

 

決闘。手加減なしの、すなわち殺しあい。

どちらかが死ぬまで、そんな狂気を110年も……

そんなことに意味があるのかと理解できないビビ。

カヤはその話に唖然とし、男共は夢中で聞いている。

 

 

「あそこを見ろ。あの火山が噴火が決闘の合図だ」

 

「誇りがなんだと言うんですかッ!!

そんな無意味な決闘なんてッ!!」

 

「ビビッ!!!!」

「ッ!!!??」

 

 

ルフィが大声でそれを静止させた。

ビビの言葉はドリーのいう"エルバフの誇り"を汚しかねないもの。

それを本能で感じたのか、ドリーはビビの方を睨みつけ、それでも()()()()()()()()()()のだった。

 

自分のやらかしたことに気づき冷や汗が止まらないビビ。

寄り添うカヤも「大丈夫?」と心配をする。

 

 

「悪かったな。悪気はねえんだ」

「理解されたいとも思わんが、気をつけることだな」

 

「………ごめんなさい……」

「ゲギャギャギャギャッ!!!!もういい!

それより今を楽しもう!!それが一番だぁッ!!!」

 

「「おおおおッ!!!」」

「クエェッ!!!!」

 

「………心まで大きいのね……」

「……そうですね……」

 

 

少しだがドリーの言っていた"誇り"がどれだけ大切で、どれだけいい人たちなのか分かった気がしたと感じながら一緒に笑いながら一時の楽しさを味わうことにしたビビだった。

 

 

…………………………

 

 

「へぇ。エルバフの男は"気高い"のね」

「おおっ!女のくせに分かってるじゃねえか!!」

 

「これでも元海軍なのよ。男が多い世界にいればね」

「肝っ玉据わってるわけだなッ!!」

 

「……時々、ベルメールさんが本当に遠くに感じるわ……」

「……言っておくけど、それ、私もナミに感じてるからね……」

「……とりあえず、私の後ろから離れませんか?」

 

 

飲み相手が欲しかったブロギーは自分にそんなに驚かないベルメールと恐竜の肉とこの島での決闘を肴に飲んでいた。

一方ナミとノジコは未だに怖がっているのか、くいなの後ろから全く離れる様子がない。

 

そんな中、この島の中心にある火山が噴火をした。

それはさっき言っていた決闘の合図。

 

 

「さて、続きはアイツに勝って祝勝会にするか」

「私も見に行ってもいいかしら?」

 

「おお!来い来い!」

 

「ベ、ベルメールさんッ!?」

「ちょっと私達はッ!!?」

 

「くいなとここで待ってなさい。

こんな戦い、滅多に見られないんだから!」

 

 

そんな事を言ってベルメールはブロギーの肩に乗り決闘へ。

あんなアクティブなベルメールを見て

 

 

「………なんか生き生きしてるわねベルメールさん……」

「……私達を育てる前はヤンチャって聞いていたけど……」

 

「とにかく離れてくださいよ……」

 

 

…………………………

 

 

「おおっ、ブロギー。今日こそ俺が勝つぞ!!」

「いや、俺だ!それに今日は客が見に来ているからな!」

 

「おっ。お前にも!!」

「お前もいるのか!!」

 

 

それぞれ肩に乗せているのは同じ仲間。

ブロギーの肩に乗っているのはベルメールであり、ドリーの肩に乗っているのは

 

 

「あら。ウソップ君に、ビビちゃん??珍しい組み合わせね」

「私は、この決闘がどういうものか気になって……」

「俺もだ。というかオイ。船の見張りはどうなってるんだよ!!?」

 

「大丈夫よ。捕虜を脅して任せてるわ。

少しでも傷つけたら……ねぇ?って感じで」

 

「…………やっぱり、あの二人の親だな…………」

「ハジメさん達ががいるから、船は大丈夫と思うけど……」

 

 

それでも捕まえた二人を脅して船を任せるなんて……

ネジが飛んでいる。と言いたいところだがよく考えなくともこの船にはそう言うやつらしかいない。

 

心から俺達、私達はマトモでいようとアイコンタクトで理解しあった二人だった。

 

しかし周りからしたらもすでにウソップはその"マトモではない"に両足が浸かっている状態である。

 

 

「お互い観客がいるのだ。無様なものは見せられんな」

「あぁ。そして今日こそ勝つッ!!」

 

 

お互いに武器を強く握りしめ一歩と足を前へ。

もういつ戦いが始まってもおかしくない中、

 

 

「……やっぱり、分からないわ……」

「ビビちゃん?」

 

 

肩から下ろされた三人はまとまって観戦することにしたのだが、目の前で始まる決闘にやはり納得のいかないビビ。

 

 

「これに…一体なんの意味があるの……??」

「おい!ビビ!!お前なッ!!」

 

「ビビちゃん。よく覚えておいて。

男にはね、時に、意味のないことをする時があるわ。

本当に意味のないことをすることの方が多いけど、それでもそこに何かあるとするなら……」

 

 

 

「それは"誇り"よ」

「………誇り………」

 

 

ベルメールのその言葉にドリーとブロギーはニヤリと笑い、それが決闘の合図かのように武器を振り上げた二人が答えた。

 

 

「そう、誇りだ。理由など……とうに忘れた!!

 

…………………………

 

 

「まいった・・・デっケェ」

「ふふふ。そうですね」

「クエ」

 

 

間近で観戦するとウソップとビビがドリーの肩に乗り向かい、ルフィは残っていた肉を食べながら見ることにした。

カヤもここからでいうことで、カルーは……単純に行きたくなかった。

 

それでもここまで戦いが見え、振動や音がダイナミックに伝わってくる。

 

あまりのことにルフィは肉を食べるのを止めて大の字になった。

 

 

「ルフィさんもなれると思いますよ」

「なりてぇ気持ちはあるけど、なるなら師匠だな!」

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「お、おう。……カヤは師匠が嫌いなのか?」

 

 

真顔で拒否するカヤに直球で聞くルフィ。

まったく隠さないルフィに思わず笑いながら

 

 

「違いますよ。ロビンさんは好きですよ。

ただロビンのような性格は二人もいりません。ルフィさんはルフィさんらしいく大きな人になった方がいいかなーと思ったんですよ」

 

「俺らしくかぁ~」

(……まぁ、仲間としては好きですけど個人でいうなら……ですかね………)

 

 

と、なんか軽くカヤの闇が見えてしまった…ウソップがいないとこんな性格なのかもしれない。

 

 

…………………………

 

 

「一体何をやっていたんだガネ?」

「す、すまねぇ……」

「油断しただけよ……」

 

「油断。よくそれでここまで成り上がったものだ。

これがボス知れたら、消されていたかもしれないガネ」

 

「あ、あぁ。助かった……」

 

 

Mr.5とミス・バレンタインの拘束が解け、いつの間にこの島へ誰かが上陸し二人を助けたのだった。

 

 

「正面からいくから失敗するのだガネ。

作戦を立てて正しく実行すれば成功するのだガネ」

 

「…………くぅ…………」

 

 

頭に"3"のついた男とずっと寝ている女の子。

Mr.5よりも格上であるMr.3とミス・ゴールデンウィーク

 

 

「優れた犯罪者は、優れた頭脳によって目的を遂行するものなのだカネ。私達が、そいつらに教えてやろうじゃないカネ。『犯罪組織』を敵に回す怖ろしさを……」

 

「…………くぅ…………」

 

「いつまで寝てるガネッ!!?」

「……朝?」

 

「仕事に来てるのだガネ!!しっかりしろガネッ!!!」

 

「…………くぅ…………」

「ふざけるなガネッ!!!!」

 

 

怒っているMr.3を無視し寝るミス・ゴールデンウィーク。

このコントのようなことにツッコミをいれるべきか本気で悩んだMr.5とミス・バレンタインだった。

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