好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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Mr.3とミス・ゴールデンウィーク

「全く、さっさと諦めるガネ」

「……冗談ッ!!」

 

「お願いよ、くいなッ!!

早くそいつをぶった切ってッ!!」

 

「ゴホッ!ゴホッ!

ナミ、あまり喋らないほうがいいわ…」

 

「肺に"この粒子"が入ると…先に肺から固まるわね」

 

「イヤァァァァ!!お願いッ!!!」

 

 

それは突然のことだった。

本日の二度目の噴火がありブロギーは武器を手に決闘の場所へ向かう。しかしいつまで経ってもこないドリー。

おかしいと感じたブロギーはドリーの元へ向かおうとしたのだがそこで襲撃にあったのだった。

 

突然足の動きを封じられ身動きが取れなくなったドリーの体はそのまま前に倒れこむ。すると今度は胴体さえも動かせなくなったのだ。

 

何が起きたのかと周りを見ると"白い物体が体を覆っている"のが分かった。

 

そしてそこに現れたのが

 

 

「まったく、アイツらは何をやっているのだガネ」

「さぁ?」

 

 

この島に上陸しMr.5とミス・バレンタインの拘束を解いたMr.3とミス・ゴールデンウィークだった。

 

 

「なんだ貴様らはッ!!」

「自己紹介はしないガネ。これから死ぬものにしても意味が」

「ミス・ゴールデンウィーク」

 

「なんで言っちゃうのガネッ!!!??」

「こっちはMr.3」

 

「私までバラすなガネッ!!!!!」

 

 

なんとも緊張のない二人にペースを崩されそうになるが、それでも聞きたいことがある。

 

 

「貴様ら…ドリーに何かしたのか!?」

「勘は、いいみたいだガネ。どのみち死ぬやつにお…」

「お酒に爆弾しかけたの。ここにいる麦わら一味を嵌めるために」

 

 

「だからなんでそんなに簡単にバラすなガネッッ!!!!!」

 

 

ペアのわりになんかとても相性の悪い二人。

プロの殺し屋みたいに言おうとすることをすぐにミス・ゴールデンウィークが話してしまう。それもまったく悪気もなく、単なるド天然によるもの。

 

 

「まぁ、いいガネ。どのみち向こうの巨人が来ないということは"そういうこと"なのだろうガネ」

 

「き、貴様ッ!!!??」

 

「私的には重症の負った状態で貴様にトドメを指してもらう予定だったのだガネ。勝利して喜んでいるところに真実を話して絶望してもらう。というのが面白かったのだが仕方ないガネ」

 

「悪趣味、最低」

 

「お前は一体どの立場から言っているのだガネ!!!??」

 

 

本当にペアなのか疑うぐらいに仲の悪い二人。

しかしそんなこといまのブロギーには関係ない。

怒り、"友"の無念を晴らそうとその白い物体を力ずくで

 

 

「流石巨人。"鉄の強度を持ったロウ"が破壊させそうだガネ」

 

 

そんなこと言いながらも全然余裕の表情。

何故ならMr.3は手からロウを出してそれを剣の形に変えたあと

 

 

「だから……大人しくしてろだガネッ!!!」

「グガアァッ!!!!!」

 

 

片手にその剣を突き刺したのだ。

そしてすぐさまもう片手、そして両足と動きを止めるために。

 

 

「さて、準備も出来たところでメインを出そうかガネ」

 

 

今度は両手でロウを出して大きな大きな物を生み出していく。

それはまるでケーキの形。しかしそれはあまりにも不気味で、そして上段には蝋燭が突き刺さったパンプキンの顔をしたケーキが。

 

その上段の下、中段には()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「ここから出しなさいよッ!!!」

「なんなのこれ……」

「よくもブロギーさんを……」

 

 

捕まっていたのはナミ・ノジコ・ベルメールの親子。

足元をロウで固められて身動きが取れないのだ。

 

 

「確かもう一人女剣士がいたはずだガネ。何処にいったガネ??」

「言うわけないでしょう!」

 

「それもそうだガネ。なら()()()()()()()()

 

 

そういうと大きなケーキの上段にある蝋燭に火が灯りそして回転を始めたのだ。

 

 

「これは特大キャンドルサービスセットだガネ。

よく自分の周りを見てみるだガネ」

 

「……これって…霧……」

「……違う……もしかして、ロウ?」

「……ッ!!?あなた、まさかッ!!!??」

 

「頭の回転がいいみたいだガネ!!

そうその霧状のロウはゆっくりとお前らの体についてきいやがて全身をロウで包み込む。つまり"ロウ人形"の完成だガネッ!!!」

 

 

なんとも悪趣味な攻撃。

しかし確実に、相手を殺すことが出来る。

そしてじわじわと追い詰めるという拷問のような攻撃。

 

 

「というわけだガネ。さっさと吐くことだガネ!!」

「……見つけて、どうするつもりよ?」

 

「もちろんお前たちと同じロウ人形にして私の"コレクション"にしてやるガネ」

 

「悪趣味。糞。死んだ方がいい」

 

「だからお前はどっちの味方なんだガネ!!!??」

 

 

とにかくつっかかるミス・ゴールデンウィークなら話が分かるかと思いナミは交渉相手を変更し

 

 

「ねえ貴女!!」

「なに?」

 

「あんなやつよりも私達と…」

「なにか、勘違いしているようだけど」

 

 

しっかりとした目でナミ達の方を向いて

 

 

「私はBWの人間。そして貴女達はターゲット。

この関係性は変わらないわ。この人が生理的に無理でも仕事だからやるだけ」

 

「さらっと悪口を入れないと喋れないのかガネッ!!」

 

「うるさい。黙れ」

 

「いつか思い知らせてやるガネ……」

 

 

Mr.3としてはミス・ゴールデンウィークは最高のパートナー。

しかしこの難すぎる性格は今すぐにでもパートナー解消したくなるのもまた事実。

罵倒されてもパートナー解消されないためには我慢するしかない。

もしかしてミス・ゴールデンウィークを抱き込めると思ったが無理だと思い知ったナミ達だが

 

 

「……まぁ、()()()()()()()()その話ではないけど」

「えっ?」

「な、何を言っているのだガネ!!!??」

 

「こっちは給料もいいし、自由だし、罵倒してもミスしてもこの人を殺そうとしても怒られないし」

 

「怒るわッッ!!!!!」

 

「という感じで、私が貴女達を助けるメリットがないわ。

それにそんなに喋ると死期が早くなるわよ」

 

「くっ!!」

 

 

もしかしたらこうして会話をさせて少しでも肺にロウを…

と、危機感を覚えていたところで森のほうから

 

 

「"三十六…煩悩(ポンド)(ほう)"ッッ!!!!!」

 

 

飛ぶ斬撃がMr.3に向かっていくがとっさにロウによる壁を作りガードした。

 

 

「いきなり背後から攻撃なんて卑怯だと思わないのかガネ?」

「仲間をロウ人形にするって人には言われたくないですね」

 

「「くいなッ!!!」」

 

「遅くなりました。向こうはもう片付いてました。

ただルフィさんとウソップさんが…行方不明です」

 

「もしかしてやら」

「迷子ですッ!!」

 

「考えなしに突っ走ったわね……」

 

 

頭を抱えるベルメール。

しかしこの状況を変える人物が現れた。

それだけでナミもノジコも歓喜した。

 

 

「ブロギーさん。ドリーさんは負傷してますが大丈夫ですよ」

「ほ、本当か……」

 

「はい。ですから待っててください。すぐに終わらせます」

「すまん!」

 

 

伝えたいことを伝え終わったくいなは改めてMr.3と向き合う。

 

 

「攻撃、しなくて良かったんですか?」

「構わないガネ。相手は"剣士"なら問題ないガネ」

 

「よっぽどその能力に自信があるんですね」

「当たり前だガネ。このロウは鉄の強度なのだ。剣士ごときが勝てるとでも??」

 

「私が、負けるとでも??」

「納得いかないなら、かかってくるガネ」

 

 

その挑発に乗ったくいなは一気に間合いを詰めた。

そのままMr.3の胴体を切ろうとしたのだが"弾かれた"のだった。

さっきまではなかった"胴体を守るロウ"によって。

 

 

「なるほど。つまり私が鉄を切らないと勝てないと」

「無理なことは止めることだガネ」

 

「冗談ッ!!」

 

 

あらゆる角度から斬りかかるくいなだが、悉くその攻撃はロウによって弾かれた。

それでも諦めずに何度も何度も斬りかかるくいな。

 

 

「全く、さっさと諦めるガネ」

「……冗談ッ!!」

 

「お願いよ、くいなッ!!

早くそいつをぶった切ってッ!!」

 

「ゴホッ!ゴホッ!

ナミ、あまり喋らないほうがいいわ…」

 

「肺に"この粒子"が入ると…先に肺から固まるわね」

 

「イヤァァァァ!!お願いッ!!!」

 

 

そして刻一刻とナミ達は霧状のロウにより体を硬直させられている。くいなの攻撃が通るのが先か、ロウ人形になるのが先か……

 

そんな矢先、くいな攻撃がロウの壁を突破しそうになった。

僅かだが刀の刃がMr.3の体に触れて斬ったのだ。

咄嗟に距離を置いたMr.3はその切れた箇所を見ると

 

 

「まさかッ!!」

 

 

そう、同じ箇所を何度も何度も斬りかかっていたのだ。

それも全身に複数同じものが見られた。

ランダムに無意味な攻撃と思わせて、確実に同じ所を斬りかかるようにしていたのだ。

 

しかしその攻撃は浅く大したダメージもなく気づかれた。

 

すぐさまロウを塗り直したMr.3

 

 

「上手くいくと、思ったのに…」

「残念だったガネ。やはり無駄な努力だったガネ」

 

「……そうでも、ないけどね」

 

 

何のことか分からないことをいうくいなに疑問を持った。

その僅かな隙がこの勝負を、決めた。

 

 

「ゴムゴムの……"回転弾(ライフル)ッッ"!!!!!」

「ゴボガッッ!!!!!」

 

 

森の中から放たれたその腕は回転も加わり、Mr.3のロウをあっという間に貫通してその体ごと吹き飛ばした。

 

 

「どいつだッ!!!ドリーのオッサンにあんなことをしたやつはッッ!!!!!」

 

「そうだ!出てこいッ!!!」

 

 

森から抜け出したルフィとウソップ。

気合の入ったルフィだがウソップはそのルフィの後ろで隠れながら叫んでいた。やっぱりまだ怖がりは抜けないようである。

 

 

「さっきルフィさんが吹き飛ばしましたよ」

「なにぃー!!!もう一回ぶっ飛ばしてくるッ!!!!」

 

「ちょっとルフィッ!!!これどうにかしていきなさいよッ!!!」

「ウソップ、任せたッ!!」

「おう!行ってこい!」

 

 

戦闘にならずにすんだから態度が急変してやる気になるウソップ。

ルフィはさっき吹き飛ばしたMr.3を追いかけてまた森に入った。

 

 

「しかしなんだこれ?ケーキなのか?」

「そんなことはいいからさっさと壊してッ!!!」

 

「お、おう!じゃいくぞッ!!!」

 

 

そういってバックから何かを取り出そうとしたが

 

 

「な、なんだッ!!バックが、開かねえ!!?」

「ちょっとウソップッ!!!何してるのよ!」

 

「バックが開かねえんだよ!!ってかなんだこの"絵の具は"ッ!!」

 

「"カラーズトラップ"『開かずの黒』」

 

 

そこにいたのはミス・ゴールデンウィーク。

さっきまで傍観していた彼女だがMr.3がやられても逃げずにこっそりとウソップのバックに細工をした。

 

 

「黒い絵の具に触れたものは絶対に開けなくなるの」

「くそッ!!催眠術の一種か!!?」

 

「ちなみに、こんなことも出来るの。

"カラーズトラップ"『停止の赤』」

 

「う、動けねえ……」

「な、なに、これ……」

 

「ウソップッ!!くいなッ!!!」

 

 

足元に塗られた赤い絵の具はウソップとくいなの体を完全動けなくした。

 

 

「催眠術なんて、そんな小さいものじゃないわ。

"ある力を"混ぜた究極の"カラーズトラップ"よ」

 

「ま、まさか…"能力者"……」

 

「違うわ。能力者なんてなりたくない。

泳げなくなりたくないから」

 

 

このままではまずい。誰もがそう感じた。

ナミ達はもちろん、ウソップとくいなは敵の近くにいるのだ。

いつ攻撃されて殺られることだって………

 

 

「じゃ、私は帰るわ」

 

「…………はっ?ちょっ、ちょっと待てッ!!!

仲間を助けに行かねぇのかよ!」

 

「嫌よ面倒くさい。私、あの人嫌いだから」

 

「ハッキリというなッ!!!」

 

「それにここに来た目的は"別にあるから"あとは勝手にして。

そのマークの一部でも消えたら効果無くなるから頑張ってね」

 

「ちょっ、ちょっと待てッ!!!!!」

 

 

しかし振り返りもせずにミス・ゴールデンウィークは去っていった。

 

 

「ウソップッ!!くいなッ!!!」

 

「分かってるよ!こういうときに使うんじゃねえんだが…仕方ねえ。

必殺ッ!!"嘘泣き"ッ!!!うおおおおおおおぉぉぉッ!!!!!」

 

 

何を始めたんだ?と誰もが思うなかウソップの目から大量の涙が溢れてくる。それはウソップの頬から下へどんどん流れていき、ついには絵の具まで到達してマークの一部を消し去った。

 

 

「よ、よっしゃー!解けたぜッ!!!」

「……うわぁ……あぁやってカヤに泣き落としを……」

 

してねぇよッ!!!!!

言われると思ったから見せたくなかったんだよチキショーッ!!!」

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