好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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Mr.0

「どこいった"3"ッ!!!」

 

 

吹き飛ばしたMr.3を追って森に入ったのはいいが途中から薙ぎ倒された木々が無くなり目印が分からなくなったルフィは宛もなくMr.3を探すことになった。

 

 

「くそッ!!師匠みたいに"周りが分かれば"いいんだけど…」

 

 

前に見せてもらった見聞色の覇気。

しかしルフィの見聞色は周りの物を見渡すことに関してはあまり才能がなかった。

 

あくまでもいま使える見聞色の覇気は"相手からの殺気の先読み"である。身を隠しているMr.3の殺気は僅かなもの。それを見つけ出すのは至難の技である。

 

そして探し続けているとなんとも異様な光景が広がっていた。

 

 

「な、なんだこりゃ?」

 

 

そこにあったのは沢山のMr.3。

どれも本物のように佇んでおり、見分けが付かない。

 

 

『相手が悪かったガネ麦わら。

この中に私がいる。見つけられずに背後を見せたら終わりだガネ』

 

 

どこから聞こえてくるMr.3の声。

しかし声が反響して何処にいるのか分からない。

 

 

『さぁ、どこに私がいるか…分かるかガネ?』

『分かりたくもない。気持ち悪い』

 

『お前はさっきからなんだガネ!!

文句ばかりいって私に何の恨みがあるのだガネ!!!??』

 

『存在』

『ふざけるなガネッ!!!!!』

 

 

どうやら近くにもう一人いるようだ。

しかしMr.3が言ったように何処にいるのか分からない。

見聞色の覇気でも隠れた師匠達を一回も見つけたことがなかった。

 

分かるのは、動作して現れる殺気のみ。

つまりはわざと背後を見せて動きたMr.3を倒せばいいのだが

 

 

「うーーん…………面倒くせえッ!!!」

『はっ?』

 

 

そういってルフィは両手の親指を口に咥えて息を入れた。

するとたちまち両手は大きくなっていきまるで"巨人の手"

そしてルフィは思いっきりジャンプしてその両手を背後に回した。

 

それを見たMr.3は、悟った。

 

 

「ま、待つのだガネッ!!!そんなの食らえば死んで…」

 

 

しかし聞こえる訳がなくそれを迎える。

 

 

「ゴムゴムの"巨人の圧力(ギガント・プレス)"ッッ!!!!!」

 

 

巨人な両手は周り一帯を押し潰した。

木々も草も恐竜も、待ち構えていたMr.3と蝋分身も一緒に。

大きなクレーターには様々なものが土に埋まっており、その中にピクピクと動いているMr.3の姿があった。

 

 

「巨人のオッサン達の怒りだ!!分かったかッ!!!」

 

 

ふんすッ!!と思いっきり息を鼻から吐くルフィ。

よっぽど怒りをぶつけたかったのだろう。ひと暴れして満足したルフィはあることに気づいて周りを見渡してみる。

 

 

「あれ?もう一人いたよな?」

 

 

…………………………

 

 

「冗談。あんなの"化物"じゃない」

 

 

ミス・ゴールデンウィークは森を掻き分けて少しでも遠くへルフィから離れようとしていた。自身の"カラーズトラップ"を使えばきっと簡単だろう。あのタイプは手を加えなくてもすぐに引っかかる。

 

しかしそれは"カラーズトラップ"に引っ掛かればの話。

不意打ちが失敗すれば簡単にヤられるのは目に見えている。

 

それに()()()()()()()()()()()()()()()()

こんなところで終わるわけにはいかない。

 

しかし、それは叶わぬ夢となる。

 

 

「ん。誰だてめぇ?」

(いやああああぁぁぁッ!!)

 

 

まさかのタイミング。

いきなり目の前に麦わらの一味でも戦闘員に位置付けされている"ロロノア・ゾロ"が現れたのだ。

 

いきなり斬りかかってくることはないだろう。

そう信じて言葉を発しようとしたが

 

 

「おい、お前。俺の乗ってある船知ってるか?」

「……ッ!!!!!」(コクコク)

 

「なら案内してくれねえか。どうもアイツら迷子になったみたいでよ。先に船に戻ろうと思ったんだが()()()()になったようでよ」

 

(1000%、あなたが迷子ッ!!!!!)

 

 

と、言いたいがここで斬られないようにグッと我慢してゾロを船があるほうへ案内することにした。

 

 

…………………………

 

 

「はっ!!ついお茶に耽ってしまった!!」

「サンジ。おかわりいいかしら?」

 

「んなこと言ってる場合かッ!!

どれだけ時間が経ったんだ…さっさと戻られねぇと!!」

 

「せっかちね。姉弟水入らずの時間なのに」

 

「しょっちゅう店に顔を出してただろうがッ!!」

「当たり前よ。可愛い弟を見守るのが姉の役目なんだから」

 

 

舌打ちをしてティーセットを片付け始めるサンジ。

突然にジャングルに現れた"白く四角い家"

その中はとても快適であり、ティーセットの入った鞄もあったためいつの間にここでティータイムを過ごしていた二人。

 

そんなことをしていると突然何処からか音が聞こえだした。

周りを見渡すとレイジュかでんでん虫を見つけた。

 

どうしようかと悩むサンジだったがすぐさま受話器を手に取り

 

 

「もしもし、こちらクソレストラン。ご予約で?」

『何をふざけている。定期連絡はどうした?』

 

「えぇーと、どちら様で?」

『声を忘れたのか?まぁ、いい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Mr.0だ』

 

 

その言葉に息を飲む二人。

Mr.0、その呼称はビビの国を落とそうとしている黒幕。

七武海の一角、"サー・クロコダイル"である。

 

『それでMr.3。王女ビビと麦わらの一味は抹殺できたのか?』

 

 

その問いかけにサンジは考えて答えた。

 

 

「ああ、任務は完了しましたよ。

全員消し去りましたから、追手は必要ありません」

 

『そうか。"アンラッキーズ"にアラバスタの『永久指針(エターナルポーズ)』を運ばせている。アラバスタへ入って次の指示を待て』

 

 

なんとも嫌な予感がする名前。

するとサンジの予感は的中した。

サンジの視線の先にサングラスをかけたラッコと鳥がジィーとこちらを見つけていたのだ。

 

ヤバいッ!!と咄嗟に回避しようとしたがその二匹は突然口から泡 を吹いて地面に落ちた。

 

どうやらレイジュが毒を二匹に浴びせたようで、レイジュはサンジに向かって"終わったわよ"とウインクで合図をした。

 

油断していたサンジが悪いのだが助けられたことに内心で舌打ちをするサンジ。

 

 

『どうした?返事がないぞ?』

「すみません。恐竜が目の前を通ったもので」

 

『……まぁいい。さっさと戻ってこい』

 

 

そういって一方的に切られたでんでん虫。

しかしこれで相手はこちらが死んだと思い込んだ。

これは大きなアドバンテージになる。

 

 

「お手柄じゃないサンジ」

「うるせぇ。さっさと戻るぞ」

 

 

…………………………

 

 

「サンジッ!!レイジュッ!!!お前ら何してたんだよ!」

「わりぃ、わりぃ。ほら恐竜の肉だ」

 

「よし!許すッ!!」

「簡単すぎるわッ!!お前らがいない間に大変だったんだぞ」

 

 

船に戻ってみるとそこにはルフィとウソップ、ナミ達親子だけしかいなかった。

そこでいままで起きたことを聞いていると

 

 

「……なるほど。そいつは悪かった」

「そうね。次は活躍するわ。

それでその巨人二人は?」

 

「二人ともカヤが診察して安静すれば大丈夫だって。

向こうはくいなが見張ってるわ。ったく、あとあのバカだけね……」

 

「本気で首輪つけましょうか」

 

「それでも迷子になりそうだけど……」

 

 

そんな話をしていると見覚えのある剣士が

 

 

「やっと戻ってきたのかお前ら」

「「「「「お前が言うなッ!!!」」」」」

 

「自覚なし、もう病気ね…」

「…カヤも匙を投げ出す病気だわね……」

 

 

その一言でナミとノジコから拳骨をもらったゾロ。

本当になんで悪いのか分からないようで文句を言っていると、ゾロが歩いてきた道の後方から、木の影からこちらを覗きこむ女の子がいた。

 

 

「ちょっとゾロ。なんであの子がいるのよ?」

「なんだ知り合いか?ここまで道案内してもらったんだよ。

ここまで来たらいきなりあそこで見てるって」

 

「あんたね……あの子は敵よ、敵!!」

「…ほう。なら…斬っていいんだな?」

「止めてッ!!出てくるから止めて!!!!」

 

 

ここまで送ったのに恩義も無しに斬ろうとするゾロの異常さにたまらず出てきたミス・ゴールデンウィーク。

そのまま正座をして

 

 

「ごめんなさい。許してください」

「あのね。そんな簡単に許すわけ…」

 

「いいぞ」

 

「あんたは黙ってなさいッ!!!」

「ゴブッ!!!」

 

 

ルフィの呑気な解答にナミが思いっきり殴り吹き飛ばした。

それを見たミス・ゴールデンウィークは「絶対にこの人には逆らわないようにしよう……」と心に決めた。

 

 

「さて、まずは出すものを出しなさい」

「海賊か」

「海賊よ」

 

 

ウソップのツッコミも簡単に流すぐらいいまのナミには死活問題なことがある。

 

 

「な、何を……」

「何でもいいからエターナルポースを出しなさいッ!!!

こんなところで無駄に"一年も"待ってられるわけないでしょうがッ!!!」

 

 

そうこの島で、次の島へ向かうためのログポーズが貯まるのには"一年"かかるというのだ。

それを聞いたナミはすぐさま倒したMr.3の身体検査をした。

しかし何も持っていなかったためミス・ゴールデンウィークを探していたのだ。

 

 

「も、持ってない……」

「はぁ!んな嘘をついても」

 

「ここにはリトルガーデンの行きしか貰ってないの。

ボスに任務完了の報告してからじゃないと……」

 

「う、嘘でしょう……」

「お、落ち着いてナミ……」

「大丈夫よ。向こうもまだ私達を狙っているはずだから……」

 

「その心配はないわ」

 

 

その言葉に誰もがレイジュを見た。

どういうことかと思っていると手には

 

 

「はい。アラバスタのエターナルポースよ。

サンジが機転を効かして私達が死んだことにしておいたわ。これならいくつか有利になるでしょう」

 

「レ、レイジュ!!!大好きよッ!!!!!」

 

 

思わずナミはレイジュに抱きついた。

ノジコもベルメールも安堵した表情をしているなか

 

 

「ねえ、二人とも。俺に抱きついても…」

「「持ってるならさっさと言いなさいよ!!」」

 

「え、えぇッ!!?なんで俺だけッ!!!」

 

 

レイジュには感謝しているのにお手柄だったサンジには変わりの拳骨をもらった。さっさと言わなかったサンジが悪いが少しは誉めてもらいたかったのだろう。

するとサンジの肩が叩かれたので振り向いてみるとルフィとウソップが親指を立てて

 

 

「ナイスサンジ!!」

「よくやったよサンジ!!」

 

「野郎からの慰めはもっといらねえよッ!!!

………レイジュが来てから俺につく女の子がグッと減ってきたんだよな……くそ、モテてぇ……」

 

「そんなこと言ってるからよサンジ」

「元凶がなにいったやがるッ!!!クソッ!!!」

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