好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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リトルガーデンの宴

「宴だああぁッ!!!」

「ちょっとルフィ。あまり時間がないんだから、一時間ぐらいにしておきなさいよ」

 

「「「「ええぇ~ッ!!!!!」」」」

 

「うっさいわよ男子共ッ!!!」

「まぁまぁ、少しぐらいなら大丈夫だと思いますから…」

 

(……最近、ナミちゃんイキイキしますね……)

(元々こんな感じだったのよ)

(母親として嬉しいわ…)

(このまま"あのことも"……)

(そう簡単じゃ、ないと思うけど……)

 

 

巨人二人の治療も終わり、目的のアラバスタへのエターナルポースも手にはいった。ここでルフィが宴を開こうと船から更にお酒を持ってきたので男共はみんなやる気になっていた。

 

ナミはそれを止めろとは言わなかったが時間短縮しようとして反感を食らったので怒ったのだが、カルーの怪我の様子を見ていた当事者のビビが言いといったのでさっさと準備を始めた。

 

 

「本当に良かったのビビ?」

「ええ。カルーも少しここで安静にしておきたいから」

「クエ……」

 

「なら、ノジコ!ベルメールさん!!着替えてッ!!!」

「「なんでよッ!!!」」

 

「ジャングルって言ったらコレよッ!!!」

 

「ちょっ、ちょっとッ!!!」

「む、無理ッ!!無理よッ!!!」

「大丈夫よ!!私も着るから行きましょうッ!!!

先に始めてていいからねー!」

 

 

そういってナミは二人を連れてサンジが見つけたロウのハウスに着替えに向かった。

 

 

「………もしかして、ナミさんが一番楽しんでる?」

「間違いないな」

「可愛いもん好きだもんな」

「あとファッションショーな」

 

 

宴=ファッションショーという感じで今のところ身内を使って楽しんでいる。正直くいなとカヤはハラハラしている。レイジュはなんとなく巻き込まれないだろうと感じているが自分達はあり得ると考えているのだ。

 

 

「おい、麦わら」

「なんだ?」

 

「今回は世話になったな」

「いいよ。元は俺達を狙ってたんだ。悪かったな」

 

「いや、我々も油断していた。

それを今回改めて思い知った。小さくとも強いやつはいる。

当たり前なことだったがこう長く二人だけだと忘れてな」

 

 

ドリーとブロギーが改めてルフィ達にお礼をいう。

そんなこと気にしていないルフィは「よし!飲もうッ!!」と二人に酒を配る。

 

 

「ちょっ、ちょっとルフィさんッ!!

ドリーさんにはお酒はダメですよ!重度の火傷をッ!!」

 

「ダメなのか?」

「問題ない」

「あるに決まってますッ!!!」

 

 

カヤに怒られてせっかくのお酒を取り上げられたドリーは少しガッカリしていた。変わりに渡されたのはただの水。

 

 

「せめて味がするやつを」

「ダメですッ!!せめて一週間はダメですからね!!!!」

 

「お、おいッ!!!」

 

いいですね。

医者に逆らうなんて真似、しようものならどうなるか……巨人であるドリーさんにも分かるように……してもいいんですよ?」

 

 

凄みのある賑やかな笑顔でそんな事をいうカヤ。

でも、思いっきり目は笑ってない。むしろ殺気が…

それには巨人であるドリーも一歩引いてしまいそうになるぐらい……

 

 

「に、人間の女は……怖いんだな……」

「こういう時のカヤには逆らわないのが鉄則なんですよ師匠」

 

「そ、そうか…分かった、言うとおりにする」

「はい。お酒は置いていきますので治ってから飲んでくださいね」

 

 

それでも完全にお酒を絶つわけではない。

その優しさに「感謝する」と頭を下げるドリー。

お酒も行き渡ったところで

 

 

「それじゃー乾杯ッ!!!」

『乾杯ッ!!!!!』

 

 

…………………………

 

 

「どう??やっぱりジャングルといったらコレでしょう!」

「うひょーーーうッ!!!最高ですナミさんッ!!!!!」

 

「いいぞ!いいぞ!なかなか人間の女は話が分かるな!」

「だな!まさか"踊り子"を出してくれるとは!」

 

「……う、うぅ……////」

「これ、は…恥ずかしいわ……////」

「恥ずかしいところなんてないわよ!とても可愛いわッ!!!!!」

 

 

ナミ達が来てきたのは迷彩色でまるでビキニを着てるんじゃないかと思うぐらいの布の小さい服だった。

いわば女版ターザンみたいなものだった。

これを巨人二人は踊り子と勘違いしているが訂正せず

 

 

「いっておくけど、踊らせるなら一人五万ベリーよ」

「金取るのかよッ!!!」

 

「当たり前よ。タダなのは私がこうして見たい時だけよ。

これ以上要求するならお金よ。お金」

 

「しっかりしてんな~」

 

「ナミ、それはちょっと……」

「ええ。………十万ベリーよ」

 

「親子揃って鬼かッ!!!??」

 

 

ガヤガヤと宴も盛り上がったころ、今までの中でも一番の驚愕の出来事を目撃することになった。

 

 

「おいおいルフィ。そんなに食いもん集めなくても誰も取らねぇよ」

 

 

ルフィは自分が食べている分とは別に食いもんをどんどん集めていく。そして大体()()()集まったところで

 

 

「ウソップ。これを包むやつ持ってねえか?」

「なんだよ。船に持って帰るのか?サンジに頼めば食えるのによ」

 

「でもルフィさんが食べ物を残して後で食べるなんて珍しいですね」

 

「こちらとしたら節約出来るから助かるが、別にそんな風に残さなくてもいいだぜ」

 

 

誰もがルフィの行動に驚きながらも「無理しなくていい」と優しい言葉をかける。しかしルフィは首を横に傾け、なに言ってるんだ?という表情で……言ったのだ。

 

 

「これ()()()()()()()()()()()()()

宴してんだからな、飯ぐらい持っていかねえと」

 

 

その言葉が皆の耳に入った瞬間、持っていたグラスや食器類、食べ物を落としてしまった。

ドリーとブロギーはどうしたのか?と分からずにいた。

 

ワナワナと震えるウソップはルフィを指差し

 

 

「に、……偽物だああああぁぁぁッ!!!!!」

「ど、どこからルフィそっくりがッ!!!??」

「くそが!全然気づかなかった!!!」

「あのルフィさんがそんなことをするわけがッ!!!」

 

 

誰もが混乱するなか存在を否定されたルフィは

 

 

「失礼だなお前ら。俺はルフィだぞ」

「なら証拠を見せなさいよ!」

「そ、そうよ!ルフィ君だけしか知らないことを!!」

「あの大食らいのルフィ君がそんな人に食べ物をッ!!!」

 

「本当に失礼だなお前ら」

 

 

と、言っても誰も信じないようなのでここで一つ。

 

 

「言っておくけどな、ハジメがよく「食べ物を粗末にするやつは死刑。食べ物を分け与える行為は()()()()」だっていっていたんだぞ。それに師匠が大変な時に全く誰も相手しないと………………………………殺される」

 

 

一時の間が空いたあと突然に全員が

 

 

「片付けろッ!!!」

「今すぐ片付けるのよッ!!!」

 

「お、おい!せっかく宴を…」

「んなこと言ってる場合じゃねえんだよドリー師匠ッ!!!」

 

「こんな所を見られたら私達……死んじゃうかもしれないのッ!!!!!」

 

「…いや、ただの宴だろう……」

「甘いだよお前らッ!!!あの()()()()を知らねえから言えるんだよッ!!!!!」

 

「あんたも呑気に飲んでるんじゃないわよッ!!!」

「俺まで巻き込むなッ!!!」

「ゾロ!!!いいから片付けるの手伝ってよッ!!!」

 

「レイジュ!!!ルフィと先に言って説明しておいてくれッ!!!!!」

「いいわよ。行きましょうか船長さん」

「おうッ!!!」

 

 

この時ドリーとブロギーは思った。

これだけ騒いでいたというのにたった二人の名前を出しただけでこの慌てよう。一体どんな、人物かと……

 

 

…………………………

 

 

コンコン!!

 

格納庫の扉をノックするルフィ。

いつもならガバッ!!と扉を開くがそんなことはしない。

この向こうには師匠(ロビン)とハジメがいるのだ。

 

昔なら、最低限のマナーを叩き込まれたルフィ。

それは普段上手く出来ていないが"ある条件"が重なれば発揮するのだ。

 

それがこの二人。

嫌というほど"地獄"を見せられたのだ。主にロビンに。

ロビンのいうことは絶対的。逆らえば"死"

ロビンが不機嫌になることをしたら"半殺し・地獄・死"の三択

 

これを幼い頃から教育されたのだ。

こうして食料を持ってきたのも習慣というか恐怖というか…己の身を守るために本能的にやっているとしかいいようがない。

 

ノックしてもしばらく反応がなかったが

 

 

「………どうしたルフィ」

「ハジメと師匠に食料だッ!!!」

 

「………………ルフィ。宴、してたでしょ?」

「ッッ!!!??………し、知らねえ……」

 

 

ズバリと言われつい嘘をついたルフィ。

隣にいるレイジュに視線を向けるとニコッと笑ったので

 

 

「ルフィ。嘘をついたら…」

「すみませんでしたッ!!!!!」

 

 

もの凄い勢いで土下座をするルフィ。

……………これが未来の海賊王か………と、ハジメも思ったがこんな風にしたのも自分だなーと少しだけ後悔して

 

 

「まぁ、何かあっての宴だろうし、こうして食べ物を持ってきたから今回は許してあげるよ」

 

「ふぅ……師匠はどうなんだ?」

 

「落ち着いてはいるけどね。アラバスタまではでない方がいいだろう」

 

「それについて報告があるの」

 

 

そこでこの島で起きた出来事を話したレイジュ。

途中でルフィも説明も加わり詳しい詳細を聞いたハジメは

 

 

「……なるほどね。それでこのままアラバスタに向かうのか?」

「………分からねえ。でも、違う気が……する……」

「根拠は?」

「ねえ」

 

 

直感なんだろう。

やっぱり"あの島"へ向かうことは決まりなのだろう。

まぁ、反対しても無理やり向かわせるつもりだったが。

あそこには新たな仲間がいるのだから。

 

 

「分かった。

みんな集まったらまた呼んで。今後の話をしようか」

 

「おうッ!」

 

 

そういって走っていったルフィ。

残されたレイジュはハジメをジィーと見て

 

 

「何を企んでいるのあなた?」

「やっぱり分かるんだねレイジュには」

 

「ふふふ。きっとベルメールもね。

それでも船長さんや皆と足並みを揃えてるわよ」

 

「それは助かるよ。

二人には後でお礼しないとな」

 

「楽しみにしてるわ。

それで本当にロビンは"大丈夫なのよね"??」

 

 

その大丈夫はどういう意味なのか?

レイジュは昔からこういう駆け引きや勘の良さはずば抜けていた。ハッキリなことは分からなくてもおおよそのことは何となく感じているのだろう。

 

 

「あぁ。"大丈夫だよ"」

「そう。ならいいわ」

 

 

そういってレイジュもこの場を去ったあと扉を閉じたハジメ。

部屋の中にはにこやかなロビンが

 

 

「やっぱりレイジュには分かってるみたいね」

「何となく、だろうけど。演技はバレバレみたいだね」

 

「構わないわ。それだけの演技しかしてないもの」

「アハハ……さて、さっき聞いていた通りだけど…」

 

「ここからなら"あの島"が近いのよね。

それに()()()()()()()()()()よね」

 

()()()()危ないだろうな……全く、いざとなったら助けるけど……」

 

 

そういって小瓶の中には小さな小さな"生き物"が動いている。

これがあの島へ、向かわせることになる起点。

わざわざ危険な目に合わせなくてもとは思ったが

 

 

「本当に優しいわよねお兄ちゃんは。

私達がいなくても"出来る"って自信をつけさせるためにしてるんだから」

 

「頼りすぎないようしておかないといざとなったら大変な目に合うのはあの子らだからね」

 

 

そんな事をいいながらハジメはでんでん虫を手に取り

 

 

「さて、もう一手二手打っておこうかな」

 

 

受話器を手に取り連絡をした先は

 

 

「もしもし、生きてる?」

『ハジメエエエエエエエェェェェッッ!!!!!何処にいるんだてめぇはッッ!!!』

 

「うるさいな。ヒント残したでしょ?」

『そういう問題じゃねえ!!!なんだあの倒された人の山はッ!!!??』

 

「えっ。バロックワークスの社員さん達だけど?」

『お前は一体何と戦うつもりだボケッ!!!!!』

 

 

連絡をした先はヘルメッポ。

双子岬に進んだ航路を残しておいたからきっと"後片付け"して、その最中に()()()()()()()()()()分かっただろうなーと思って連絡を取ったらビンゴだった。

 

 

「それよりも」

『置くなッ!!!』

 

「先にアラバスタに……」

『核心につく話をするなッ!!!行かねえぞッ!!!絶対的行かねえぞ俺はッ!!!!!』

 

 

こういう時の勘は誰よりもいいんだよな。

仕方ないと受話器をロビンに渡して

 

 

「行きなさい。"殺すわよ"」

『分かったよチキショーッ!!!!!』

 

 

流石ロビンの鶴の一声。

受話器を叩きつける音がしたのでヘルメッポが強制的に連絡を切ったようだ。

 

 

「あとは……」

 

 

次に連絡を繋いだのは

 

 

「仕事しろグザン」

『てめぇは何処かで俺を見張ってるのかハジメ』

 

「見張ってなくてもしてないでしょうが」

『………してる』

 

「マジで真面目にしやがれ。モーガンさんに負担を回すな」

『主にお前が負担かけてるだろうがッ!!!

………で、なんのようだ?なにを仕出かす気だ??』

 

「七武海の一角であるサー・クロコダイルを徹底的に落としますけど何か?」

 

『………………………………………はぁ~…………………』

 

 

なんか凄く長い間とため息ついたクザン。

まぁ、気持ちは分かるよ。すでに海軍でもなにかをやらかすぐらいは理解しているだろうから。

それでもハッキリしないと手を出せないからね。

 

あの国ではいまクロコダイルは英雄だもん。

そんな英雄を海軍が捕まえようとするには証拠がいる。

でもその証拠がないいまは手を出せない。

 

出せないなら同じ"海賊"がどうにかするしかない。

こっちは海軍のようにしがみつく世間体はないからね。

 

 

「分かった。なにすればいい?」

『いいんですか?』

 

『情報だけでもこっちは入ってる。

お前が目をつけたなら、クロコダイルは終わるだろう。

なら後片付けでも情報操作でもやってやるよ』

 

「流石話が早い。

まあある程度はそっちに任せるけど一つだけ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クロコダイルの部下を何人か引き抜くからよろしく」

『ふ、ふざけんなッ!!!んなこと出来るかッ!!!??』

 

「えっ。でもすでに二人は確保してるよ」

『おいおい!!勝手なことをするなッ!!隠蔽するのにどれだけ大変か……』

 

「知るか。やれやグザン」

『落差が激しいなクソッ!!!!!』

 

「大丈夫。こっちの船とロビン(月兎)の船だから」

『ならいいな。こっちには回すなよ。絶対だぞ』

 

「つまり、回せと」

『振りじゃねえよッ!!!!!』

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