好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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━幕間━ 三大将の思惑

「クザン大将、こちらが追加の書類です」

「ちょっ、待ってて。まだ終わってないんだけど……」

 

「なら早く終わらせてください。ちなみにハジメ参謀ならとっくに書類は終わらせてましたよ」

「なんなのハジメって!!?」

 

「貴方の甥っ子ですよね。そして貴方より優秀です。」

「そんなに強調しなくて良くないッ!!?」

 

 

俺はクザン、大将だ。ここ大事な。

誰かに話しかけている訳ではないが、こんな風に自分が溜めているものを言わないとやってられない。

 

前はな、まだのんびり出来たわけよ。

定期的に抜け出してのんびりして仕事をする。これが俺にとってベストだったのに……

 

 

「いえ、言わせてもらいます。

知ってますか?サカズキ大将を吹き飛ばさなければサカズキ大将もボルサリーノ大将もハジメ参謀を引き抜いたいと強く言っていたそうなんですよ」

 

「おいおい、マジかよ……」

 

 

「ですが、あんないきなり大将に喧嘩を売る輩は手元に置きたくないとお二人から取り下げがありましたので結果的にクザン大将の元に置かれる話になっているのです」

 

「おいちょっと、それ俺は知らねぇぞ」

 

 

「それはそうでしょう。

クザン大将を抜いた上層部の話し合い「ハジメ参謀取り扱い会議」があったのですから」

 

「なんだよそれは!!?」

 

 

知らないウチにハジメについての会議だと!!?

 

 

「側に置きたくなくてもその力はスゴいものがありますから。()()()()()()()()()()()()()()、そしてクザン大将よりも断然書類整理がうまい」

 

「………大将って書類整理がうまければなれるものなの?」

 

 

「なので直接関わらずにうまくハジメ参謀に仕事の依頼をするか、うまくクザン大将を真面目人間に変えるようにするか」

 

「おい、それもうハジメ会議ではなく俺なんじゃ……」

 

 

「ですので一番合理的なのはハジメ参謀をクザン大将の元に置いて、クザン大将が真面目に書類整理をしてハジメ参謀がより良く海軍のためになってくれることです」

 

「……全く俺のことは含まれないのね……」

 

 

 

もう一度言っておくけど俺、大将だからな。

なのにハジメが来てから全くその威厳がなくなった気がする……あの二人(赤犬、黄猿)にもハブられるし。

 

一応ハジメは俺の甥っ子にしてるけど、(イコール)俺も関わらないってのはおかしいからな。

 

それでもそれだけされてもハジメはそれ以上の価値はある。

なにせあのニコ・ロビンを手なずけた。いや、信教のようにハジメに依存している。

それは良くも悪くもハジメ一人でロビンを抑えることが出来る。現にいまはハジメと一緒に旅行に出掛けている。

 

さらに話を聞けば進んで歴史を紐解くことはしていないらしい。それは正直信用してないがあの姿を見せられたらそれどころではないだろうな。ハジメを追いかけるためだけに海軍に乗り込むぐらいだ。

 

もちろんそれだけじゃない。

非能力者で赤犬を吹き飛ばす力。

もちろん能力と疑い手錠の掛け方といって海楼石の手錠をかけた。しかしハジメは平然としていた。

 

非能力者でも強いやつはいる。覇気使いがそうだ。

ハジメは覇気を使うのが上手く、やはりシルバーズ・レイリーの影響がデカいのだろう。

 

だから尚更ハジメを海軍から追い出すわけにはいかない。

あんなのが海賊にでもなったら……考えただけでも疲れるよ。

 

 

「何を考えているか知りませんがさっさと書類を終わらせろ」

「お前、マジでふざけんなよ!!!!」

 

 

しかしこの大将を大将とみてないこの雰囲気を作ったハジメについてはマジで怒りを覚える。(完全に八つ当たり)

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

「えっ、いまハジメいないの。そいつは困ったね~」

 

「なにか緊急のご用心が??」

 

 

「いやね、この前の昆布茶が旨かったからもう一度お茶に誘ってもらおうかと思ってたんだけどね~」

 

「……意外です。毛嫌いしていたと思っていたのですが……」

 

「別に元々毛嫌いなんてしてないよ~

ただ警戒はしてるけどね~」

 

 

 

「はぁ……」とあまり納得していない海兵。

まぁ、そう簡単にハジメを受け入れるなんて難しいよね~

むしろそれぐらいがいい。完全に信用するなんて無理な話だ。クザンのように「見知らぬ者(ハジメ)を甥っ子としてまで」海軍にいれるなんてね~全く何を考えてるのやら。

 

 

「そんなことをいうことは君はハジメが嫌いなパターンなのかな?」

 

「………嫌いと言いますか、気に入りません」

 

 

「ほう、それは?」

 

「ハッキリ言えば突然現れた奴に大将と同じぐらいの階級を与えられたことです」

 

 

「本当にハッキリいうね~」

 

「取り繕っても意味はありませんので。

それにそれは私だけではなく大半の海兵がそう思ってます」

 

 

それは知っていた。

いくら赤犬を吹き飛ばそうとも、元帥が参謀という階級を与えようと嫌なものは嫌だろう。

 

 

「ならストライキでも起こすかい?」

 

「ご冗談を。私は、私達は気に入りらないだけです。

これまでの成果を見れば分かります。参謀と呼ばれるだけの確かなものを持っている、それは分かっているつもりですので」

 

 

そう、それだけの実力はある。

赤犬を吹き飛ばすのはまぐれではない。まぐれで飛ばされるなら大将なんて勤まらない。

そしてあの青雉の書類整理を一手に引き受けても本人よりも早く終わらせる。

 

もちろんそれだけで大将と同じ階級を渡されるわけがない。

 

 

「そうだね~

一人で億越えの海賊を捕まえてきたそうだし、一般人からの評価もいい」

 

「その分大将赤犬からは相当な怒りをかっているそうです」

 

 

「だろうね~赤犬とは真反対の行動してるからね~」

 

 

そんな話をしていると電伝虫が鳴り響き受話器を取ると、丁度噂をしていたハジメからの電話だった。

 

 

『もしもし、ボルサリーノさん?』

 

「おぉ、ハジメか。

いけないね~こんな直通回線を使うなんて」

 

 

『すみません。お土産のお茶菓子は何がいいかと思って電話しましたが、こちらで勝手に決め』

「何があるんだい。センゴクさんがお煎餅ばかり渡すからもっと水気のあるものをね~」

 

 

「…………大丈夫なのだろうか海軍は…………」

 

 

 

…………………………

 

 

 

「何を考えとんのじゃお前はッ!!!!」

 

 

部屋の外まで聞こえる怒涛。

大将赤犬は完全にぶちギレていた。

 

 

『ですからお土産は何がいいかと』

「直通回線で何を口走っとるのかといっておるんじゃ!!!!!」

 

『だってお土産の選択間違えたら能力で殺しにかかってるんじゃないですか?なので直接お話したほうがいいかと』

「そんなふざけたことでかけてくるなといっておるんじゃ!!!!!!」

 

『ふざけてません、真面目です』

「おんどれは……消し炭にするぞおおおおぉぉ!!!!」

 

 

すでに自身の机が燃え上がっているのだが怒りのせいで目に見えていない。

 

 

『短気は損ですよ。

ちょっとお土産の好みを言ってくれるだけでいいんですよ。なんでそんなに怒るんですか?クザンさんもボルサリーノさんも親切に教えてくれましたよ』

「あのバカどもはああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

ついに天井も燃えはじめて部屋の外から海兵達が雪崩れ込み消火作業に当たっている。

 

 

『あっ、なんか騒がしくなってきましたね。

また能力で部屋を燃やしてるんですか?駄目ですよ、いくら大将だからといってやりたい放題は。そのうちにセンゴクさんから降格されるかもですよ』

「お、の、れ、は………」

 

『仕方ありませんね。

サカズキさんが好きそうな物を複数買ってきます。

余ったものは海兵の皆さんで分けあって……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「買うならみたらし団子にせんかああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

(((ええっ!!?そこは答えるのッ!!!??)))

 

 

電伝虫の受話器を壊して叩きつけるサカズキはそのまま勢いよく椅子に座る。

その様子はタダをこねた子供が必死に親に抵抗するが最後は欲望にまけて自分の要望をいい、しかしその行動がさらに腹が立ち結局自分自信で苛立ちを募らせることになった。みたいな展開だった。

 

 

 

…………………………

 

 

 

『ということであとはセンゴクさんだけです』

「……頼むからこれ以上、胃を痛めることをしてくれるな………変わった煎餅で頼む……」

 

 

ありふれた日常であった。

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