好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「おいッ!!コラッ!!ハジメッ!!!
これどうにかしろよッ!!!!!」
呼ばれたハジメは一度、かけられた声の方を向き
「いや、ムリ」
「諦めるなッ!!!」
現在リフトに乗り山頂を目指しているハジメ一行。
しかしその輪の中でも久しぶりに会ったというのに、その
トナカイでありながら
そのチョッパーはいまナミの豊満な胸にギュッと押し付けられている。というかホールド、背骨が折れるんじゃないかと思うぐらいに抱き締められている。
「可愛い~~ッ!!!なにこのマスコットッ!!!」
「誰がマスコットだあッ!!!俺はトナカイだッ!!!」
「もちろん分かってるわよッ!!!!!
でもこんなに愛くるしいのに喋るだけじゃなく医者なんて……もううううううううううぅぅぅぅぅぅ~~ッ!!!!!」
「ぎゃああああぁぁッ!!!折れるッッ!!!!!」
可愛さの限界値をとっくに振りきっているナミにとってチョッパーは完全に原形を留めないぬいぐるみのように扱われている
するとそんなチョッパーの肩にトントンと叩いてノジコとベルメールは優しい眼差しで
「この
「お医者なんでしょう?私から頼むわ。治してあげて」
「ふざけんなッ!!!!!こんな重症患者は診れねぇよッッ!!!??」
「モコモコ~!愛らしい蹄~ふふふふ……」
「ぎゃああああぁぁッ!!!目がッ!!目が怖えぇぇぇよッ!!!!!」
こんな風に騒ぎながらリフトは山の頂上へ。
するのそのリフトの終点には酒ビンを持ったとてもお年寄りには見えない女性が仁王立ちしていた。
「ったく、来るたびに問題を持ってきて…疫病神かい?」
その女性を見たチョッパーは強引にナミの拘束を抜け出して女性の後ろに隠れた。なのにどういうわけか
ここは原作通りだなー懐かしいなーと思っていると
「なら、Dr.くれはに治してもらわないとですね」
「ヒーッヒッヒッヒッヒッ!!
生意気なこというじゃないよ、若造が」
そういって酒ビンをラッパ飲みする
サングラスを額の方へ押し上げてハジメ以外の"身体"を確認する。
「そこの二人。なにかしらの病気かい?
ハジメの能力で止めてるみたいだけどかなり重症みたいだね」
「わ、分かるんですか?」
「こっちは医者だよ。そしてそこの小娘、
「……ど、Dr.…くれは……ッッ!!!!」
感極まったカヤはDr.くれはに抱きつき涙を流しながら
「貴女の…貴女の、お陰で……私は………」
「薬の調合は自分でやってんだろう。なら自分の腕さ。
私は知識しか話してないよ」
「それでも…それでも……私は、救われました……ッ!!!!!」
「勝手に助かっただけだろうに……ったく……」
文句をいうがつけ離すことはしないDr.くれは。
カヤをそのままにし、次に見たのは
「で、あんたは……ずいぶん特殊だね。
「えぇ。そのつもりはないからいいわ」
レイジュの身体のことも診ただけで分かったDr.くれは。
しかしそんなDr.くれはでも、すでに安定、
しかしレイジュにとってはこれは普通。
そしてこの先、万が一、弟を助けるために必要なもの。
簡単に手放すわけがない。
そして最後にずっとチョッパーを抱き締めてきたナミを診て
「……………。さぁ、城に入りなガキ共」
「…あれ?私にはないんですか?」
「健康体が何いってるんだい。
言っておくけどね、その
「???よく、分からないけど……その
「………そんなに目がイッている小娘にやれるわけがないだろうが……なんて患者を連れきてんだ小僧……」
「え。でも、ナミを治せるならロビンも治せますよね?」
「あんなキチガイ!私でも無理だよッッ!!!!!」
…………………………
「クシュンッ!!
………お兄ちゃんが……"愛してる"って言ったわ!」
(……これ、ツッコミ入れるの?私が!!?)
…………………………
「はああああああぁぁぁッ!!!
この山を登ってくる!!!??道具も無しでか!!!」
「まぁ、ウソップもいるし何かしらは持ってるかな。
でもルフィはダメだ。
「バカかお前はッ!!!!!
そんなことしたら!!というかもう凍傷になってるかも知れないんだぞッ!!!!!」
城の暖かい暖炉がある部屋。
ここにはハジメとナミ、レイジュとチョッパーがいた。
ノジコとベルメールはDr.くれはが隣の部屋で診察をしている。
一時停止を解いた途端に二人とも倒れたがすぐにベッドに乗せて"ケスチヤ"に対しての治療が始まった。
カヤは少しでもDr.くれはの医療技術を盗もうと助手としてここにはいない。なのでチョッパーにはハジメ達の相手にとDr.くれはが言い渡したのだった。
で、ここまでの出来事を話したのだがこうしてチョッパーが怒っているのだ。
「"知らねぇよ"。
「頼むから!!その突然ブラックにならないでくれよッ!!!ビックリするんだよッ!!!!!」
未だにルフィ達を許してないハジメの逆鱗に触れ怖がるチョッパー。そんなチョッパーに「さぁ、この胸においで!!」と両手を広げているナミを無視してチョッパーは
「………じゃ、そいつらがハジメが言っていた"海賊"なのか?」
「あぁ。きっとチョッパーも気に入る"海賊"だ」
「……そうか……」と少しだけ興味を持ったようにいうチョッパーにレイジュから話しかけてきた。
「気になるの"海賊"に??」
「海賊というか"この島の向こう"が気になるな。
その手段がよく"海賊"ってハジメから聞いていただけだ」
「そう」
「特に"海軍"はダメだって言っていたな。
全く頼りない上司に、好き勝手に暴れる上司に、のらりくらりとかわす上司。極めつけが"神"のように扱ってくる部下。全く自由がないって。俺もそこには入りたくねぇ」
「………そう」
こんなに間接的に愚痴を聞かされると思っていなかったレイジュはどうしたらいいのかと珍しく困惑していた。
すると未だに両手を広げていたナミが真面目な顔で
「なら私達の海賊団に入ればいいじゃない!!」
「なっ!!!?なにいってるんだお前ッ!!!!!」
「そしたら私が毎日毎日…あんなことやそんなことを…ふふふ…………」
「マジで何いってるんだお前ッッ!!!??」
一気に残念になるナミに怒鳴るチョッパー。
すると隣に繋がる扉が開き
「五月蝿いね。隣に患者がいるんだ。
騒ぎたいなら外へ出な」
「ということは二人とも無事なんですね」
「当たり前だよ。私を誰だと思ってるんだい?」
「ピチピチの139歳のDr.くれはです」
「ヒーッヒッヒッヒッヒッ!!分かってるじゃないかい」
そういってテーブルに置いた酒ビンを手にしてまたラッパ飲み。
その後ろからカヤも現れてナミに近づいて
「もう大丈夫ですよ。二人ともすぐに完治します」
「はぁ~~!良かった~~!!!」
力が抜けるナミを支えるカヤ。
あんな素振りをしててもやっぱり家族を心配していた。
それはそうだろう。それでも気丈に振る舞っていたのは
「ありがとうお兄さん。本当にありがとうッ!!」
「僕じゃなくてDr.くれはだよ」
「ありがとうございます!」
「構いはしないさ。そこの小僧からたんまりと治療代と診察代を取るからね」
ヒーッヒッヒッヒッヒッと笑うDr.くれは。
元々カヤの診察から始まり
「ちゃんと払いますよ。
どうせ使い道のないお金ですからね」
「いや、それを海賊の資金には当てないの?」
「当てませんよ。
「………そう………」
どうもここにきてツッコミ側に回っている気がしていると感じたレイジュはしばらく聞き手に回ろうと決意した。
酒ビンを持ったDr.くれはは椅子にドカッと座りサングラスをかけてこう言葉を放った。
「で。
「なわけあると思いますか?それでも押さえつけてますよ」
「んな甘いことせずに
「お医者さんなのにずいぶん物騒なことをいいますね」
「こいつは医者の意見じゃないよ。"私"という個人の意見だ」
睨みあう両者に戸惑う周りの者達。
何を言っているか分からないが気まずそうな表情をするチョッパーは何かを知っているようだ。
するとハジメが扉の方へ移動し
「ルフィ達。もう着くと思うので迎えに行ってきます。
あと、ふざけたことに対して鉄槌をお見舞いしてきます」
「やめろおおおおぉぉッ!!重症だったらどうするんだッ!!!!!」
チョッパーの制止も聞かずに突き進むハジメ。
慌ててチョッパーも追いかけてしまいこの部屋には気まずさしか残らなかった。
そんな空気を読まずにいられるとしたら
「あの"カバカ"とは誰のことかしら?」
「ちょっとレイジュッ!!?」
「知ってどうするだい小娘??」
「何もしないわ。知りたいだけだから」
「………チョッパーが戻ってくるまでの暇潰しだよ。たまには
と、釘を指すDr.くれは。
しかしそれはもう「勝手に話すから勝手に聞け」と言っているようなもの。
だからレイジュ達は静かにそれが始まるのを待った。
Dr.くれはは「………はぁ……」とため息をつきこう話を始めた。
「
そういって私と