好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

137 / 268
とある医者の偉業⑤

「………ってなことがあったのさ」

「いや、一番気になるところはッ!!?

ヒルルクさんはどうなったの!!?」

 

途中で話が終わりついツッコミをいれてしまったナミ。

チョッパー(カワイイモノ)がいなければナミの性格は本編に近くなってきている。

 

そんなナミにため息をつきながらDr.くれはは、

 

「死んだよ。()()()()()

 

その言葉になんて言っていいか分からなかったナミは口を強く結んだ。しかしそんな表情するナミに「小娘が気にすることじゃないよ」といい続けて

 

「私はね、小僧(ハジメ)と一緒にジジィの色々身体を弄くってやったのさ。()()()()()()()()()()()()()()()()と小僧の(一時停止)を使ってね」

 

あのあとDr.くれはは医療技術の限界を越えたものをDr.ヒルルクの身体に刻んだ。ハジメの一時停止。それは出血多量や内臓機能停止などを無視するもの。出血を止めて、内臓も"その時を止め"()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。つまりそれはどうしても届かない医療の限界を軽く越えるもの。

それによりDr.ヒルルクの病気は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「で、でもお兄さんの力ならずっとその病気を止めることも……」

 

「言っておくよ。小僧の力は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。いつかその時は進み出す。治ったんじゃないのさ。そして医者は()()()()()()()()()()()()()

 

そしてDr.ヒルルクは延命したものの二年前に亡くなった。

それでも本編よりも長く、この世にいたことはチョッパーにとっても本人にとってもDr.くれはにとっても……

 

「……ったく、その生きた分を……あのクソジジィは……生意気なジジィの、その相手をしてやった私に感謝してもらいたいぐらいだよ。なのにあのクソジジィは毎日毎日……」

 

文句をいいながらナミ達に背を向け酒を飲むDr.くれは。

あんなにも毒舌を吐こうともきっとDr.くれはにとってDr.ヒルルクは………

 

すると突然扉が勢いよく開き、部屋に入ってきたのは

 

「いい加減にしろよなッ!!!!!

みんなハジメみたいな()()()じゃないんだぞ!!!

診てみろよ!低体温症になりかけてるじゃねぇかッ!!!!!」

 

「なればいいのに」

 

「医者の前でふざけるなッ!!!」

 

先頭にチョッパーとハジメ。

そしてチョッパーがロープで引きずってきたソリの中に凍えて動けないルフィの姿があった。

 

そのさらに後ろにルフィまではいかないが凍えているゾロ・くいな・サンジ・ギンの姿があった。

 

どうやらルフィだけ防寒着を着ていなかった為に低体温症になりかけていたようであり、ハジメはそれを見ても「もっと酷い目にあえばいい」と思ったようだ。

 

「チョッパー。君はルフィの身体の仕組みをしない。

ルフィはね、こういう時"肉"をやれば大抵治る」

 

「治るかッ!!!」

 

「それにドラム王国の地形を変えるような奴らに()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「だから突然ダークになるなよッ!!!!!」

 

睨んだだけで人を殺せると思うぐらい強く睨み付けるハジメの視線の先にはルフィはもちろん、残りの四人にも向けられ冷や汗をかいていた。

 

「本来なら、元に戻してこい。とこの山頂から突き落としてやるところだけど次も控えているからね。今回は大目に見てあげる。でも今度はないからね」

 

「「「はいッ!!!!!」」」

 

ゾロ以外が元気よく返事をする。

まぁプライドの高いゾロは頭を縦に振るだけしか出来なかったがそれでも許してやることにした。

そしてルフィはもちろん返事さえも出来ないので

 

「冷蔵庫、肉入ってますか?」

「原価の10倍だよ」

 

「ルフィが払います」

 

と、勝手に約束したところでハジメは冷蔵庫のある部屋に向かった。

一方、ルフィ以外の四人は素早く暖炉の前に移動して暖を取る。

 

さっきまでのシリアスな雰囲気が一気に崩れた。

そしてずっと黙っていたDr.くれははいきなり「……ヒッヒヒヒヒヒッ!!」と笑いだし

 

「ったく…騒がしいね。チョッパー。念のために低体温症の治療準備をしな」

 

「はいッ!!!」

 

「そこの小僧小娘ッ!!!

いきなり身体を暖めるんじゃないよッ!!!

見習い小娘ッ!!!そこのバカ共にちゃんと説明して治療しなッ!!!」

 

「分かりましたッ!!!!!」

 

チョッパーはすぐに治療室へ向かい、カヤはゾロ達に足元からゆっくりと身体を暖めるようにと指導をし始めた。そしてDr.くれはは凍えているルフィの元へ向かい

 

「なんだいこれは……低体温症に手足の凍傷…でも()()()()()()()()()()()()()()()()……何をどうしたらこうなるんだい……」

 

長年患者を診てきたDr.くれはでもルフィの症状は異常。

火傷と凍傷。こんな訳の分からないものの原因としたら…

 

「能力者…ってことかい……

ったく、毎回毎回変な患者を……」

 

「言っておきますけどルフィのそれは自分でやったんですからね。火傷に関しては()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

またキレそうになっているハジメの手には生の肉が。

それをルフィの口元へポイッと投げ捨てる。

するとルフィの鼻がピクッと動き、

 

「に、にぐぅぅぅぅぅッ!!!」

 

と、奇声を上げながら生の肉を食らい始めた。

それを見たDr.くれはも流石に引いたのか、ルフィからゆっくりと遠ざかり始めた。

 

「……食中毒、生肉に含まれる菌による病状……別料金だよ」

「あぁ。大丈夫です。"肉"に関しては超耐性持ってますから」

 

「だとするならこの小僧は"獣"か何かかい?」

「それに近いですね」

 

そこで"違う!"と言いたいところだったが何故か誰もが心の何処かで同意してしまい、その言葉を発せられることはなかった。

 

…………………………

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!()!()?()

 

「……頭、おかしいんじゃないかい……ここでも"バカ"は治せないよ………」

 

結果を言えばルフィの凍傷も火傷も"肉"だけでほぼ完治した。

それを診たDr.くれはも流石に理解が及ばず「勝手にしな…」と匙を投げたのであった。

それでも低体温症は無理なようでゾロ達と一緒に足湯からゆっくりと心臓へ向けて身体を暖めることになった。

 

で、その凍傷や火傷の理由を聞いていたのだが火傷はハジメの想像通りに使うなと言っていた技を使ったことによるもの。なので武装色"硬化"による拳骨を何発もお見舞いすることになった。

 

喋れなくなるまでお仕置きを食らったルフィに変わりくいながここまで登ってきた経緯を話したのだが

 

「あまりにも吹雪いていたのでウソップさんの"浮遊"は使えない。サンジさんの"噴射"でも煽られる。ゾロと私は刀を突き刺して登るにしても流石に人一人が限度で……」

 

「で、ルフィの奴が「なら俺が背負って登るッ!!」って言い出したんだよ。言っておくけど俺は止めたぜッ!!」

 

「まぁ、あの時はルフィの身体は強化されているもんだったからな。いけると思ったんだが……」

 

「先にルフィの奴が凍えてしまってな。もうその時は"交代"出来る環境じゃなかったからな」

 

と、くいな・ウソップ・サンジ・ゾロの順で喋っているが

 

「もう一回登ってこいよお前ら」

「「「「鬼かッッ!!!!!」」」」

 

平然ととんでもない事をいうハジメに四人が抗議する。

元々修行で登ってこいといったのだ。ズルは良くない。

 

「仕方ありませんね。()()()()()()()

「つ、次ッ!!?いま次って言ったのかよッ!!!!!」

「……この感じは、やりますよ……」

「だな。諦めろウソップ」

「ずいぶんと物分かりがいいんだな」

 

「エロコック、抵抗すれば増えるぞ。ロビンの修行よりマシだ」

「あぁ……だな」

 

「なんでそこだけ仲良くなるかな……」

 

なんか納得いかないが、キチンと修行するならまぁいいだろう。

そんなことを決めていると

 

「治ったああああああぁぁぁッッ!!!!!」

「治るかッ!!!安静にしてろよッ!!!」

 

隣に診療室から飛び出してきたのはルフィとチョッパー。

ついさっきまで火傷と凍傷と低体温症でヤバかったというのに、やはり"肉"でほとんど治っているようだ。

 

「いや、でもよ。ほら治ってるぞ。まださみぃけどよ」

「ふざけるなよッ!!!医者を医術を舐めてるのかッ!!!」

 

「うるさいよチョッパー。実際治ってるんだ。

でもね小僧、あと一時間は動くんじゃないよ。じゃないと私が殺すよ」

 

「おい、いま医者が殺すって…」

「俺は聞いてないからな……」

「流石、ハジメと渡り合うだけの人だな…」

「ほらルフィさん。大人しくしてましょうね」

 

Dr.くれはが診察してみると確かに低体温症以外はもうほとんど治っていた。そしてその低体温症ももう治りかけており"化け物並みの回復力"である。

 

「でもよ、早くビビの島に行かないといけないだろう?」

「いや、でもルフィさんの体調が……」

 

「なら、大丈夫よ」

 

ここで何故かチョッパーの身体が大きく震えた。

"恐怖"というのがしっくりくるぐらいのものが背後から…

すると突然その背後からガバッと掬い上げられ

 

「この子を"医者"として船に、仲間にすればいいのよッ!!!!!

というか私が欲しいわあああッ!!!!!

 

「ギャアアアアアアアアアァァァァァッッ!!!!!」

 

大人しいと思っていたらナミ(ヤバイ奴)はチョッパーが診察しているのを邪魔しないように気配を消していたのだ。そして頃合いを見計らってチョッパーを抱き締めたのだ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。