好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「上陸しないとはどういうことですかッ!!?」
「そんなに怒らないでよ。
麦わらの一味から遅れること30分後のこと。
青雉を乗せた軍艦二隻はアラバスタに入港したのだがここで青雉ことクザンが自分は上陸しないと言ってきたのだ。
これに対してたしぎが詰め寄り真意をたしかめようとしているのだが、そこをニコルが肩に手をおいて
「構わないわ。どうやら「私」に会いたくない理由があるみたいだから。ただ、恐怖は引き伸ばせば引き伸ばすほど密度が増すだけなのに」
「……まだ、ここで死ぬわけにはいなかいだけだ……
アラバスタには来たんだ。俺はここから指示する」
「……マトモな指示なのかしらね」
俺にはやるべきことがある!死ぬわけにはいかない!といったカッコいいセリフの感じを出しているが、ただ単に怖くていけないし死にたくないから船から降りないとワガママをいっているだけなのである。
これには分身体であるニコルも呆れて必要以上の言葉を言うのをやめるほどだった。
スモーカーは葉巻に火をつけて口に加え、
「とにかくだ。まずは麦わらの一味の情報がいる。
それと平行してこの国の状況を確認する必要もあるな……
2つに分かれるぞ。俺とたしぎ達は麦わらを、ヘルメッポとコビー達はこの国を調べろ。分かったら青雉に連絡。そこから各自指示を受けて行動だ。いいなッ!!!」
「「「「「はいッ!!!」」」」」
…………………………
「それじゃエースもサボも俺に会いに来たわけじゃねえのか?」
「ついでだな。俺は"ある男"を追っている」
「俺はこの国にだな。どうやら"内乱"が起きそうだという情報が入ってきたからきたものの……いつ起きてもおかしくねぇ状況だ……」
そうなんだといいながら3つ引っ付けたテーブル上に大量の料理が置いてあり、それをものすごい勢いで三人がそれを食いつくしている。
店主ももう目が回り倒れそうなところを踏みとどまりながら必死に料理を作り続けている。
「内乱か……だったらこの国の王が相当悪いやつなのか?」
「それがそういうわけじゃねえんだよな……
いま調べてもらっているけど、どうやら黒幕がいるみたいなんだよ」
「あぁ、クロコダイルな」
「そう。クロコダイルが怪しいだ。
秘密結社みたいなもんでこの国を引っ掻き回しているみたいだ」
「クロコダイル……王下七武海がふざけた真似をしやがる……」
「まったくだッ!!!お陰でビビが凄く困っているんだよ!!!」
「そういえば国王の娘がビビだったな………
………………うん?……おい、ルフィ?……なんでビビやクロコダイルの名前を知ってるんだお前?」
「うん?そりゃビビが俺の船に乗ってるからな!!でよ、クロコダイルがビビの国を乗っ取ろうとしてるんだよッ!!!だからよ、俺がクロコダイルをブッ飛ばしにきたんだッ!!!!!」
そんなことをいいながら黙々と食べるルフィを二人はじぃーと見ながらワナワナと握った拳を震わせながら
「先に言えッ!!!このバカァッッ!!!!!!!」
「ガバブァッ!!!」
ルフィの頭を思いっきり殴り付けた二人。
それでもテーブルが壊れない程度で料理に顔面から突っ込む形ですんだのだが
「おいルフィ、一から全部話せッ!!!
何がどうなったら一国の王女様が海賊の船に乗るんだよッ!!!」
「お前の実力なら
聞こえているのか分からないのに説明しろと要求する二人にあまりのお客は「よ、容赦ねぇ……」と心の底から同情したという。
…………………………
「なにやってるんだルフィのやつは……」
「あのバカがマトモに帰ってくるわけないがなかったな……」
一時間経過しルフィ以外がメリー号の前で揃った。
ゾロとサンジがそうぼやいていると船から降りてきたハジメが周りを見渡してため息をつく。
「はぁ…ルフィはまだか……」
「どうするんですかハジメさん」
「そうだね。
「それは本当ですかッ!!!!??」
一刻も早くこの現状をどうにかしたいビビにとってハジメが持っている情報などはすぐにでも聞きたいもの。
ハジメに一気に近づいて何が起きているのか教えてほしいと熱い視線を送る。
「そんな目で見ないの。
まだ王国軍と反乱軍は膠着状態だよ。
でも
「そ、そんなッ!!!!!」
無事だという知らせと、もう時間がないという知らせに戸惑うビビ。それこそ少しでも早くどうにかしないと!と焦っているビビは
「早く"ユバ"にいかないとッ!!!反乱軍を止めればまだ間に合うッ!!!」
強く握った手から血が出るんじゃないかと思うぐらい強く、強くその手を握る。
今回の出来事は国王が"ダンスパウダー"と人工的な雨を降らせるものを使ったことが原因となる。
もちろんそんなものは国王が命じたことはない。クロコダイルの仕業である。
しかしそんなことを知らないものたちは国王がそのダンスパウダーの使用による"自然に起きる雨が降らせなくなるもの"だと知っていて使った信じてしまう。
そしてそれが引き金となり国王を引きずり下ろそうと反乱軍が結成され、それがもうまもなく国王軍と衝突しようとしていた。
ビビはそんな反乱軍を止めようとしているのだが
「どう止めるんだい?」
「どうって……それはもちろん私が説得をッ!!!」
「"国王の娘である王女"の話を聞くとでも?
ビビ、もう一度聞くよ。君のは
「そ、それは……」
言葉が詰まるビビ。
ハジメは何も言わずに待っていると、何だか少しずつ騒がしい声がこちらに近づいてきた。
始めは何かが騒いでいる程度しか思わなかったが、ふと、本編のことを思い出したハジメはもしかしてと思ってジィーとその声のする方へ視線を移すと
「………あのバカ共……
ビビ、その答えはまたあとで。すぐに出航するんだろう?」
「は、はいッ!!」
「ちょっ、ちょっと待てよッ!!!ここから向かうんじゃねえのかよッ!!!」
「ここは買い出しと情報集めだけ。
こんな所にメリー号を置いていたら盗んでくださいっていっているもんだよ。
それにホラ、あそこを見てみて」
そうだな…。と納得したウソップもハジメの指差す方を、ドンドン近づく音に対してそっちに視線を向ける。周りのカヤ達もそちらを見ると、なにやら喧嘩をしながらこちらに向かっている人の影が見える。
「このバカルフィッ!!!
お前が余計に肉を頼まなきゃ見つからなかったんだぞッ!!!」
「そういうエースも酒を追加してたんじゃねえかよッ!!!」
「その前にお前らなんで金を持ってないんだよッ!!!」
「「サボが持ってると思ったから」」
「ふざけんなッ!!!!」
と、ルフィの隣に見知らない二人の姿が見える。
しかし知り合ったばかりというか、昔から連れ添っているような感じに見える。
そしてその後ろを、
「逃げんじゃねぇ麦わらッ!!!」
「ロロノア・ゾロッ!!!くいなの居場所を吐きなさいッ!!!」
「「「「「なに、海軍を連れてきてるんだお前はッ!!!!??」」」」」
飯屋で結局スモーカーがくるまで注文をしまくり、挙げ句の果てにその見つかった要因がお金が足りなくて店主に通報され、すぐ近くにいたスモーカーに見つかったという……なんとも残念なものである。
ともかく、こうして逃げてきた方向がなぜ仲間のところなのか……
「この3バカ共め……あとでお仕置きだな……」
「んなこと言ってる場合かあッ!!!」
「みんな船に乗り込んで。
ルフィが乗ったら出航。僕は足止めしておくから」
「ハジメさんッ!!!」
「いまは時間がないんだ。
あとはロビンがどうにかしてくれるから、頼んだよ」
そういってルフィ達の元へ駆け出すハジメ。
ビビはそれを申し訳なさそうに見つめナミが優しく肩に手を置いて「行きましょう」と合図
それに気づいたルフィの表情は元気いっぱいから、怯えた表情に一変し
「ハ、ハジメ……」
「ルフィ。
「イヤだあああああぁぁぁッッ!!!」
このやり取りに即座に、いや、ハジメが見えた瞬間に逃げようとしたエースとサボだが
「お前ら。逃げたら……
「「すみませんッッ!!!!!」」
すぐにルフィの進むコースに戻った二人。
本当に何をしてるんだとため息をつくハジメの元にたどり着いたのはルフィ達を追いかけていたスモーカーとたしぎ。
「ハジメ……てめぇッ!!!」
「さて、これでも一味に入ってるからね。そちらの事情もあるだろうけど、いまだけは……邪魔させて貰うよ」
睨みあう二人。
スモーカーの性格ならハジメを無視してでもルフィを追いかけるだろう。しかしいま目の前にいるハジメには聞きたいことが山ほどある。
「だったら……てめえを捕まえて洗いざらい話してもらうぞハジメええええぇぇッッ!!!!!」
「あまり怒ると本当に血管切れますよ」