好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「ただいまー………………なにこれ?」
スモーカー達に先にアルバーナに向かわせたハジメはすでに出航していたメリー号に
周りの連中は唖然としている様子で、その中に一人、満足しているような表情をするものが
「もう、外に出てきてよかったの
「えぇ。
本当に満足で気分爽快って顔をするロビン。
よっぽどストレスが貯まってたんだな……
それもずいぶん強くなった三人相手に呼吸を乱さずに全くの無傷で……
するとエースが目を覚ますや否や
「…あのな…ッッ。……俺達は、サンドバッグじゃねんだぞ。師匠ッ!!!」
「だったらもっと抵抗しなさい」
「んな"覚醒"した相手に勝てるかッ!!!!」
「だらしないわね」
その言葉にエースは怒りマックスみたいだがこれ以上は間違いなくやられると判断して言葉に出さないように必死に堪えている。
そんなやり取りをしている間にサボが目を覚ましていたようで
「で、でもよ…マジで"覚醒"は大人げないというか……」
「あら?敵だった場合そんなこと言えるのかしら」
「いや、それは、そうだけどよ……」
「つまり、修行が足りないのよ。お分かり?」
今度はぐうの音も言えないことを言われて黙り込むサボ。
そして最後にロビンはルフィを見るや否や思いっきり腹部を蹴りあげた。「ゴバッブッッ!!!!??」と声をあげ上空に飛ばされたルフィはそのまま落下して悶えながら……
「……はぁ、はぁ……し、師匠……」
「一番貴方がだらしないわ。ルフィ。
ここまで修行をしたのにも関わらず……これは、追加メニューが必要ね」
すると小刻みに震え出すルフィは
「……い、いやだ……し、死んじまう……」
「大丈夫よルフィ。人はそんな簡単には、死なないわ」
物凄い笑顔で言うものだから心が折れたルフィはまるで野良猫のように怯えてハジメの後ろに隠れ震えていた。
もう本編の、あの、自信満々のルフィはいないんだね……
まあロビン相手によくここまで耐えきったと言うべきか……
「そこまでにしとこうか。
ルフィにはクロコダイルをやってもらわないといけないから」
「…………………え??」
「ちょっとまってロビン。なにする気だったなわけ?」
「大丈夫よお兄ちゃん。
人は無意識でも動けるから。私はルフィ達をそういう風に鍛えてきたから」
「いやダメだから…ッ!!それはやり過ぎだからねッ!!!」
そう…分かったわ。と残念な表情をするロビン。
この子マジでルフィの精神をぶち壊す気満々だったようだ。
すると涙に鼻水に、あらゆる穴から水が出てるんじゃないかと思うぐらい精神的に崩壊する寸前のルフィが
「あ、あ"りがどう…バジメッッ!!!」
「泣くほどに……もう…ちょっとやり過ぎだからねロビン」
「いつもより少しハードだったかしら?」
「そのパワーは、今回は他に回してね」
「そうね……じゃエースとサボで」
「そういうことじゃないよッ!!!!??」
名前を呼ばれた瞬間に二人ともルフィと同じようにハジメの後ろに隠れた。まったく…イライラしているのは分かるけど、今回はちょっとやり過ぎなんだよな……
「あのねロビン。今回のことが
「結婚式。結婚式がいいわ」
「「「「は、はああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!??」」」」
四人の声が重なり大空へと響いた今日この頃。
一人はもちろんハジメ。
なに、このタイミングで言っているんだと驚いている。
次に驚いたのはエースとサボ。
そう、この二人はハジメとロビンが婚約していることを知らない。
そしてもう一人は、そのハジメのもう一人の婚約者であるベルメールである。
「なに言ってるのッ!!!!??」
「ダメかしら?なら婚前旅行でいいわ」
「それより結婚とか…ハジメと師匠ってそういう関係なのかよッ!!!!??」
「ルフィッ!!!!」
「あれ?言ってなかったか?」
「「言ってねぇよこの愚弟がッッ!!!!」」
「結婚式も婚前もダメよッ!!!なに考えてるのよッ!!!!!」
「五月蝿いわねベルメール。この余り者が」
「はっ倒すわよッ!!!!!
大体そんなことしたら
「………そう、だったわね。
あとから面倒くさいのは嫌ね。……はぁ、なら丸1日デートでいいわ」
「あっ。それ私も」
「要らないでしょう貴方は?」
「本当に、その喧嘩買うわよ?」
とんでもないことをぶっこんできたロビンに頭が痛くなり座り込むハジメ。
そのハジメとロビンの関係性を話してなかったルフィはエースとサボにまたしても思いっきり頭を殴られる。
そしてこの元凶であるロビンは勝手にベルメールと共にこの戦いが終わった後のデートプランを練り始めた。
…………いまからクロコダイルとの決戦前である。
なのに、こんなにやりたい放題な現象にもう笑うしかないビビ。
つられて周りの者達も苦笑しながらアルバーナに近い海岸線に向かって船を進める。
…………………………
「こ、これって……」
「おお。それなりに揃ったね」
「へへ。カルーにも手伝って貰ったんだ」
「クエェッ!!!」
海岸線にある岩場。その影に船を止めた一行の目の前にはカルーが隊長を勤める超カルガモ部隊の六匹。
そしてふて腐れた表情をするラクダ一匹に大きなカニが一匹。
「や、ヤサラクダに、ヒッコシクラブまでッ!!!」
「なんだ珍しいのか?」
「え、えぇ…特にヒッコシクラブは幻と呼ばれているの…私も始めてみたわ……」
「このラクダの友達らしいんだ。
でも初めはかなり嫌がったんだぞ。こいつら」
というかいまでもヤサラクダはかなり不安そうな表情で全くこっちを見ていない。おいおい、まさかコイツら……
「チョッパー。もしかして女の子の話、した辺りぐらいから乗り気なったんじゃ……」
「なんで分かったんだ!?そうなんだよ。
ロビンとナミとか女の子が多いと言ったら引き受けてくれて」
「……本編、通りかよ………」
カルガモ部隊は予測していたけどこの二匹はまさかだった。
だってアレ、ヤサラクダはユバに向かうときに出会ったんだよな。そのあとヒッコシクラブだったけど……
「なんか、都合が悪かったのか?」
「いや……でもそいつら女友達しか乗せないとか言ってるんじゃねぇのか?」
「本当にすげぇなッ!!!女の子以外は死んでも嫌らしい」
「やっぱり……」
それを聞いた男子共は不満があるようでヤサラクダとヒッコシクラブに抗議をしているのだが全く聞く気もたないようだ。
「いいから乗せろよッ!!!」
「ヴォッ!!!」
「俺達は女しか乗せない主義だ。って言ってるぞ」
「ふざけんなッ!!!」
それでも諦めないルフィとウソップ。チョッパーに通訳して貰いながら説得しているようだが全く効果なし。
なら、あの手しかないのだけど……あまり気が進まない。
「ナミ。ちょっと」
「なに、お兄さん?」
「…………って、事なんだけど」
「いいわよ。ノジコもベルメールさんもやってくれるって」
「言ってないわよ私達……」
「……まぁ、想像は、つくわね……」
ノリノリのナミにため息しか出ない二人。
準備のために一度船に戻ってもらい三分後。
「これでどう、お兄さん?」
「もう、恥ずかしい……////」
「私、こんな服、いや………////」
三人はこの国の民族衣裳、その中でも露出が高く、まるで踊り子のような服装で登場した。
肌にはビキニのような面積が少ないものしか付けておらず、あとはスケスケのシースルーのようなものを羽織っているだけに過ぎなかった。
「「ッッ!!!!??//////」」
「うひょおおおおおぉぉぉぉッッ!!!!」
「おい。関係ねえやつも壊れたぞ」
「アレはとっくに壊れてる」
ヤサラクダとヒッコシクラブのために着替えて貰ったのになんか一人混じって興奮している奴がいるな……
とにかく二匹に素直に聞いて貰うためにナミ達にはその姿で説得を頼んだのだが
「ねぇ。私達を、男達も一緒に乗せてくれない?」
「「ッッ!!!」」
「主義を曲げてでも乗せてやる。って興奮気味に言ってるぞ」
「「「「「だろうな」」」」」
本編はナミとビビが交渉したけどこうやって親子ってのが聞いたんだろうな。
よし、これで一気にアルバーナに迎える。
「じゃ、誰がどれに乗るのか?
そしてアルバーナについてからの行動を決めようか」
「クロコダイルは俺がぶっ飛ばすッッ!!!」
「オッケイ。元々ルフィに当てる気だったから。
でも圧倒してもらいたいから移動の間にサボに"力の使い方"を教えてもらう」
「あぁ。それぐらいなら協力出来るな」
「頼むぜサボッ!!!」
ニシシッと笑うルフィ。こうしてサボと一緒に何かをやれるのが嬉しいのだろう。
「で、ゾロとくいなには僕が。
そろそろ次のステージに上がってもらおうかな」
「いいぜ。やってやる」
「よろしくお願いします!」
「サンジはエースから。
きっと面白いものを掴めると思うよ」
「確か"火拳のエース"だったな……確かに面白そうだ…ッ!!!」
「ルフィがお世話になってるしな。やるか」
「あとの人は、ロビンにお願いしてますので」
「「「「「「「待て待て待てッッ!!!!!」」」」」」」
ハジメに呼ばれなかったナミ・ノジコ・ベルメール・ウソップ・カヤ・ギン・ビビは一斉に同じ言葉を綺麗なハモりでツッコミを入れてきた。
「なんでそうなるんだよッ!!!」
「それはもう、短時間で強くするためにだよウソップ」
「なら自分達でどうにか……ッ!!!」
「出来ないからロビンに頼んだんだよカヤ」
「む、無理よお兄さん……」
「大丈夫だよナミ」
「無理だってッ!!!」
「頑張ろうねノジコ」
「それ、私も、なの?」
「ですよ、ベルメールさん」
「よ、よろしくお願いしますッッ!!!」
「元気がいいねビビ」
「忘れられて、なかったんですね……ッッ!!!」
「えっ。いま感動するところなの、ギン……」
それぞれ説得のような会話をしていると肩を叩かれたハジメ。
振り向くと未だに呼ばれなかったレイジュが
「で、私はどうするのかしら?」
「そうだね……レイジュは何が得意?」
「暗殺」
「なんかどっかで聞いたことがあるフレーズだなオイ」
「お兄ちゃん。それ私も得意よ」
「知ってるから。もう分かりきってるから」
いまここでレイジュに暴れてもらったらルフィ達の修行にならないからな……かといってなにもしないのは………
「じゃ、先に言ってもらってビビのお父さん。国王を守ってもらおうかな?」
「お、お願いしますッッ!!!!!」
「いいわよ。ヴィンスモーク、いえ、ジェルマ66としてアラバスタの国王と縁が出来るのは好ましいから」
その言葉に初めは喜んだビビだがその裏にある政治的なことに微妙な表情へと変わった。それでも助けてもらえるならとお願いを取り消すことはせずに再度「…お願い、します……」となんとも煮え切らない感じでレイジュにお願いをした。
「それじゃカルガモ部隊から一人お願いしていいかな?」
「クエェッ!!!」
「この俺"ケンタロウス"が運ぶぜッ!!!って言ってるぞ」
「よろしくお願いするわ」
名乗り出たのは葉巻をくわえ、ギリシア風の兜をかぶっているワイルドなカルガモ。その背中に乗ったレイジュを連れてケンタロウスはトップスピードで駆け出した。
「はえーな!!」
「カルガモ部隊のスピードでどれくらいで着くのかな?」
「……一時間。頑張ってもらえればもう少しは……」
「そっちのヒッコシクラブとヤサラクダは……」
「ハサミとマツゲよッ!!!」
なんか、自信満々に言ってくるナミ。
えーと、超聞き覚えがあるような……
「……ちなみに、それって……」
「この子達の名前ッ!!!"カワイイ"でしょッ!!!!!」
笑顔で言ってくるナミ。
「どうして止めなかったの!?」と親子であるノジコとベルメールを見るが、視線があった瞬間に反らした。いつもの暴走で止められなかったのかよ……
まぁ、そのハサミとマツゲは未だにナミ達にメロメロで(人間も一人混ざってるけど)本人も気に入っているようだしいいのかな……
「………ハサミとマツゲは、とうか、ハサミはどれぐらい走れるのかな?」
「舐めるなよな。少し劣るがそれなりに早ぇーぜ。って、言ってるな」
「(こんな口調だっけ?)じゃ、振り分けようか」