好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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開戦開始

「なにが、一体、どうなってやがるッ!!」

 

多少のトラブルがあったとはいえ順調に物事は進んでいっていたはずだった。

しかしクロコダイルの思惑は最終局面で大きく狂い始めたのだ。

 

違和感を感じたのはニコ·ロビンがいなくなったこと。

元より誰(・)も(・)信(・)じ(・)て(・)い(・)な(・)い(・)クロコダイルだが、それでもニコ·ロビンは最後の最後しか裏切らないだろうと思っていた。

目的のものを手に入れるために手を組んだのだ。

それを無下にするほど愚かではないと理解していた。

しかし最終会合の後に姿が見えず連絡も取れなくなった。

ここにきて目的を達成せずに離脱なんてありえない。

 

かといってニコ·ロビンを探すなんて手間はかけたくなかった。

どちらにしろ必ずニコ·ロビンは現れる。あのポーネグリフを読むために。

 

なのでこちらは後回しにして戦争を始めようとした。

港にビビの遺体が届き、そして後戻り出来ない戦争が始まると。

 

なのに、戦争が始まらないのだ。

突然に広まった王女ビビの帰還。

すぐにその噂を消そうとしたのだが、ことごとく社員が捕まっていく。中には行方不明になるものさえ。

 

ならばとビビの遺体を直接見せつければと思い港についたクロコダイルだったのだが……

 

「どうしてここに"青雉"がいやがるッッ!!!!」

 

海軍大将青雉。その男がビビの遺体が乗っている船にいるのだ。

こんな情報は入っていない。いくら王女だとして遺体を運ぶだけで大将を使うわけがないッ!!

 

すぐさまその場から離脱したクロコダイルだがすでに腹の中は沸くり返っていた。

 

(あの女……ニコ·ロビンがああああああぁぁぁッッ!!!)

 

体を砂に変えて一気にアルバーナへと向かうクロコダイル。

しかしこの判断が後に間違いだったと気づくのはそう遠くない未来であった。

 

……………………………

 

「はい。連絡ありがとうございます。

あとはしっかりと書類整理してて下さい。終わった量で罰の重さが変わりますので」

 

『無くなったりしないのかよッ!!』

 

「ふざけるな。このクソロリコンが」

『だからちがッ』

 

言い訳を聞く前にでんでん虫を切ったハジメ。

軽い殺気にビビなど慣れていないメンバーは冷や汗をかいている。チョッパーにいたっては涙目でナミの後ろに隠れている。

 

……でも、気をつけて。ハァハァと息を切らしている今のナミは危険ですよー。

 

「クザンからかしら?」

「そう。どうやら港にクロコダイルが現れたみたいだよ」

 

「方向違うじゃねえかよッ!

おい!カニッ!方向を返ろッッ!!」

 

「変えなくていいよ。ルフィ、ちゃんと話を聞こうね」

「でもよ。クロコダイルが港にいるんだろう?」

 

「そのクロコダイルがこっち向かっているみたいだよ」

 

その言葉にニヤッと微笑むものと、緊張するもの、顔が青ざめるものもいる。

戦闘力は大分良くなったんだけどなーまだメンタルが追いついてないんだよねー

 

「まあ、どうやってもアルバーナに着くのが先だろうから。

ルフィ。やるならそこで暴れていいからいまはサボの講座を聞きてなさい」

 

「でもよーよく分からねえんだよー!」

「ったく、昔から直感しか働かないやつだからな……

ハジメ。ルフィは実戦じゃなきゃ無理かもしれねえぞ」

 

サボが丁寧に言葉で教えているがどうも理解していないようだ。本編でもなんか感覚的や直感が多かったような……

 

「いいから根気強く言ってあげて。

じゃないとルフィに身につかないからね」

 

「んなこといってもよ……」

「お兄ちゃんの言うこと、聞けないの?」

「やるからッ!やるからこの手をどけてくれ師匠ッッ!!!」

 

いくらおバカなルフィでも何回も言い聞かせたらいざとなったら思い出すだろう。

すると袖口を引っ張る感覚があり振り向くとそこにビビが何やら気まずそうな表情をしていた。

 

「どうしたのかな?」

「いえ……さっきの会話を聞いていたら、なんかクロコダイルをワザと逃したような気がして……」

 

「逃したね。

あんな港で戦闘が起きても被害が増えるだけだし、最悪船にに乗られて逃亡、なんてこともあるかもと考えて……」

 

「それでも!……それでも長引く戦争を止めるには…」

 

「前にも言ったけど、クロコダイルを倒しただけじゃ止まらないよ。そこにキミが、ビビが声を出して皆を説得させる必要があるんだ。

この国は国王の声が届かないかもしれない。でもまだキミの声は届くはずだからね。アルバーナで全て終わらせよう。大丈夫、フォローは任せておいて」

 

「……はい。よろしくお願いします…ッ!!」

 

……………………………

 

「本当に来るのかMr.2??」

「間違いなく来るわよ〜」

「まさか副社長が、ニコ·ロビンが裏切るなんてね……」

「バッ!私は最初から信じてないさッッ!!」

「そ〜〜〜う〜〜〜だ〜〜〜ね〜〜〜」

 

アルバーナへの入口。

その入口は東西南北に一つずつあり、その1箇所をバロックワークスの最高戦力が固めていた。

 

「でも、いいの?社長に、Mr.0に報告しなくても」

「さっき部下から王女を乗せた船がある港で目撃したって情報があったから問題ないわよ〜」

 

「……なら、あとはここに来る愚かな海賊どもを始末すればいいわけだな……」

 

「そんなの朝飯前さッ!!このバッ!!」

 

こちらは最悪海賊共を足止めすればいい。

そんなことせずとも"ただの海賊"なら問題ない。

あるとするなら………

 

「Mr.3を倒せるほどの実力者ってのは、頭に入れたほうが良さそうね」

 

「たかがMr.3程度……」

 

「そういえばMr.5ペアはどうしたのよ?」

 

「混乱を広げるために国王軍に向かわせてるわ。

Mr.5の能力なら敵からの爆撃だって思わせられるからね」

 

慎重なミス·ダブルフィンガー。

強者の余裕なのか、ため息をつくMr.1

クルクルと回るMr.2。

常に起こっているミス·メリークリスマス

そして

 

「さっきから何を黙ってるんだいMr.4ッ!」

「む〜〜〜こ〜〜〜う〜〜〜か〜〜〜ら〜〜〜」

「さっさと喋りなこのバッ!!!」

 

途中から話に入ってこないMr.4に激を飛ばすミス·メリークリスマスだが、ゆっくり話しているMr.4の指差すほうを見てみると、こちらに向かってくる土煙が

 

「敵が来てるじゃないかいッッ!?」

「き〜〜〜て〜〜〜る〜〜〜よ〜〜〜」

「遅いんだよこのバッ!!!!」

 

まさか土煙が見えるところまで気づかなかったなんて。

しかしプロの殺し屋。バロックワークスの社員はこの程度では動揺しない。

 

そう、よ(・)っ(・)ぽ(・)ど(・)突(・)拍(・)子(・)も(・)な(・)い(・)こ(・)と(・)が(・)起(・)き(・)な(・)け(・)れ(・)ば(・)……

 

「土煙でよく見えないな……」

「ええ。でも、なにかおかしくないかしら……??」

「そうかしら??影(・)が(・)見(・)え(・)て(・)る(・)の(・)だ(・)か(・)ら(・)向(・)か(・)っ(・)て(・)き(・)て(・)る(・)の(・)よ(・)ね(・)」

 

「ッ!! それだッ!!!!この距離であんな影が見えるわけが……ッッ!!!??」

 

気づいたときにはすでに見えていた。大きなものが蠢いているのを。

とんでもないサイズのカニがこちらに向かってきているのを。

そしてその足元には超カルガモ隊が爆走している。

 

「な、何なのよアレはッ!!!!??」

「ヒッコシクラブ……なんでこんなところに……ッ!?」

「それに……フードで顔が隠れてやがるッ!!!!!!」

「どうするのさ!!このバッ!!!!」

 

ヒッコシクラブの上に複数人。もちろん超カルガモ隊にもフードを被った者達が乗っている。

これだと王女が誰なのか全く分からない。

 

「あのカニを止めるぞ」

「なら、動けなくすればいいわね」

 

手(・)を(・)刃(・)物(・)に(・)変(・)え(・)る(・)M(・)r(・).(・)1(・)と指(・)を(・)全(・)て(・)針(・)に(・)変(・)え(・)る(・)ミ(・)ス(・)·(・)ダ(・)ブ(・)ル(・)フ(・)ィ(・)ン(・)ガ(・)ー(・)。

その二人が向かってくるヒッコシクラブに向かって激走し、その足を切断し止めようとその手をあげ……

 

「やめてもらおうか」

「ハサミさんには、手を出さないでもらいたいです」

 

ヒッコシクラブから降りてきたフードを被った二(・)人(・)の(・)剣(・)士(・)が(・)Mr.1とミス·ダブルフィンガーを止めた。

しかしヒッコシクラブだけじゃない。

Mr.2とMr.4ペアが超カルガモ隊を止めようとしたが

 

「やらせると思うか??」

「あら、いい男ね〜」

 

「やりましょうウソップさんッ!」

「やる気だな、カヤ……」

 

「邪魔するんじゃないよ!このバッッ!!!」

「じ〜〜〜ゃ〜〜〜ま〜〜〜」

 

Mr.2にはサンジが。

Mr.4ペアにはウソップとカヤが。

 

「ビビはチョッパーと一緒に国王様の所に向かって。

ナミ達とギンは中央広場に」

 

「わかったわお兄さん」

「3人の護衛はおまかせを」

 

超カルガモ隊に乗ったナミ、ノジコ、ベルメール、ギンはそのままアルバーナへ向かう。

そして残ったハジメとロビンとルフィ

 

「いいルフィ。クロコダイルはビビを狙う。

そして港からアルバーナに向かってきてるから」

 

「ここでぶっ倒せばいいんだな!!!」

「アホ。砂の能力者に向こうに有利な砂漠地帯で戦うな」

 

「お兄ちゃんは王宮でやりなさいって言ってるの。

民家が壊れるより王宮のほうがいいと考えたのよ」

 

王宮が壊れても生(・)活(・)出(・)来(・)な(・)い(・)こ(・)と(・)は(・)な(・)い(・)。

そう考えれば戦う場所は決まってくる。

 

「だったらビビと一緒でも良かったんじゃねえのか??」

 

「何が起きるか分からないから分かれたんだよ。

それにビビを囮に使うと本人が知ったらクロコダイルに向かうだろうしね」

 

「ビビにやらせるのはダメだな!分かったッ!!」

「本当に分かったのかしら………」

 

はぁーとため息をつくロビン。

きっと被害は王宮以外にも広がるだろうけど仕方ない。

それでもこうして言っておけば少しは変わるだろう。

 

「僕とロビンは分身体と合流するから。

きっとそこが一番激しい戦いだろうからね」

 

「おう。分かった!」

 

「手伝いにきてもいいわよ」

「…………………………………はい」

 

随分間が開いたあと返事をするルフィ。

イタズラな表情をするロビンにもう泣きそうな表情をするルフィに少しだけ同情するハジメ。

 

「それじゃ、クロコダイルのことは任せたよ」

「おうッ!!」

 

「エース、サボ。ルフィの邪魔にならない程度に側にいなさい」

 

「………手は、出さないからな師匠」

「一人で決められる案件じゃないんで」

 

「構わないわ。むしろ手を出したら……もぐわよ?」

 

「「こえぇーよッッ!!!!!」」

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