好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「ほぅ、おめぇがあの参謀
作戦も糞もなかった。
センゴクさんにお話しをしたらまるで脱け殻のように「……勝手にしろ……」としか言わなかった。本当に海軍大丈夫かなーと心配しながら白ひげ海賊団に向かうことに。
しかしどうやったら海軍が海賊の元へ偶然を装っていけるのか?もう向かっただけで敵対するのに偶然を装っただけで最低でも話し合うことが出来る条件を生み出さないといけない。
あのときはオックスさんの変わりぶりに混乱してて頭がよく回らなかったけど、これ結構無謀じゃねえ?と気づいたときにはもう地平線の向こうに船が見えていた。ということは向こうも気づいている。
流石に四皇だからか海軍を見ても逃げるようなことはしてないけど、間違いなく警戒をしているだろうなーと思い仕方なく僕1人で白ひげ海賊団のところに向かうことにした。
もちろん能力で存在を停止させても良かったけど流石にそれは失礼だと思いしなかったが、こうして体に海楼石のチェーンでぐるぐる巻きにされて周りには隊長クラスの人達が囲まれ目の前には白ひげ海賊団船長が鎮座していることを考えたらもう少し考えたほうが良かったと思う。
「で、何しにきた。まさか俺達と一戦交えるつもりじゃねぇだろうな」
するとさらに強い殺気で威嚇してくる。
まだ何も言ってない、やってないのに……
「敵対心はありません。そもそも僕1人でどうにか出来る相手ではないということはハッキリと自覚してますので」
「ならなんでここに来たんだよい」
あっ、マルコさんだ。
実物通りにパイナップルみたいな頭だなーなんて口に出したら死ぬな。死なないけど。
「こちらに僕の欲しい悪魔の実があると情報が入ったのでお譲り頂けないかと」
「海軍が海賊に物を渡せと?
そいつは無理な相談だって分かっているよな」
「まぁ、普通は無理ですよね」
「あぁ、無理だよい」
やっぱりそうだよなー無理だよなー
「分かりました。帰りますのでこれほどいてくれませんか」
「…………はい?」
「ですから帰りますのでほどいてください」
「いやいや、悪魔の実を手に入れたくてここに来たんじゃなかったのか。それを渡さないと言っただけで帰るのか?」
「帰りますよ。別に強奪するわけでもないですし、話し合って貰えるならそちらのほうがいいですので」
すると誰もが呆れ顔でこちらを見ている。
いや、白ひげ海賊団に喧嘩なんて売れるわけがない。
これ以上の面倒事はいらないので。
「グッララララララララッ!!!!!
おもしれぇひよっこだなー。よし、いっちょ飲んでけぇ!!」
「お、オヤジッ!!!!??」
「いいんですか?
なら向こうで待機している海兵も呼んでもいいですか?」
「ッ!!!??
やはりやる気じゃ」
「黙ってろアホンダラッ!!!!
俺がいいって言ってるんだ、いいな?」
おお、覇気も出してないのに一瞬で黙らせた。
流石海賊王に最も近い男だなー
ということで一先ず解放された僕は海軍船に戻り事情を話した。そして
「おおっ!!!いい飲みっぷりじゃねぇか!!!!」
「お酒は強い方ですので」
「へぇ、海軍でも異色だと思っていたがまさかここまでとは思ってなかったよ」
「もちろんです。ハジメ参謀は神ですから」
「神ときたかぁ!!!おい、小僧!!俺と海賊しねえか?」
「やるにしても僕が望んでいる海賊はここではないので遠慮させてもらいますね」
「グラッグラッグラッ!!!!!
この白ひげの勧誘を断るなんざよほどいい海賊なんだろうな!!」
「それはもちろん。でも僕海軍なんでそういう勧誘はやめたほうが良くないですか?周りの目もありますし」
「周りがどうした!!息子にしたい人間がいたから誘った。海賊だろうが海軍だろうか知ったことかぁ!!!!」
…………………………
結局朝まで飲みあかし白ひげ海賊団は白ひげと見張り以外全員が寝てしまった。海軍といえばハジメ以外が全員寝てしまっている。
「………ったくだらしねぇな」
「あれだけ騒いで飲んだら寝ますよ」
「……で、結局の所どうなんだ?」
「?? 何がですか??」
本気で何も分かっていないハジメに特に態度を変えるわけでもなく酒をあおりこう呟く。
「悪魔の実。欲しかったんじゃねぇのか?」
「欲しかったですよ。でも最悪なところに出回るわけでもないのでいいかなーと思いまして」
「最悪……世界貴族か?」
「よく分かりましたね」
「何年生きてると思ってやがる。
そうか…小僧もアイツらに喧嘩を売るクチか」
「売っていいなら売りますけどね。いまの立場、いや立場がなくても関わりたくないというのが本音ですね。ですのでそうならないために色々動いてるんです」
そういってハジメも酒を飲む。
「おい、小僧。
小僧が欲しがっている悪魔の実、
それと同じもの。
つまりは物々交換、いや情報でもいいのだろう。
それだけの価値がなければ取引しないということ。
しかし白ひげにとってはそんな取引をしなくてもいいのだ。
つまりそれをするだけの価値をハジメに見いだした、もしくは見定めているのか。
「じゃ、白ひげさんがピンチの時に一度だけ助けますよ。
あっ、でもそれでも足りないですよね。なら白ひげ海賊団がピンチな時に助けます。どうですか?」
その嘘もつけないような瞳で白ひげをマジマジと見ながら話すハジメに、白ひげも思わず引き込まれそうになったが次の瞬間
「グッララララララララ!!!!
ピンチな時に助けるだぁ!!?舐めてるのか小僧ッ!!!!!!」
圧倒的な覇気。そして殺気。
並みの者なら簡単に気絶してしまうほどの威圧がハジメを襲う。しかしそんな中でも
「舐めてませんよ。ただですね
「……何を言ってやがる。意味がわからねぇぞ」
「聞き流してもいいですよ。これは白ひげ海賊団のことですので。ただし王と繋がりの深い者がソイツを追いかけるような事があればすぐに連絡ください。出来れば引き留めてくれたら幸いなんですが」
確かに言っていることが抽象的ではないにしろ、直接言うわけにもいかないのではぐらかしながら話したので訳が分からないだろう。
だからヒントとして受け止めて貰いたい。
これを
だから白ひげだけに、それも漏洩しても気づかれないように分かりづらい言葉で伝えた。
「まったく意味が分からねぇ……だが、そいつはこの白ひげ海賊団に大きく関わりがあるんだな?」
「ありますね。とくに白ひげさんとさっきお伝えした人が」
そして深く瞑想に入った白ひげを待っていると、突然クワッと目を開いて
「おい、マルコ。悪魔の実を小僧に渡せ」
「いいんですか、オヤジ?」
どうやら狸寝入りしていたようだ。
まぁ、うちのオックスさんもさっきから聞き耳たてているようですからいいんですけど
「その情報はどう考えても絵空事としか思えねぇ。
だがそこまで言って尚も小僧は俺達を助けてくれるとほざきやがる。
………どうだマルコ。一丁賭けてみねえか?」
「まぁ外れても悪魔の実を無くすだけ。
当たればこの海賊団の危機から脱出ですか……
……まぁ、なら安いもんかもしれないよい」
「なら決まりだ。
小僧さっきの言葉に嘘偽りないだろうな」
「ありませんよ」
あるわけがない。
これであの未来から助けれるなら僕は喜んで白ひげ海賊団に手をかす。それが海軍を裏切る形になっても。
「ところでどうして僕がその「絶黒」って呼ばれてるんでしょうか」
「知らねぇのかよい。
海軍でおめぇが大将達と模擬練習してるとき全身武装色硬化して戦ったらしいじゃねえか。それと悪どいやり口で周りをまとめる所から「絶対に逆らうな。真っ黒黒の助が襲ってくるぞ」という名前からとったそうだぜ」
「そいつの名前知ってますか。ちょっと殺してきますので」