好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「なるほど……うまく誘導してるわ……」
先にアルバーナへとついたレイジュが見たのは中央広場で大規模な戦闘を起こしているところだった。
ビビの死から生きているという情報を流して撹乱させても結局本来の原因を取り除かなければこの戦いは終わらない。
レイジュは知らないが本編よりも参加人数が減っているとしてもそれでもこうして戦いは行われている。
"ダンスパウダー"
この雨を降らせる粉を使用したことにより砂漠地帯であるアラバスタに雨が降らなくなった。そしてそれを指示したのが国王。それにより国民は反乱を起こして今にいたる。
つまりは"雨"という原因を解決しなき限りは止まらない。
「まぁ、私の仕事は国王を守ることだから関係ないわね」
そういってその場から離れるレイジュ。
それは別の人がやる。緊張した表情で佇むあの子に任せたのだった。
………………………
「私達の邪魔をするんじゃないよこのバッ!!」
「あっぶねッ!!くそ!地中からなんて……ッ!!」
「ウソップさん。背中合わせです。これなら死角は消えます!!」
地中から現れたミス·メリークリスマスの鋭い爪をギリギリかわしたウソップ。すぐさまカヤの助言でお互いの死角を補うために背中合わせになるのだが
「そんなもの無意味だよッ!やりな!Mr.4ッ!!」
「………フォッ!!!」
Mr.4が持っていたボールが宙に浮きそれをバットで振り抜く。
まっすぐに飛んだ先にはウソップ達が。
「カヤッ!!」
「キャッ!!」
とっさにカヤを突き飛ばしたウソップ。
さっきまでいた所にボールが通り抜け地面に当たると爆発を引き起こした。
「なんだあのボールはッ!!!??」
「なかなかやるね。でもこれならどうだい??」
するとMr.4がミス·メリークリスマスが掘った穴に入り身を隠した。すでにウソップ達の周りは穴だらけになっておりどこから奇襲してくるのか分からなかった。
すぐにウソップとカヤは背中合わせになり周りを警戒をする。
「……ウソップさん……」
「分かってる……あの訳のわからない
Mr.4等ペアとウソップペアが戦闘開始となった合図が"ラッシー"と呼ばれる生き物なのか銃なのか分からない存在がクシャミした瞬間に飛ばされたものが爆発した時だった。
あまりの速さと突然のことで何が飛んできたか見えなかったがさっきの出来事により正体が分かった。しかし分かったところであんなに速いものが当たったり近くで爆発されたら無事ではいられない。
そして向こうはペアとしての戦闘が格段に強い。
ミス·メリークリスマスが地中から奇襲し、そちらに警戒している好きにMr.4が攻撃を仕掛けてくる。
一方ウソップ達はペアとしての戦闘は初めてだ。
連携のようなものが取れずにMr.4ペアに翻弄されている。
「ってか、なんだあの犬はよッ!!!?」
「犬、なんでしょうか……その割には銃の形を……」
『そんなの簡単だよッ!!』
すると近くにある数カ所の穴から声が響いてきた。まるでエコーがかかったように。
『銃に
「なっ!!?銃に悪魔の実をッ!!!」
「そんなできる訳ッ!!?」
『現に存在してるんだよこのバッ!!!
それに雑談は終わりだよ。いまから始まるラッシュにあんた達はヤラれるんだよッッ!!!!!』
すると離れた穴からラッシーが顔を出してクシャミをした。すると口からあの爆発するボールがウソップ達目掛けて飛んできた。すぐに避けたウソップ達だがボールが過ぎた先に穴から現れたMr.4がバットでボールを打ち返した。
そのスピードはさっき飛んできたボールより速く間一髪避けたウソップ達だが、通り過ぎた瞬間にそのボールが爆発した。
幸いスピードが出ていたボールのお陰で爆発に巻き込まれることはなかったが、爆風に二人は吹き飛ばされ地面に倒れてしまったカヤに穴から現れたミス·メリークリスマスが奇襲をかける。
しかしすぐにきづいたウソップがミス·メリークリスマスに向けて"鉛星"を放ち、それを避けるためにカヤから離れたミス·メリークリスマスはまた穴へと隠れてしまった。
すぐさまカヤの元へ駆け寄り立ち上げたウソップは怪我がないことを確認してまた背中合わせをする。
「ごめんなさいウソップさん。足を引っ張って……」
「何言ってるんだカヤ。そんなことはねぇ!!」
しかしカヤは自覚してしまっていた。
いくら戦闘技術を覚えてもそれを利かしきれてないのなら意味がないと。いま正にウソップのお役に、いや、肩を並べて戦えるというのに……
ロビンに教えてもらったカヤだけの戦闘スタイル。
ウソップを真似てトランプを使ったりしたがしっくりこず、色々やった結果最近になってしっくりとするものが見つかった。
……………………………
「へえ。いいわね。そのスタイルはカヤに合ってるわ」
「ほ、本当ですかッ!!?」
アルバーナへ向かう道中で行われている個々の強化。
その中でカヤはある一つの攻撃手段を見出しのだがそれは《ある二人の人物からヒントを得て作り出したもの》》。
しかし、それはカヤにとって躊躇してしまうものでもあった。現に喜ぶはずの表情ではなく気まずそうな表情であった。
「でも、納得してないようね」
「……はい。医師の端くれとはいえ、これはいいのかと思いまして……」
「いいんじゃねえのか??」
するとその様子を見ていたチョッパーが声をかけてきた。
「ドクトリーヌがよく言っていたんだ。言うことを聞かない
「い、いいのかな??」
「カヤは人を生かす医者だ。それは俺が知ってるからな!!」
チョッパーの言葉に心が少し楽になったカヤ。
そしてそこに影響を受けた人物であるレイジュが近寄り
「それにそれは私のように無闇に撒き散らすものじゃないわ。貴女だから出来るやり方。それで十分じゃないかしら??」
「………はい!!」
「それじゃ私が持ってる毒なんだけど
「医者に即死毒を勧めるなッッ!!!!!」
…………………………
「…………ウソップさん。あの女の人、任せてくれない??」
「おい、カヤ!」
「大丈夫。私は医者だから。
だから、
「………分かった。無茶はするなよ」
「うん!」
タイミングを見計らったようにまたラッシーが顔を出してクシャミをする。飛び出したボールはウソップ達に向かっていくが
「飛んでくる方向が分かれば……ッッ!!!!!」
素早く鉛星を放ち空中でボールを爆発させたウソップ。
そしてそのボールを打ち返そうとして穴から出てきていたMr.4はそれを見て驚いていると
「驚くのは……これからだぜッ!!!」
「フォッ!!!??」
…………………………
「どうしたんだいMr.4の奴は……」
普通なら穴に戻ってくるはずのMr.4が戻ってこない。
不意打ちをするには問題はないがこうも戻ってこないのはおかしいと感じ地上へ出るのを躊躇ってしまう。
どうしようかと悩んでいるとこちらに近づく足音が
「何やってるんだいこのバッ!!!!!」
振り向きMr.4を罵倒しようと声を上げた所で突然肩に違和感を感じた。なんだと思い腕を動かそうとするが
(なっ!!!?腕が動かないッッ!!!!!??)
緊急事態が発生したと察知したミス·メリークリスマスはすぐさまこの場から逃げ出そうとしたのだが、次の瞬間に両足にさっきと同じ違和感を感じた。
もしかしてと動かそうとするが腕と同じように足が動かなくなっていた。
「医療では、ツボを押せば各所の動きを良くすることが出来るんです。でもそれを逆に利用出来れば動けなくなるんですよ」
真っ暗闇からこちらにゆっくり向かってくる人影。
いや真っ暗だから人影なんてものはないのだが"モグモグの実"を食べたモグラ人間であるミス·メリークリスマスにはその姿が見えていた。
モグラは目が退化して鼻が目の代わりになっているがモグラ人間である為に目は暗闇でも見える使用へと変わっていた。
そして今回それが、仇となる。
ハッキリと見えてくるのだ。
少女の手に、その指と指の間に挟み持った"細い針"を。
そして無表情でこう言ってくる。
「この針には更に麻痺毒が塗ってます。
ツボに刺さらなくても部分麻痺を簡単に起こすだけの強さあるんですよ」
そういってカヤは腕を振った後にミス·メリークリスマスの喉に針が刺さったのだ。その細い針自体に人を殺す程の殺傷力はない。刺さったとしても痛くもなく違和感さえないと言われるほどの細い針。モグラ人間となり人間より感覚が鋭くなったために違和感を感じたが普通の人には気づきにくいのだ。
(こ、声が…出ないッッ!!!??)
これも麻痺毒の効果なのか、喋ろうとしても喉が喋ろうとが口が動かないのだ。
「安心してください。私は医者です。
患者の動きを止めることはしても殺しはしません。
でも………
そういって一瞬で持っていた針を入れ替えたカヤ。
その針にはさっきとは違う毒が塗られてある。ミス·メリークリスマスの視界からも見えるほどに毒々しい色をした毒が……
「や、やめろ……やめろこのバッ!!!!!!」
「