好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「……君が、私の護衛を、かね??」
「お下がり下さいッ!!!」
王室へと
しかし、そんな緊迫な状況になりそうになったところで
「お待ちください!!この者はビビ様をここまで連れてこられた海賊の仲間です!!!」
「この者が……しかし、先程"ヴィンスモーク"と……」
「ええ。私はジェルマの人間よ。でも訳あってあの海賊団にお世話になってるの」
排除しようとする殺気は解いたがそれでも警戒は緩めないチャカとペルー。
「あれだけの軍事国家を持つジェルマが何故一介の海賊に……」
「弟が、いるのよ。それが理由だけど…まぁ、いまじゃ貴方の娘さんと同じようにあの海賊だからいるのかしらね……」
その言葉を聞きチャカとペルーに警戒を解くように指示をだす国王"コブラ"
そしてレイジュは改めてお辞儀をして
「私はヴィンスモーク·レイジュ。麦わらの一味の船長であるモンキー·D·ルフィからの指示のもと国王であるコブラ様を護衛させてもらうために参上いたしました」
…………………………
「ヘクシュンッッ!!!」
「危ねえッ!!!」
「こっち向いてクシャミするなルフィッ!!!」
…………………………
ドカンッッ!!!!!と砂漠に鳴り響く爆音。
ラッシーのクシャミによる放たれるボール型の爆弾。避けるのはなんとか出来るのだが避けた後にたまに背後から打ち返してくるMr.4の攻撃の方が厄介なのである。
しかし穴から奇襲からミス·メリークリスマスがいなくなったのは正直助かった。
(カヤのやつ…上手くやってるみたいだな……ならッ!!!)
男なら女の前では大きくあれ。
どんな嘘をついても、たった一人のために、信じてくれる人のために、勝つと。
しかし、そんな僅かな考え事、Mr.4が見逃すわけもなく
「フォッ!!!!!」
「やッッッ!!!??」
ラッシーからの砲撃とMr.4の打ち返し。
それが同時にウソップに迫る。
すぐさま逃げようとするが足元には飛んでくるボールが複数転がっており
(時限ッ!!くそッッ!!!)
気づいた時には遅かった。
向かってくるボールと落ちているボールの爆発はほぼ同時。
この戦闘一の大爆発がウソップを巻き込んだ。
…………………………
人は"死"を間近にすると走馬灯を見るという。
そしてそれはウソップも。
それは昔、ハジメから手紙を貰ってマジシャンを目指し始めたこと。
隣の島へ出掛けたことがあった。その島にウソップが目指しているマジシャンが公演にくると知ったからだ。
間近でみたそのマジックはとても凄く、ウソップがハッキリと目標と出来た瞬間だった。
そしてその帰り、ある露天で見つけたのが
「おっ。なかなかイカスバックだな!!」
「兄ちゃん。お目が高いね。コイツは一点物だよ」
「マジか!!でもな…値段が……」
「買うなら今しかないよ!!」
一目惚れ。というのか、どういうわけか欲しいと思った。
値段は高いが今日という日、こうして目指す強さを見つけたウソップは感情が高ぶっており
「よっしゃッッ!!!!買うぜッッ!!!!!」
「いい判断だぜ兄ちゃんッ!!!!オマケだ!!!1割引きだぁ!!!!」
いい買物をしたと喜んで帰ろうとしたところで店主が
「おっと言い忘れた!!そのバック!!!
「食いしん坊?なんだそれゃ??」
「
「だから何をッッ!!!!」
人混みに流され、視界からのその店主が見えなくなった。
そして次にその場所にはその店主はいなかった。
まるで今日見たマジシャンの奇跡を見たかのように……
…………………………
「……………フォッ!??」
確実に倒したと思ったMr.4。
倒れた姿を確認しようと爆発した所を見ていたのだが、いや、
確かに爆発し巻き込まれたのだ。なのにその爆発がある1箇所に吸い込まれていくのだ。
何が起きていると見ていると爆発による爆炎も爆風も衝撃も全て吸い込まれていき、その1箇所に立っていたのは爆発に巻き込まれたはずの相手だった。
「…ったく。
先程の爆発はウソップが持っているバックの中に吸い込まれていったのだ。一体何が起きたのかと驚いているMr.4に
「
その言葉を聞いてMr.4はラッシーのところまでダッシュで移動した。相手のいう事が本当ならラッシーと同じ"物に悪魔の実"を食べさせた物になる。
つまりそれは未知なる驚異になる。
より確実に、完璧に、叩き潰す必要がある。
ラッシーはそれを感じ取ったのか軽い咳込みで沢山のボールを生み出しMr.4はそれを一斉に宙に投げて一瞬ですべてのボールを撃ち抜いてみせた。
広範囲による爆発。さっきの吸い込みがあったとしてもこれだけのボールが一斉に爆発すれば吸い込みは追いつかずに倒せる。と、そう睨んだのだが
「
確かにMr.4の耳にそう聞こえた。
だが一斉に放たれたボールは確実に爆発を起こし巻き込んだ。
そう、巻き込んだのだ。なのに……なのに、未だに爆炎と爆風がある中でも油断できないと本能が告げていた。
そしてその予想は的中することになる。
「ふぅ〜。危ねえ……」
生きていた。それも無傷で。
なぜ、あの爆発の中をそんなにも何も無かったかのようにいられるのか……
「な〜〜〜に〜〜〜を〜〜〜し〜〜〜た〜〜〜」
「それを教えたら"マジシャン"として失格だからな
その変わりに楽しんでもらえるように頑張るからよッ!!!!」
ウソップは両手をパンッと叩いた後に広げるとその空間から、何もなかった空間からステッキが現れた。
本当にマジシャンなことをするウソップに対して理解できないMr.4。いままさに"命の奪い合い"をしているのだ。そこにマジックなんて……
「レディース&ジェントルマンッッ!!!!」
今度は両手を空に広げた瞬間にまたもや何もない空間からハトが複数現れ羽ばたいた。
本気でマジックを始めるウソップに呆れる。なんてことはなく、むしろ警戒を一気に増した。
ここまでくるとこのマジックは何かあると直感が働いた。
そう、さっき見た爆発を防いだのもこのマジックだとしたら
「まずお披露するのは瞬間移動。成功しましたら拍手をッ!!!」
パチンッと指を鳴らすと突然ラッシーの上に布が現れてラッシーを覆い被った。モゴモゴと動くラッシーにウソップはまた指を鳴らすと、突然動きを止めて布からでも分かったフォルムが消えて布が地面に落ちた。
まさかと思いラッシーに向けていた視線をウソップに向けるMr.4の視界には口を縄でグルグルに縛られたラッシーの姿だった。
「ッ!!!??」
「おっ。驚いてくれたみたいだな。
次にその機動力を止めさせてもらうぜッッ!!!!」
すると特にアクションもしていないというのにMr.4の足元が液状のようになりドンドン砂の中へ沈んでいく。抜け出そうと足掻くが、足掻けば足掻くほどに沈んでいく。
「フォーッ!!!」
ゆっくり喋るMr.4もこんな時は普通に声が出るようだ。
焦っていたMr.4だがその体は腰まで埋まったところで止まり、
全身が砂に埋もれることはなかったので安堵していたのも束の間
「そういえばどうしてあの爆発の中で助かったのか気になっていたよな。トリックは教えられないけどその正体を見せてやるよッ!!!」
するとバックから
そしてウソップは、本来パチンコで放つその火炎星を地面に叩きつけたのだ。普通ならそこで火炎がウソップを襲うのだが、まるで意思があるかのようにその炎はウソップの周りを浮遊して上空で集まり、そしてそれは徐々に形を帯びていき
「"火炎型""鳳凰星"」
その姿、ただの炎にあらず。
確かにそこに"存在"するもの。
圧倒される存在感にMr.4は持っていたバットを無意識に手放し涙を流していた。
「わりぃが早くカヤの所に行きたいんでな」
……その後、気絶していたMr.4はのちにその戦闘をこう語った。
美しくも気高い炎の化身が、自分が持っていた"悪"を全て燃やしたと。
…………………………
「カヤッ!!!!」
「ウソップさん。そちらも終わったんですね……」
「怪我はないか!?体調は大丈夫かッ!!?」
「大丈夫ですよ。Dr.くれはの薬は本当に凄いですから」
念の為にハジメから持たされていた海楼石の錠をMr.4ペアにかけて一安心していた。ラッシーについてはどうしようかと悩んでいるとでんでん虫から連絡が入り
『貰ってきて』
「いや、一応敵さんの武器だぞ……」
『そうは言ってもウソップも気になっていたんでしょう』
「そりゃ、まぁ……」
戦いの詳細とバックやラッシーのことをハジメに話すとラッシーを持って帰ろうと言ってきた。
確かにこれがあれば、とは思ったけど
『意志のある武器。でも所詮は犬だからね。
カヤに"躾けて"貰ったらすぐにでもご主人様が誰なのか理解すると思うよ』
「んな、簡単に……」
と、視線をラッシーの方に向けると
「はい。お手」
「バウッ!」
「はい。いい子ね。無闇にボールは出さないようにね」
「バウッ!」
『懐いてるでしょう??』
「どうしてだろうな……あの犬の尻尾が尋常じゃないぐらいに振ってるのは……」
『喜びと、恐れって……似てるよね』
「カヤに何吹き込んだんだお前らああああああぁぁぁッッ!!!!!!!!」
いや、ロビンほどじゃないよ。
ただ普通の動物なら簡単にしは……懐かせることが出来るぐらいだよ。