好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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VS Mr.2。と、Mr.5ペア①

「さて、Mr.2。俺的には戦う意思がないなら戦わないつもりだが……」

 

場所を変え、アルバーナの出入り口の一つの前に向き合う二人。サンジはタバコに火をつけて、Mr.2はふふふ、と不敵に笑いながら

 

「敵を目の前にして戦わないなんてナンセンスよ。

次にあった時は敵だって、そういったわよ」

 

「確かにそうだ。だが、じゃなぜ嘘の情報を流さなかった?」

 

「こっちも欲しい情報があるからよ。その為の取引」

「だったら、あの時その情報を貰わなかったMr.2」

 

声の大きさは変わらずともその強い言葉にたじろぐMr.2。もちろんそんな素振りは見せない。しかし僅かに口元が変化したことに気づいていなかった。

それを見逃さないサンジはさらに

 

「一回目の連絡、お前らクロコダイルの元にいるのが嫌になったんじゃねえのか??部下を部下だと思わねえ組織なんぞ破滅するだけだ」

 

「……だとしてもアンタには関係ないわよ」

「だったらそ(・)こ(・)に(・)い(・)る(・)二(・)人(・)を(・)使(・)っ(・)て(・)不(・)意(・)打(・)ち(・)を(・)し(・)ね(・)え(・)ん(・)だ(・)?(・)?(・)」

 

その言葉通り、サンジの背後にある岩陰からMr.5とミス·バレンタインが姿を現した。

 

「不意打ちなんて、それこそナッシングよ。

アンタ達は手を出すんじゃないわよッッ!!!!」

 

「作戦と違うじゃねえかッ!!!」

「そうよ!!ここでコイツに勝たないと私達……」

 

「どのみち消されるわよッ!!!アキチ達はあぁッッ!!!!」

「「ッッ!!!??」」

 

そう、Mr.2は理解していた。

もし麦わらの一味を倒して国を乗っ取ることが出来たとしても、そこに自分達はいないことを。

 

「ボスは間違いなくアキチ達を消すわ。

余計なことを喋られないように、少人数、もしくはボス一人だけで十分って考えよ。ここで勝とうが負けようがアキチ達の未来は変わらないわ」

 

「だったらなんで………」

「一度引き受けた仕事を放り出すなんてッ!!その程度の覚悟でこの世界に入ってきたのかアンタらはッッ!!!!!」

 

それは二人に向けた言葉、だけではなかった。

自分自身にもケジメをつけないといけないと分かっていた。

ただ嫌になったから抜ける。その程度の覚悟でこれまでやったきた行いが全て帳消しになるわけがない。

その罪を償うわけではないが、少なくともこの仕事はまっとうしないといけないと。

 

「ここで抜け出そうとしてもボスにヤラれるなら、麦ちゃん達に破れたほうがいいわ。もちろん簡単にやられるわけにはいかないけどね」

 

「………ったく、なんて難儀な組織に入ったんだ俺達は……」

「キャハハハハハハッッ!!!でも気持ちがいいわ!」

 

何が抜け落ちたようにスッキリとしたような表情になる3人。

これで心置きなくたたか……

 

「さぁ、はじ……」

「三点切分(デクパージュ)ッッ!!!!」

「ボブビッ!!!!!??」

 

「「……えっ。ええええぇぇぇぇぇッッ!!!!!??」」

 

一気に距離を詰めたサンジはMr.2の首元・胸・腹の三点をほ(・)ぼ(・)同(・)時(・)に(・)蹴(・)っ(・)た(・)の(・)だ(・)。正確には蹴りの速度があまりにも速いために足が3本に増えた様に見えたのだ。

 

その仕打ちに防御を取れなかったMr.2はアルバーナと都市を支える岩壁へと吹き飛ばされ、衝撃のあまりにクレーターが出来てしまうほどに強烈な一撃だった。

 

「結局は殺し屋だろうが。躊躇する気もねぇ」

「だとしてもお前は鬼かッ!!!??」

「そうよッ!!不意打ちなんて卑怯なッ!!!」

 

「犯罪集団のお前に言われなくない」

「「海賊も同じようなもんだろうがッッ!!!!!!」」

 

全くもって正論だがそれをとやかく言うつもりはないサンジは

 

「とにかくお前はどっかにいけ。用があるのはあのオカマだけだ」

 

「………見逃すのか??」

 

「俺達の誰かがお前らを倒す。

あとは引(・)き(・)当(・)て(・)て(・)み(・)ろ(・)。(・)マ(・)ト(・)モ(・)な(・)奴(・)だ(・)と(・)い(・)い(・)な(・)」

 

「……行きましょうMr.5。二人がかりでもコイツには勝てないわ……」

 

不意打ちとはいえサンジの実力を見た二人はそこに圧倒的な実力差があることが分かった。

手も足も出ずにやられる。直感で理解した。

だからこそ、ここはMr.2に任せるしかない。手助けなんて言葉はただの足手まといになるだけ。

 

ならばと見逃してくるいまこの場を離れようとそそくさと走り離脱したMr.5ペア。

その間に一本吸い終わり新たにタバコに火をつけた所で

 

「いきなり何するのよッ!!!このスットコドッコイがッッ!!!!!」

「俺とお前は敵同士。問題はないはずだが」

 

「戦う気はないって言っていたでしょうがッ!!!!!」

「油断していると思わせた所で仕掛けるつもりだったんだよ」

 

プンプンと怒りながらサンジに近づくMr.2。

完全に舐められていると、もう許さないと気合を入れ直したところで

 

「さて、てめえには個人的に用があったんだよMr.2」

「……なにかしら??」

 

「それは………」

 

…………………………

 

「はぁ、はぁ……」

「何なんだアイツらは……」

 

アルバーナの中央へ向かうMr.5ペア。

息を切らして立ち止まった二人はそこから聞こえる戦場の音に耳を傾けた。

 

「これを、どうにかする気なのか??」

「馬鹿げているわ……」

 

戦争をただの海賊が止めれるわけがない。

しかし、それでもクロコダイルを止められない。とは思ってはいなかった。

 

あの船に乗っていてハッキリと分かった。

異常すぎるほどに強い。出鱈目な思考の持ち主も何人かいるが……

 

それを差し引いてもボスであるクロコダイルを倒す可能性はある。そうなるとその後の身の振り方を考えないといけない。

Mr.2は言った。組織に入ったのならそれなりの覚悟とケジメをつけろと。

 

Mr.5ペアなりのケジメの付け方。

なにをすればいいか分からない。分からないが……

 

「とにかく俺らは……」

「何やってるのアンタ達??」

 

「ぎゃあああああああああぁぁぁぁッ!!!!!!」

 

突然背後から話しかけられたMr.5ペアは飛び上がり慌てながらその場から離れる。その際に周りにある箱なども物を倒しながら無様な姿で建物に背を向けて、息を切らしながら話しかけてきた人物を診る。

 

「な、なんでここにッッ!!!??」

「お兄さんから中央広場に向かってと言われたのよ」

「随分お疲れみたいね」

「大丈夫なの??」

 

ベルメールが何気に手を差し伸べようとするがそれをギンがとめる。

 

「やめたほうがいいと思います。コイツらは敵ですよ」

「でも、ここまで一緒に来た仲じゃない」

 

「お忘れですか??もう一度あった時は敵だと……

いまのコイツらは敵なんです」

 

するとニヤッと笑ったMr.5は

 

「あぁそうだとも!俺らはお前らの敵だッ!!」

「キャハハハッ!!!!そうね。貴女達を倒す敵よ!!」

 

立ち上がり戦闘態勢を取るMr.5ペア。

それに対してギンもトンファーを手に取り戦闘態勢に入るが、ナミ達親子は「……ったく、もう……」と呆れた表情でため息をついて

 

「そんな芝居はいいから、ほら、行くわよ」

「ハジメさんが中央広場に向かってと言ったんだから何かあるはずだし」

 

「バロックワークスに入っていたのなら何をするか判るんじゃない??」

 

敵だという認識ではなく、協力者というわけでもなく、まるで"仲間"のような感じで話しかけてくるナミ達。

それに呆気に取られたMr.5だがすぐさまに

 

「ふ、ふざけるなッ!!俺達は嫌嫌あの船にッ!!!!」

「だったら逃げだせばいいじゃない??」

「ルフィ君辺りにうまく言えばできたでしょうね」

「で、その後にハジメさんに怒られるのよね」

 

全く動じないナミ達に思わずMr.5はその手を後ろの建物に強くぶつけた。その瞬間、触れた場所から大爆発を起こして後ろにあった建物は吹き飛んだのだ。

 

カランカランとミス·バレンタインの目の前に落ちてきた鉄鍋の上に足を置いて体(・)重(・)の(・)1(・)0(・)0(・)倍(・)以(・)上(・)の(・)体(・)重(・)で(・)それを潰してみせた。

 

「分かってるのかッ!!?

この力があればお前らなんて簡単に潰せるッ!!!!」

 

「そうよ。やられたくないならさっさと何処かに……」

 

するとナミはノジコとベルメールに視線を送り、苦笑いをしながらMr.5ペアに対して人差し指を指して

 

「舐めてもらったら困るわ。あ(・)の(・)お(・)兄(・)さ(・)ん(・)の(・)側(・)に(・)居(・)続(・)け(・)な(・)い(・)と(・)い(・)け(・)な(・)い(・)の(・)に(・)、(・)私(・)達(・)が(・)た(・)だ(・)の(・)か(・)弱(・)い(・)女(・)の(・)子(・)で(・)い(・)る(・)と(・)で(・)も(・)思(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)の(・)?(・)?(・)」

 

その言葉にMr.5ペアに緊張が走る。

この親子は言うならば航海士をやっていて、そして娘の一人が頭がおかしくてよく着せ替え人形のように扱われている者達としか思っていなかった。

 

なのにここにきて……

 

「あの船にご(・)く(・)一(・)般(・)人(・)が(・)い(・)る(・)と(・)で(・)も(・)、(・)本(・)当(・)に(・)思(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)の(・)?(・)?(・)」

 

マ(・)ト(・)モ(・)な(・)奴(・)が(・)い(・)な(・)い(・)という事実にやっと気づいたのだった。

 

…………………………

 

「歴代の女の子に化けてくれええええぇぇぇぇッ!!!!!!」

「…………頭、大丈夫なのかしら??」

 

マトモな奴、いません。

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