好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
キロキロの実。
それは能力者の"重さ"を自在に操る能力。
自身の体重を5グラムにも出来、何トンという重さにも変えられる。
使いようによっては強い能力だと言えるが、それをまだミス·バレンタインは気づいていなかった。
使うとするなら体重を軽くして上空へ飛び上がり傘による浮遊、そして狙いを定めて重さをトンへ変えて攻撃をする。
「キャハハハハッ!!逃げてばかりじゃ負けるわよッ!!!!」
「お気遣いどうも。こちらにもやることがあるんだ」
「そう。ならその前に倒すわよッ!!!」
ジャンプするに重さを変え、狙いを定めて重たくする。
自分自身が投石のような役割をなし、明確に当てに来るためにギンは避けるだけでもかなり必死になっていた。
しかし、それでもギンは未だに攻撃をしない。
ギンがいうやりたいこと。
それはここに来るまでにロビンに仕込まれたものであった。
…………………………
「仕込みトンファーね。確かに火力はあるけどそれだけじゃこの先負けるわ」
ハッキリと言われたギン。
以前に修行をした際に思いついた攻撃スタイルだったのだが、ここにきてそれを否定され戸惑う。
「ど、どうしてですかゴットッ!!?
自分がゴットのようになるにはこうして工夫してやらなければッッ!!!??」
「工夫??なるほど。ギン。
貴方まだ
次の瞬間視界が変わった。
何をされたのか分からないまま、見える景色は横になり、やっとそこでロビンに頭を地面に押さえつけられていることに気づいた。
抵抗しようにも頭以外にも身体全体が手によって押さえつけられ身動きが取れない。
「ナミ、ノジコ、ベルメール。
あの親子は元々素質があるの。特にナミはね。
そしてカヤ。あの子はウソップの影響があるからすぐに伸びるわ。
でも、貴方は違う。どうしてなのか分かるかしら??」
どうして??全く分からないギンはその問に答えられなかった。
元々それさえ分かればここまでする必要がなかったので当然といえばそれまでなのだが、それでもロビンは本人に気づかせようと期待していたが
「だからダメなのよ。
貴方があの男からこちらに鞍替えしても
あの男。ドン·クリーク。
その強さに惹かれて付いていき、しかしその男は破れ、新たにこの麦わらの一味に付いてきた。そして"ゴット"と呼ぶにふさわしい人物に出会えた。
それだけで満たされ、そして貢献するためにやってきたというのにそれを否定されたのだ。
「こ、根本的な……もの……」
「ええ。ギン。貴方は持っているの??
(そんなもの、あるなんて、知らなかった……)
ミス·バレンタインの攻撃を躱しながらギンは思い返していた。
ドン·クリークに命令され、人形のように従い仕えていたことを。
そしていまもまた、それを自ら行おうとしていたことを。
でも、いまは違う。
誰かが誰かの為に戦う。それを見てきた。
強者も弱者も関係なく、他人のために戦う姿を。
それがどれほどの力を、常識を覆す力を発揮するのかを。
そしていま、ギンが思い描く"守りたい"ものは……
……………………
「な、なによコレッ!!!??」
ナミはウソップに武器を、ビビを助けるためにも、と武器を作ってくれと頼んでいた。
それはハジメも知っている。現にそれを目の前で確認したのだから。
そしてウソップが作った
それでもナミが僅かに使えるものを利用し、己の力量"天候を感じ取る"その力を使ってナミしか出来ない戦闘スタイルを確立したのだ。
これまでがハジメの知っている本編。
しかしここはハジメが介入したことにより大きく歪んだ世界。
そしてそれはナミにも、
ウソップから預かったメモを頼りにまずは"ファイン=テンポ"というのを使ってみようと天候棒を三角形に組みボタンを押してみたのだ。
ちなみに本編ではそこにハトが2羽出てくるのだが
「く、くまああああああああああああああぁぁぁぁぁぁッッッッッ!!!!??」
現れたのはクマ2匹、白いクマと、黒いクマ、2匹だった。
どういう原理であの天候棒から出てきたのか分からないがとんでもないモノを呼び出してしまったナミは慌ててメモを読み直した。
"ファイン=テンポはその場にふさわしい動物を呼び出すことができるぞ。その天候棒で呼ばれた動物はナミのいうことを聞くから安心しろよな!"
と、書いてある。
(安心できるかああああぁぁッッ!!!!)
最もな意見である。
なにせ、クマなのだ。凶暴なクマなのだ。
そんなクマに驚いているとMr.5がそのクマに向かってリボルバー拳銃を向けた。
「
Mr.5の吐く息さえも"爆発"する。
それを利用してリボルバーのチャンバーに息を吹き入れ銃弾の変わりに引き金を引くと、その息が対象物に当たると爆発するという
そしていまMr.5はクマに向けて2発撃った。
初見であるナミ達は何をしているのか分からず佇んでいるが、クマは野生的な勘で向かってくるその息を手で弾こうとした。
しかし、それは爆弾。
触れた瞬間に息は着弾し爆発した。
「きゃあああああああぁぁぁぁッッ!!!!!」
近くにいたナミは吹き飛ばされそうになるぐらいの爆風が広がり、直撃を食らったクマの周りは煙で姿が見えなかった。
「ふん。クマごときが……」
そういってさらに追加の弾丸を撃とうとしたとき、その煙から何かが飛び出しMr.5に接近した。
「「クマアアアアアァァァァァッッ!!!!」」
「なっ!!!??クソがッッ!!!!!」
そう全く無傷のクマがMr.5に向かって飛び出してきたのだ。
慌てて引き金を引くが、簡単にクマに弾かれ、爆発しても平気な感じで追撃をしてくる。
マズイと思ったMr.5は地面に弾丸を打ち込み爆発させ、その爆風により一気に距離を開けた。
ただマジックで呼び出しただけのクマに、自分の能力が効かないなんて……と焦るMr.5にナミは腕を組んでこう言い放った。
「いい調子よ!!そのまま倒しちゃって"シロッ!!" "クロッッ!!!"」
「………また…そんな……」
「もう少し…ひねりなさいよ……」
戦いの最中だというのに安直なネーミングセンスに肩をおろすノジコとベルメール。
しかし、ナミの戦いを見ていたベルメールは
「さて、あの子に任せてばかりじゃいられないわね」
「うん。私達もやれるところを見せないとッ!!」
…………………………
「皆さん……大丈夫かしら……」
「問題ねぇよ。それよりも……俺達二人の方が心配だッッ!!!」
「そ、そうね!!早くレイジュさんと合流しましょうッ!!!」
まっすぐに王宮を目指すビビとチョッパー。
チョッパーの背中にビビが乗り最速で向かっているのだが、ビビリな二人は敵に遭遇しないでくれ!といいながら向かっていた。
カルーはビビを乗せずに走ったほうが速いということで、先導して王宮に向かってもらっている。速ければすでに着いているはずなのだが
「……く、クェ………」
「か、カルーッッ!!!?!」
「どうしたんだお前ッッ!!!?
すでに王宮に着いていると思っていたカルーが目の前で倒れていた。そしてそのカルーの前には
すぐさまビビはチョッパーの背中から飛び降り駆け寄る。
状態を起こすとカルーの頭から血が流れており重症を負っているように見られた。
「ビビッ!!カルーの体を動かすなッ!!」
「で、でも……」
「首の骨が折れていたらヤバいんだ…ここで治療しないと……」
「
「「ッッ!!!??」」
その声の方を見るとさっきまで通っていた道が白い壁により塞がっていた。そしてその前に立っていたのは頭に"3"の数字を付けている男。
「……Mr.3……ッッ!!!!!」
「ここで王女を捕まえてボスに献上すればまだチャンスは巡ってくるカネ。だから大人しく……」
そしてMr.3はその壁に手を触れるとその壁から無数の手が生えてきて
「捕まるといいガネ」
チョッパーとビビ、倒れているカルーに襲いかかった。