好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
結局「絶黒」というふざけたネームを付けたやつは分からなかった。でも見つけたら速攻で海に沈めてやる。
ということでそれから三年の月日が流れた。
えっ、早すぎる。その間何していたか?
取り上げるとしたらロビンがちょくちょく海軍に忍び込んでどんどん地位を上げてきたりして今では大佐まで上り詰めている。あの子一体何をしているのか?自分が手配書に乗っていて世界政府から狙われていることを忘れているのではないのか?まぁ、そんなことを言ってもロビンは全く耳をかさずに「お兄ちゃんの為だから」と一点張り。それを見ているというか指示している八咫烏はさらにロビン基「白花」大佐ニコルの支持者「月兎」なんていうのを作り出していた。
…………もう、頭いたいのでここは取り上げスルーしましょう。
次に3大将の僕に対する態度が変わってきてグザンさんは完全に僕のツッコミ係、ボルサリーノさんは能天気な性格からボケてくるようになり、サカズキさんに至ってはボケスルーかと思わせての強めのツッコミという高度な技術を手にしました。
センゴクさんからは「…トップが…漫才……」と呟いて嘆いていたようですが、事実上海軍としての機能は数段に上がっているので文句のいいようがないそうです。
そして今日やっと待ち望んでいた進展があった。
「お兄ちゃん見つけたよ、ボア・ハンコックの所在が」
「本当かぁ!!?
そしてお前はもう帰れ」
「いや!!お兄ちゃんに寄り付く虫なら排除しないといけないから!!!」
「あのなニコル…ハンコックはそういうのじゃなくて……」
「お兄ちゃんにその気がなくてもお兄ちゃんは魅力的だからすぐにイチコロにするの。だから私が見張ってないといけないの!!!」
最近女性に話しかけるだけでロビンがその女性に威嚇してくるようになった。まだ威嚇だけならいいのだが親しげにしていたと思われた女海兵がいつの間にか関節技を決められて全治二週間の怪我を負った。
……はい、ロビンの仕業です。
それも誰にも見えないスピードと死角をついた技を作り出したようでこれ本編よりも強くなってます。特に何もアドバイスもしてないのに勝手に強くなっていく。もしかしたらルフィに会う前に能力が「覚醒」するじゃないかという勢いです。
「分かった分かった。
でもそんな敵意むき出しにされるとハンコックが警戒するから大人しくしてなさい。それが出来たら添い寝してあげるから」
「ほ、本当ですかッ!!!?
お、お、お兄ちゃんとそ、添い寝ッ……エヘヘ……」
………これ、このまま成長してもちゃんとあの「ニコ・ロビン」になるよね?冷静で頼れるお姉さんになるよね?
…………………………
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「あ、姉様……」
「に、逃げ切れないよ……」
何気ない普通の生活を、いつも通りに三人で街を歩いていただけだった。なのに突然男共が襲いかかってきた。
どうやら人拐いという連中らしく何とかその場を逃げ出したがまだ私達を追ってくる。
「……二人とも妾が囮になる。その間に逃げよ」
「ッ!!?ダメよ姉様!!!!」
「そうよ!!捕まるなら三人一緒に!!!」
「そんなことを言っている場合かッ!!
このままだと三人とも本当に捕まってしまう!!そうなっては意味がないではないか!!」
「私達の意味は姉様の隣にいることよ!!!」
「だから私達は姉様を置いてはいけない!!!」
その言葉にハンコックは言葉を無くした。
真剣な眼差しと心の奥からの言葉にどう言えば、いやこれ以上言葉をいうことが出来なかった。
「……ならば、せめて一矢を報いてやるぞ」
「「はいッ!!!!」」
近くにあった棒切れを手にして近づく足音に注意しながら、近づく影からその者が見えた瞬間に三人が同時に襲いかかった。
「グハッ!!」
「この、ガキどもがッ!!!!」
一人を不意打ちでノックダウンさせられたがもう一人がナイフを取り出して近づいてくる。
「無傷で捕らえるつもりだったが……
「…クッ……」
「姉様……」
人数では優勢でもそのナイフと男という象徴がハンコック達に恐怖を与えて体が思考がマトモに働かない。
それでも棒切れを手に一歩踏み出したハンコックは相当の勇気をふりだしたと言っていいだろう。
「おっ、やるか?言っておくけどなそこで伸びてるやつよりも俺は強いぞ」
「ち、近づくではない……」
「ビビってるのか!!?謝れば許してもやってもいいが……ワリィがいまは虫の居所が悪くてな…そのどちらかは切り刻むだけで許してやるよ」
「「ヒッ!!!」」
「二人に構うでないッ!!!!」
「ウルセェガキだな。とりあえずテメェは……
地獄でもみてな」
ゆっくりと時間が過ぎていく感覚になっていた。
体がいうことをきかずに襲いかかってくる男に対して何も出来ない。後ろの二人は何かを叫んでいるようだが何を言っているか分からなかった。
そして男が持っているナイフがゆっくりとこの体に……
「はい、そこまでですよ」
「なっ!!!?」
何が起きたか分からなかった。
突然現れた海兵が自分に突き刺さるはずだったナイフを右手のひらで止めたのだった。
普通なら突き刺さるはずのナイフはまるで鉄板に当たり突き刺さらないように止まっている。
「なんだテ、ガグハッ!!!!」
「私のお兄ちゃんに何してくれているんですか?死にますか?」
今度は男の体が、関節が勝手に曲がってはいけない方向に曲がった。そのあまりの痛さに男は泡を吹いて気絶した。
「やりすぎだよニコル」
「だってお兄ちゃんが……」
「壁にめり込ませるぐらいで良かったんだから」
いや、それも十分やり過ぎだと思ったがそんなことよりも助かったという安心感でその場に座り込んでしまった。
「あ、姉様ッ!!!」
「だ、大丈夫じゃ…二人とも怪我はないな」
しがみつき泣き出す二人を宥めていると男二人を拘束した海兵がこちらに近づいてきて
「無事みたいですね、すみませんもう少し早ければ怖い思いをしなくて良かったんですか……」
「く、来るなッ!!!」
その言葉に動けなくなったハジメ。ハンコックはすぐさま二人に元へいき固まり警戒をしている。
「……悪いとは思っとる…しかし体が、心がいうことを聞かないのじゃ……」
「いや、あのあとじゃ仕方ないよ。
だからニコル、敵意を剥き出さないの」
ハジメに対してのハンコックの態度が気にくわなかったのだろう。両手をクロスさせて能力を発動させようとしていた。いや、正確には発動しておりハンコック達の周囲にはいつの間にか関節技を決めるために腕が生えていた。
「「い、いつの間に!?」」
「な、なんじゃ、お主は……」
「お兄ちゃんが許すから許すけど、お兄ちゃんに対して少しでも不快なことをするなら……」
「だから止めなさい」
やっぱりこの二人を引き合わせたのは失敗だったかな?