好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「来たわね、私」
「ええ、来たわよ私」
アルバーナの外。
ただ広大な砂漠しかないそこに二人のロビンとハジメがいる。
今から始まるのは"ニコ·ロビン"という存在を賭けた戦い。
「随分とこの国に肩入れするのね」
「ええ。ビビは私の物に…………仲間にするつもりだから」
「おい。本音出てるぞ」
そして相変わらずな会話も始まる。
やっぱりマトモには進まないか……
「そう。確かに可愛らしいわねあの子。
特に幼なじみの男と過ごしているときなんかね」
「あら、あの子にそんな色恋沙汰が」
「ええ。反乱軍のリーダーをしてるのよ。
あの子が必死に止めようと近づくとさり気なく距離を取ろうしてるの。すると少しむくれるのよ」
「やっぱり女の子ね。どう思うお兄ちゃん??」
「こんな状態でも友達かよ!?と言うぐらいに仲良く話しているお前らに驚きだよ!!」
やっぱり、ダメだ、この妹達は。
決戦という舞台なのに全く緊張感がない。
いまから戦うの君達だよね?なんか他人事みたいにしてない??
「あぁ。そういえばお兄ちゃんは私達のパスの会話は聞こえないのよね」
「ついお兄ちゃんとは常に繋がっていると思っているから」
「ええ。そうよね。早くアッチでも繋がりたいわ」
「ダメよ。それは私が先よ」
「いいえ。私よ」
「知らない所で変な事を話してるなお前らッッ!!!!!」
こいつ等、どちらが本物か偽物かで揉めていたんじゃないのか………
なんかこっちが真面目にやっててバカらしくなってくる……
そんな事をしていると遠くの方からコチラに一直線に向かってくる………というか、クロコダイルだ、あれ。
「ニコ·……………ロビンッッッ!!!!!!!!!!!」
あっ。もしかして裏切ったの気づいた。
というか、今回のロビンは本当何が目的なのか分からないんだよな……
本編ではお互いがお互いを利用していたけど、今回はロビンが一方的にクロコダイルを操ってる感があるんだよな。
月兎からの情報だとビビが死んでいることにしたのはそこにいるロビンだ。理由は分からないが明らかに罠に落としれようとしているのは分かる。
それを気づいてこうしてキレているようだが、間にルフィが割り込むクロコダイルを足止めしている。
「ちゃんとやっているようねルフィ」
「ここでクロコダイルがあの子にやられる姿を間近で見れるなんて最高の気分だわ」
「随分とクロコダイルを嫌ってるな」
「そうね。でも私も分かる気がするわ」
「そうなのよ。アレ、私をエロい目で見てるくるのだから」
…………………………………………は。
いま、なんて言ったのかな??
……エロい目で、なんて、言った………………………
「……ルフィ」
「なんだよハジメ…………ッッッ!!!!!!!???」
少し離れているけど聞こえて良かったよ。
あれ??怖がってるの??全然、全く、怒ってないよ。
そんなー顔を青ざめて、恐怖してます。みたいな表情にならなくてもいいじゃないか??
僕はね、ただ一言。一言だけ言いたいだけなの。
「トドメ、僕がやる。OK!?」
「オッッケイですッッッ!!!!!!!!!!」
返事よし!!!
とりあえずスッキリしたところで視線をロビン達の方を見るとなんか二人共ムズムズと身体を動かしている。え、なに??
「………か、カッコいい………/////」
「………軽く、………ねぇ……/////」
「…………えぇ………濡れ」
「喋るなバカヤロオオォォォォォォォッッッ!!!!!!!!!!」
…………………………
「というわけだ。ぶっ飛ばすけど最後はハジメだッ!!!!」
「ふ、ふざけるのも…………大概にしやがれ……ッ!!」
完全にブチギレたクロコダイルは義手のフックを右手で掴み
初めはそんな攻撃なんて、と受け止めようと考えたがそのフックから垂れる液体が岩を溶かしたのを見たルフィはとっさにその場から離れた。
地面に突き刺さったフックからは紫色の液体が出てきて、それが砂をドンドン溶かしていく。
「サソリの毒。じゃねぇぞ。その何十倍の濃度をもった毒だ。
触れたら最後。簡単にテメェなんて殺せる」
「そっか。触れなければいいんだな」
「その余裕……いつまでも続くかッッ!!!!!!」
今度は脚を砂に変えてスピードを上げてきた。
それでもまだルフィは攻撃から逃げれる。
しかし避けようとした瞬間にクロコダイルの身体が全て砂に変わり辺りの砂と混ざってしまった。
「あのヤロウ……何処に行きやがったッッ!!!!!」
砂漠の砂と一体化。それは何処から現れるか分からない。
そしてロビンVSロビンの戦いの余波で周りの砂が巻き上がり足元だけではなく360度全方位に砂があり、どこから現れてもおかしくない状態に陥った。
「残念だったな麦わら。砂漠じゃなければ少しは勝機があっただろうけどな」
「出てこいクロコダイルッ!!!!」
「あとはコイツで一突きすれば終わりだ。
その後にニコ·ロビンをやる。あの男もだ」
「絶対に勝てないから止めとけッッ!!!!」
素直な気持ちなんだろうけど敵に言う言葉か??
しかしこのままだと、何処から現れるか分からないために攻撃を避けようがない。
「お前みたいなルーキーが海賊をやっている時点で終わってるんだよ」
「………なに!?」
「俺はこの国を頂くだけでは終わらねぇ!!!アレを手にすれば世界を手にする事も夢じゃねえッッ!!!!!!!」
「…………けんな………」
脚を曲げ、体勢を低くして、片腕を地面に付けた。
足から上半身へ血液が上がっていく。
血流を上げて身体能力を向上させるギア
この状況でギア2を使えばどうなるか??感覚的に危険だとルフィは分かっていた。
一撃でも毒を喰らえば死ぬ恐れがある。
それは
一撃で死ななくとも、それをやれば自ら死を早めることを。
それでもいま、目の前にいる敵が言ったことを、否定するために。
「ふざけるなッ!お前みたいな奴がなれるもんかッ!!!」
「……あぁ!?」
「海賊王になるのは、俺だあぁッッ!!!!!」
「テメェみたいな、海賊が夢に破れるのをどれだけ見たと思う!!!!!」
ルフィの背後、死角、ゼロ距離からのフックの攻撃は避けられなかった。
肩にフックが刺さり、ルフィの身体に毒が回る。
もうまもなく死ぬ。そう、だからクロコダイルは油断した。
ルフィは刺さっているフックを手にした。
悪あがきとクロコダイルはその手を振り払おうとするが
(な、なんだ……動かねぇ!!?)
力を入れても動かない。そしてルフィはそのフックをそのまま
突然のことで動揺するクロコダイルにルフィはその手で顔面に拳をぶつけた。
またしても心が乱れたところで攻撃をされた。
すぐに砂に変わりこれ以上の攻撃をされないようにしたが
(か、身体が………あの時かッッ!!!!)
殴られたあの拳。この壊れたフックを握りつぶした手だった。
つまりあの手には毒がある。そして殴られた際に毒が体内に入ったのだ。
それを知り砂になる状態を維持出来なかったクロコダイルは元の姿に戻ってしまい地面に倒れてしまった。
しかしそれはルフィも同じ、いや、ルフィのほうが酷い。
血流の流れが速いルフィはもう限界である。意識を保っているのがスゴイくらいに。
(……残念だったな……こっちには………)
ルフィが動けないいま、隠し持っていた解毒薬を使えば何の問題もない。しかし早く使わないと元の体調に戻るのに時間がかかる。
無理矢理手を動かし懐から解毒薬を取ろうとした時、フッと周りが暗くなった。なにかが影になっている………
「………はぁ、はぁ、はぁ……」
「……て、テメェ………」
そこには立っていられるはずのないルフィがいた。
未だにギア2を解いていないため毒はもう全身に回って意識も無くして死んでいてもおかしくない。
なのに、そこに立っている。
「…………はぁ、はぁ……俺は………」
フラフラになりながらもしっかりとクロコダイルの目を見ながらルフィは
「俺は、お前を超える!!!
海賊王に俺はなるううぅぅッッッ!!!!!!!!!!!!!」