好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「さて、お兄ちゃんにも話をしたほうがいいわね」
「そうね。じゃないと進められないわ」
「その原因が何言ってるの??」
あの発言から何がどうあったのか、もう話したくないので以下省略。
しかし、キチンと聞かないといけないだろう。
そして語りだしたのは分身体のロビン。
「さて何処から話しましょうか……
そうね、船が転覆する寸前の話かしら」
「いえ、そこは省いてもいいと思うわよ」
「なら、どうして"私"がいるのか、でいいわね」
そう、そこが重要な点である。
ロビンと話してロビンはロビンだとを確信はしたが、こっちのロビンが語る話とは一体………
「結論からいうわ。
その言葉に、驚きはなかった。
分身体ではない。それは納得出来る。
少なくとも分身体と本体の間には上下関係がある。
しかしこの二人にはそれがなく、どちらかというと……
「
切り離された、存在……つまり、それって……
「"
そうではないかと、思っていた。
しかし確証もなにもなかったけど、納得いったというべきだろう。
ロビンに似て、ロビンに似ていない。
本編のロビンとはかけ離れているが、こうしてクロコダイルの元へ身を起き麦わらの一味の敵として現れた。
その理由は至極簡単だ。
“偉大なる航路”各地に存在する石碑「
そうだ。あり得る話なのだ。
僕という存在がいなければきっと本編のようなロビンが存在していたはずだ。
あの日、ロビンを助けた。オルビアを助けた。皆を助けた。
その為にロビンの人生をかけて解こうとしていた「空白の100年」という楔を背負う必要が無くなった。
二度と狙われ無いように一時停止によって消された島で皆は過ごし、そしてロビンだけが僕に付いてきた。
逃げても逃げても追いかけてくるストーカー。
ただの恩だけではないのは分かっていた。好意も知っていた。
それは僕が作り変えたことによるもの。
いわば"考古学"というロビンにとっての存在理由が、"ハジメ"というロビンにとっての存在理由となった。
だから……この先の話は大きく変わるだろうと考えていた。
ここに来てもロビンは全くポーネグリフに興味がなかった。
それはきっと"ワンピース"という物語に欠かせないものだったのに………
しかし"世界"がそれを許さなかったのだろう。
だから、生まれたのだ。必然だったのだ。
"考古学者のニコ·ロビン"
それはあるべき姿のロビンなのだろう。
「…………なるほど。そういう、ことなんだ……」
「お兄ちゃんには感謝してるわ。お母さんもクローバー博士も生きているのだから。でも、私は私の夢を叶えたいの」
そう、こっちのロビンは「空白の100年」を解き明かすために暗躍していたのだ。
「あの日、貴方達の前に現れたのは、そう、嫉妬かしら??」
「だって私だけ夢の為に捧げている人生なのに」
「どうして貴女は自由に生きているのかって」
「それを恨むことはないわ。私がやりたいのだから」
「さっきいったように、嫉妬、なのよ」
「私もお兄ちゃんが大好きなの。だから、かしら」
「私が私になりなかったの。お兄ちゃんの傍に私が立つために」
たった、それだけ。いや、それが全てなのだ。
世界を変えることによる影響。こんなにも………
「そんな悲しい顔をしないでお兄ちゃん」
「そうよ。お兄ちゃん。全てはお兄ちゃんのおかげ」
「私は、私の為にやるの」
「私は、私が私であるためにやるの」
「「これは私が私のために、お兄ちゃんを賭けた戦いよ」」
その瞬間、二人のロビンの背後から巨大な両腕が生えてきてまるでプロレスのように手と手が組み合った。しかし人間サイズの組み合いではない。それも武装色を纏わせた同士の組み合い。
ぶつかった瞬間に衝撃波が全体に走り、周りの砂を巻き上げ、その瞬間に自然災害級の現象が起きた。
その衝撃波を間近で受けているハジメ。
しかしそんなの気にしている余裕などあるわけもない。
いま、二人が戦っている理由を知ったから。
ロビンがロビンであるための戦いだと思っていた。
なのに、ここにきてそれが"ハジメ"を賭けての戦いなんて……
だけどその戦いを止めることなんて、出来ない。
二人共、ハジメが影響を与えてここにいるのだ。
そしてそんな二人が自分の為に戦っている。
やめろ。なんて、軽々しくいえるわけがない。
ハジメはただそこで、戦いの行く末を見るしかなかった。
…………………………
「「百八
迫りくる衝撃波。一つでもそれを逃すとアルバーナに被害が及ぶ。
始まったロビン同士の戦いは自然災害級の破壊力。
気合を入れていないと簡単に打ち負けてしまう。
ゾロとくいなの斬撃の砲弾でやっと衝撃波の一つを消せるが、一回の衝撃波で終わるわけがない。
何度も何度もぶつかり合う度に起きる衝撃波を全て打ち消す必要があるのだ。
「
「ヤマタノオロチッッ!!!!!!」
次に迫りくる衝撃波をサンジとウソップ。
一人では打ち消せない衝撃波を二人でならなんとか消せる。
しかし何度も大技を繰り出せるわけもなくこうして交互にやっている。
しかし、
「火拳ッッ!!!!!!」
「
白ひげ海賊団二番隊隊長と革命軍ナンバー2の実力は違う。
エースの火拳で一つ消え、サボの拳と拳をぶつけ合う衝撃波で一つ衝撃波を打ち消す。
それを間近で見せられ落ち込む、かと思いきや
「やっぱりルフィの兄貴だってことはあるな!!」
「本当に強いですね!!!」
「しかし、それでもあの化け物共の弟子なんだよな……」
「どんだけ強いんだよ………」
間近で更に化け物がいるのだ。
こうしてもっと強くなれる見本がいるのだと自分に言い聞かせ向かってくる衝撃波を打ち消す。
「いい仲間を持ったなルフィ」
「それでもずっと師匠と同じ船にいたくねぇーな……」
「だな……」
こっちはこっちで常にロビン達と一緒にいるゾロ達に対してスゴイ奴らだと感心していた。
…………………………
「なんでこの人達呑気にお茶なんて飲んでるのよッッ!!!!」
「異様な光景ね……」
ゾロ達と分かれナミ達は中央広場に隠されている爆弾を探しに来たのだが、そこには王国軍と反乱軍全員が呑気にお茶を啜っていたのだ。
戦争を、戦いをしていたはずなのにこの状態に混乱する面々。
「カラーズトラップ"和みの緑"」
「カラーッ!!!」
そこにいたのはメイド服を着た元バロックワークスのミス·ゴールデンウィークこと"カラー"。
戦争を無くすためには要は
本編ではそんなことは出来るわけもないが、あのクザン…いや、グザンのお陰というべきか、被害者というべきか……ともかくカラーの活躍によるすでに戦いは終わっていた。
「良かったあ!!!これならあとはこの人達を広場から退去させれば最悪なことは起きないわね」
「良く分からないけど、広場から一歩でも出たらまた元に戻るわ」
「じゃなんでアルバーナ全体にしないのよ!!!!」
「この広場だけでも大変なのよ!!!
アルバーナ全体って何日かかると思ってるの!!!!!」
つまり広場から出せばまた戦いが始まる。
しかし出さなければ最悪死人が大勢出る。
「ナミちゃん!爆弾を探すしかないと思う!!」
「えっ。爆弾って何それッ!!?」
「カラー。無理だと分かるけどお願い!!!
できるだけ多くの人を避難させて!!!」
「………分かったわ。でも一人じゃ無理だから」
「ギン、お願い」
「ええ。任されましたナミ様」
「今度言ったら削るわよ」
何を削るのかは分からないが怖いことを言っていることだけは分かった……
そこにチョッパーに乗ったビビとコブラが
「ナミさんッ!!みんなッ!!!!」
「ビビ!!無事だったのね!!!!」
チョッパーから降りてきたビビを抱きしめ、さらにノジコとベルメールも加わる。チョッパーとカヤはお互いに負傷者はどうだったか?話し合っている。
「君達が、ビビをここまで連れてきてくれた……」
「海賊よ。まあ、信用ないのは分かってるけど」
「いや、ビビの姿を見ればわかる。いい海賊なのだな」
「それ、絶対にルフィさんには聞かせないほうがいいですね」
「間違いなく怒るなルフィは」
「それじゃ手分けして爆弾を探しましょう。
チョッパー、爆弾どこにあるのか嗅ぎ分けて」
「んなこと出来るかッ!!!!」
緊張感のない会話だが、緊張しすぎても駄目な場面では効果的というべきなのだろう。突然の爆弾発言にも関わらずにビビやコブラが動揺せずにすんだのは幸いだった。
「みんな銃を持ってるからな。火薬が全体にあるみたいで爆弾の火薬なんて嗅ぎ分けられねぇよ」
「なかったら分かったの?」
「分かるな。
「チョッパー君ってかなり優秀よね……」
「しかしその爆弾なら心当たりがある」
サラッと爆弾の在り処が分かったと発言する隣で「う、嬉しくねぇーぞコノヤローが!!!!」と喜んでいるチョッパーをスルーして話を進める。
「この中央広場を全て巻き込むのならそれは中央に爆弾を置くのが筋ではないか??」
「そうね………って、もしかして!!?」
「そうだ。あの時計台。あの中にあるはずだ」