好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「何も出来ないのか麦わらッッ!!!!!!」
「クッ!!」
ロビン対ロビンの戦いにより巻き上がった砂をクロコダイルは上手く利用してルフィを中心に巨大な砂嵐を、
その砂の竜巻にクロコダイルは自らの身体を砂に変えて混ざり、超高速による全方向からの攻撃をしていた。
ルフィはその攻撃をただただ防御で受けている。
「毒はどうだ!!もう意識もあるまい!!!
だが簡単に殺さねぇ!!!テメェは苦しめて殺すッッ!!!!!!」
そしてクロコダイルは
もうフラフラで立っているのもやっとだったルフィの身体はとうとう限界をむかえ片膝がついてしまった。
それを見たクロコダイルはさらに追い込んでやろと近づく。
「
三日月のような砂を纏わせてラリアットする技は、当たった部分は一瞬で水分を奪われてミイラ状態になってしまう。
それをルフィの下半身に、主に脚を狙い喰らわせて立てなくしようとした。
だから気づかなかった。
一瞬にしてこの砂嵐の上空に、砂嵐の中を一気に駆け抜けて入ってきた女性に。
「これは、ほんのお手伝いよ」
その声が聞こえ上空を見上げるクロコダイル。
そこにはここにはあるはずもないものが。
アルバーナにいる国王軍と反乱軍を一掃するために仕込んでいた巨大な爆弾が現れたのだ。
「ふざけんなあああああああぁぁぁぁぁッッッ!!!!!!!!」
すぐに方向を変えるしかなかった。
見えている爆弾の針はあと5秒。
ここに落下して爆発するのとタイミングは同じ。
逃げようにも広範囲に広がる爆発にクロコダイルも巻き込まれる。
ならいまはあの爆弾をさらに上空へ。
この砂嵐をさらに回転数を増やして高く高く!!!
「
砂嵐の内側からもう一つの砂嵐を発生させ更に爆弾を高く……
「……………………ゴムゴムの………」
だから、気づかなかった。
いまクロコダイルの頭は自分を殺しかねない爆弾。
そしてルフィはもう虫の息と判断して気にも止めていなかった。
それが悪かった。いや、すでにクロコダイルは
本編ではルフィは真っ直ぐな攻撃をする。
もちろん戦いにおいて真っ直ぐすぎる攻撃は避けられるために工夫したりしているが、そこに騙し討ちのようなものはなかった。
しかしルフィの師匠はあのロビンである。
徹底的に鍛え上げられており、戦闘における相手の油断を誘う方法も知っている。
毒で身体が
直感で動くルフィに、いま"静"が出ている。
そしてそこにロビンの教えを思い出した。
弱らせた姿を見せて近づかせろ。と。
爆弾というサプライズに驚きはしたがいまのルフィは超冷静。
どっちにしろ近くに近づき、意識を爆弾に向けたクロコダイルに
いまこの場面、状況、状態だから最大限に使えると判断した技。
大きく息を吸い込む胴体を大きく肥大化させ無理矢理その身体を捻りを入れる。そして口を地面に向けて一気に体内の空気を吐き出しながら捻りを解いていく。
その際渦巻いている砂嵐の遠心力を加えているために、さらに回転力は増していき、ルフィ自身が竜巻のように周りの砂嵐を巻き込んでいく。
そこでやっと気がついたクロコダイル。
すでにルフィは目の前に近づいている。
そして下から砂嵐を自分の力のように巻き込んでいく姿に背筋が寒くなったのを感じた。
まるで自分がいまから強烈な砂嵐に、いや、一瞬にして死を招くような暴風に巻き込まれていく感覚に……
「
悪あがきでもクロコダイルはやらずにはいられなかった。密度の濃い砂を使うことでさらに殺傷能力を上げた斧のような刃を飛ばしてあの暴風ごとルフィに止めをと。
しかしそこでクロコダイルは見てしまった。
その暴風の中央から
「
クロコダイルの刃は簡単に崩され、その身体に連続で炎を纏わせた拳が激突する。
「うおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッッッッッッ!!!!!!!!」
クロコダイルの身体ごとそのまま上空へ押し出し、そして先に上昇していた爆弾にぶつかったまま、さらにさらに、クロコダイルと爆弾ごと上へ上へ押し上げていく。
そして最後に渾身の一撃をクロコダイルの腹部にお見舞いして一気にクロコダイルと爆弾を上昇させた。
そして…………
…………………………
大爆発が起きた。
それはルフィとクロコダイルが戦っていた場所。
そちらを見ると砂嵐から炎を纏った暴風が出来ており、それが霧散すると同時にルフィが地上に向かって落ちていく姿を。
あの爆発。もしかしなくてもクロコダイルが巻き込まれた??
おいおい。この先クロコダイルの活躍する所あるんだけど死んでないよな??
流石にあの爆発に巻き込まれたら……まぁ、ペルも大爆発からいきのこっていたし、大丈夫だろう。
それよりやっぱりルフィが心配かなと考えていると。
「……………私の、負けね………」
その声にハジメはハッとしてロビンの方を見た。
勝ったのは……………
「
「当たり前よ。ニコ·ロビンは私なのだから」
そう、ここまでずっとハジメを慕ってくれた
巨大な手や足、そして分身体を使いながらも、最終的には二人の戦いだった。
それはまるで組手のよう。手を生えたのを手でもぎ取り、もぎ取った手をまた手を生やしてもぎ取る。その手を拘束したり、ミクロの手を無数生えさせて刃のように使ったり……
そんな姿を間近で見ていたハジメはこれを他の者にどう伝えればいいだろうと悩む程に混沌とした戦いだった。
それでも詰将棋にようにドンドン本体であるロビンが追い詰めていったのだ。僅かな戦略が、手の出現速度が、まるでこうしていけば終わりが、勝ちに続くかのように、焦りもなく淡々と………
「……どうして、そんなことが出来るの……」
一方、負けたロビンは焦りが見えていた。
同じロビンなのに追い詰められていた。
実力など僅かな差なのに、それでも圧倒されているかのように必死になっていく姿が見えていた。
だから最後はその身体に無数の手が生えて急所という急所にロビンの手刀が狙いをつけていた。
そんな状態で勝った目の前のロビンに問いかけた。
同じロビンなのにどうして、と……
「私が"お兄ちゃんの妹"だからよ」
「!!!!??……………ほんと、敵わないわ………」
力が抜けて地面に座り込んだ。
敵意も消えたと判断したロビンは負けたロビンの身体に生えていた手を消し去り
「そう。なら、最後に言う言葉はあるかしら??」
「………そうね。貴女とお兄ちゃんに一言でも……」
諦めたように、それでも清々しいその表情でロビンは
「いい。避妊はしなさいよ」
「いやよ。しないわ」
「最後までふざけんなお前らああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
「生きてるかールフィ」
「……ハ、ハジメ……師匠……」
大の字で倒れているルフィの所に来てみるともう死ぬ一歩手前のご様子。おいおい、そこは本編通りにならなくてもいいんだけどな……
「何してるのルフィ。そんなにボロボロで。
今すぐ立ちなさい。鍛え直してあげるわ」
「ひ、ヒィィィイイイィイイィィッッッ!!!!!!」
「やめなさい。ルフィが聞いたことのない声を出してるから………」
もう、泡を吹いて倒れそうな…·って気絶してしまったルフィ。
どうするかなーと考えているとフワフワと上空を浮いて近づいてくる絨毯が
「おーい!!!ルフィ!!ハジメ!!ロビン!!!」
「おっ。ウソップ。カヤかチョッパーいるー??」
「いますけど?」
「急患か?」
ヒョコッと顔を出した二人に軽く
「ルフィ、死ぬ一歩手前」
「「呑気に言ってる場合かああぁぁ!!!!」」
めちゃくちゃ怒られながら絨毯から飛び降りてルフィを速攻で治療し始める二人。よし、二人に任せれば大丈夫だな。
絨毯に乗っていたのは麦わら海賊団と二人だけ。
ということは
「ビビ。戦争を終わらせにいったんだ」
「ええ。もう大丈夫でしょうこの国は」
"国"のことをよく知っているレイジュがいうならもう大丈夫なのだろう。あとは王国がこの国を立て直せばいい。
それ以上はこちらが関わらなくてもいいこと。
「それでクロコダイルのやつは……」
「どっかに飛んでいった。としかいえないね。爆発の中心にいたようだし」
「おいおい。流石にそれは……」
「なんとなくだけど生きてるよ。まあしばらく指一本も動かせないだろうけど」
ゾロとサンジはまだやる気だったのだろう。
クロコダイルの最後を聞いて残念がっている。戦闘狂か。
「ったく、なんて戦いをしてんだ師匠は……」
「勝てる気がしねぇ……|」
「心配しなくてもいいわよ。ルフィが起きたら本格的に3人一緒に修業よ。その錆びついた心を徹底的に叩き直して上げるわ」
「「い、嫌だああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!」」
だから、本編にないようなリアクションを取ってるよ。
「ふふふ。これで国から多額の報酬を……」
「ノジコ。私、これが欲しいんだけど……」
「私はカワイイ物が欲しいわ!!!!くいなはどうする??」
「えっ。ええぇーと………」
どこから出したか分からないけどパンフレットを手にとって何を買うか相談している親子と一人。くいなは巻き込まれたか………
「とりあえずギンは船に戻って海軍に取られないようにしてて」
「了解です!!!」
「カラーは後で海軍の方に行こうか。
大丈夫。あのグザンの止めはカラーがやっていいから」
「…それ、大丈夫、なの……??」
あと、この国でやることは少ない。
それでも今は、やっと終わったこの戦いに安堵していいだろう。
ここから大きく物語が分かっていくことを自覚しながら。
分かりながらも本編ではありえないことを繰り返し、それでも自分が思い描くハッピーな物語の為に。
そして…………
「どうしたのお兄ちゃん。私をジッと見て??」
「そ、そうだったかな………」
「ハッ!?欲情した!!?」
「だったとしても女の子がそんなことをいうものではありません!!!!」
雨が降る。乾いた大地に雨が降る。
これが戦争の終わりを告げる恵みの雨である。