好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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ありがとう。

「えっ??明日には国を出るんですか!?」

「そうよ。抑止力になっていたニコルとグザンが本部に戻ったことによって、海軍が一斉に襲いかかる算段をしてるわ」

 

王宮の大浴場。

そこには王女であるビビ、元海軍であり"ニコル"を明け渡した本物の"ニコ·ロビン"。そして麦わらの一味の女性陣にカラー。

キロロは船番のためにいない。不憫である。

 

「それ大丈夫なんですか!?」

「ここに"私"がいるのよ。現実的に勝てるとでも思う」

「「「「「「「負けますね」」」」」」」

 

「…………なのに、どうして……」

「体裁よ体裁。最も海軍は本気で捕まえようと考えているのだろうけど」

 

ここには美人に美女、美少女。

バスタオルを巻いているのがくいな、カヤ、カラー、ビビぐらい。

他はスタイルを見せびらかすかのように、堂々とその芸術的と呼ぶにふさわしい裸体を晒している。

 

「ロビンさんの声じゃ止まらないの??」

「もう"ニコル"は渡したのよ。向こうにとったら()()()()()()()()みたいなものよ。

まぁ、向かってくるなら潰すだけよ」

 

しかしロビンに至っては一段も何段も違うように見えている。

一つ一つの動作が魅力的で、女しかいないのに誰もが見惚れてしまうほどに妖宴で、男じゃなくても襲いかかってしまいそうになるほどに………

 

「………………どうしたのかしら??」

 

誰もが自分を見ていることには気づいていたが、急に会話が停止するほどに見られていては気になる。ロビンの言葉にハッと我に変えるくいな達。レイジュは気にもせずにお風呂を楽しんでおり、ベルメールはなんか一人で落ち込んでいる。そして問題が動く。

 

「ロビンさん!!抱きついてもいいですかッ!!?」

「素直なナミは好きだけど、今はやめましょうか」

 

しかしその言葉は届いてない。

正確にはすでにナミの身体はロビンに向かって突撃をしようとしていたのだ。それをノジコがナミを羽交い締めで止めているが止まる気配がない。なので

 

「カラーならいいわよ」

「ちょっ!!!!!」

「はーーーーーいッッ!!!!!!」

「いやあああああぁぁぁぁッッッ!!!!!!」

 

もう変態なのでは??と思わせるほどのナミに本気で逃げ回るカラー。助けを求めようにも身内であるノジコとベルメールは完全に観覧を決めている。

ようやくナミを相手してくれる人が現れた。

恋愛ではないが、それでもあの辱めが少しでも他の者に移るのなら………

 

「頑張ってカラー!」

「私の娘を、どうぞよろしく」

 

「最悪の親子だあああぁぁ!!!!!」

 

ここでロビンが手を生やして捕まえるという選択がないだけまだマシだなーと考えているくいなは

 

「ルフィさんも起きたし、この後の食事会が終わればそのまま国を出るために移動するんですよね」

 

「そうね。少しぐらい飴をあげてもいいと思ったのよ。

まあ、終わったら移動中あの三兄弟は修業だけど」

 

「よ、容赦ないんですね……」

 

それでも好きなだけ食べれるのだからこれ以上口出ししないようにした。するとビビは視線を下にして俯いており

 

「…………私、どうしたら返せますか??」

「返すって、何を……」

 

「ここまで連れてきてもらった上に国を救ってもらったんです。私は……何も返せないのかな……と………」

 

国にある財源の内僅かだがそれは貰っていたナミ達。

しかしそれはすぐさま消えた。必要な物資に洋服など"この国でお金を回すように"して経済を回す。

 

だからなのか。ビビはまだ何も返せてないと考えていた。

お金だけじゃ返せない。しかしいま出来ることなんて……

 

するとさっきまで聞いていただけのレイジュが

 

「海賊になって恩を返す。なんてバカな考えなら止めなさい」

「ちょっと!!レイジュ!!!それはビビが」

 

「一国のお姫様よ。そして私達は海賊。

一緒に旅をしただけでも際どいのに、仲間になってみなさい。

この国は"海賊と手を組んでいる"と思われるわ。それもクロコダイルによって危険だったこの国がまた海賊と手を組むという印象が植え付けられると海軍は、いえ、政府は黙ってないでしょうね」

 

「そ、それって……」

 

「今後、海軍·政府の手が借りれない。

つまり海賊などの無法者が自由に行き来する事のできる()()()()()()だということになりかねないわ」

 

それを聞いたビビの身体は震えた。

そう、クロコダイルがもしこの国を乗っ取っていたらもしかしたらそんな国になっていたかもしれない。

よそ者が好き勝手になって、住民がつらい思いをする国に。

 

そんなことにするわけにはいかない。

そんなこと、頭では分かっているが……

 

「選択するのは貴方よ。私は国を持たないことがどういうことか……知っているから………」

 

そう言い残して大浴場を後にするレイジュ。

軽くではあるがレイジュの昔のことは聞いていた。

国を持たずに"戦争屋"としてやっていたことを。

それでどんな目にあってきたかを。

 

「珍しいわね。あの子があんなに喋るなんて……」

「そう、なんですか……」

 

「私やお兄ちゃん。身内のサンジくらいよ」

 

…………………………

 

「だそうだけど、どうなの??」

「……知るかぁ……」

 

隣の男湯ではバーストを除く男共が風呂に浸かっていた。

そしてハジメの返事が薄いサンジの頭にはタワーかと思わせるぐらいのタンコブが。

 

これはもちろん、サンジが女湯を覗こうとしたため。

隣にいるハジメがロビンの裸体を見せるわけもなく、いや()()()()()()()()()()()()()()()()

それを見た残りの者達は立ち上がることさえしなかったという。

 

「仲良くなったじゃないのレイジュとは」

「……だとしても、ハジメには関係ねえよ……」

 

「えっ。なに。本当にレイジュとなんかあった??」

「うるせぇな!!なんでもねえよッ!!!!」

 

そういってその場を離れで風呂の端っこに逃げたサンジ。

その際にルフィを横目で見ていったのはルフィも気づいたが、一体それが何なのか分からなかった。

 

「ありがとう」

 

そして今度は突然そんな事をいいだすコブラ

 

「えっ。まあビビの裸体なんて見せるわけにも行きませんもんね」

「そういうことではなく……」

 

「良かったんですか??」

 

「見た瞬間に死刑確定だ!!」

「右に同じです!!」

 

「良かったねーサンジ!!死ななくてー!!!!」

「ッ!!!! うるせぇー!!!!ありがとうよッッ!!!!!!」

 

あの国王と護衛である二人のマジ殺気具合に、ヤケクソになりながらもハジメにお礼をいうサンジ。

本編では娘なんて関係なく覗いていた国王だけど、ビビと同じでなんか互いに妙に親密度が高くなっているような気がする。

 

するとコブラが、国王が、ルフィ達に向けて頭を下げながら

 

「ありがとう」

「国王ッ!!!そんな簡単に頭を!!!!」

 

「簡単ではない。私の頭を下げ、感謝することは、この国を救ってくれた恩人達に向けての礼儀だ。それにいまは風呂に入っている。裸の王などいない。これは1国民として、親としてのお礼なのだ」

 

そしてもう一度「ありがとう」とお礼をいうコブラに続けてイガラムもお礼をいう。

 

「ニッシシシ!!気にするな!!!」

「いい修業にはなりましたから」

 

「………敵わないな、君達には……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うひょおおおおおおおおぉぉぉぉッッ!!!!!」

 

大広間に用意された長いテーブル。

その上には沢山の料理が置いてありそれをみたルフィは今にも飛びつこうとするほどに喜んでいた。

 

「こいつはすげぇーな」

「ってか、いいのか?俺たちまで」

 

「お二人はルフィ殿のご兄弟と伺っています。でしたら是非にと国王が」

 

イガラムが丁寧にエースとサボを接待する。

この二人がどれだけの大物か、それを知っての行動だろう。

 

「……コネには期待するなよ」

「勿論です。それにすでにコネはありますから」

 

そういって料理に飛びかかろうとしているルフィを抑えているウソップとサンジ達の方を見るイガラム。

 

「確かに!あれ以上のコネはねぇな!!」

「はい。ですので気兼ねなく」

 

なら。と席につく二人。

それが合図かのように次々に席につく面々。

最後に国王が席につくと

 

「ささやかなものではあるがね、遠慮なく楽しんでくれ」

 

と、一言を言った瞬間にルフィ·エース·サボの目の前にあった料理が一瞬にして無くなり一言。

 

「「「遠慮なく。」」」

 

「「化け物かッッ!!!!!」」

「「遠慮しやがれバカ兄弟ッ!!!!」」

 

無礼講だとしてもそれなりのマナーがあるというもの。

それを無視して料理を手を出したこの三人。

もちろんそれを許すわけもなく……

 

「決定ね」

「地獄メニューだな」

 

「あそこで、とんでもないことを言ってる兄妹もいるぞ……」

「いまのお兄さんとロビンには触れないほうがいいわよ……」

 

近くに座っていたウソップとナミはそうやってささやく。

カヤとノジコ、ベルメールも聞こえてはいたがこれ以上いうと巻き込まれると思い発言をしないことにした。

 

ともかく、ともかく始まった食事会というなの宴。

ルフィはとにかく肉を食べまくるが今回にかぎってロビンからお許しが出ているのが救いだろう。このあと地獄を見るのだから……

エースもサボもルフィに負けずに食べる食べる。

この三人はいくら羽目を外しても決定した地獄があるため皆温かい目で見るしかなかった………

 

ゾロはくいなとナミ、ノジコとベルメールとの飲み勝負。

前回はナミがファッションショーをしていたために実現しなかったが、この親子思っていた以上に飲めるようで、とくに…

 

「ぷはぁーッ!!!おかわりッ!!!」

「ベ、ベルメールさんって……」

「ザルの上の"クワ"っていうやつね」

「酔ったところ見たことないわ……」

「おもしれぇ……勝負だッ!!!」

「ふふふ。勝てるかしらね」

 

まぁ、上には上がいる。

大人しく飲み食いしているハジメとロビンにはベルメールさえも勝てない。

ハジメはアルコールを一時停止で、ロビンは元からだろう。

この兄妹にはあの海軍達でも負けたことはない。

 

「レディース&ジェントルマンッッ!!!!

人体切断マジックにようこそッ!!!!参加してくれるのは名医チョッパー先生だぁ!!!!!」

 

「め、名医って……嬉しくねぇぞコノヤロウッ!!!!」

「はーい。チョッパー君。この中に入ってね」

 

テーブル席から離れたところではウソップとカヤによるマジックショー。今回はこれをメインということでナミがファッションショーを降りたという。

 

しかし気分がよくなっているチョッパー。

箱に入ったあと取り出されたものを見て、後悔する。

 

「では参加してくれるチョッパーを切るのは……この名刀"雪走(ゆばしり)"だッ!!!!!」

 

「え、ええええええぇぇぇ!!!!!!!」

「ウソップ!!!!テメェッ!!いつのまにッッ!!!!!!!」

 

「ちゃんとくいなに許可をもらいました!!!」

「おい!!!」

「マジックなんだからいいじゃない」

 

いくらくいなの手を借りたとはいえ、ついさっきまで持っていた雪走を取られたゾロは驚いた。緩みきっているとはいえ剣士の命といえる刀をマジックとは取ったのだ。

 

己の未熟さに腹はたったがそれ以上にこれにくいなが関与していたことに苛立ちを覚えた。それでも笑っているくいなに強く言えなかったゾロもゾロなのだが………

 

「うめぇーな。これ」

「そうね。これ船でも作れないの??」

 

「良かったら教えましょうか」

「そいつは助かる!!」

 

「ねぇ。サソリは出ないかしら??毒があるものを」

「えっ??」

「あるわけねぇだろうが!!!!!」

 

「でも、この犬の餌あるのだからあるんじゃないの」

「バウッ!!?」

「おい。餌に何を仕込みやがったッ!!!!」

 

こちらはこちらで、普段通りの姉弟に戻っている。

というかラッシーが犠牲になっている……

レイジュいわくこんな生き物にはどんな毒が効くか試したかったらしいのだが……ご愁傷さまです。

 

しかしレイジュの言葉に料理を運んでくれていた者も困っている。苦笑いである。

いくら毒がレイジュにとってご馳走でもそんなものはない。

そしてそんな様子を、

 

「……賑やかね」

「まぁ、たまにはいいよ」

 

完全にバカ騒ぎしている中で極端におとなしい席。

すでにルフィは腹踊りして、エースもサボも鼻に割り箸をつめて変な顔をしながら騒いでいる。

それを見ながらゾロやベルメール達は酒を飲み、ウソップは雪走でチョッパーの体を切断。悲鳴をあげて気絶したチョッパーに呼びかけるカヤ。

レイジュは料理を組み合わせて()()()()()()()を作ろうとしてサンジに止められている。

 

こんな姿にコブラ達はあ然としている。

しかしビビは初めからずっと笑い続けており、周りにいる兵隊達もそんな様子に驚いていた。

 

しかし徐々にそのおかしな空気に当てられて最終的に全体がバカ騒ぎとなった。

 

「お兄ちゃんは参加しないの??」

「柄じゃないんだよね」

 

「そうだったわね」

「ロビンはいいの??」

 

「私は、お兄ちゃんの隣がいいの」

「そうだったな」

 

しかしこんなバカ騒ぎの中にある外れた静けさでも違和感はなかった。

これがこの世界の、大きく外れてしまった二人の兄妹の世界だというように……

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