好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「サルみたいな顔をしてるな!!」
「そんなに褒めるなよ〜」
「褒め言葉か?」
「知るか……」
ガレオン船ではあのマシラとルフィが何故か意気投合していた。本当になんでそこで仲良くなるかなー
まあ、今のうちにこちらは手がかりでも探そうとハジメは船内を調べ始めた。
正直、ハジメは空島への行き方を知っている。
もちろんそれは本編からの知識。
だけどそれだと黄金都市というワードが欠落する。
空島にいけば否応なしに分かるのだろうけどルフィにはこの冒険を楽しんでもらいたいしね。
そんなことを考えているとお目当ての地図があった。
船内にあったということはやっぱり本編からズレている。
思いっきりズラしている僕がいうことではないけど道筋になるものがこうやってズレるのは困る。
地図をポケットにいれて甲板に戻ると
「お前らッ!!!!ここの宝を狙っていたのかッ!!!!!!」
と、目的がバレてマシラが怒り出しルフィに襲いかかっていた。
まぁ、あれだけ両手に物を持っているならそうなる。
「ルフィ。そんなもの持って帰ったらナミが怒るよ」
「ハジメッ!!?」
「お前ッ!!!!どうやってここに来たんだッ!!!!!」
「それはいいから。そんなものはくれてやりなさい」
「「「えええぇ〜〜!!!!!」」」
「…………ロビン」
「分かったわ」
するとルフィ達各自のポケットにいるロビンが能力を発動させて、両肩から手を生やしてそのまま首を締め出した。
「さっさと手放しなさい。殺すわよ」
「……………い、いやだ……」
「………もったい、ねぇ……」
「………手放、すか………」
このバカ共。なんでこういうときだけ意地を張るのか……
それはせっかくかき集めたものだとは分かるけどハッキリいってゴミなんていらないんだよね。
もう顔色も真っ青になってるのにまだ粘る。
このままいけば本当にロビンが手をかけることになるな。
「分かった、分かった。その中から"コレだ!!"っていうもの3点だけにしなさい。いいね?」
すると一斉に首を縦に振る。
ロビンの肩に手を置くとハァーとため息をつきながら能力を解除した。ゴホッ!ゴホッ!と咳込み新鮮な空気を吸うために息を荒くしている3人。それを見ていたマシラは
「………や、やるぜ、それ…………」
…………なんか、いや、かなり引いてるな。
おバカだけど強気なマシラがあんなに引くなんて……これも本編を変えてきた影響かな??
「………………………あっ」
「はぁ、はぁ………どうしたんだハジメ??」
「カメ、忘れてた」
「カメってなん………」
「上がってこねえな……」
「ねえロビン。下はどうなってるの??」
一向に上がってこない四人を心配するウソップ達。
いつでもこの場から離脱出来るようにバーストには準備してもらいナミとノジコは船の操作をするために待機。
ベルメールは状況を把握するためにロビンに聞いてみたのだが
「そうね。カメに食べられたわ」
「はっ?……いや、こんなときにそんな嘘を」
「貴女に嘘つく必要性はないわ。
事実を見せてどん底に叩き落とすのが生きがいなのに」
「……………ほんとーーーに殴るわよッ!!!!!!」
拳を突き出そうとしたとき少し離れた所で海から何が浮上してきた。それも山のように大きな大きな何かが………
「な、なんだありゃーッ!!!!!」
そこに現れたのは巨大な、巨大なカメ。
それは山のように大きく島だと間違えて上陸してもおかしくない。
「カメよ」
「あんなカメいるわけがッ!!」
「常識なんて捨てなさいベルメール。
お兄ちゃんがいる時点で全ての常識はないのと等しいのよ」
「………………褒めてるのよねロビン……」
「当たり前じゃない。最高の褒め言葉でしょう」
そう……と、それ以上ツッコミを入れるのをやめたベルメール。
そんなことしている場合ではないのだ。あのカメの口から出ているホースはこのメリー号から、ルフィ達へ空気を送るホースである。
「おい!!まさか食べられたのかッッ!!!!」
「だからそういってるじゃない」
「なんでそんなに冷静でいられるのッ!!!?」
「お兄ちゃんがあそこにいるからよナミ」
「ひ、引っ張られてるッ!!!どうにかしないとッ!!!??」
「ホースを切りなさい。大丈夫、後はお兄ちゃんがなんとかするわ」
冷静なロビンの指示を聞き即座にホースを切るノジコ。
これでなんとかカメに引っ張られて、最悪海に引きずり込まれることはなくなったが
「これからどうするのロビン」
「どうもしないわ。お兄ちゃん待ちよ」
「そ、そんな!!!」
「何を慌ててるのカヤ?お兄ちゃんよ、問題ないわ」
「いや……正直ロビンさんよりも強いってのが…誰も信じられないみたいですよ………」
レイジュはともかく、他の面々はハジメの実力を目の当たりにしたことはない。基本的にハジメは傍観を決めているためにやるのはロビンだった。
確かにハジメが大将"絶黒のハジメ"だとしても見たことのないその姿を信じれるわけもない。
「なら見てなさい。お兄ちゃんの実力を」
そうロビンに言われて誰もがカメの方へ向いた。
未だにマシラの方のロープは繋がっており、船内の海賊達もロープを切るか切らないかで抗議していた。
しかしそんな間もカメはゆっくりと海の中へ入ろうとしていた、が…………
そんな光景に驚いていていると、次のアクションが起きた。
何が起きたのか分からないナミ達は開いた口が塞がらなかった。こんなことが現実に起きるのかと……
しかし見たことが一つだけあった。
リトル·ガーデン。あの恐竜がいたあの場所で、その恐竜が切られる時と似ているのだ。つまりは、
「あ、あのカメを……切った………」
誰がその言葉を言ったのか分からなかったが、誰もがその答えに行き着いたようであり、落ちていくカメの身体から何が飛び出てくるまで呆けていた。
「お兄ちゃん達が出てきたわ。ウソップ、迎えにいきなさい」
「お、おうッ!!!」
ロビンの呼びかけに意識を現実に戻したウソップ。
すぐさま絨毯を取り出してルフィ達の元へと飛び出した。
「急いで船をあのカメから引き離したほうがいいわよ。大津波がくるわ」
「な、何が起きたのよッ!!!!」
「何って、お兄ちゃんが内部から殴り上げて、その後に斬っただけよ」
「そ、そんなッッ!!!!??」
「ベルメール。お兄ちゃんの強さや優しさに惚れたことについてはとやかくいわないわ。ウザいけどね。でも
何をッ!!?と言い返そうとしたがそれを無視してロビンは空を見上げた。するとそれと同時に一気に空が、周りが暗く、夜のように真っ暗になった。
「な、何なのよこれはッ!!!!」
「五月蝿いわね。見てれば分かるわ」
その言葉に言い返そうとするベルメールだったが、次の瞬間、
「「「か、怪物だああああぁぁぁぁッッ!!!!!!!!!」」」
そのあり得ないほどの大きさにマシラ率いる海賊団はそそくさとその場から逃げ出した。ナミ達もすぐにその場から逃げ出そうとするがロビンが生やした手により阻止された。
「何してるんですかお姉さんッ!!!!!」
「逃げなくていいのよナミ。あれは影だから」
「だからあんな大きな影があるならッ!!!!」
「遠近法による影絵」
「…………なるほど。そういうことね」
ロビンの言葉にレイジュは理解したようだ。
しかし未だに分からないナミ達はどういうことか聞こうとしたがそのタイミングでウソップ達が帰ってきて
「に、逃げるぞッ!!!!」
「あれはヤバすぎるッ!!!!!」
「船を出せッ!!!!!」
ルフィ達もあの影にビビり逃げ出そうとしていた。
ゾロも焦っているようだったがロビンやレイジュの冷静な姿を見て
「………あれは、無害なのか??」
「そうよ。だから貴方達も落ち着きなさい」
「でもよ師匠ッ!!!!」
「
「よし!!!お前ら!!!落ち着けッッ!!!!!!!」
さすがルフィである。
ロビンの一言で巨人の大きさによる恐怖よりも目の前のロビンの恐怖が勝ってしまった。
どのみちロビンが船を動かせないようにしているために動けないのだが、その動かない船に対して待機していたバースト達も現れて
「なんで逃げないんだよッッ!!!こっちは準備してるんだぞッ!!!!!!」
「五月蝿いわね。殺すわよ」
「普通なことを言ってるのにッ!!!!!??」
…………………………
「つ、つまり、あの影は"空島"からの影なの??」
「ええ。上空にいる人の影。それが怪物、巨人の正体よ」
「……………つまり、オモシロ人間だな!」
「絶対に分かってないだろうルフィ……」
冷静になりロビンの言葉に耳を傾ける一向。
大津波もなんとか回避することができ、少し落ち着いたところで大影の説明を聞いていた。
それでも分かっていないルフィ。巨人じゃないと分かっただけでいいみたいなのでロビンはそれ以上は言わなかった。
「でもよ!それなら本当に空島はあるんだよなッ!!!
それも人もいるんだよなッッ!!!!!」
「そうね。お兄ちゃんが持って帰ってきた地図によれば島もあるみたいよ」
「島ッ!!?……まぁ、空島っていうぐらいだけどよ……あんのか島なんて…………」
「どっちでもいいじゃねえか!!行けば分かるッッ!!!!!」
確信に変わった空島にルフィのワクワクは最高潮に上がっていた。それに乗せられてウソップやギン、カルーと一緒に「空島ッ!空島ッ!!」と騒ぎ出す始末。
「にしても……アンタ達、マトモなお宝や手がかりはなかったの??」
「そんなこと言わないでくれよナミさーん!!!」
「ハジメが選べっていうから選んだだけだ。他にもあったんだ」
「いや、選んでこれなら他もゴミね」
「ええ。ゴミね」
いつも通り、こういう反応には冷たいベルメール親子。
サンジだけはそれでも喜んでいるが……
「でもこれだけじゃ空島なんていけないわよ」
「なんでだよ!!!いくぞ空島ッ!!!!」
「「「おおおおぉぉ!!!!「クエェッ!!!!」」」」
「行けるかッ!!!」
空島があるなら行ける。という楽端的な考えに頭が痛くなるナミ。ノジコもその地図を見るが手がかりになるようなことは何もなかった。
「………近くの島に行ってみるしかない、のかな?」
「ノジコもそう思うわよね……」
手がかりがない。でもこうしてログポースは空島に向かっている。
ならどうにかして近くの島に向かい、そこで手がかりを掴むしかない。
「さっきの海賊、あっちの方角から来たのよね」
「船が沈没したのが分かってから来たみたいだったわ。それに逃げた先もあっち………なら、拠点にしている島があるッ!!!」
そう導き出したナミとノジコは、早速その方角に向けてどのようにして向かうか話しだした。
ここはグランドライン。勘でたどり着くほど甘くない。
「なら、先行して島があるか見てこようか」
「で、出来るのお兄さんッ!!!!」
「ロビンと一緒に行って見つけたらこっちに残す分身体とのパスを使えば一直線。どう??」
「それはありがたいけど……いいの??」
そう、ハジメは基本的に麦わらの一味の手助けはしない。
導いたり、鍛えたりはするがこうして進む進路に口出し、さらに誘導なんて……
しかし今回は先に次の島"ジャヤ"に行く必要がある。
だからロビンがあのマシラから奪った"エターナルポース"を皆の前に出さないようにとこっそり言っておいたのだ。
しかし、グランドラインの海は変わりやすいのに
ナミに加えて、ノジコとベルメールもいるから更に航海術に磨きがかかったんだろうなー
「まぁ今回だけね。空島っていう進路は変わらないなら、そこに行き着く島はセーフってやつかな。」
「…………お兄さんがいいなら……お願いするわ」
「ということで、ルフィもそれでいい??」
「おう!!!空島にいけるならなんでもいいぞッッ!!!!!」
船長の許可も貰いハジメとロビンが先行して島を見つける。
そして船に残した分身体とのパスを使ってルフィ達を誘導。
しかしそこまでの移動手段というと
「よし!!いくぞ!!!!」
「ふざけるなッ!!!!」
「せ、せまいわ……」
「私に抱かれるなんて、光栄に思いなさいカラー」
「ひゃ、ひゃい………」
小舟に5人がぎゅうぎゅうに詰め込んで乗り込んでいる。
バーストは船の推進力として、キロロは船の安定に、カラーは何かあったの時の保険に。
小舟の後ろからバーストとキロロ、カラーはロビンに抱かれており、先頭にハジメが並んで座っている。
「そっちにもロビンはいるけど、あまり無茶なことはしないようにね!」
「いや、いま目の前にいるお前らが無茶してるよ」
ウソップのツッコミも少し聞けないとなると寂しいなと、軽くスルーしてバーストに出発と合図を送る。
小舟にも一時停止をかけているので壊れたりはしないが、メリー号と違って小さな小さな小舟。バーストの爆発一つで
「「「ぎゃあああああああああぁぁぁぁッッッ!!!!!!」」」
放ったバースト本人も驚く程に一気に吹き飛んだ小舟。
ハジメ達と小舟が離れないようにこっそり小舟と自分達を一時停止で固定しているので海に落ちることはない。
しかし海に落ちたほうがマシだと思う。
「はい。次」
「ぎゃ、ば、だ……」
「早くやりなさい。死にたいの?」
そう、その後もハジメとロビンによる強制的な加速のお陰で島につく頃には3人は死にかけの表情をしていたという……
…………………………
「さっきからどうしたのゾロ?」
「…………見たか、ハジメの剣技……」
どうも様子のおかしいゾロに話しかけたくいな。
しかしゾロの言葉に首を縦に振って神妙な表情で
「うん………今まで見てきた斬撃の何よりもキレイだった……
剣豪ミホークの剣技が"剛"ならハジメの剣技は"静"……」
「……アイツは、
剣士として腕は確かに必要ではある。しかしそれと同時に名刀であるかも必要なのだ。
しかしハジメはそれを己の技量、力だけで海王類と同じ大きなカメを一刀両断したのだ。
そしてそれはゾロとくいなに力の差を見せつけられ落ち込ませる、ものではなかった。
「是が非でも盗むぞ!アイツから全て奪ってミホークを倒す!!!」
「そして、私とゾロ。どちらかが……」
「「大剣豪になるッッ!!!!」」
………………………………
「………なぁ、サンジ」
「なんだルフィ?」
「お前、ハジメみたいにカメを蹴り飛ばせるか??」
ルフィもまたハジメの力を見て考えていた。
そしてサンジもそんなルフィがどんな思いをしているのか理解しているつもりだった。
「………無理だな。いまのままだとな……」
「片脚ぐらいなら出来そうだんだけどな……」
そういいながらも落ち込んではいなかった。
どう見てもルフィの目は力強く、新たな目標が出来たようで。
それを見たサンジもまた、あの強さに追いつくと決意し
「…………サービスだ。何か食うか?」
「肉ッ!!!!」
「オッケイ。待ってろ船長」
あの強さに追いつき肩を並べるように………いまは力をつけると沢山の肉を食べることにした。
「………………食べ終わったら"地獄のメニュー"よ、ルフィ」
「ッッ!!!!!!??」
そして調子に乗ってしまったことを、不気味に笑うロビンを見て激しく後悔したという………