好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
気候が安定した。という実感は湧かなかった。
普通ならその島の範囲に入れば気候が安定するので、これが一つの島の近くまで来たという証明になる。しかしいまもこの小舟は小舟ではあり得ないほどのスピードで"ジャヤ"に向けて進んでいるのだ。気候など気にしていられない。
「し、死ぬかと、思った………」
「気もぢ悪いわ…」
「もう、いや………」
途中から小舟の先端に空気の壁、空気抵抗を軽減するように矢印みたいな感じで向かい風を浴びないように工夫した。
それによりGだけのキツさになったが、それでもキツイものはキツイ。
目の前に島が見えてやっと減速してこうして息を整えている3人に対して
「じゃ、ここで待機していてくださいね」
「は、はぁッ!!!?ふざけんなッ!!!!」
「私達も島でゆっくりしたいわよッ!!!!」
「(コクコク)」
言い分は分かる。ここまできてお預けなんてと。
しかし次の言葉に3人は諦めるしかなかった。
「
「「「待ってますッ!!!!!」」」
「カラーは付いてきなさい」
「ッッ!!!!!!??」
目を見開き恐怖の表情をして固まっている。
…………可愛そうに。
改めて目の前の島を見える。
"ジャヤ。"そこは"無法地帯"と呼ばれており海賊共が好き勝手にやっているという場所。
そしてここにこの先の展開に影響する"二人"がいる。
一人がベラミー。
バネバネの能力を持ち、ここではルフィにやられるがその背後にいるドフラミンゴに目をつけられるという展開になる。
そしてベラミーとドフラミンゴはまた後に会うことになるが、ベラミーについては
そしてもう一人、マーシャル・D・ティーチ。
ハジメがだっーーーーーーーーーーい嫌いな人物であり、白ひげ海賊団の一人で、サッチから"ヤミヤミの実"を殺して奪ったこの"ワンピース"における最悪の敵である。
しかし前からティーチに警戒をしていたハジメは、白ひげの船にいた頃から毛嫌いをして、白ひげにある予言じみたものを言っていた。
そのお陰である運命が一つ変わったのだ。
…
……
………
…………
……………
少し話を戻してルフィ達がアルバーナに向けて進軍していた時のお話。
「……つまり
「あぁ。アイツはやってはいけねぇことをやりやがったんだぁ……ッ!!!」
「で、白ひげさんにはなんて言ってきましたか??」
「……………………………………」
そこで黙るエースにハジメはハァーとため息をついた。
そう、本編通りにキチンと話さずに飛び出してきたのだ。
「何やってるんですかもう……」
「だけどアイツはッ!!!!」
「それでもエースの身を案じた。それぐらい分かるでしょう」
「そ、それは……」
それは分かっているのだろう。
でも、それでも、家族を傷つけたティーチを許せなかったのだろう。
"家族"に敏感なエースだからこそ人一倍に……
「………帰りなさいエース」
「なッ!!!ティーチをそのままに出来るかッ!!!!」
「ティーチは僕に任せて帰りなさい」
「ふざけんなッ!!!アイツは俺が!!」
するとさっきまで黙っていたロビンが殺気を放ってエースの両肩から手を生やして首を締め出した。抵抗するエースだが勝てるわけもなく
「お兄ちゃんがやるって言ってるのよ。聞き分けなさい」
「…………ぎゃ………だ………」
「エース。僕を信じて待ってて下さい」
「……………………(コク…コク)」
ゆっくりと頷いてくれたエース。
そっちのほうがいい。あのクソは僕の手で……
と、考えていたが一向にエースの首を締め続けるロビンに
「ロビン……もういいよ?」
「ダメよ。お兄ちゃんに逆らった時点で死刑よ」
「エースになにか起きないようにしてるのに、ここで何かを起こさないでッッ!!!!!!!」
……………
…………
………
……
…
サッチさんは生きてる。エースも白ひげさんの所に帰った。
それでもあのクソは七武海になるために"大物"を狙っているはずだ。
その一番がエース。そしてルフィ。
あの更新した懸賞金を見て狙っていたしな……
そうか、今頃ルフィ達の懸賞金を上げてるのかな海軍は
まぁ、それはどうでもいい。
あのティーチにはどちらとも会わせない。その前に潰す。
バーストとキロロには小舟に残ってもらい3人は
「こ、こんなの……アリなの……」
先頭にハジメ、ロビン、カラーの順番で歩いている。
ハジメが歩く所には一時停止により海の表面が止まり歩くことが出来る。
一気に海全体を停止出来るが、やり過ぎると後で面倒な事が起きる場合もあるのでそれはやめておいた。カラーは普段通りに歩いている二人について来ているが、一歩でも踏み外せば海に落ちるかもしれない恐怖になかなか足が進まずにいた。
「何やってるのカラー。さっさと来なさい」
「お、落ちたら………」
「骨は拾うから問題ない」
「死んじゃう前提で話さないでッッ!!!!」
助けて。なんて求めても無駄だとは分かっているカラー。
瞳に涙を溢れさせながら必死に二人に付いてきてなんとかジャヤの地に、砂浜に足を踏み入れた。町があるところまでは距離があるがいきなり出くわすのもいけないと思ったので離れた場所にした。
「こ、怖かった………」
「お疲れ。とりあえずカラーはここで待機。また後で呼びに来るから」
「りょ、了解……」
「
「ッッ!!!!!」
「いや、止めてあげてロビン。もう精神ヤバそうだから……」
ロビンの追い打ちにもう限界なのだろう。
ボロボロと涙を流しながらこっちを見てくるカラーに対して流石に「頑張って」という言葉は出てこなかった……
まあ何かあったらと思い分身体のロビンにはカラーを見てもらうことにしてこの砂浜から少し歩いていると
「やっと、ついたようね」
茂みから現れたのはもう一人の協力者。
そこにいたのはハジメと同じ転生者である。
しかし、残念なことに………こいつはウザイ」
「だから心の声を言わないでよッ!!!」
「おっと。…………ウザイ」
「言うなッッ!!!!!!!!」
と、本当に面倒くさい………女?である」
「正真正銘の女よッ!!!ってか、また声が!!!!」
「五月蝿いわね。消すわよ」
「もう何なのよアンタら兄妹はッ!!!!!」
転生者でも意見が違えば衝突するのがお決まり。
しかしこのヤスミ·コガはエースと白ひげさんの死を回避したいという目的がある。意見が一致しているので協力はするが
「そう言われてもさっきみたいにカッコつけて登場されると……イライラして仕方ない」
「オブラートって言葉知ってますかッッ!!!!??」
ハァハァと息を切らすヤスミを見て二人は
「「イジるのはここまでにして」」
「本当に、いい性格してますね二人とも……」
これ以上は無駄な時間と、文句を言うのを止めたヤスミは真剣な表情で
「で、サボに伝言を預けてまで呼び出したんだから……
「どうにもなにも、ただぶっ飛ばす」
「動けないようにへし折る」
「ノープランってわけね………分かったわよ、やるわよ!!」
…………………………
「ぎゃあああああぁぁぁぁッ!!!」
誰の悲鳴だろうか。
それが分からないほどに町は混乱していた。
町の人間はすでに退去済み。残されたのは海賊だけ。
その海賊のだけかの叫びだろう。そしてそれは一人だけではない。
「な、何なんだアイツらッ!!!」
「に、逃げるぞッ!!!!」
「
逃げようにもロビンが作り出した"
完全な包囲網の中、それでも足掻いているのが
「はぁ、はぁ、…………ゼッハハハハハッ!!!
まさか本当に攻撃してくるなんてな……俺のこと、気に入っていたんじゃねぇのか、なぁハジメッ!!!!」
「ずっと言っていただろうが。テメェは死ね。
その方が世の中の、僕の為になるから死ね」
こいつはここで壊す。最悪殺す。
それが"ワンピース"の物語にとってやってはいけないことだとしても、こいつはここで終わらせる。