好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
『むかしむかしのものがたり。
それは今から400年も昔のお話。
北の海のある国に、モンブラン・ノーランドという男がいました。
探検家のノーランドの話は、いつもウソのような大冒険の話。
だけど、村の人達には、それがホントかウソかも わかりませんでした。
あるとき、ノーランドが旅から帰って、王様に報告しました。
「私は偉大なる海のある島で、山のような黄金を見ました。」
勇気ある王様は、それを確かめる為、200人の兵士をつれて、偉大なる海へと 船を出しました。
大きな嵐や、怪獣達との戦いをのりこえて、その島にたどり着いたのは、王様とノーランドと、たった100人の兵士達。
しかし、そこで王様達が見たものは、何もないジャングル。
ノーランドは、うそつきの罪でついに、死刑になりました。
ノーランドの最後の言葉はこうです。
「そうだ!山のような黄金は海に沈んだんだ!!」
王様たちは呆れてしまいました。
もう誰もノーランドを信じたりはしません。
ノーランドは、死ぬときまでウソをつくことをやめなかったのです』
読み聞かせが終わりナミはその絵本を閉じたと同時にウソップを見た。そして一言。
「そう。死ぬまでウソをやめませんでした」
「おい、なんでこっちを見てるんだ」
しかし見ていたのはナミだけじゃなくカヤを除く全員がウソップをジィーと可愛そうな目で見ていたのだ。
「ふざけんなよお前らッ!!!!」
「お、落ち着いてウソップさん!!」
「いや、名前に"ウソ"って付いてるからよ」
「"ウソ"が染み付いてるのかと……」
「息をするような"ウソ"をな……」
「こっちは"ウソ"を"本当"にするマジックをしてんだよッ!!!!!!」
いまのウソップは"嘘を真"にする力があるからなー
それでもマジックだからタネはあるんだけど。
「うん?ちょっと待てよ。その絵本の名前……」
「えぇ。同じ"モンブラン"。つまりは子孫に当たるはずよ」
ここに来て手がかりが!と思った矢先
「お前らッ!!!ここで何してやがるッ!!!!!!」
全員が振り向くとそこにはさっきまでいなかった人物がずぶ濡れで現れたのだ。そう、この男こそが"モンブラン·クリケット"
「"黄金"目当てか……帰れ!テメェらになるもんはねえ!!!!」
「「やっぱりは黄金はあるのねッ!!!!!!!」」
「これでやっと貧乏生活から脱出出来るわ……ふふふ……」
「何煽ってるんだお前らッ!!!!!」
ナミ、ノジコ姉妹は黄金に目がくらみ、ベルメールに至ってはこれまで続けてきた節約の日々が終わると歓喜している。
それによりさらに警戒心が膨れ上がったクリケットにウソップが
「ま、待ってくれ!!俺達は"空島"に行きたいだけなんだよ!!行く方法があるなら教えてくれッッ!!!!」
「空島、だと……お前ら、そんなもん…を……しん………じて……」
徐々に弱くなる声。それに比例するようにクリケットは意識を手放すかのようにその場に眠るように倒れた。
「オッサンッ!!!?」
「い、医者あぁッ!!!!!」
「お前だよ」
………………………………
「………こ、ここは……」
「気づいたかオッサン」
「貴方の家ですよ。覚えてますか?」
気づいたクリケットは近くにいるルフィ、ハジメ、そして診察してくれていたチョッパーを知り
「そうか……助かった……」
「別にいいですけど、あまり無茶な潜水はやめたほうがいいよ」
「そうだぞ!!」
「………そうだな。医者である君のいうことは間違いない……」
しかしその目はまだ諦めていなかった。何かを成し遂げるための強い意思。それはルフィから見てもハッキリと分かったようで
「海の中に何かあるのか?」
「………そうだな。助けてくれた礼だ。話ぐらいはいいだろう」
と、何かを話そうとした瞬間に扉が勢いよくあき
「「オヤッサン!!!!」」
「お前ら……」
「「オヤッサンが無事で良かったーッ!!!!!」」
「分かった!分かったから入ってこようとするな!お前らじゃ入れねぇだろうが!!!!」
そこにいたのはマシラとショウジョウ。
少し前、二人でここに現れた時は大暴れしようになったが今度こそキチンと"お話し"できる体制にするようにルフィが奮闘してくれた。
まぁ、奮闘というか、ちゃんと加減をしろというやつではある。またやり過ぎて吹き飛ばさないように。
大人しくなったところでずっと二人が言っていた「オヤッサン」についてのことを話してやっと大人しくなったのだ。
「お前らありがとうな。オヤッサンを助けてくれて」
「今まであったことは水に流せる。それだけの人なんだ」
にこやかに話す二人に照れながら「いいから外に言ってろ!!」と怒るクリケット。入れ替わるかのように外からロビン、ナミ、ノジコ、ベルメール、サンジ、レイジュが入ってきた。
「なぁ、アンタはあのモンブラン·クリケットの子孫なのか?」
「ほう。それを知ってるということは」
「ええ。北の海出身よ」
「そうか。あぁ、その通りだ。子孫だ」
「ならよ。あの絵本にあることは……本当なんだな?」
「違うッ!!!!」
大声で否定するクリケット。
それに思わずたじろぐサンジではあったが
「ち、違うって……」
「あれは事実じゃねえ!!間違いなく"黄金都市"はあるッ!!!」
「やっぱりあるのねッ!!!」
「どこにあるんですか!!!」
「この近くにあるのね!!そうなのよね!!!!」
「はいはい。落ち着いて。3人で攻めないの」
どうも黄金と聞いてからこの親子はおかしくなってる。
まぁ、元々お金大好きナミだったんだよな。本編とは違った形になったと思ったけどやっぱり本質は同じか。で、そのナミの姉と親も似ていると…………
「つまりは、それを確信できるものがある。ですよね」
「…………あぁ。その通りだ」
そういって立ち上がり何かを取りに行ったクリケットは、大きな袋包を持ってきてそれを皆の前に置き
「これが、確信出来る証拠だ!!!!」
「「「「「おおおおおおおおおぉぉぉぉッッ!!!!!」」」」」
その包の下から現れたのは見事な黄金。それも精巧に作り上げられた像だった。
「分かるか!これがこの海の底で見つけたんだ!つまりここには"黄金都市"はあるッッ!!!!」
「ま、マジかよ……」
「すげぇーなッ!!!!」
「こ、これで、お、億万長者に………」
と、喜んでいたが突然腰を落としため息をつくクリケットに違和感を持った。
「だが、あったのはあと数個ある黄金だけ。これじゃ黄金都市とはいえねぇ。だから探してるんだよ海の中をよ」
「だからって無茶な潜水は、潜水病は命を落とす危険があるんだぞ!!!」
「だからといって止められねぇのさ。こいつは先祖と俺の"戦い"なんだからなッ!!!!」
それからクリケットがどうしてそんなに黄金に執着するのか話してくれた。本編通り"モンブラン"という性は"嘘つき"の家系と見られており何処にいってもそんな風に見られていたようだ。
なら本当に黄金都市はあると証明してやる!と、ここで長年黄金都市を探し続けていたのだ。
それも全く手がかりがない。というわけではない。
そうクリケットには先祖が残した航海日誌があったからだ。
「……おいおい。まじかよ……」
「"ウェーバー"に"ダイヤル"………それに"黄金都市"ッ!!!」
「な、なぁ!!これってッ!!!!」
「間違いなく黄金都市も、空島もあるッ!!!!これがそれを指し示しているんだッッ!!!!!」
そんな力説にルフィ達は大はしゃぎ。
半信半疑だった2つがあると分かったのだ。
そんななか、ハジメがクリケットに近づき
「クリケットさん。これをどうぞ」
「こいつは……」
「映像でんでん虫です。それとも一緒に来ますか?」
「…………いや、こいつで十分だ。ありがとうな」
本気で空島に行く。そう決意した目だと分かったクリケットはハジメからでんでん虫を受け取った。
すると後ろからハジメをビシバシと叩いてくるチョッパー。
「何考えてんだよハジメッ!!!!
空は平地と違って気圧が違うんだぞ!!潜水病になっている人をそんなところに連れて行ったらどうなるか分かってるだろうがッッ!!!!!」
「いや、
「医者いらずかお前はッ!!!」
「いいことだよね??医者いらずは」
………………………………
「積帝雲??」
「あぁ。この辺りの海を突然襲う"夜"は、その上空に太陽光を一切通さない"積帝雲"という雲の化石が来ている証なんだ。"空島"があるとすればそこにしか可能性はねえ」
行くことは決まったが、そこへどういうか。である。
幸いにもクリケットには心当たりがあるようで、ハジメによる力技で空島に行かなくてすむと話を聞いていた。
「そこに上がるには月に5回程この海に現れる"
「さらに"ノックアップストリーム"の発生場所と"積帝雲"の位置が一致するという奇跡のタイミングが必要になるが……………ツイてるな。そのタイミングが明日の昼だッッ!!!!」
一気に話してくれたクリケット。それを聞いてさらに目をキラキラにする者と、絶望をした表情になっている者で別れた。
「確かに、それはツイてるな」
「ヨッシャー!行くぞ、空島ッッ!!!!」
ゾロはニヤリと笑い、ルフィは喜んでいる。
が、それを止めようとする者達が
「待て待て待て!!!!
どう考えてもおかしい単語が山程あっただろうがあぁ!!!」←ウソップ
「そうよ!!その話が本当ならその海流に乗った時点で船が大破するわよッッ!!!!!!」←ナミ
「もっと安全な方法が……」←ギン
「メリー号は僕の力で傷一つ付かないので大丈夫ですよ」
「「「それはどうもありがとうッッ!!!!!!!!」」」
ありがとうといいながら完全にブチ切れている。
余計なことをいうなと、ビシビシ伝わってくる。
「ウソップさん。諦めましょう」
「そうよナミ。黄金が待ってるわ」
「覚悟を決めろギン」
しかしそれでも渋るように了解をしない3人に対して優しくこう告げた。
「なら僕が小舟で
もちろん小舟が壊れないようにしますし、なんなら
「「「一番怖いわボケエエエエェェェェェッッ!!!!!!!」」」
なんか納得行かないなー。