好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「サウスバード??」
「あぁ。そうだ。その鳥は必ず"南"しか首を振らねえ、奇妙な鳥だ。しかし空島へ行くための"
「南いけばいいんだろう。いらねぇんじゃねえのか??」
「バカねルフィ。ここはグランドラインよ。海に出れば方角は分からなくなる。だからログポースがあるんでしょうが」
「……………つまりは、不思議鳥かぁ」
「まぁ、間違ってはないね」
「とにかくだ。そいつを捕まえてこい」
クリケットさんが持っていた黄金の一つ。それはこのサウスバードの像だった。クリケットさんがサウスバードを思い出す時間ももったいないと思ったのでこの鳥ってなんですかね?と訪ねた所でやっと思い出してくれたのだ。
「「船の補強は俺達に任せろ!!」」
「いらないので大丈夫です」
「………………………………」
「おいハジメ!あの二人メチャクチャ落ち込んでるぞ!!!」
そうはいっても一時停止で傷一つ付かないからいらないんだけど………まぁ、あの羽があったからほぼ水柱に対して垂直に飛んだというのもあるのか………落ち込んでいるマシラとショウジョウに優しく
「じゃ、出来るだけ傷つけないようにお願いします」
「「 おう!任せとけ!!!」」
というとこでサウスバードを探しに森に向かった。のだが…
「はい。さっそくゾロがいなくなりましたので探す対象を一つ増やしますー」
「ゾロが本当にすみません!!!」
ベラミーの件を早々と解決してしまったために起きた想定外。
本編では仲間と一緒だったから良かったけど、ここに来て一緒にいても迷子になるとか…………
「気にしなくていいよくいなちゃん。あのバカは……諦めよう」
「んなこと言ってる場合かよ!!サウスバードも見つけないといけないんだぞ!!!」
「幸い姿はあの黄金と同じって言ってましたから。あとは鳴き声が…………」
『ジョーーーーー!!!!!』
「「「「「これだ」」」」」
分かりやすい鳴き声のお陰で簡単に見つけれる。
と、思っているだろうなー皆は。
そう簡単にいかないから大変なんだよね。
それでも捕まえなきゃ話にならない。
それぞれ分かれてサウスバードを捕まえにむかいその場に残ったのはハジメとロビン、そして……
「さっさと行きなさいよベルメール」
「嫌よ。これ以上差を広げられる訳にはいかないわ」
どうも、この間からこの二人が白熱してる。
原因は分かっている。やたらとロビンがベルメールを煽ってるからだ。その理由はアラバスタの
「何を言ってるの?天と地の差があるのに」
「本当に……少しはその口を閉じてなさい!」
二人でハジメを取り合いみたいな絵図になった。
これまでここまでなることはなかったのに、痺れを切らしたベルメールが積極的に詰めてきた。具体的にはハジメの腕を絡め取り密着する形で。その反対側はもちろんロビンです。
「あのね、サウスバード探さないと……」
「だから私と行きましょう
「あら、やっと呼び捨てした貴女は邪魔よ」
「知らないわよ。同じ婚約者でしょうが」
「私は本妻で貴女は愛人よ。すでに差があるわ」
「"お兄ちゃん"って呼んでいる貴女には言われたくないわ」
「…………そう。ここで潰れたいのね。ベルメール!」
「上等よロビン!」
と、言いながら一向に離れない。
二人共分かっている。離れた瞬間にハジメを連れてこの場から離れると。
ロビンは能力を使えば簡単に拘束も出来るが
それだけロビンはベルメールを認めている。
それと同時にライバルであり、対等の相手と見ている。
だからベルメールに対しては遠慮がない。
自分が認めた相手なのだから不甲斐ないところなんて見たくない。というのがあるのかもしれない……
「………………ねぇ………探さないの…………」
しかし巻き込まれているハジメはもうグッタリである。
結局、他の面々がサウスバードを持ってくるまで続いた。
夜から朝になるまで、ずっと……
………………………………………
「マジでふざけんなよ!!!!」
「そうよ!そうよ!!」
「どれだけ待ったと!!!!」
「五月蝿いわね。"私"が呼びに来たのだからいいでしょう」
「それでも何時間待てせてるんだ!!!」
「置いていかなかっただけ有り難いと思いなさい」
クリケットさんの所へ帰ってくるとそこにはバーストとキロロ、カラーが飯を食っていたのだが、こっちを見た途端に飛びつくように向かってきて文句を言い出したのだ。
そういえばバーストとキロロは小舟で海上で待機、カラーは海岸で待機してもらってたなー……………忘れていた。
なので素直に謝ることにしました。
「はい。僕は忘れていたよ。ごめんなさい」
「「「ふざけるなッッ!!!!」」」
ですよねー。
「お兄ちゃんが謝ったのにふざけるなってなによ。
貴方達がふざけるなよ。というか死刑ね」
「ぎゃああああぁぁッ!!!!」
「ご、ごめんなさいッッ!!!!!!」
「許してッッ!!!!!!」
100%こっちが悪いのにね。
どうしてこう可愛そうなんでしょうか。と、少しだけ思うよ。
ロビンはまだ何もしてないけど雰囲気というかオーラが見えたのだろう、もう完全に萎縮してしまっている3人だった。
「ロビン。こっちが悪いんだからね。今回は何もしないの」
「分かったわ。次回に取っておくのね」
「違う。完全に無しだよ」
本当に"ハジメ"になると周りが見えなくなるからなー
ほら。もう3人が、肉食動物に捕獲される寸前の草食動物みたいになってるから。
「あ、ありがとうよ、ハジメ……」
「いえいえ」
「そ、そうだ!!待っている間になんか海賊船が妙な動きをしていたんだが!!!」
「…………妙な動き?」
ロビンが呼びにくる10分前のこと。
ジャヤ方面から逃げ出してきた海賊船が双眼鏡で見えるギリギリの遠くの海上で何やら集まっているように見えたという。
それも何隻というものではなく、ほぼジャヤにいた海賊が集まっているという。
そしてバースト達がこちらに合流する少し前、ジャヤに向けて進軍しているように見えたという。
「こっちは小舟だったから見つからなかったけどよ、ありゃなんかやらかす気だぜ」
………………なるほど。そういうことね。
懲りてないというか、海の上ならと考えてるんだろう。
そしてきっと向こうはバースト達に気づいてきた。それでも見逃したのはバースト達が僕達の仲間だという確信を持ちたい為と、奇襲を仕掛けるための算段をするためなんだろう。
ロビンの方を見ると軽くウインクで返してきた。つまりは知っていてそのまま放置か………
せっかく空島までの移動が楽になると思ったのに、これ、アイツラよりも面倒くさいんじゃないの??
「……………バースト」
「なんだ。役にたったろう!!」
「………可哀想に………」
「なんで同情されてんだよッッ!!!!!??」
もっと冷酷なイメージだったのにスッカリこちら側に染められてしまって………もう自分がどんなやつだった覚えてないだろうなー…………………一切後悔なんてものはないけど。
「さて。おバカなバーストの報告が遅れたせいでこれから"
「なっ!!!!??」
本当に気づいていなかったバーストは仰天って表情をしている。そして一斉に向けられる冷たい視線に冷や汗をドバドバをかき始めている。
「い、いや、ちょっ、ちょっと、まって………」
「キャハハハハハ。言い訳、必要なの??」
「気づいていたのに、残念だと思う」
「お、お前らッ!!!」
まさかの同胞と思われた二人からの攻撃。
確かに気づいていたのはバースト一人だがそこまで突き放すとは思っていなかったようで、ハジメの提案に対してルフィ、ゾロ、サンジが案を出す。
「さて、罰は何がいいでしょうか」
「師匠との修行」
「月兎の一時加入」
「海賊船の殲滅」
「の、三択ですけど、どれにしますか??」
「どれもこれも沈めてくればいいんだろうチクショーッッッ!!!!!!!!」
そういって小舟に乗り爆発の勢いで沖に出ていったバースト。
本当に一人であの大群を倒すつもりらしい。
「もうー。冗談が分からない人ですね」
「いや追い込みすぎだろう」
「仕方ないですね」
そういって懐から出したのはでんでん虫。
そのでんでん虫から繋げた先は
「もしもしヘルメッポ。ジャヤの海域に海賊がウヨウヨいるから討伐を………」
『やってるんだよチクショーが!!!!』
「おお。仕事が早い。
僕達はこれから"空島"に行きます。一緒に来ますか??」
『…………………………この海賊共を連行しないといけねぇから無理だ』
「いま、葛藤しましたよね?」『してねえ』
まあ、行かないならそれでもいいけど。
「じゃ、そっちにバーストが単身で向かっているので保護をお願いします」
『お、お前!!海賊を保護なんてッッ!!!!!』
「じゃロビンを付けますよ」『さっさといけチクショーッ!!!!』
ガシャン!!!と勢いよく連絡を切られた。
しかし今日はよく"チクショー"って聞くな。流行ってるの??
………………………………………
サウスバーストの示す方角を目指して航海は始まったのだが
「クソッ!!!海賊船、多すぎだろうがッッ!!!!!!」
「どうやら思っていた以上にいたみたいですね」
ヘルメッポ達とバーストが海賊船を減らしてはいるがそれでも数が多すぎたようで、こちらにも5、6隻の海賊船が追いかけてきている。それも大嵐の中を移動しているのだ。一つの判断ミスで何が起きるか分からない。
ちなみに"メリー号、ウイングモデル"という明らかにニワトリみたいな羽と装飾を付けられているのが目立つ原因ではない。
「ってか、なんで俺達狙われてるんだよ!!!
いくらロビンがやらかしてもここまでやるか普通ッッ!!!!」
「いい度胸ねウソップ。沈めるわよ」
「で、で、でもよ!!!可笑しいだろうこの状況はッッ!!!!!!」
やられると分かっても噛みつくウソップにロビンの目はガチになってる。まあ、ウソップのいうことも分かるから抑えるように宥めてはいるけど
「ロビン。いまは少しでも戦力を残そうね。
基本的には僕達は手出ししないんだから」
「…………………デコピンは?」
「まぁ軽いかもだけどきっと頭が吹っ飛ぶからダメ」
「トマトみたいになるのは……見たくないわ私も」
「どんだけ力込める気だよッッ!!!?」
冗談はさておいて、本当にどうしてこうも狙われるのか。
…………あぁ、そういえばそろそろ出回って来ていたっけ。
新聞を取る暇なかったから情報がないんだよなー
ということでまたでんでん虫を取り出して
「もしもし。ヘルメッポ」
『ガチャ!!!!』
速攻切られた。やっぱり忙しいかー
なら、暇そうな奴は………いたな。
「もしもし。賞金額どうなりました??」
『開口一番に何を言ってるんだお前はッ!?』
「いや、新聞取る暇なかったので。それにこれから空島の旅なので」
『………ったく。海賊が海軍に、それも大将に賞金額を聞くなんざぁ前代未聞だろうよ』
「同じ大将ですよ。それでもテメェは一番下だグザンが」
『それが人にたずねる態度かあぁッッ!!!!!』
五月蝿い。さっさといえ。もうそろそろ到着しそうだし。
そんな思いが伝わったのかブツブツいいながらクザンは手配書を手に取り
『"海賊狩りの姫、くいな"7500万ベリー』
『"海賊狩りの鬼、ゾロ"7400万ベリー』
それを聞いたくいなは喜び、ゾロは悔しそうな表情で飛んでくる砲弾を切り捨てた。
「僅かだけど一歩リードね」
「うるせえ!すぐに追い抜いてやるよッ!!!
ってか、なんだ海賊狩りの鬼ってのはッ!!!!!??」
「私は気に入ったわよ。海賊狩りの姫って」
でんでん虫の向こう側からは続けて
『"麦わらのルフィ"1億6000万ベリー』
と聞こえたルフィは
「ヨッシャー!!!師匠を超えたあぁぁ!!!!」
初めての賞金ではロビンは1億5000ベリーだった。
しかし、よくロビンの賞金を覚えていたなルフィの奴。
だけど、そんなものはすぐに終わるよ。
『"悪魔のニコ・ロビン"3億5000万ベリー』
「「「「「「「なっ!!!!!!!!!??」」」」」」」
おいおい。エニエスロビーのルフィの賞金より上って……
まあこれでも安いと思うよ正直。きっと四皇でも倒せないんじゃないのこの子。
「やっぱり安いわ。クザン、まだ上げなさい」
『ふざけんな!!!!お前まだ自分の立場分かってねぇのか!!!!!』
「お兄ちゃんの妹」
『………本当に、お前ら兄妹は…………もうかけてくるなッッ!!!!』
おう、久々にキレたなクザンのやつ。
まぁ、向こうにはニコルがいるからお仕置きしてもらうとして
「お、おい!!嘘だろう!!!俺のは!?」
「ないですよ」
「もう一回確認してくれ!!」
「いや、ないですよ」
ゾロに賞金がついてまさか自分がないとは思っていなかったサンジは取り乱してハジメに確認を迫っていた。しかし分かる。サンジは確かにMr.2を倒したけど、そいつは捕まってないし、むしろアラバスタの重要な位置にいるからね。
そしてそんなこと、してる暇はなくなったんだよ。
「お兄さん!!!前方に巨大な渦がッ!!!!!」
「クリケットさんが言っていたように、そこに向かって下さい」
「あ、あんな渦に飲まれた一巻の終わりだぞ!!!!」
「それでも信じていくだけですよ」
「信じましょうウソップさん」
「ち、チクショー!!!やってやるよ!!!!!」
"
だからこの大渦に入り込まないといけない。
ギリギリまで近づいて、ピタッと中央にいないと簡単に吹き飛ばされてしまう。ここからは運との勝負。メリー号が壊れることはないけどこの一回で成功させないと………
「これを成功させないと
「絶対に成功させろよナミ!!!!」
「頼むぞノジコッ!!!!」
「お願いしますベルメールさんッ!!!!!」
おい。どれだけ嫌がってるんだよ。
大丈夫。ちゃんと空島まで届けるのに。
………………行き過ぎる可能性はあるけど。
どんどん大渦の中心に引き寄せられるメリー号。追いかけていた海賊船はいつの間にかいなくなっている。逃げたのが、飲まれたのか………近くでは海王類がこの大渦に飲まれているのが見えるけど
「この渦に飲まれたら……助かるかなー」
「アホかルフィ。流石に無理だ」
「でもよ。エースとサボはこんな感じの渦なんとか抜けてきたぞ」
「マジか!!いや……あの兄共ならやるな……」
「ルフィさんはどうなんですか?」
「泳げたら多分大丈夫だ!!!」
「いや、根拠になってないですけど……」
「でも師匠はその渦自体消してたけど」
「………貴女、本当に人間なの??」
「失礼ね」
残っているメンバーはこんなふうに緊張感もなく駄弁っている。
「お前らちょっとは緊張感をだな!!!………って!!!!??」
ウソップのツッコミが炸裂、したと思った矢先、突然に大渦が消えた。つまりはマグマ溜まりに海水が満タンになったということ。ならあと少しで
「さあ、始まりますよ"
「みんな!!!何かに掴まってッッ!!!!!」
全員がメリー号から振り落とされないように柱などに掴まった。あと数秒か、数分か、まもなく始まる。という時に、
「フフフフフ。随分と久しぶりじゃないか"絶黒のハジメ"」
誰もがメリー号にしがみついて気づかなかった。いや、レイジュ、ロビン、そしてハジメは気づいていた。近づいてくる"強者"の気配を。
「とんでもない化け物がジャヤを襲ったと聞いたからな。全ての予定をキャンセルにして来てみれば…………面白いことをしてるな」
そしてこの男には影武者の効果をつけていない。
いくらモーガンが強くなっても、能力者ではないモーガンに絶対に勝てる要素はないのだ。そしてこの男は"ハジメ"を狙わせるように色々仕込んできていた。
まさか、それがここで来るなんて…………
「わざわざ、それを言いに来たんですか??
王下七武海の一人"ドンキホーテ·ドフラミンゴ"」
僕が嫌いなタイプの一人。ドフラミンゴ。
ローを助ける時に色々やったし(記憶はないようだけど)初めての会合の時もブチギレていたもんなー
大きな船に乗って、ファミリーまで連れて、本当に、何しに来たんだこの男は………
はぁーとため息をついていると、離れて階段の縁にしがみついていたウソップが近づいてきて
「な、なぁ……さっき、とんでもない言葉が聞こえてきたんだが…………」
「王下七武海の一人ですよ」
「今すぐに"
いやーたくましくなったのか、"
「おいおい。どこかにお出かけでもするのかハジメ」
「そうですね。ちょっと"空"に」
「そう急ぐなよ。テメェの為に余興を用意したんだ」
まぁ、見せなくても想像も、予測も、断定さえできる。
そしてもうまもなく始まる。見る必要さえない。
「ロビン。上空に投げ飛ばして」
「わかったわ」
「こいつ等………ッ!!!!なんだとッ!!!!??」
余興。こいつのいう余興なんてのはこの場合は人質だ。
そしてその人質を確実に捕まえるとするなら近くにいるヘルメッポ、コビー、バーストだろうと予測はつく。
この3人じゃドフラミンゴには勝てない。
でも命を繋げるための手段は知っている。
一瞬だけみえた3人はボロボロだが回復出来ない姿ではなかった。ならあの3人の勝ちだ。
その一瞬でロビンは3人を捕まえている敵を倒して一気に上空へと投げ飛ばした。
そんな出来事に目を奪われたドフラミンゴは気づかない。
すでにメリー号の下の海面が迫り上がって来ているのを
「じゃ。しばらく会いたくないですので」
「ま、待ッッ!!!!!」
待てと言われて待つ人はいません。
少なくともこの状況では止められません。
ドフラミンゴの船が近づこうとするがすでに迫り上がった海面の高い場所にいるメリー号に追いつくことはない。
そして次の瞬間、ドッカンッ!!!!と、まさに噴火のごとく一気に海水が、海流が天へと吹き上がった。
近くにいたドフラミンゴの船は木っ端微塵に散った。
「す、すげえええええぇぇぇッッ!!!!」
「感動はいいからあの3人捕まえないと」
目をキラキラさせているルフィを現実に引き戻して同じように空に向けて飛んでいく3人をルフィが伸びるその腕で捕まえた。
あまりの出来事にバーストとコビーは気絶しているがヘルメッポだけは意識があるようで
「気絶する前に答えて。海兵達はどうなったの??」
「に、逃したぜ……今頃はアンタらの部下が助けに来るように……しておいた……」
「よくあのドフラミンゴからそんなこと出来たね」
「ば、バーストの爆発による……え、煙幕が………」
「なるほどね。これなら許してやるか」
「…………とうに、容赦………ねえ………………………」
ダメージと疲労だろう。眠るように落ちたヘルメッポ。
まぁ、今は気絶したほうがいいだろうな。
そう、この状況でメリー号は勢いよくこの水柱に乗ってはいるが、垂直に上がる水流にいつまでもメリー号が乗り続けるのは厳しいだろう。
しかしハジメが助言するまえにナミ達が気づいたようでベルメールを軸にメインマストを開き、舵をノジコ、海流と風をナミが読みながら
「これなら…ッ!」
「絶対に……ッ!!」
「いける……ッ!!!」
徐々に離れていくメリー号。しかししっかりと風と海流の動きを見切ったナミは素早くノジコに舵を切らせる。その瞬間海流から離れてしまったメリー号は…………海面から吹き上げる暴風をうまく捉えて、空へと伸びる海流と共に空を飛び始めたのだ。
「と、飛んでるぞッッ!!!!!!」
「す、すげえええええぇぇぇメリーッッッッ!!!!!」
「や、やっぱりすげぇぞ……め、メリー………」
「バカかッ!!!一番スゴイのはナミ達は親子だろうがッッ!!!!」
ルフィとチョッパーははしゃぎ、ウソップは感動で泣いている。サンジにいたっては「スゴイよナミさーん!!」と感動して抱きつくという名目で飛びかかろうとして3人に見事に避けられている。
「あれぐらいじゃドフラミンゴは死なないだろうし、さて、どうしようかなー」
「もう潰してしまえばいいんじゃないの??」
「…………………………一応ルフィの対戦相手の予定だからな………………」
いや、もう倒してもいいかなーとは思うけどね。
でもいまブチ切れているだろうし、国に帰ってなにかやらかしそうかな。先手でも打っておこうかな。
「ルフィ。今後の話だけど……」
「いくぞ!!!空島ッッ!!!!!!!」
「…………まぁ、いいか」
やれることは僕が、僕達がやればいい。
いまは滅多体験できない空島を体験するのだ。
少しぐらいは楽しんでもバチは当たらないだろう。