好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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ペガサス

「もう少しで到達するぞッッ!!!!」

 

"突き上げる海流(ノックアップストリーム)"も、もう少しで終わりを告げようとしていた。上空には積帝雲が目前となっておりこれを突っ切れば"空島"に到着する。

 

さて、この先はあの"神様"の範囲に、領域に入る。

でも到着する分は届かなったっけ??

そういえばなんか"梅干し顔"のおばあさんがいたな。確か不法侵入者を密告する的な………

 

まぁ、念の為に僕の存在を消した状態で………

 

「お兄ちゃん。()()()()()()()()

「よく分からないけど、ロビンがやるなら私もお願い」

 

本当に野生の勘なのか、妹の勘なのか……

それでも存在を消すってことを、なんのヒントも無しで分かるものなの??なんなの君は??

 

そしてロビンの様子を観察して察したベルメールさんもベルメールさんだよなー

 

「ちょっと嫌な気配があるからね。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「流石お兄ちゃん」

「えっ。………でもハジメならやるわよね…………」

 

ロビンはともかくベルメールさんが納得してるなー

無理に僕のことを理解しなくてもいいだけどな。

 

「まぁ、ちょっと様子見だから問題なかった解くから」

「でも、嫌よ。私も一緒」

「そうね。傍にいないと何をするか分からないし」

 

…………これ、信用されている……のかな??

少なくともベルメールさんは違うな。

これ以上言ってもきっと意見を変えることはないだろうと思いロビンとベルメールさんも一緒に"存在"を消した。

手を繋ぐとかで僕の身体のどこかを触っていればイイのだけど二人とも腕をつなぐ必要あったのかな??

 

「抜けるぞおおおぉッッ!!!!」

 

そんなことをしていると積帝雲に突入していたメリー号は真っ暗の雲の中を突き進んでおり、そして目の前から光が差し込みはじめ、入口という雲の上へに出る道筋が見えてきた。

 

そして雲を抜けて飛び出した世界は………

 

「ついたぞ!!空島だあああぁぁッッ!!!!!」

 

どこまでいっても白。雲が無数に連なるこの世界は地上から見る空とはまた違う。

飛び出したメリー号はどういう原理なのか()()()()()()()()()()()()()()。その雲自体が"海"のような性質を持っているのだろう。

現に雲に入ってから身体はビショビショに濡れている。

抜けてきたのは空島では"海"に当たるのだろう。

 

「な、なんだこりゃー!!!!」

「……ほ、本当に、空まで来たんだ……」

「お、おい!船が雲の上に浮いてるぞ!!!!」

「どんな原理なんだ………」

 

驚いているがみんな興奮気味である。

空島があると信じていたが目の前にして現実になって興奮しないほうがおかしいのだろう。

 

「何言ってるんだお前ら。雲だから浮くだろう??」

「「「浮かねぇよ!!」」」

「でも浮いてるじゃねえか!!」

 

そう、ルフィを否定するほうが普通は正しい。

しかしこれを目の当たりにするとこれ以上ルフィを否定できない。だってもう経験したのだから。

 

「なんでもいいじゃねえか!!よっしゃ!!この雲が海みたいなら泳げるよな!!!」

「「いけぇーウソップッッ!!!!」」

 

あのバカ。それだときっとこの雲の底までいって落ちるぞ。

ここは海じゃない。雲の上なんだ。そして僕達は

 

「ダメよウソップさん!!!!」

「な、なんだよカヤ……少しぐらい……」

 

「もしこの雲の底、ううん、雲なんだから底なんてないの。

調子に乗って潜り過ぎたら……空から地上まで落下することになるの」

 

「なっ!!!!??」

 

おおお。さすがカヤ。ちゃんとウソップの手綱を握ってるな。

それに気づいたウソップの顔色が青くなり、自分がやろうとしていた恐ろしさに気づいたようだ。

 

「こ、怖い……空島、怖い………」

「な、な、なら俺たちも沈むのか!!!?」

 

「それはないと思います。いまメリー号は"浮力"で浮いているので………でも本当にどんな原理なんだろう………」

 

それを聞いたチョッパーは良かった〜と安堵している。

そんな間も周りを警戒、何があるのかと双眼鏡で確認していたノジコが

 

「ねぇナミ。あっちの方角を見て」

「………船だわ。私達以外にも来てるのね」

 

この空島は初めてで、何も知らない。

もしかして見えている船はこちらを敵とみなしてくるかもしれないがそれでもそんなリスキーを負っても今は情報が欲しいとメリー号をあの船へと向かわせようとした、瞬間。

 

ドカンッッ!!!!

 

勢いよくその船が爆発して飛ばされた破片などがゆっくりと雲の中に沈んでいくのが見えた。

 

「な、なんだいきなりッ!!!!」

「ふ、船が爆発ッ!?」

「船って爆発するのか!!!」

「んなわけねぇだろう!!!!…………()()()()

 

爆発した船の方から何かが近づいてきていた。

たった一人。足に変わった靴履いており、その靴から何かが噴射してこの海と呼べる雲を滑走しているのだ。

 

「な、なんだアイツ!!!」

「この雲を走ってやがるッ!!!!」

 

驚く面々だが明らかに向こうはこちらを敵視していた。

持っているバズーカのようなものを向けて弾頭を放ってきたのだ。

 

すぐさまゾロが弾頭を切り捨てメリー号に被害はなかったが、その一瞬で近づいてきた敵はメリー号の甲板へ向かい大きくジャンプをしていた。

 

「返り討ちだ」

 

冷静なサンジは向かってくる敵に蹴りを

 

「ヴッ!!!」

 

食らってしまったのだ。あのサンジが蹴りを。

それでもとっさにその蹴りを片脚で軌道を逸したのでクリーンヒットではなかった。

それを見たゾロもすぐさま斬りかかろうとするが相手のほうが速くゾロの腹部に蹴りを入れようとした。しかし辛うじて刀で防ぐことは出来たが防御体制に入っていなかったために吹き飛ばされる。

 

その二人の動きに違和感を感じたルフィは本能的にマズイと思い、向かってくる敵に対してとっさにギア2を発動させた。

さっきと同じようにルフィを倒せると思った敵だったが、その蹴りは躱されて変わりにルフィの拳をマトモに喰らい飛ばされ入道雲の中へと消えていった。

 

「なんだアイツ。いきなり襲ってきやがって……」

「ゾロ、サンジ!!大丈夫かぁ!!?」

 

「問題ねぇ」

「ちょっと調子が悪かっただけだ」

 

怪我はしていないようだが確かに調子が悪いようだ。

現にルフィがギア2を解いた瞬間に膝から崩れてしまい息が荒くなったのだ。

 

「お、おい!!ルフィ!!!」

「な、なんだコレ……身体が、重い…ぞ……」

 

普通ならあれぐらいの運動で身体がキツくなることなんてなかった。しかしルフィ、ゾロ、サンジが、いや、ここにいる皆が違和感を感じていた。

 

「チョ、チョッパー君……これって………」

「うん。酸素が薄いんだ。だからみんな思うように身体が動かないんだ……」

 

ここにいる誰もがそう感じているだろう。

いくら強くともこんな酸素の薄い場所にいたことはない。

まぁ、僕は問題ないですけど。動けなくても止めればいいから。

 

となりにいるロビンは、うん、問題なさそう。

しかしベルメールさんはそうはいかない。ルフィ達と同じようにこの酸素の薄い場所では思うように身体が動かないようだ。

 

「ゆっくりでいいので呼吸をしてください。

そうすれば徐々に身体が慣れてきますので」

「え、えぇ……」

 

「老体なんだから無理したらダメよベルメール」

「…………絶対に……後で、殴る………」

「できない事を言わないの」

 

こればかりは様子を見るしかない。

それでも化け物のようなルフィ、ゾロ、サンジ、そしてくいなも、もうこの環境に慣れてきたようだ。

 

「なにかあったと思ったら、撃退したのか……」

 

突然聞こえてきた声に振り向くと、そこには鎧を纏った老人と鳥がいつの間にかメリー号に乗り込んでいた。

 

「なんだお前はッ!!!!」

「私は"空の騎士"!!ピンチと思い馳せ参じたが、無用だったようだ」

 

「空に人がいるぞッッ!!!!」

「さっきの敵も人だったろうが」

 

ウソップの華麗なツッコミをされるチョッパー。

空の騎士というこの人から話を聞くとここには"ゲリラ"と呼ばれるものがいるようで、その者が襲いかかったという。

 

「でも襲いかかる理由なんてないぜコッチはよ!!」

「色々あるのだ。ここでは思ったように身体も動かないだろう」

 

そういうと空の騎士はホイッスルを一つ渡してきた。

 

「1ホイッスル、吹けば私が助けに飛んでくる。一回分はサービスである」

 

「いや、身体も慣れてきたからいらね」

「だな」

「コツを掴めば、な」

「もう遅れは取りません」

 

「イヤイヤイヤ」

 

この4人は本当に慣れたのだろうな。

いや、正確にはシレッとレイジュも身体を慣らしているように見える。すでにバカンスを楽しもうとティータイムをしている……

 

「そこの人達はいらないわよ。どうせならカヤが持ってなさい」

 

「お、俺はッ!!!!??」

「男でしょう。自力でどうにかしなさい」

 

「アハハ……じゃ遠慮なく」

 

決して弱いというわけではないが、カヤはつい最近までカラダが弱かったのだ。こんな酸素の薄い場所では何が起きるか分からないのだから持つのはカヤがいいと珍しくレイジュが進言した。

 

でもチョッパーも不安だったようでホイッスルを貰うつもりだったのだが、これもレイジュに一蹴されてしまった。

 

「それでは失礼する」

「そういえばオッサン、どうやってここに来たんだ?」

 

「私は空の騎士、ガン·フォールッ!!!!。

我が相棒"ピエール"は鳥にして"ウマウマの実"を食べたことにより、そう!!つまりそれはッッ!!!!!」

 

相棒であるピエールが姿を変えていき、それはまさに

 

「ペガサスッ!!!!!!」

(((((いや、微妙………)))))

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