好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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ダイヤル

「すげぇー!!!どんどん登っていくぞッ!!!」

「ってか、これどれだけ登ってるんだ……」

「おおよそですけど、1万mは……」

「い、1万ッ!!?」

 

カヤのおおよそはあっている。

さっきの階層が確か7000m、そして次に向かうのが1万m。

その1万m目前にある門には「GODLAND SKYPIEA」と書かれた看板があり、そこを通り過ぎ飛び出すと

 

「うひょおおおおー!!!!空島だああああぁぁぁ!!!!!」

 

そこには確かに島があった。

こんな地上から遥か彼方、とても人が住んでいるなんて想像できない場所に確かに人が住んでいると思われる建物や風景がそこにはあった。

 

「な、なんだここはッ!!!??」

「本当に空島、あったんだ……」

「もうー我慢できねッ!!!!上陸だあぁぁ!!!!」

「待てよルフィッ!!!俺も行くぜッ!!!」

「お、俺もッ!!!!!」

 

まだ船を何処に止めるのかさえ決めていないのに肝心な船長が先頭になって空島に上陸をした。それに続いてウソップやチョッパー、他の面々も興奮を抑えることが出来ずに上陸を果たす。

 

「ったく、子供か……」

「いいじゃない。こんな所に来たら誰だってそうなるわよ」

「そうね。サンジも昔みたいになってるわ」

 

冷静だったのはゾロとくいなとレイジュ。

錨を降ろそうにもこの空島では海の底は無いために錨を降ろせない。そのためにこの空島ならではのフワフワとした地面に錨を突き刺して固定することにした。

 

「なんだこの貝ッ!!見たことねぇ!!!!」

「おおおッ!!!!」

「おいルフィ!!!いい魚を捕まえたぞッ!!!!」

「おおおッ!!!!!食いてぇ!!!!!」

「こんな植物見たことない……」

「本当だ……薬草になりそうなのあるかな……」

「………夢じゃねえんだな………」

「キャハハ………みたいね………」

「天国みたい………」

「ねぇ、ナミ。あそこに人が」

「ラッキーだわ。ここの事を詳しく教えてもらいましょう」

 

それぞれが空島に感動していると近くの岩場でハーブを奏でている女の子を見つけた一行。そこに近づいていると向こうもこちらに気づいたようで

 

「………………。へそ!!」

「あっ!!?」

 

いきなり訳のわからないことを言い出す女の子に誰もが困惑していると

 

「私は()()()。なんでもきい……」

「「「「「「「「遠慮しますッッッ!!!!!!!」」」」」」」」

 

「……………えっ???」

 

とても、とても親切なコニス。

初対面だというのになんでも聞いてくださいと言ってくれようとした。

 

しかし………名前が悪かった…………

 

ルフィ達は完全に忘れている。いるが、魂に刻まれた恐怖はそんなものでは消せない。

ニコルとコニス。いや似てるかもしれないけどそれでも反応する所は本気でニコルの事を恐怖の対象だと認識しているのだろう。

で、それはもちろん近くで本人は聞いていたので

 

【…………お兄ちゃん。出ていってもいいかしら?】

【止めてあげて。過半数が気絶するから】

【こ、怖いわよ……ロビン……】

 

それはもう、オーラで人を殺せそうなぐらいに……

 

【それにもう()()()の名前はあげたでしょう】

【それでも不愉快だわ。あの反応は間違いなく私よ】

【それだけのことしたでしょうが】

【お兄ちゃん。愛の鞭よ】

【うん。言いたいことは分かるけどきっとそれは誰にも響かないね】

 

ハジメもハジメで鬼のようなことをしていたからロビンに強くは言えない。でもここはロビンに抑えてもらわないと存在を消した意味がなくなる。

 

【………まぁ、いいわ。その分お兄ちゃんに払ってもらうから】

【はい??】

【なに言ってるのロビン。()()()()()()

【本当に、今回は邪魔よベルメール。()()()

【嫌よ。しがみついても離れないわ】

 

【はい。そこまでにしてね。ギンもカルーも二人の迫力で気絶してるから………】

 

二人の強調した単語に含まれた殺気で耐えられずに気絶してしまったギンとカルー。こっちはこっちで大変だが……

 

「あ、あの……どうされましたか??私、変なことを言いました??」

 

「い、いや……」

「わ、分からねぇ、けど……」

「……甘い蜜を、吸ったら……」

「………地獄に落ちるような………」

 

「…………は…はぁ…………」

 

流石のコニスも困惑してしまった。

本編では空島に着いて最初の人として、親切な人という()()をもらっているのだ。掴みが悪ければ信用されない。だからある程度のことは親切だなと思われるように色々と話さないといけなかったのだが……

 

するとそこにこの空島の海を奇妙な乗り物でコチラに近づく者が

 

「はい、すみません。止まりますよ」

 

この海岸に止めようとしたのだろう。ブレーキのようなものを触っていたが止まる気配はなく、どういうわけかそのまま海岸に上陸し、それでも止まらないその乗り物は小さな岩場に当たるで進み続けた。

 

「な、なんだありゃッ!!?」

「あれって……」

 

「父上ッ!?」

「お前の父ちゃんなのか??」

 

岩場に激突して止まったが衝撃で飛ばされたコニスの父親はふらふらになりながらも上体を起こして

 

「お怪我は、ありませんか……??」

「お前のほうだよ」

 

「え、えぇ…私はパガヤ……コニスの父です……」

「いや、自己紹介してる場合か??」

 

その後チョッパーとカヤがパガヤを診察したが、大したことはないということだった。

 

…………………………………………………

 

治療をしてくれたお礼だとパガヤは自分の家にルフィ達を招いた。普通は警戒するのだがパガヤが取ってきたスカイロブスターをごちそうするということで簡単について行ったのだった。主にルフィとサンジが。

 

どのみち色々と情報が欲しかったので冷静なゾロ達が警戒をしながらパガヤが作った料理を食べながら空島について色々と話を聞いた。

 

と、いってもこの空島が、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()??について理解したものはほとんどいなかった。理解できたのはナミ、ノジコ、レイジュ、ロビン。ハジメはすでに頭にあるので問題はない。

 

まぁ、それを知ったところで。という感じで他の面々は次に話題となった()()()()に食い付いた。

 

「そんなに色んなダイヤルがあるのか??」

「えぇ。例えばこの風貝(ブレスダイヤル)。風を30分間当て続けると、その分だけ風が吹き出てくるのです」

 

「なんだそれッ!!!?よーしッ!!!!」

 

ルフィはパガヤからブレスダイヤルを受け取りグルグルと腕を回して風を当てる。そしてダイヤルの真ん中を押してくださいと言われて押してみると、さっきルフィが回して風を集めた分だけ風が吹き出してきた。

 

「お、おもしれぇ!!!!!」

「他にも、音を録音·再生出来る音貝(トーンダイヤル)、光を蓄積する灯貝(ランプダイアル)、炎を蓄積する炎貝(フレイムダイアル)、匂いを蓄積する匂貝(フレイバーダイアル)、映像を記録できる映像貝(ビジョンダイアル)などいろいろな貝があります」

 

「「「す、すげえええええぇぇぇッッ!!!!」」」

 

このダイヤルは空島にある特産品である貝の死骸を利用しているために半永久的に使うことが出来ると話してくれたパガヤ。それを聞いたハジメは何かを閃いたような表情をし

 

【ギン。君に特別任務を与えるよ】

【了解ですマイ·ゴッド。あらゆる貝を採取してきますッ!!!!】

 

【カルーも一緒にお願いね。なにかあったらこのビブルカードを追ってくれば僕の所に来れるから】

【く、クエェッ!!!!】

 

【いくぞカルーッ!!!俺達の初任務だぁッ!!!!】

【クエェェェッッ!!!!!!】

 

張り切ってパガヤの家から飛び出していった二人。

ギンがこの海や海岸から貝を採取して、カルーがその荷物と何かあった時の足となる。それならある程度は安心出来るだろう。それにギンもソコソコ強くなってるし

 

【これで邪魔者がいなくなったわ。あとは貴女だけよ】

【誰のこと??もしかして自分自身を言ってるの?】

【言うようになったわね。消すわよ】

【現在進行系で消えているわよ。分からないのかしら??】

 

【もう、本当にやめて…………】

 

本気で、いや、マジで本当に。ギンとカルーを送り出したことを後悔してしまったハジメだった。

 

………………………………………

 

「うーーん!!!サイコーッ!!!!!」

「ナミッ!!!そろそろ交代よッ!!!」

 

「………なんと…あの"ウェイバー"をいとも簡単に……」

 

パガヤが乗っていたウェイバーは海中に沈んだ船から見つけたものと似ていた。だからそのウェイバーを見せるとやはりこの空島からの物だと判明した。

そしてナミとノジコはそのウェイバーに試しに乗せてもらうことになったのだが、普通は何年もかかる複雑な乗り物にも関わらずに簡単に乗りこなしたのだ。

 

「そうでもないわ。波と風、ウェイバーの癖を読まないととてもじゃないけど乗れない品物ね。私もやっとよ」

 

「それでもスゴイですよ……青海人は皆そんなのですか?」

「いや、それはないと………」

 

「ナミッ!!!俺にも乗らせろッ!!!!」

「ちょっとルフィ!!!やめなさいッ!!!!」

「行くぞッ!!!……って、うわっ!!!!!!!」

 

「だから言ったのに………」

 

快適そうに乗っているナミを見てルフィはずっと乗りたかったようで、ノジコも交代するために海岸に戻ってきた所でウェイバーを奪い、颯爽と空の海を満喫しようとしたがすぐに転倒してしまった。

 

「あんな風ですので……」

「な、なるほど……」

 

納得するパガヤ。しかしいつまで立ってもルフィが姿を現さない。

 

「………上がってこねぇな……」

「………もしかして、空の海でも……同じ……」

「ッッッ!!!???ルフィッ!!!!!」

 

すぐさまウソップとサンジが空の海に飛び込みルフィを助けに向かった。案の定、引き上げられたルフィは力が抜けてどんどん空の海を落ちていっていたようだった。

 

「ったく……能力者は、こんな海でもダメなのかよ……」

「ルフィ!お前はもうウェイバーに乗るなッッ!!!!!」

「お、落ちるかと、思った…………」

 

パガヤの説明を聞いていれば、いや、理解していれば分かっていたはずなのだ。この雲は下にある海の成分と同じだということを言っていた。もちろんそれはナミも分かっていたから止めたのにルフィは全くいうことを聞かなかったのだ。

 

「だからやめなさいって言ったでしょう」

「だ、だってよ……お前らだけズリィじゃねえかよッ!!!」

「素質の問題よ」

「………………ケチッ!!!!」

「どんな悪口よそれ……」

 

文句の言いようがないと分かったからだろう、ルフィなりの精一杯の悪口をナミにぶつけたようだ。

 

「でもこのウェイバーがあれば何処にでも行けるわね」

「えぇ。ですが決して上陸してはならない場所があります。

このスカイピアには、何があっても絶対に足を踏み入れてはならない場所があるんです。

 

……聖域なのです。神の住む土地"アッパーヤード"は……」

 

 

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