好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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またあとでね。

「な、なんだありゃ……」

 

その光景に誰もが言葉を無くした。

そんな出来事が起きる1分前から話が始まる。

コニスが"アッパーヤード"の話をしたところから始まる。

 

「"決して上陸してはならない場所"で、"何があっても絶対に足を踏み入れてはならない場所"かぁ………」

 

そうやって復唱するルフィにウソップは、いや、ここにいる誰もが同じ気持ちになっていた。

 

「おい、ルフィ。絶対に行くなよ。入ったらダメなんだからなッッ!!!!」

「んなこと分かってるよ!!!!………"絶対"か………」

 

(((((行く気満々だコイツ………)))))

 

ルフィにそんなことを言えばどんなことしても行くなんて分かりきっている。入ってはダメなのに……

 

そんなワクワクしているルフィ達の元にゆっくりと何かが近づいていた。正確にはほふく前進でコチラに向かっていた。どう見えてもバレバレでほふく前進の意味が無いのに……

 

「な、なんだありゃ……」

 

と、ルフィが呟くところからまた話が始まる。

先頭でほふく前進するものがコチラを睨みつけるかのように

 

「へそッ!!!」

「へそ」

「はい、へそ」

「マジで何言ってるんだお前らッ!!?」

 

ここの特有の挨拶なのだろうか。

隊長のような男が"へそ"というとコニスやパガヤが当たり前のように"へそ"と返したのだ。

見たことのない世界はとても奇妙なことがあると知ったところで隊長が立ち上がり

 

「あなた達ですね!!?"青海"からやって来られた不法入国者15名は!!」

 

「ふ、不法入国ッ!!?」

「そ、そんなッ!!!?」

 

「何言ってるんだ??」

 

ルフィ達には覚えはないだろう。

しかしこの国ではそういう法律なのだろう。まぁ、ただの独裁政権みたいなものだろうけど……

 

「落ち着いてください。

不法入国は、『天の裁き』で第11級犯罪でしかありません。15人で1500億エクストル支払えば帳消しになります」

 

「ま、待ってくれッ!!!なんだそのエクストルってやつはッ!!!??」

 

「通貨単位を知らない……まさか、"突き上げる海流(ノックアップストリーム)"でここに登ってきたというのですかッッ!!!!??」

 

「あ、あの海流をですかッ!!!!??」

「うそッ!!!??」

 

こっちが"1500億エクストル"という訳のわからない単位で驚いているのに、向こうは向こうでここまでに来た経緯について驚いていた。

 

「ちょっ、ちょっと待ってくれよ……ッ!!

おい、その感じだと、まさか…………他にも、ここに来る方法があったのかッ!!?」

 

ウソップが恐る恐る聞いてみるとパガヤ親子がゆっくりと口を開いた。

 

「…………ここにはハイウエストと"突き上げる海流(ノックアップストリーム)"の2つがあるのです」

 

「ハイウエストなら島を2つ3つ通過してくる方法なのですがそのルートでは100人で空を目指しても、何人かが生き残って到達できるかの賭けで、"突き上げる海流(ノックアップストリーム)"のルートは、全員死ぬか、全員到達するかの2択の賭けなんですよ……」

 

「あんなイチかバチかの化け物のような海流を………信じられない……ッ!!!」

 

驚愕。というハッキリとした表情でこちらを見てくる。

空島にいる人達でもあり得ないというほどにあの海流は恐ろしいものだったんだなー。まぁ、メリー号は完璧な防御があるから壊れないし、例え途中で落ちたとしても()()()()()()()()()()()()()()()()心配さえなかったけどね。

 

それでもその事実を知ったルフィ達は

 

『他にも方法があったんじゃねえかああああああああああああああぁぁぁぁぁッッッ!!!!!!!!』

 

きっと。きっと僕に向かって言ってるんだろうなー。

現在は記憶がないから"誰に対して"なのかは分かってないだろうけど……

 

「あんな脅迫を受けてまでここに来たのに!!!!」

「まだ他に行き方があったんじゃねえかよッ!!!!!」

「私達に選択肢はなかったのッッ!!!!!」

 

まぁ、普段は言えない愚痴をこぼしてるなー。

気持ちは分かるよ。ロビンが聞いていたら確実にやられていたね。隣で聞いてるけど。

 

【……………………ヤルわ………】

【ダメだよ。ややこしくなるからダメ】

 

【いまルフィ達が言っているのは、要は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。つまり普段から私達に不満があったということ。…………………ヤルわ】

 

【だからダメ。

ロビンだって思われているのを分かってやってるでしょう?】

 

【それとこれは……そう、実際に言われるのは違うわ】

【気持ちがいいぐらいにハッキリ言ったね】

 

とにかく話を変えないとロビンがずっと不機嫌なままに。

まぁ、あの隊長さん。もう痺れを切らしてツッコミを入れるからいいんだけど。

 

「さっきから何をッ!!

 

「うるせぇッ!!!!」

「こっちの問題にッ!!!!」

「口出しをッ!!!!!」

「してるんじゃ!!!!!!」

「ねえぇッッ!!!!!!」

 

バガギャッッッ!!!!!!!」

 

……………あぁ。

面白いぐらいに定番なことをしたなー

あの集団にツッコミを入れるから、ルフィ、くいな、ゾロ、サンジのグゥ、パーの混ざった制裁を受けるんですよ。

 

変な声を上げながら吹き飛んでいく隊長の身体はキリモリしながら周りの木々を倒しながら林の奥へと消えていった。

 

「「「た、隊長ッッ!!!!!!」」」

 

部下は急いで隊長さんの後を追って走っていった。

確か隊長さん達に手を出したら罪が重くなるんだよなー

まぁ、最初からここの神様に用があったからいいけど。

すると、震えながらパガヤとコニス

 

「な、なんてことをッッ!!!」

「つ、罪が重くなりますよッッ!!!!!」

 

「罪って言われてもな」

「海賊になった時点で善人ってわけじゃねえし」

 

「で、で、ですが、このままだと貴方達がッッ!!!!!」

 

しかしそんな話す間に林から何かが飛んできた。

飛んできた矢の後ろから雲が噴射の煙のように出ながら近づいてきた。

 

その矢は簡単に叩き落とせたがその雲を、まるでレールのようなその雲の上を、部下達の足に履いているスケートで使うような刃が付いているもので、その踵に何かしらの動力源により加速してコチラに近づいてくる。

 

そのスピードは速く、並のものならヤバかっただろう。

しかしその初めてみる2つに興味津々な二人が

 

「それを……ッ!!!」

「よこせッッ!!!!!」

 

部下4人が攻めてきていたがウソップとルフィがここでしかないものに興味を持ってしまった為に、ウソップが二人を狙撃で撃ち落とし、ルフィがパンチでその雲の上から叩き落とした。

 

そして持っていた矢と履いていた特殊な靴を剥ぎ取り

 

「なんだコレッ!!!!矢から雲が出てきたぞッ!!!!」

「面白いなー。ウェーバーの小型版みたいなやつかー」

 

どんな仕組みなのかと楽しんでいる。

もちろんそれにチョッパーやサンジなどの男共から、ウェーバーに興味があったナミやノジコ達も加わり、いまのこの状況を忘れて楽しんでいる。

 

それを見ていたパガヤとコニスは開いた口が塞がらない様子で、冷静なレイジュが二人にこう呟いた。

 

「海賊は自由なのよ。罪が増えようが、邪魔なら全てを押しのけて自分の道を進む。というのがここにいる私が知る限りの海賊の生き様かしら?」

 

「……生き様……」

 

「でも面白いわねここは。どんなに荒れ果てた国でも()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ッッ!!!!??」

 

まだ何も告げていないのに、この先の展開を言われて焦るパガヤにコニス。

 

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その瞬間、空が、天が、光った。

何かしらの前触れなのか、その光に誰もが注目し、そして近くにいたパガヤとコニスは慌てた様子で、いや、必死にレイジュに訴えかける。

 

「逃げてくださいッッッッ!!!!!!」

「殺されてしまいますッッッッ!!!!!!」

 

しかし、レイジュは逃げなかった。

それよりも一緒に巻き込まれてしまうパガヤとコニスを突き飛ばしたのだ。そしてすでに逃げるには遅いとその光がレイジュに向かって、落ちてくる。

 

だから、なのか。レイジュはサンジに向かって。

 

「大丈夫よ。またあとでね」

「レ、」

 

その瞬間。天から落ちてきた眩い光が、エネルギーの塊がレイジュの周りを貫き、豪ッ!とあり得ないほどの音と衝撃波が広がった。

 

そして一秒も満たずに莫大なエネルギーが止んだあとには、レイジュがいたその場は、周りの雲と一緒に消し去ってしまい、巨大な穴だけしか残らなかった。

 

「レイジュウウウウウウウウゥゥゥゥゥッッ!!!!!!!!!」

 

サンジの叫びだけが広がった。

一瞬の出来事に誰もが反応出来なかったのだ。

そして受けがたい事実に誰もが言葉を出せずにいたところに

 

「ハ、ハハハハハハッ!!!!

神によって裁かれたのだ!!!!哀れな仔羊めッ!!!

そして貴様らも、もはや第2級犯罪者!

"神の島(アッパーヤード)"の神官達の手によって、お前達は裁かれるのだ!!!!!へそ!!!!」

 

ずいぶんと痛手を負った隊長が高笑いしながらそう言ってきた。

下を向き表情が見えなかったサンジが、その場から一瞬で消え、次には隊長の目の前に、顔面の前には赤々と燃え上がる悪魔の足の裏が迫っていた。

 

悪魔風脚(ディアブルジャンブ)ッ!!焼印(ブランディングアイアン)ショットッッッッ!!!!!!!!」

 

軽々と吹き飛んでいく隊長の顔は真っ赤に、すでに原型をとどめておらずに、木々や岩を砕き、最終的に大岩に激突したときには、その顔に一生残るだろう焼跡がくっきりと出来上がっていた。

 

そんな隊長が飛んでいった方向へ向きながら、咥えていたタバコを消し、もう一度つけ直して

 

「あのバカが"大丈夫"って言ったんだ。余計なことを言ってるんじゃねえよ」

 

端からレイジュが殺られたと思っていなかった。

それでも感情的にはいられなかったサンジでもあった。

そしてここにはいない敵に、レイジュをやった敵に対して。

 

「どこのどいつだか知らねぇが、テメェは一番怒らせたらダメな奴を怒らせたぜ。その身体の髄まで徹底的にマナーを叩き込んでやるぜッッッッッ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【らしいよ。レイジュ】

【嬉しいこと言ってくれるわね。ふふふ】

【また増えたわ……】

【そんなこと言わないの】

 

レイジュ的には毒の膜である程度のダメージは軽減出来ると踏んでいた。しかしそんなことを検証する前にハジメがレイジュを助けていたのだ。

 

落ちてきたエネルギーがレイジュに当たる前にレイジュに触れて、一時停止による絶対的な防御と、姿()()()()()ことによってその場から消えたように見えたのだ。

 

存在を消してしまうと更に闘争心が増えたものが無くなってしまう。なので離れた場所の景色を停止、ここにいる者達の目に映る景色を止めたのだ。

 

要はサンジ達から離れた場所には一枚の大きな景色が広がっており、その後ろにレイジュ達がいる。ようなもの。

なのでこっちにきたりその停止画を超える場所に移動されたらバレるがいまはこれで十分である。

 

【いまのレイジュにも思考が読まれないように一時停止はしてるけど、流石に本当に姿を消すには存在を消さないと行けないから、しばらくメリー号で待機していて】

 

【そうね。サンジの活躍は見たいけど……あの子が強くなるなら我慢しましょうか】

 

あっさりとメリー号へ向かったレイジュ。

いまはまだレイジュを戻すのは速い。サンジには悪いけど、いまの状態はきっとサンジを強くする。あの神に一撃を最初に喰らわせるのはサンジだ。

 

そうすればあの神も焦るだろうなー。

ルフィ以外の者に、能力者以外に攻撃されるんだからねー

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