好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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神官サトリ

「な、なんだここはッ!!!!??」

「妙なもんが浮いてるな…」

「あれ、絶対に触らないほうがいいぞ……」

 

カラス丸に乗り様々なトラップをかい潜り、そして4つの道の一つ"玉の試練"を選んだルフィ達。ここまで本編通りだけどまぁ、ここの神官に楽勝で勝てないぐらいじゃ覇気については教えられないなー

 

ミルキーロードは玉の試練へルフィ達を導き、そしてそこには白い玉が無数に浮いている場所だったのだが

 

「……………白玉みたいだなー」

「間違っても食うなよルフィ。腹壊す」

 

「俺、腹壊したことねえぞ!

…………毒を仕込まれて死にそうにはなったけど………」

「そっちの方がコエェよッ!!!!」

 

その毒は僕達が仕込みました。小さい頃から死なない程度の毒を喰らっていれば免疫力がつくと思って。現にクロコダイルの毒をもらってもある程度は動けたでしょう。

 

ちなみにハジメ達は後ろからカラス丸よりもグレードの高い船で追いかけてます。

 

「で、ここは試練なんだろう。何が起きるんだ?」

「白玉を全部食う」

「白玉から離れろッッ!!!!!」

 

そんな事をしていると何処から現れた男が

 

「ほーーっう、ほうほう!!へそッ!!!!」

「だから何なんだ"へそ"ってッッ!!!??」

 

気にしたら負けだよウソップ。

 

「その雲の名は「びっくり雲」。何が出るかはお楽しみ」

 

「なんだテメェはッ!!!」

「私は神官サトリ。さぁ試練の始まりだ!!!」

 

そういってサトリは近くの玉をルフィ達の元へ蹴り飛ばした。

見た目は何でもない白い玉。ウソップもサンジもそこまで警戒はしていなかったのだが

 

「ッ!!!回避だッ!!!!!」

「ッ!!!??」

 

ルフィの必死な声にウソップがすぐさまオールで漕ぎ出して玉の軌道から逸れた。そして玉が船からミルキーロードへぶつかった瞬間に大爆発を引き起こしたのだ。

 

「な、なにッ!!!!??」

 

爆発の衝撃で船は浮き上がり転覆するかにみえたが、すぐさまサンジとウソップがオールで体勢を戻したために助かった。

 

「ほうー。なかなか勘の鋭いやつがいるなー」

 

楽しそうに玉の上でクルクルと回るサトリ。

ずいぶんと余裕なその姿に怒りを覚えているサンジだが

 

「なんださっきのはッ!!!まさか全部が爆弾かッ!!!!」

「……多分、それはねえと思うな。アイツしか分からねようにしてるんじゃのか。じゃなきゃ反撃食らうからな」

 

「チィッ!面倒くさい試練を選んじまったな………」

 

ウソップが言った通り、この玉は様々なものが隠されている。

それを見破れるのはサトリだけ。不容易に触ればまた爆発する可能性がある。

 

「そんなの関係ねぇ!!ぶっ飛ばせばいいだけだ!!」

「お、おいルフィッ!!!!」

 

ウソップの静止を聞かずにサトリに突っ込む。

こんな時こそ冷静じゃないといけないのだが、仲間が連れ去られコニスが狙われこんな風に遊ばれている状況で心が落ち着いてはいなかった。だから、

 

「そんな分かりやすい攻撃、当たると思ったか??」

「ッッ!!!??」

 

ギア2を使ってなくとも本編より速い攻撃にも関わらずサトリはルフィの攻撃を簡単に避けた。あれはここでいう心網(マントラ)、いわば見聞色の覇気による相手の動きを見極める力だ。

 

さっきルフィが回避出来たのもコレだが、いま冷静さを欠けているルフィにそんな芸当は無理だった。

 

だから避けれるはずのサトリの攻撃を真っ向から受けることになった。ただ顔にサトリの手のひらが当たっただけでルフィは思いっきり殴られたかのように後方へと吹っ飛んだのだ。

 

「ル、ルフィッ!!!!」

「何しやがったアイツッ!!!!!」

 

警戒するウソップとサンジ。吹っ飛んだのだルフィの鼻と口から血が出ており

 

「き、効いたぁ………」

「なっ!!?ただの打撃じゃねえのかよッ!!!!!」

「クソが…………覇気ってやつか…………」

 

「多分ちげぇ……だけど…やべなぁ…アリャ…………」

 

打撃の効かないルフィにダメージを与えるには武装色の覇気が有効。それは知ってはいたがここにきてまさか使える奴がとウソップとサンジは警戒をした。しかし、攻撃を受けたルフィはそれは違うと確信した。何かをやらかす度にロビンから受けていた攻撃に比べたら当たった感触が違うのだ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()……

 

「ようこそ禁断の聖地"神の島(アッパーヤード)"へ。

ここは"迷いの森"。生存率10%の玉の試練!!!」

 

………………………………………

 

【何をやっているのかしらルフィは……】

【冷静じゃないね……あれじゃやられる一方だね】

 

後ろから冷静に分析をしている二人。

そんな二人にとうとう我慢ができなくなったベルメールは

 

【私達は、ハジメは何もしないの】

【どうしたの急に??】

 

【暗躍するのよね。これじゃただの傍観者じゃないの!!】

【といっても、肝心の"神様"はロビンが虫の息にしたから回復まで時間がいるし……こっちとしてはルフィ達には修行を兼ねて経験を………】

 

【ナミ達になにかあったどうするのッッ!!!!!】

 

その声に目を見開くハジメ。

ベルメールの手は強く握りしめられて今にも血が出てきそうなほどに………

そんなベルメールに対してロビンは冷静に

 

【どうするの??って、海賊になった時点で覚悟はあるはずよ】

【そんなの!!ただ見てるだけなんて!!!!】

 

【言ったわよね。この暗躍に、お兄ちゃんに付いてくるなら一切の干渉を避けるようにって】

 

【……アンタはさっそく破ったわよ】

【そうね。でもいま貴女が表に出て何が出来るの??】

 

その言葉に何も返せないベルメール。

しかしそれでも心配にはなるのだ。こんな風に試練という危険が迫っているのに親として何も出来ないのだ。身が割かれるほどにもどかしくて辛い。

 

【別に出ていっても構わないわ。ただ、ここにいる道を選んだのはベルメール、貴女なのよ。お兄ちゃんの側にいるために、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

【……………………】

 

【だから選びなさい。ここでお兄ちゃんを選ぶか?娘を選ぶか?】

 

………………………………………

 

どうも様子がおかしかった。

おかしくなったのはアラバスタで騒動が終わってから。

ハジメもロビンも普段通りにしているけど見たら分かった。

これは私が知らないうちに進展があったんだと。

 

昔からロビンは積極的に攻めるがハジメがそれを全ていなしていた。久しぶりに二人にあっても変わらないその姿に私はホッとしていた。

 

こうして婚約者になれはしたがロビンと差は歴然。

ハジメとの繋がりも、絆も、時間も、何もかもロビンに負けている。

それでも選んでくれたことはとても嬉しかった。

たとえ2番でも、こんなおばさんを選んでくれたことが嬉しかった。

 

初めはナミやノジコの悪ふざけでハジメとの交流だったけど、いつの間にか本気になっていた自分がいた。

ロビンが夢中になるのは本当に分かる。やることなすことロビンと同じでめちゃくちゃだけど根が優しい人。周りを見てくれて、娘を大切にしてくれて、そして私という一人の女をしっかりと見て大切にしてくれる。

 

だから安心していた。いや、見ようとしていなかった。変えようとしなかった。

このままずっとこんな関係で良かったと………

 

だけど状況は変わった。

初めから分かっていたけどハジメの一番はロビン。

そして私はロビンから二人目。一番じゃない。

 

事が起きるのもロビンが始め。私は二番目。

もしかしたら何も起きないかもしれない。

私はただ"婚約者"という立場なだけ。2番目というだけ。

 

その事があの二人を見ていたら急に怖くなった。

このまま置いていかれると。見捨てられると。

だから焦った私はハジメにアピールを始めた。ロビンにもいつも以上に噛み付いた。

 

私はここにいる。って。

私を置いていかないで。と。

 

なのに、なのに、ナミやノジコが危険な目にあっている中で二人は何もしようとしない。これは修業だといってただ見てるだけだと。

 

そんなの……耐えられない!!

あの子達は私が守ると決めた!!あの子達を見つけたあの日から!!

 

でもここで離れればきっと、もうロビンとの差は埋まらない。

そんな気がしてすぐに二人の元へ行くことが出来ない。

 

もう私は、ハジメのことを本当に娘達と同じ位に大切なのだ。

だからこんな選択肢を与えられても私は……………ッッ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【…………残るわ】

 

下を向いたままベルメールはそう言った。

何か口にしたかったが、いま何を言ってもダメだとハジメは口を開かなかった。だけどロビンは違う。ロビンだからこそいま言えることが……

 

【そう。娘は見捨てるのね。まぁ、くいなもレイジュもいるから心配は………】

【見捨てないわ】

 

その言葉に、ロビンの目は鋭くなった。

そしてベルメールの胸ぐらを掴んで

 

【出来もしないことを言わないで。2つを選ぶなんて、実力も何もない貴女が】

 

【分かってるわ。私は……一つしか選べない】

【だったら……】

 

【だからッッ!!!!!!】

 

真っ直ぐロビンの目を見て、ハッキリとこう言ったのだ。

 

【ロビン!貴女が娘達を救ってッ!!!!そしてハジメの隣を私に譲りなさいッッッ!!!!!!!】

 

何の迷いもなく。ただ真っ直ぐに伝えた。

いま出来ることをするために。2つを同時にするために。

出来ないことを、例えライバルであるロビンにお願いする形になっても………

 

【………自分が言ってること、分かってるのかしら??】

【えぇ。間違いなくロビンが不利になること、私がお願いしているわ】

 

【………それを、私がやるとでも??】

【やるわ。ずっと有利だった貴女がさらに有利になった。

なら、少しぐらい私に譲っても余裕はあるから】

 

【私は強欲なのよ。お兄ちゃんは渡さない】

【渡さなくてもいいわ。奪い取るつもりもない。

でも…………()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?()?()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ッッ!!!!!!】

 

今度はベルメールがロビンの胸ぐらを掴んだ。

両者に睨み合っている。互いに譲れないものを守るために。

 

そして…………

 

【…………刺激物??笑わせないで】

【……………………………】

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

【ッッ!!!!!!】

 

【お兄ちゃん。そういうことだから行くわ。

まぁ、私が表に出ることになっても問題はないわよね】

 

【そうだね。きっと自称神もすでにロビンを危険視してるだろうし、下手に攻撃もしないだろうから。むしろロビンに集中してマークすればこっちも動きやすい。だからよろしくね】

 

【えぇ。お兄ちゃんの為だから。

……だからベルメール。お兄ちゃんと自分を対等にしなさい。それが長年お兄ちゃんの側にいる秘訣よ】

 

【そんな老夫婦の仲良し秘訣みたいなことをいわないの】

 

はぁ、とため息をつくハジメだが、それはきっと分かりあえているから。そんな二人をみてやっぱりかなわないと思うベルメールだったが

 

【なら、ロビンより凄いことをしてやるわ!】

【やれるならやってみなさい。私達はすでにセ………】

 

【やってないことを言おうとするなああああああああああああああぁぁぁぁぁッッ!!!!!!!!!】

 

 

………………………………………

 

「クソッ!!!あの玉が邪魔だッ!!!!」

「ついでに、俺達の動きも読んでやがる……」

「ルフィ!!!お前も同じことすれば捕まえられるじゃないのかよッッ!!!!!」

 

「んなこと言ってもよ!!こんな状況じゃ……うわッ!!!!」

 

「どんどん行くぞ!!!お前らここから出られない。

このミルキーロードから離れればもうこの森から………って!!!!」

 

すると突然サトリの動きが止まった。

すでにカラス丸に乗っていない3人は、カラス丸を見失わないようにサトリと戦闘していたが、なにが出てくるか分からないびっくり玉に翻弄されて未だにサトリを倒せずにいた。

 

サトリの手に仕込んである【衝動貝(インパクトダイアル)】を気をつけながら、びっくり玉を避けながら、サトリの動きを読む力をどうにかして攻撃を決める。というこの3つを同時にクリア出来なかったのだが

 

「な、何だコレッ!!!??」

「様子がおかしいぞ………」

 

なにか慌てふためいているサトリ。

身体に何かあるのか、慌てたように手や足を動かしているがすぐに動かなくなった。

 

「ルフィ。何をしているのかしら??」

「ッッッ!!!!!??」

 

「お、おい、この声………」

「聞き間違えるか………コレは………」

 

恐る恐る、その声の方へ。サトリが乗っているびっくり玉の更に上にあるびっくり玉の方を見てみると……

 

「心を乱すなんて………もう、ここからお仕置き決定ね」

「し、師匠ッッ!!!!ギ、ギバグガジラバッッ!!!!!」

 

「「ル、ルフィッッ!!!!!」」

 

ロビンの武装色の覇気でルフィの打撃が効かないは無効。

普通の人間より身体が強いだけに成り下がったその身体にロビンの関節技は………あまりにも無慈悲だった。

もうありえないほどに鳴る骨の音とルフィの叫び声。

 

「こ、これッ!!大丈夫なのかよッ!!!!!」

「知らないのかしら。ゴムは元に戻ろうとする性質があるのよ。ゴムの体質に戻れば問題ないわ」

 

「つ、つまりロビンちゃんがルフィを触っている限りは」

「普通の人間ね。まぁ、これぐらいじゃ死なないわ。まだ地獄一丁目ですものね」

 

「…………ぶぁい…………」

((……マジでコエェよッ!!!!!))

 

言葉にはしてないけど顔が引きずってますよ二人とも。

そして更に恐怖した表情をしているのがサトリである。

 

「な、何なんだよお前はッ!!!!!」

「五月蝿いわね。サンジ、ちょっと黙らせなさい」

 

「お安い御用だレディ」

「今度そのセリフを言ったら………もぐわよ」

「す、すみませんでしたッッッ!!!!!!!!」

 

綺麗なお辞儀をして謝罪するサンジ。

うん。何をもぐのか…分かったんだね。

 

「クソ!!離せッ!!!!!」

「離すわけないでしょう」

「動きを読めるのはいいけど、避けられなかったら

読める意味がない。ということか………」

 

タバコの煙を一気に吸って吐くサンジ。

サトリの方をジッと睨んで同じ目線の高さにある木まで飛び上がる。この後、何をされるのか悟ったサトリだがロビンの拘束で逃げることが出来ない。

 

「俺は”神”に仕える神官だぞ!離せ!!

神官に裁かれないという罪はこの国では第一級犯罪に値するんだぞ!!

俺に手を出すと言うことは

全能なる”神・エネル”への宣戦布告を意味するのだ!!!」

 

そう必死に言うサトリだが……そんなの聞く余地もない。

 

「口を閉じろ風味が逃げる。

コショウを最高のミニョネットに仕上げたければ

大切なのは強く粗くためらわず……砕ききることだ

そうすれば閉じ込められた素晴らしい風味はこれによって一気に開放され、そして熱を加えることによりより一層の香りが広がる」

 

その場で回転をして摩擦によりサンジの脚は赤々と燃え上がる。本編とは違いこれはずっと先で使われる技なのだが、まぁいいかな。

 

悪魔風脚(ディアブルジャンブ)……ッ!!」

 

サトリの上空へ飛び上がったサンジはそこで縦回転を加えながら真下へと落ちていく。

 

「やめろー!!!痛いからやめろー!!!!!」

「”粗砕(コンカッセ)”ッッ!!!!!」

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