好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
生贄の祭壇。
そこにメリー号が神への献上物かのように水面から上げられていた。そしてそのメリー号には海賊団のロビンを抜いた女性陣達がいるのだが
「「ちょっと周りを調べてくるわ」」
「………二人ともちょっと待って………」
現在、くいなは頭を抱えていた。
この祭壇についてからしばらく時間が経つ。その間敵への攻撃を警戒していたが一向になにも起きない。
それをいいことにナミとノジコはこの周りの調査をするために向かうと言い出したのだ。
「この祭壇に置かれたのにはなにか理由があると思うの。なら下手に出たら何が起きるか………」
「だからレイジュお姉様にも付いてきてもらうわ!」
「…………見つかるなんて、思わなかったわ……」
ハジメのお陰であの攻撃から助かり、怒りでヤル気満々のサンジのモチベーションを落とさないように存在を停止させるわけにはいかないために、思考だけを読まれないように一時停止を使用した。だから姿は見えるのでメリー号に隠れていたのだが
「いや、普通にシャワー使っていましたよね……」
「紅茶も飲んでた」
「細かいことは言わないのよカヤにカラー」
そんなの守るレイジュではなかった。
しかしいま自称神様は周りを探る暇はなく結果的に見つかっても問題はなかった。見つかったらまた攻撃を受ける可能性があるのだが
「もう大丈夫よ。体面に非伝導率の高い毒を纏っているから」
「…………私達が使ったら………」
「皮膚が爛れるからオススメはしないわ」
あの謎の攻撃からの対抗策が!!!と思ったがやはりそう簡単に物事は進まないらしい。はぁ、くいなはため息をつき
「じゃ私とカヤ、カラーはここに残ってます。くれぐれも余計なトラブルは持ってこないでくださいね!!」
「ルフィやお兄さんじゃないんだから大丈夫よ!!」
じゃ行ってくるわね!!とナミとノジコとレイジュはメリー号から降りて散策に出かけた。
残されたカヤは「珍しそうな植物があったら取ってきてくださいねー」と調合の準備や資料などを片っ端から引っ張り出していた。
「カヤって薬の調合も出来るんですね」
「最近ですけどね。Dr.くれはから色々と教えてもらいました。チョッパー君もいるから色んな薬や危険物を作ってるんですよ」
「………………危険物って、言った??」
なんかカヤの口から言ってはいけないような言葉が聞こえてきた気がした……しかしくいなの予想は、耳は確かだったようで見るからに頑丈そうな箱や、分厚い袋から小瓶を取り出した。
「こっちが吸っただけで死んじゃう薬品で、こっちが骨まで溶かす薬品。こっちなんて凄いですよ。空気に触れただけで半径500メートルは吹っ飛んでしまうやく………」
「なんでそんなの持ってるのッッ!!!!!!」
この海賊団の中でもマトモな部類に、いや、一番マトモな人だと思っていたカヤがなんかとんでもなく怖いことを言っているのだ。
両肩を握って前後に揺らすくいなにカヤは笑って
「何が起きるか分かりませんからね。
ウソップさんのサポートするなら少しでもお役に立てるようにと思ったんですよ。ほら、この針だって的確に身体に刺せば回復から心臓停止まで出来るんですよ!!!!」
「お願いだから私を一人にしないでッッッ!!!!!!!!!」
目の前にカヤがいるのになんか遠くに行ってしまっているカヤに思わず叫んでしまったくいなであった。
(……………ここにいる時点でマトモな人、いるのかな……)
と、紅茶セットを取り出して現実逃避をし始めるカラーだった。
………………………………………
「……くいなの声か…近いな……」
アッパーヤードの端をグルっと回りながら探索していゾロ達。
初めは船で来ていたがこのアッパーヤードを見つけたゾロは「上陸するか」と言い出しこうして歩いている。
本当に言うことを聞かないゾロにチョッパーとバーストは海岸線に沿って歩くということ、ゾロの前にバースト、後ろにチョッパーでゾロを挟んで歩くということで上陸することにした。
「聞こえたか?」
「
「こっちだな」
「「だから勝手に動くなッッ!!!!!」」
ちょっと目を離すとどっかに行こうとするゾロをバーストとチョッパーは叩いて止める。
「なんでいちいち叩くんだテメェら!!!!」
「お前が勝手に動くと迷子になるんだろうがッ!!!!」
「こんなところで逸れたら、誰が俺達を守るんだよッ!!!!!」
「いや、お前らでどうにかしろよ……ってか、お前は元バロックワークスの一員ならどうでもできるだろうが……」
「あんな不意打ちな攻撃をどうにか出来る技量はねえ!!!!」
またハッキリというバーストに白い目で見るゾロ。
対立、敵として戦った時はまだ力強さというか自信があったのに今では「守ってくれ!!」と気持ちいいぐらいに自信を無くしているようだ。
「あのな、こんな海岸線ばっか歩いてもいつか島を一周して終わるぞ」
「大丈夫!!ハジメがなんとかしてくれるッ!!!」
「だな!!俺達はとにかく迷わない!無理しない!!だ!!!!」
「テメェらは…………」
しかし放っておくわけにも行かずにここはゾロが折れるしかなかった。はぁーとため息をつき歩き始めるゾロ達だったが
「おい、アレって………」
ゾロが指差す方へチョッパーとバーストは目を向けると、遠くの方の海岸線で見たことのある
「おい!!また海岸線に出たぞッ!!!」
「だから言ったんじゃないですか……」
「うるせぇ!!!コビーだって納得しただろうが!!!」
「ヘルメッポさんが無理矢理行き先を変えたんじゃないですかッ!!!!」
「お前がもっと強く止めたらなッ!!!」
「それでもヘルメッポさんはッ!!!!!!」
なんか、こんなところまできて変わらない二人を見て安心はしたが一つ、気になることもあり駆け足で二人も元へ
「なんでこんなところにいるんだお前ら」
「ゾロさん!!!!みなさん!!!!」
「やっときたのかお前ッ!!!!!」
そこにいたのはコビーとヘルメッポ。
ここに来るまでに大変だったのだろう、軍服が汚れて箇所箇所で切れている所もあった。
「僕達は一足先にこのアッパーヤードを調査していたんです」
「メリー号が置いてある場所も分かってる。アイツらは無事だ」
「そうだったのか…」
「でもよ。いつから抜けていたんだ。全然気づかなかったぞ」
バーストがそんなことをいうとズーンと沈む二人。
どうやら言ったらいけなかったことらしいが……
「そういえばナミ達が連れ去られた後にお前らいなかったな」
「そういえばじゃねぇよ!!!!!!なんで気づいてねぇんだ!!!!」
「その時まだいたんですよ……でも、僕達だけ抜けた状態で班を決められて………」
それを言われて思い出した。
確かにナミ達が連れ去られる前まではいたのだ。
その後、なんでか見当たらなかった二人だが、それでも
「いくら海軍かもしれませんけど、海賊の一味じゃないかもですけど……そんな……忘れないでくださいよ………」
「俺なんて……ゾロ!!長年一緒にいたのに気づかなかったのかよ!!!!!」
「気づかなかったな。わり」
「軽すぎるんだよボケがあああああぁぁぁぁッッッ!!!!!!」
しかしまったく反省のいろがないゾロ。
これ以上は無駄だと分かったヘルメッポは深くため息をついて
「とにかく付いてこい!!皆がいるところにいくぞッ!!!!」
「調査はもういいのか?」
「優先順位は皆さんとの合流です。さぁ行きましょ」
………………………………………
「こ、これって………」
「そう……そういうことなのね……」
アッパーヤードの端。そこに行き着く前ナミとノジコの目にある者が映った。それを見た瞬間に二人は走り出し残されたレイジュもわけも分からず二人を追いかけた。
そして見つけたのが
「この家……もしかしてあの家の片割れなの??」
「はい。きっとそうですよ……」
「つまり、島は沈んだんではなく……ずっと空にあったんです………」
モンブランが、先祖が探し続けた黄金郷。
それはこの空島に長年浮き続けていたのだ。
………………………………………
「エ、エネル様ッ!!!!」
「いっ、一体これは………」
「何が起きたのですか…??」
紐の試練"シュラ"、沼の試練"ゲダツ"、鉄の試練"オーム"
ここにはいないサトリを含めたエネル直轄の神官である。
エネルに呼ばれて神壇へ来てみれば建物は全て破壊され、足場である雲は大穴が開いており、そして
「騒ぐではない……これ程度…明日になれば問題ない……」
自ら包帯や布を切り身体に巻き付けていたエネルを見てとてもそうとは思えなかった。しかし神であるエネルにそんなこと言えるわけもなく、むしろエネルの言葉だ、それを信じること以外ないのだ。
「これは、敵が攻めてきたのですか??」
「まさかあの野蛮人共がッ!!!」
「いや、それは違う……」
確かに。これ程の戦力があるなら一気に攻めていただろう。
しかしここで留まっているというなら……
「まさか、青海人だというのですか……ッ!?」
「あり得ないッ!!!!!」
「んんッ!!!んんんッ!!!!!」
「口が開いてないぞッ!!!!」
「ッ!!!!??」
いつものようにゲダツは口を開くのをウッカリ忘れてしまうようだ。しかしオームが言ったように青海人がやったというエネルの言葉に驚く事になるが更に
「あぁ、そうだ……そしてその中にいるある女には手を出すな」
「なっ!!!」
「んんッッ!!!?!」
「何故ですかッ!!!その女がコレをやったのではないのですかッ!!??」
いくらエネルの言葉でも手を出すなという命令に疑問を持つ神官達。主であるエネルがやられたのだ。やり返さないなんてと抗議をしようとしたがエネルが
「あの女は……異常だ。何を考えているのか……私でも分からぬ……」
「「「ッッ!!!!!??」」」
「いいな。これから
………………………………………
「どうしたのアイサッ!!!!」
「な、なに、この声……ッ!!!!!」
女でありシャンディアの戦士であるラキは苦しんでいるアイサに駆け寄る。頭痛のように手で頭を押さえているがこの症状は普通ではない。
「お、同じことを…ずっと………こ、怖いよ………」
「もしかして、ここに来た青海人のッ!」
コクコクと頷くアイサ。そんな様子を離れたところから見ているワイパーにラキが視線を送り
「これは、異常だよッ!!!
いくら神官の一人がやられたからっていま行くのはッ!!!!」
「だったらいつやるッ!!!!!!」
この空島に突然打ち上げられ、住んでいた場所をお追い出された先祖。そして先祖が約束した"シャンドラの灯"を灯すために。
「この機会を逃せというのかッ!!!!いまだ!!!!これで全てを終わらせて取り戻すのだッッ!!!!!!」
「「「「「シャンドラに灯をッ!!!!!!」」」」」
…………………………………………
「と、どいつもこいつも失礼なことを言っているのよ。消していいかしら??」
「し、師匠……そんなことしたら…俺がやる意味が…」
「なに??文句あるの??」
「ありませんッ!!!!!!」
もう完全に心を折られているルフィ。
かといってウソップもサンジの声も届くわけがない。
このままだと一瞬にしてこの空島が蹂躪される。
まさにカラス丸の船内はいま地獄である。
「……………まぁ、やったら貴方達の修行にならないから手は出さないわ」
「「「………ホッ」」」
「でもそうね。何もしないってのも暇だからこの島の調査でもしようかしら」
すると周りにある木々から
「これぐらいの島ならこれで足りるかしら」
「足りるわね」
「さて、それなら時間は」
「寝る前には終えるわよ」
「そうね。面白そうなものがあったらいいわね」
「あと、ゾロやナミ達も探さないと」
「それでは行きましょうか」
一斉に島全体に行き渡るかのように広がっていく小さなロビン達。あの一体でもここにいるロビン同様の力を持っているのだ。それを考えるとたった一人で簡単に国を滅ぼすことが………
「…………魔王かよ……」
「あら、魔王なんて失礼よウソップ。
でもそうね、お兄ちゃんの隣にいるためには
「き、基準がぶっ壊れてる…………」