好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「つ、つまりだ……ここは地上であのおっさんが探している島で、黄金郷がこの島だっていうのかッッ!!!??」
「ええそうよ!!!!なんとしても黄金を見つけるわよッッ!!!!!」
「見つけるぞオーゴンッッ!!!!!!!!!」
全員が無事に生贄の祭壇にたどり着いた。
あの後敵からの襲撃があると思ったが何もなくこうしてメリー号の置かれている祭壇から離れた陸で宴をしていた。
「黄金があればもう食料に困らないな!!!」
「だな!!これでマジックに必要な物の買えるぜ!!!」
「欲しかった本と薬品があったんです!」
「俺は酒だな」
「飲み過ぎよゾロ……私も欲しいけど……」
「これで思う存分ファッションショーが出来るわ!!!」
「「それはちょっと………」」
大いに盛り上がっている麦わらの一味だが、そのノリについていけてない者もいる。
「分かっていると思うけど、すでにメリー号は人数オーバーよ。黄金なんて重たい物乗せたら沈むわよ」
「何言ってるんだレイジュ。全く分かってねえな…」
「だな。ちゃんとあるだろう……」
はぁーとため息をつくサンジとルフィ。
そしてコビーとヘルメッポの肩を二人がポンッと叩き
「「そのための海軍船だろ」」
「ぶん殴るぞテメェらッッ!!!!!!!」
完全に保管庫として使用する気満々である。
「いいじゃねえかよ。少しぐらい黄金やるからよ」
「んな問題かッッ!!!!こっちはその船は地上にあるんだよッッ!!!!!!!」
「ッッ!!!!??じゃ、じゃどうすんだよッッ!!!!!!」
「んなもん、乗せれるだけだろう……」
するとさっきまで盛り上がっていた皆様が一気に萎れた。
まるで一気に水分を抜かれた花のように……
「それじゃ…何をしにここに来たんだよッ!!!」
「黄金のない空島なんて……ただの空島よッ!!!!」
「黄金が全てなのに……どうしてッ!!!!!!」
「なに、訳のわからないことを………」
本当に黄金が欲しかったのだろう。普段冷静なナミやカヤが意味不明なことを言っている。
「ウソップのそのバックに入れればいいじゃない。
それ
「………あっ。そうだった………わりぃ、忘れてたわッ!!!」
ロビンの爆弾発言と、ウソップの軽い謝り。
しかし普通は激怒するところなのに皆が黙ってしまった。
あ、あれ??と不安になっているウソップだったがいきなりカヤがウソップの両肩を掴んで
「ほ、本当なのウソップさんッッ!!!!!」
「ちょっ!!!あ、あぁ、そうだけどよ……ここに入れれば
その瞬間にカヤはウソップを抱きつき、周りは大いに喜んだ。
「ありがとうウソップさんッ!!!!!!」
「い、い、いい、言ってことよッ!!!!!!!」
あまりの出来事に言葉が上手く喋れていないウソップ。
これで問題なく大量の黄金が手に入ることになったが
「でも、んなもんよく持ってたな」
「これか?これは前に露店で売っててな」
「おいおい……悪魔の実を食べさせたバックを売ってるか普通………」
「だよな………だから一回問い正したかったんだよな……」
「誰に?」
「えっ??それは、えーーーと……あれ??」
「忘れていたら意味ねぇだろうが……」
この場にいるが全く見えていない。それどころか存在を忘れられているハジメとベルメール。ロビンだけはどうしてか覚えているのだが…………
「私は知っているわよ。というか元凶」
「やっぱりかッ!!!!!」
「ちなみにその露店の店主は"オックス"よ」
「お、オックスって、海軍大将のッッ!!!!!」
「なんてやつにやらせてんだよッッ!!!!!!!!」
当時はまだ大将ではなかったが間違いなくウソップなんて小指で倒せるほどの実力はありました。
「五月蝿いわね。お兄ちゃんが渡しておいてと言ったからやったのよ。
「何をだよッッ!!!!!ってか、白ひげって……まじかよ……」
「"ポケポケの実"食べた者のポケットは無尽蔵に物が収納出来る。これなら大量の武器も入るのだけど……まさかマジック道具を保管していたなんてね……」
これにはロビンも頭を痛めた、いや、呆れていた。
ウソップなら多種多様の武器を保有してそれを使いこなせると見込んだのだ。本編ではブラメンコという白ひげ海賊団の隊長が使いこなしていた。まぁ、隊長クラスだしこの能力が無くても問題ないだろうと身勝手な考えでポケポケの実を譲ってもらったのだ。
現にブラメンコは体中に武器を仕込んでいるようなので、海を泳げるようになったという利点も加えて良かったと思う。
とにかく、ハジメの予想では武器を入れていると思ったがまさかこんなにマジックに浸透してしまうとは……
「って、いうかよ……"お兄ちゃん"って誰なんだ??」
「いまは覚えてなくてもいいわ。その代わりにその言葉を言うたびに思い出したときの"お仕置き"を楽しみにしてなさい」
「楽しめるかッッ!!!!」
「ぞ、ゾロ……お、オレ、し、死ぬかもしれねえ………」
「ひっつくなッッ!!!!!!」
冗談よ。と小さな声は届くわけもなくルフィはガクガクブルブルと震えだしていた。正直本当にお仕置きする気だったが、流石のロビンも全く記憶にないハジメに対してのお仕置きは……………
「………やっぱり"お兄ちゃん"を覚えてないなんて、罪よね。………全員、お仕置き」
「「「「「理不尽ッッッ!!!!??」」」」」
………………………………………
なんやかんやと楽しんでいる姿をベルメールはジッと眺めていた。ナミもノジコも自分のことを忘れてあんなにも……
それはハジメの能力だと分かってはいるが………
「はい。ベルメールさん。少しは食べたほうがいいですよ」
「…ありがとう……」
サンジの作った石焼きシチューを注いで持ってきたハジメはベルメールの隣に座り
「やっぱり解除しましょうか??」
「……いいえ。ここで出てきたら二人に「なんでチャンスを逃すのよッ!!!」って怒られるわ……」
そう言いながらシチューを口にするベルメールだが、それでも未だに沈んだ様子。なんとかしたいとハジメは思うが
「…ごめんなさい……」
「な、なんでハジメが謝るのよ……」
「僕、ロビンとしかマトモに女の子と話した、というか接し方が分からなくて……あっ、ハンコックは別で」
「あぁ……あの子もロビン寄りだったわね……」
一度だけしか会っていないがかなりのインパクトを残した。
初対面ではあったがロビンと混じえて言い争ったときにそんな印象を受けた。
「だからって、言い訳ですけど…普通の話、というか……うーーん、マトモな?会話ができる気がしません」
「自覚があるだけ十分よ」
かなり辛口なコメントだが、ハジメにとっては真実だからか苦笑いをし
「…………別にいつものハジメでいいわよ。私だってナミやノジコに頼りきりでこうして話すのかなり久しぶりで緊張してるんだから………」
二人で話すのは故郷を離れる前。まだそんなに日にちは経っていないのだが、もう何年も経った気になっていた。
「それに……私はハジメに好きに…はなってもらってるわよね?」
「疑問はやめてくださいよ」
「ごめんなさい。……だから、私は、愛して…欲しいの……」
両手をギュッと握り一呼吸おいて
「あ、愛してほしいって、言っても……特別なものはいらないの………ただ、ロビンとは違うものが欲しいというか………もちろん、私もハジメに何かしないととは思うけど………」
ロビンのように圧倒的な言葉を言ったり出来ない。
相手が嫌になるほどの愛をぶつける事は出来ない。
でも、少しでも何かをとは思っている。そして欲している。
それがいま、このチャンスを活かそうとしているが、何も出てこなくて……
「"愛されるより、愛したい"……何処かで聞いた言葉だけど、私はそれが一番の愛の形だなーって思うわ。だから、なんて、いうか………」
ハジメの胸元を両手でギュッと握って、そして上目遣いで
「…………愛しても、いいですか……??」
(って、手を出したら殺されていただろうなーロビンに……)
チキン。と言われたらそこまでだが、こんな状況下でそんな不謹慎なことは出来ない。というか"そんな"とはなにかよく分からない。"手を出す"という言葉もなんとなく使ったが意味が分からない。
…………分からないったら、分からないのだ。
まぁ、現在ベルメールさんからギュッと抱きしめられた状態であるのでコレはコレで色々ロビンに追求がきそうな状況である。
当本人はスヤスヤとこの状態で寝ていて、ガッチリホールドしてるので脱出も出来ない。
(しかし……ベルメールさんがこんなことを言うなんて……
いや、僕が目を背けていた…というのもあるか………)
変わろうとしてたベルメールは知っていた。
でもここまでやるなんて思いもしなかった…知ろうと、しなかったのかな…………
「……………まいったな………」
きっと、この先も、これ以上に、僕についてくるだろう。
それを僕は拒むなんて、そんな権利はない。
色々と引っ掻き回した負い目もあるだろうけど、きっと、僕も
「………覚悟が足りなかった、わけか………」
ベルメールさんはきっと守られるだけの存在なんて求めてない。
こうして僕やベルメールさんに食いついてくるのは、僕らに追いつきたいため。
それは急激に変わることはないから焦りもあってこんな形で現れたのだろう。
………………なら、
ベルメールの髪をそっと触りながら微笑むハジメ。
見せたらきっと手にするだろう。そんなの簡単に想像出来てしまったのだ。
思い出すのはウソップのバッグの奥底に眠るものは