好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「ハジメはおるかぁー!!!」
「ドアを壊さないでください。あとうるさい」
あの報告書をみつけて三日後。
一人の女海兵が退団をしたいと報告が回ってきていた。
普通のその海域の海軍支部が受理するかどうか決めるのだが、その海域は戦闘が激しいらしく海兵も沢山駆り出されている。そのため書類を整理出来ずに回ってきたのがここ。
完全にハジメは書類整理の名人と海軍全体に響き渡り変わった書類や対応出来ないものが回されてくる。別に書類が増えるのは問題ない。ただクザン……いや上司のグザンが増えてきた書類をみて「俺を整理ぜめして殺す気かあああぁ!!」と訳の分からないことをいってよく逃げるので、それを毎回対応するのが面倒くさい。
……話を戻すがその書類には続きがかかれてあり
もちろん退団は許可した。
でもいま僕が出来ることはここまでだろう。
あの魚人をいまどうにかしても、きっと悪い方向しかいかない。今回はいろんな根回しをしないといけないなーと考えながら三日過ぎた今日、久しぶりにうるさい人が来た。
「むっ、相変わらず細かいの」
「あっ?そんなこというなら海軍での煎餅食することを禁止させますよ」
「今すぐ直すッ!!!!」
このジジイはあの未来の海賊王の祖父、簡単にいえばルフィのじいちゃんガープだ。
出会いはセンゴクさんとお茶していたときに今日と同じ感じで扉を壊して入ってきた。第一印象から最悪なのでこのジジイに関しては最初からトゲ要素が強い。それでもこのジジイは気にしていないようなので遠慮はしてない。
「で、なんか用ですか?」
「孫に会わせる!!!」
「…………感情で物事を伝えようとしても伝わりませんよ。もう一度相手に分かるように」
「孫ができた。ハジメに会わせたい。だから来い」
「分かりましたけどその喋り方止めた方がいいですよ」
よく超簡潔に話すのでその度注意していたらこんな風に必要単語を増やして伝えるという技術を手にした。したのはいいがもうそれ自分がバカだとさらに強めるからもう少し会話にしたほうがいいと言っているがどうやら定着し始めているようでなかなか治らない。
「では行くぞ!!!」
「そっちの分かりましたじゃないです」
「何故じゃ!!孫じゃぞ!!!可愛いじゃ!!!!」
「でしょうね」
「だから来いッ!!」
「テメェ、会話するつもりねえな」
相変わらず人の話を聞かない。
こうなったらセンゴクさんが言っても聞かないウザいやつ。
「マジでうぜぇ」
「お前さんはよくもまぁ、……そんなにハッキリと本人目の前で言えるの」
「テメェとクズだけだ」
「……風当たりが強すぎる……」
分かっているなら人の話を聞け。
話を聞かないやつは本当に嫌いだ。
あのサカズキさんでも最終的には必要だと感じたものだけは分かってくれる。そんなサカズキさん以下の人間をどう接しろと?人間として接しているだけでも有難いと思ってほしい。
「………はあ、僕を駆り出したいならあのクザ、いえグザンを連れてきてください」
「もう部下に探させとる」
「そうですか。そちらとこちらの人があのクズを探すとなると早く確保できますね」
「……あやつも仕事しないが…本当に上司に対してなんて言い種じゃ……まぁワシが悪いじゃが」
うん、本当に。
「テメェがいうな」
「……頼むから、それ心に閉まってくれんか………」
「で、いつ向かうんですか?」
「無視を……って、来てくれるのか?」
こうなったらテコでも動かないやつが何をいまさら。
「行かないとしつこいでしょう」
「よし!!あした船を出す!!!」
「じゃあとセンゴクさんとボルサリーノさんとサカズキさんにも連絡入れてくださいね」
「………マジ??」
「それだけのことをしているって自覚してください。
僕がいうのはおかしいですけど「参謀」を動かすのはそれだけ大変だと言うことを理解してきてください」
どうしようかな……とこれからの事を考えて鬱になっているガープは寂しい背中をこちらに向けながら部屋から出ていった。
生まれたばかりのルフィに会ってもどうもできないかもしれないが
…………………………
「村長ッ!!ルフィはどこじゃー!!」
「うるさいぞガープ!!!いま寝たところなんだぞ!!」
「村長もうるさいですよ」
東の海、フーシャ村。
ガープに半ば拉致られる形でここに連れてこられた。
その理由としてまだクザンさんを見つけられなかった状態で連れてこさせられたのだ。それもセンゴクさん達に連絡もいれずに。もちろんフーシャ村に向かっている船の中で連絡は取った。その時のセンゴクさんは「……ハジメが割かしマトモでよかった……」と苦労が滲み出ていることを感じ取りながらクザンさんに書類をよろしくと頼んでおいた。帰ったらガープさん説教だろうな~
で、小さなベッドの上にスヤスヤと寝ているルフィ。
この子が将来海賊王へと歩み出すのか。
「ルフィ、じいちゃんだぞー絶対にお前を立派な海兵にするからな」
すみません、それ僕が頑張っても変えられそうにない未来なので諦めてください。もちろんそんなことは口にしないがせっかくここまできたのだから何か残しておきたい。
ということでこちらに来るときに休憩で寄った街で購入した物を色々見せてみる。
「はいルフィ、これいる?」
「えぇーと……ハジメさん。それなに?」
「寂しくないようにとぬいぐるみを」
「それは分かるけど……不気味じゃないかしら……」
そのぬいぐるみは身体中にまるで手術したあとが残っていると思わせるぐらいの荒い縫い目のぬいぐるみ。
「そこの店員さんはオススメしてきたんですが」
「……ちなみになんていうお店?」
「ザ・ファンキー」
「うん、そういうお店で買ったらダメよ」
なんか優しく遠い目で言われた。
ルフィに近づけても喜ばなかったので次。
「骨付き肉」
「ハジメさん、ルフィはまだ赤ちゃんだから」
「大丈夫です。ぬいぐるみですので」
「だとしてもダメよ」
少し目尻が強ばった気がしたので止めた。
ルフィはめちゃくちゃ喜んでいたがマキノさんには逆らわないほうがいいので次。
「海賊旗」
「何を考えとるのじゃハジメ!!!そこは海軍の旗じゃろうが!!!!」
「海賊旗の方がいろいろとアレンジ出来るかと思いまして。ならいっそう海軍の旗もバリエーション増やします」
「ルフィの為ならやるわい!!」
「そういう問題じゃないわよ。二人とも。
ねぇ、もっと
もう吹雪かと思うぐらい部屋の温度が下がった気がする。あのガープさえもブルッと震えた。仕方ありませんねとっておきです。
「無難にロケットペンダント」
「それよハジメさん。ちゃんと持ってるじゃない」
「いや、無難すぎるかと思いまして」
「赤ちゃんに無難じゃないものを与えるほうがおかしいのよ。そうよね村長さん、ガープさん」
「「そ、そうじゃな………」」
何を渡したのか知らないけどマキノさんに怒られたようだ。ザマァ。
「それじゃこのロケットにハジメさんの写真を入れるからカメラ店にいきましょうか」
「えっ。
いや、そこはガープさんや親御さんを」
「ガープさんはダメ。そんな怖い顔を入れてたら泣くわ」
「……いま、ワシが泣きたいわい……」
「じゃ親御さんは」
「こんな可愛いルフィを置いていく顔なんて却下よ」
………本編ではあまりマキノについて話はなかったけどもしかしてこれが素なの??僕が来たから影響されたんだよね、そうだよね、そうじゃないとなんか優しいマキノさんとイメージが壊れる……
「だ、だからって僕じゃなくても……ほらマキノさんとか村長さんとか……」
「私達はこの村でルフィと一緒だからいいの。
でもハジメさんはそんなに来れないでしょう?
そんな人からプレゼントってこうしてロケットとかで相手の顔が分かると嬉しいものなのよ」
それは分かるけど、僕もそのために買ったんだけど、それは僕の写真をいれるわけじゃなくてもっと大切な人に………あっ、そういえばシャンクスとか……はまだ会わないか……
「こ、今後ルフィが見つける大切な人のためにとかでも……」
「あら、ハジメさんもルフィにとって大切な人よ。ねぇルフィ?」
すると今日一番のキャッキャッと笑うルフィ。
おい、そこは空気を読んでよ、赤ちゃんでもルフィなら……って成長してもルフィはルフィで空気読んだことなかったな~…………
「さぁいくわよ。最高の一枚を!!」
「ちょっとマキノさん!!?ひ、引っ張らないで!!ってか力つよッ!!!??」
なんか原作マキノからパワーアップしている気がするマキノさんにどうすることも出来ずに流されてしまった僕だった。
後日ルフィの首もとにロケットペンダントがあり、その中には最高の一枚を取られたハジメの写真があった。