好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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ナミ&カラー戦

「なんなのこの生き物(女の子)はッ!!!もう離さないわッッ!!!!」

 

「ぎゃあああああぁぁぁッッ!!!!!」

 

完全ガッチリボールドによって抜け出せないアイサは叫びながらジタバタしていた。強気なのに身体は震えて、涙目になりながらも堂々した態度を取ろうとし、決め手が背中に生えた羽である。ナミからしたら"エンジェル"としか見えてない。

 

「私に舞い降りたエンジェルなのね!!!離さない!!離さないからねッッ!!!!!」

「は、離せッッ!!!!私は"戦士"なんだ!!!!!」

 

「ええ。"天使"よね」

「都合のいい解釈するなッッ!!!!!!」

 

こうなったらどうあっても離さない。

見た限りでは襲ってきたゲリラ達の仲間ではあるがこんな幼い子が戦闘に立つのは考えづらく、心配になったノジコの"お姉さん"が出てきて

 

「もしかして迷子なの??」

「誰が迷子だッッ!!あたいはお前らを倒しにッッ!!!」

 

「"あたい"って……なんてカワイイのッッ!!!!!」

「もう!!何なんだこの女はッッ!!!!!!!」

 

ナミのせいで話が進まないので姉であるノジコが強制的にアイサから引き剥がした。それでも抵抗するの隣で"待て"と待機状態にしておいた。

 

これ以上余計なことをすると本気で引き剥がすと脅したら効果テキメンというやつである。

 

「それで貴女達も黄金を狙ってるの??」

「なんだ"オウゴン"って??私達はこの"大地(ヴァース)"を取り戻すために戦ってるんだッ!!!!」

 

「ヴァースって……これのことを言ってるのよね??」

 

ナミが下に視線を向ける。

普段から見るこの光景、それがこの空島では

 

「そうだ!青海人では当たり前でもここでは貴重なものなんだ!!!そしてこのヴァースは昔先祖がこの空島の住人に奪われた…………私達のヴァースなんだぁッ!!!!!」

 

その言葉を聞き色々と背景が見えてきたナミ。

かつて地上にあった土地、黄金郷。突如消えてその黄金郷がこの空島にあり、そしてその住民達と空島の人達の戦い……

 

「………なるほどね。エンジェルから見れば空島の住民がこの土地を強奪した悪者。で、空島の人達からすれば願ってもない巨大な土地。お互いに譲れなかったわけね………」

 

「………だけど、アイツらが来てからは違うんだ……ここではない何かを探しているんだ………そいつらが来てからここは…」

 

つまりあの"神"と名乗っているエネルは余所者らしい。

そして強引にその神の座を奪って好き勝手にやっていると……

 

「あんなやつら………さっさと出ていけばいいんだ……ッッ!!!!」

「……エンジェル………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……一生懸命背伸びしてる………カワイイわ

 

「人の話をちゃんと聞けよッッ!!!!!!!!!」

 

カワイイのがいる時点でシリアスなんてものは、ない。

 

………………………………………

 

「あ奴らは……何をしているのだ……??」

「さ、さぁ………」

 

空の騎士、ガン·フォールにお願いをしてナミ達のいるここまで連れてきてもらったのだが、さっきから奇妙なことをしている姿にどうも近寄れずにいたコニス達。

 

上空から見ていたのだが突然背後から気配を感じた空の騎士はピエールの手綱を引き急旋回。その直後にさっきまでいた場所へ炎が通り過ぎていたのだ。

 

「こんな所にいたのか空の騎士」

「ここで仕留めればエネル様もお喜びだ」

 

「お、お前らは………ッッ!!!」

 

そこに現れたのは瓜二つの顔をした神官。

双子である、いや、()()()()()()()()()()()()()ホトリとコトリが襲いかかってきた。

 

「だけどまずは……」

「弱いやつから、だッ!!!」

 

「しまったッッ!!!」

 

まんまるな身体付きの見た目とは裏腹にとんでもなく速く空の騎士の横を通り過ぎてメリー号に一直線に降下する二人。

大樹の幹を踏み台にして勢いを増したために、ピエールの飛行速度ではどうやっても追いつかない。

 

ナミ達はまだ気づいていない。このままでは不意打ちにヤラれると焦っている空の騎士を余所に、ホトリとコトリは攻撃態勢に入っていた。

 

「まずは」

「一人だ!!」

 

確実に仕留めるためにホトリとコトリは手に仕込んであるダイヤルを……

 

「クッ!」

「マッ!」

「「はっ!!」」

 

突然、ナミとホトリ達の間に現れた2頭のクマ。

その白黒のクマ達の手がホトリ達に襲いかかる。

 

「「クママアアアァァッッ!!!!!」」

「「アバボベザガッッ!!!!!」」

 

見事に右フックが決まった。ホトリとコトリは頑丈なメリー号の甲板を滑りながら壁に激突した。こちらも壊れてない。

 

「シロ!!クロ!!!」

「また敵襲かよッ!!!!」

 

危機一髪な所を助けられたナミはシロとクロに抱きつく。

突然の敵襲にバーストは周りを見渡してみるとさっきより敵の人数が増えている。

 

「クソがッ!!!どんだけ狙われてるんだよッ!!!!!」

『私が誘導してるからよ』

「ふざけんなッ!!!!」

 

そう。結局はロビンの掌の上。

悪態を付きつつもメリー号から降りたバースト。それに続いてキロロとノジコ。

 

「加勢するわ。あっちはナミとカラーで十分でしょうから」

「キャハハハハ!!!そうね、きっとザコは全部こっちに回ってくるんじゃない」

「本当に………面倒くせえッ!!!!!!」

 

………………………………………

 

「向こうに行かなくていいのカラー」

「うん。このクマ達と一緒の方が生き残れそうだから」

 

打算がスゴイカラー。それでもこちらも一筋縄では倒せそうにはない。

シロとクロの攻撃を喰らってもまだ立ち上がるホトリとコトリ。そしてこの二人は本当にそっくりであり

 

「さぁ、どっちがどっちか分かるか??」

「ホトリの左手には『炎貝(フレイムダイヤル)』、右手には『斬撃貝(アックスダイヤル)』。コトリの左手には『衝撃貝(インパクトダイヤル)』、右手には(ガス)をためた『匂貝(フレイバダイヤル)』が装備されているんだぞ」

 

クルクルと周りながら自分達の持っている武器を説明する。

普通ならそんな馬鹿なことはしないが、今回に限ってはそれが精神的に追い詰める。

 

全くそっくりな二人が持っている個々のダイヤル。

警戒すれば問題ないが、こうやって誰が何を持っているか認識出来ないと対応しづらくなる。

 

下手に動けばやられるのは自分達。

踏み出せないと迷っているとホトリなのかコトリなのか、一人が手をこちらにかざした。

 

とっさにシロとクロがナミを守ろうと防御を取ったのだが、出てきたのは(ガス)

そのクサさに思わず鼻を押さえてしまった。

 

そしてもうひとりが手から火を……

 

「"カラーズトラップ"『停止の赤』」

「う、うご……」

「けない……ッッ!!!?」

 

ガスに引火して爆発寸前のところでホトリとコトリが動けなくなった。足元を見るといつの間にかカラーが書いたカラーズトラップを二人が踏んでいたのだ。

 

「足元を見ないなんて、ダメダメ」

「た、助かったわ……」

 

「いいの。それより……」

 

いきなりカラーはナミの顔に急接近して

 

「な、なに……!?」

「私も、可愛がりたいの」

 

「………えっ??」

「貴女ほどではないけど、カワイイは好きなの」

 

「えーと、つまり……」

「あそこで隠れている子をあとで一緒に、モフりましょう」

 

「乗ったわッッ!!!!!」

「乗るなバカアアァァァァッッ!!!!!!!」

 

いつの間にかナミ達から離れて隠れていたアイサだったがまさかの厄介者が増えたことにより思わず叫んでしまった。

そして新しい"カワイイ"仲間が増えたことによりやる気になったナミは、さっさと終わらせようと未だに止まっているホトリとコトリを交互に見て

 

「ということで、2度と私達の楽しみを奪われないように……彼方へ吹き飛ばすわね♪」

 

クリマ・タクトをTの形に変えたナミはその上部を空に向けた。すると上部がグルグルと回転しだし、その回転力が増せば増すほどそこから強烈な風が生み出されていき、そしてその風は巨大な竜巻となっていく。

動けなくなったホトリとコトリの前にシロとクロが立ちボクサーばりのアッパーカットを食らわせて舞い上がった二人に向けて、風の渦が放たれた。

 

「サイクロン·テンポッッ!!!!!!!!」

「「ギャアアアアアアアアァァァァッッ!!!!!!!!」」

 

飲むこまれた二人はそのまま空へと飛んでいき、サイクロンごと空の果てへと消えていった。

 

しかし、こんなことがあったのに未だにメリー号は無傷である。

 

「な、なんなの……これ………」

 

そんなあり得ない出来事に呆然としていたアイサは、残念ながら逃げ遅れてしまった。そう、気づいたときには両隣に、悪魔が………

 

「ねぇカラーは、どんな風にモフるの??」

「やっぱり頬ずりが一番。でもセットとしてヒラヒラ洋服は欠かせない」

 

「分かってるわねー!!なんでもっと早く言わなかったのよ!?」

「"カワイイ"はとてもデリケート。見極めが必要だった」

 

「で、私はどう??」

「完璧」

 

普段のカラーからは見せないグゥーサイン。それに応じるナミ。

二人はもう同志。そんな二人からアイサは、生きて帰れるのか??

 

「じゃ、まずは……」

「ヒラヒラ洋服にチェンジ」

 

「い、い、イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァッッッ!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、なんだ、アイツラは………青海人とは、分からん………」

 

メリー号から離れひと休憩していた所に襲いかかるゲリラ達。

しかしすでにエネルにより倒されており、立っているのはただ一人。そしてさっきまで刺客を送り込んだ二人の様子を伺っていたのだが、ある青海人二人が訳の分からないことをしているために困惑していた。

 

しかし、そんな思考はさっさと切り離し、改めていまいる人数を数え直した。

 

「これであと52人、いや………」

 

エネルが倒した分とメリー号の周りにいた者達から"声"が聞こえなくなった。これで半数近くかと思っていたのだが、

 

「どうやら5()0()()()()()()()()…なッ!!」

 

離れたと、撒いたと思っていたがどうやらしつこかったようだ。

エネルの前に現れたのは倒した筈の二人組。

そして未だに向かってくる、異常な二人組。

 

「……うるせぇ。テメェは俺がオロすッ!!!!」

「とても不愉快なの。だから消すわ」

 

残り少ないタバコを咥えているサンジと、普段では見られない怒った表情をするレイジュ。

 

ここに来るまでに何度も雷に打たれ、気絶しそうになる所を踏ん張って耐えてきたのだ。そして再びエネルに追いついた。

 

「それはコチラの台詞だ。

もう我が物にならずともよい。………ここでまとめて消えろッッ!!!!!!」

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