好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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光芒

「し、師匠……ッ!!」

 

『気をつけなかったルフィ、貴方が悪いわ』

 

無駄な戦いは体力を消費してしまうとミニロビンに誘導されながら移動していたルフィだったが、「警戒しなさい」と言われた矢先に足を滑らせてしまい現在()()()()()()()から抜け出せなくなっていた。

 

初めは殴って壊して出ようとしたがその瞬間に洞窟が動き出し上下左右へと()()()()()()()()()()()()()()。何度も何度も壊してしまおうと試みるがそのたびに動き出す洞窟に目が回り今は休憩を取っている。

 

()()()()()()()……どうやったら抜けれるんだ……」

『…………はぁ……』

 

「な、なんか変なこといったのか、オレ……」

『大丈夫よ。今更だから』

「…お、おう……」

 

どうしてなのか?と聞きたいが経験上間違いなく自分が悪い事だけは分かっているルフィは蒸し返さないように黙ることにした。

 

『まぁ、ここはいい隠れ蓑になるわ。時期が来たら最終的に私が出してあげてもいいから。とにかく今は大人しくしてなさい』

 

「で、でもよ……その間にあの神様って奴が……」

 

『そうね。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()……』

 

「??」

 

………………………………………

 

首肉(コリエ)シュートッッ!!!!!」

 

確実な一撃をと放った蹴りだがいとも簡単にエネルはそれを避けてしまう。そしてまるで大人が子供を相手しているかのように息も切らさないまま

 

「100万V(ボルト)……」

 

そっとサンジの肩に手をおいて

 

放電(ヴァーリー)

「ガハアアアッ!!!!」

 

「サンジッッ!!!!」

 

放電による攻撃でサンジの身体はプスプスと音を立てながら煙を出していた。両膝をつきそのまま倒れ込むサンジへレイジュが駆け寄ろうとするがその前にエネルが立ち塞がる。

 

「こんなザコ、捨て置けばよい」

「……私の、弟よ……」

 

「だから何なのだ。弱ければ血縁など無意味だ」

「それは、貴方が決めることではないわッッ!!!」

 

毒を生み出しそれを小さな個体へ。形からいえばそれは集団で襲われたらひとたまりもないと言われるもの。

 

毒蜂(ピンク·ビー)ッッ!!!!!」

 

毒といえばの代名詞。レイジュの周りに無数の蜂を作り出しランダムに飛ばしてエネルに襲わせる。

 

「なるほど。無意識なら当たりと考えたのだろうが……」

 

いくら意識を外して攻撃をしようとも、エネルの雷の速さには追いつけるわけもなく簡単にかわされたあと

 

「当たらなければ無意味。そして…」

 

上空へ移動していたエネルを見つけたレイジュ。

蜂を上空へと差し向けたのだがエネルはニヤリと笑い、背中の太鼓を一つ鳴らすとそこから雷が現れエネルの上空で滞留し

 

「これが()()()()()()()()()()()

 

大きな塊から小さな塊へと別れ、その小さな雷はその姿を変えた。

そしてそれまさにレイジュがいまエネルに攻撃しようとしている個体とそっくり。

 

「100万V……」

 

マズイ!と判断したレイジュはサンジを守ろうと覆いかぶさったのだが、そこへ無情な攻撃が、蜂の形からまるで光の矢のように、いや、その一つの光が大きな束となり二人がいる周辺を一気に襲う。

 

光芒(サンピラー)ッッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ふん。青海人にしては、それなりに楽しめたな……」

 

高いところから見下ろすエネル。その光景は一面が雷により空いた穴が出来ており、その全てが焦げた臭いと煙を出し、どれほどの強烈な攻撃なのかが分かる。

 

そしてレイジュとサンジはその攻撃を喰らい倒れている。

 

エネルの心網でも二人の声は聞こえないのでもう終わったと思いその場から去ろうと、したのだが、

 

「ッッ!!!!??」

 

確かに声は聞こえなかった。

なのに背後から気配を感じたエネルが振り向くとそこに

 

「……………………」

 

さっきまで倒れていたサンジがそこに、立っていた。

もう立つ事さえ出来ないほどの雷をその身に受けていてなお、その場に立っている。

 

(な、なんだコイツは…ッ!!!??)

 

ここまでしてもなお立ち上がる者は見たことがなかった。

だから、冷静にはいられなかった。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

そして冷静ではなかった為に心網がうまく使えなかったのだろう。本能だけで立っているサンジはエネルを敵と捉え瞬間的に跳躍をしてエネルとの距離を縮め顔面に蹴りを、

 

「………………………」

「………………………」

 

ここでサンジが意識があれば当たっていたのか??

意識がないからこそここまで接近出来たのか??

結局、サンジの蹴りは直前で避けられエネルの顔の横を通り過ぎて止まってしまった。

 

そしてそのまま横へと倒れてしまい動かなくなった。

 

「………。………ッ!!!!」

 

動かなくなったサンジを見てホッとしたエネルだが、フッと頬に何かが伝う感覚があった。頬に手をやり拭った手を見てみるとそこには赤い液体が………

 

「……コイツはッッ!!!!!!!」

 

油断したとはいえ攻撃を食らったのだ。

この能力を手にしてから受けたこともない攻撃を、いや、心網を開花し使いこなせていた幼いときから受けたこともない攻撃をここで受けたのだ。

 

その怒りは計り知れず、気づかない内にエネルの上空に黒い雲が集まり初め、ゴロゴロと異様な音がなり始める。まるでエネルの怒りとリンクしているかのように……

 

「生かしてはおけんッッ!!!!!!」

 

まさに神の裁き(エルトール)を放とうとしたときだった。

ここでもまた怒りで冷静さにかけていたエネルは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「………毒濃霧(ピンク·ミスト)………」

 

ゆっくりとゆっくりと周りを毒の霧が広がっており、エネルがそれに気づいたときにはすでに毒の霧を吸ってしまっていた。エルトールを放とうにも身体の痺れや頭痛、目眩などを引き起こしており、このままだと危険だと本能的に察知したエネルはとっさに目的地も決めずに雷に姿を変えてその場から去った。

 

倒れていて呼吸も浅かったサンジは、毒を吸っても恐らく軽症だろう。それを確かめたかったのだがレイジュもまたその場に倒れ込んでしまった。

 

………………………………………

 

「二人とも大丈夫ッッ!!!!!??」

 

意識を無くした二人の元へ駆け寄るベルメール。

その後ろを歩くハジメはエネルが飛び去った方角を気にしながら二人に元へ。

 

「…………大丈夫。ミニロビンが頭と心臓に電流が流れないようにはしてくれたみたい」

 

「そ、そうなの……」

 

「それでも並の人じゃ死んでるね。やっぱりジェルマはスゴイよ……」

 

「よ、良かった……」

 

ロビンならそれぐらいはやってのける。

死なないようにミニロビンが避雷針代わりになったのだろう。

それでも一発二発ぐらい耐えれるのだろうが、あの()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。エルトールのようなものが一気に降り注ぐようなものだ。流石にあれはミニロビンでは耐えられなかったみたいだ。

 

それでもサンジとレイジュの身体が特別製ということもあり助かったのも大きい。レイジュほどイジってはないようだけどサンジも少なくとも小さい頃は色々と実験のようなものを受けただろうからなー

 

………まぁ、いま()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「さて、二人はリタイアかなー。気づいたら参戦するって言ってきそうだけど……いまは安静にさせたほうがいいかな??」

 

「でもどこに二人を??こんな戦いが色んなところでやっていたら休めさせる場所なんて……」

 

「一つ、いいところがあるんですよ」

 

………………………………………

 

「……………消えたか……」

 

エネルは遺跡の一番高いところで腰を据えて休憩を取っていた。ランダムとはいえ一度は来たことはある場所。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

そしてさっきまで戦っていた二人の様子を探ろうとしたが"声"が聞こえなくなった。こうなると戦闘不能になったことを意味する。

 

最後の最後に、悪あがきでの攻撃。

それでも確かにその攻撃はエネルに届いた。

しかしそれはあくまでも心を乱してしまったため……

 

そう、これは心網が発動しなかったからだ。

そう自分に言い聞かせて毒が抜けるのを待つことにし、そしてまた、新たに"声"が1つ、2つと消えるのを感じた。

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