好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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トンデモナイ事

「はぁ〜まさに、天使だわ」

「ええ。これはもう、嗜好の存在」

 

「……………ッッ/////////」

 

堪能し満足なナミとカラー。そして完全な着せ替え人形に成り果てたアイサ。真っ白ワンピースにフリルが沢山ついたまさに"天使"と呼べる装い。頭の輪っかは断固として拒否したが……

 

そんな風に楽しんでいたから、だから気づかなかった。

 

「…………はっ!!」

「どうしたの??」

 

「ノジコ達が……いないッ!?」

「そんな。いつの間に……ッ!!!」

 

そう。その船には誰も乗っていなかった。

3人だけを残してメリー号には誰も…………

 

「あんた等がこんな事してるから静止を呼びかけていた奴らをおいて行ったんだッッ!!!!!!」

 

「………あれ?」

「確かに、何か言っていたような………」

 

メリー号から降りて敵を撃退していたノジコ達はドンドン進むメリー号に再び戻ろうとした。したのだが、完全に"カワイイ"に取り憑かれた二人にノジコ達の声は届かずにその場に置いてきてしまったのだ。

 

『やっと、正気に戻ったのね……』

「ミニお姉さん!!!」

 

『この私が、()()()()()()()()()()()()()()()()()()……どれだけ執着してるのよ貴女達は………』

 

いくらミニロビンとはいえ、確実に格上であるミニロビンの拘束をまるで"邪魔だから"という簡単な感じで拘束をといてしまっていたのだ。

 

それはもう()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

………ナミとカラーの前に、"カワイイ"の前に、武力は無力だということなのだろうか………

 

「…………だって、カワイイだから仕方ないわッッ!!!!!!

 

「うん。カワイイは正義

 

『はいはい。好きにしたらいいわ……』

 

二人の圧力にもう面倒くさくなったミニロビンはそのままポケットの奥へと引っ込んでしまった。

ここまで呆れ返られるなんて……ロビンをよく知るものなら驚愕の表情をしていただろう……

 

そんなことをしていると突然アイサが頭を抱えた。

何かに怯えるように身体を震えさせ、涙目になりながら

 

「ちょっ、ちょっと!!どうしたのよッ!!!!」

「ま、また…声が………消えてく………」

 

「声って……何も…………」

 

「もう!やめてッ!!!!!」

「ッ!!!!何処に行くのよッッ!!!!!」

 

メリー号から飛び降りて何処かへ走り出すアイサ。

ただでさえこの森には猛獣や、ゲリラや神官達がいるのだ。

そんな中を女の子一人が………

 

「カラーッ!!!!悪いけど船番をお願いッ!!!!!」

「私、操作なんて」

 

「ミニお姉さんがいるわ!!とにかくそこに誰かいないとメリー号に誰も帰れなくなるからお願いねッッ!!!!!」

 

「ちょっ、ちょっとッ!!!!!」

 

ナミの言っている事も行動も分かる。

しかしたった一人で、それも基本的に手出ししないミニロビンがいたとして、どうやってメリー号を守れば………

 

「……………」

 

そんな中、目についたのはメインマストにかけられた一つのホイッスル。

空の騎士がくれたお助けに来てくれるホイッスル。

 

初めはカヤに渡されたのだが「やっぱり皆さんで…」ということでここにかけられていたのだ。

 

万が一。の時に使うようにと決めていたが

 

「…………」(スゥ………)ピィーーー!!!!!

 

カラーに迷いは、なかった。

そして、

 

「いや……敵もいないのに使うか…これを………」

「アハハハ………」

 

アイサの着せ替えパーティに入り込めなかった空の騎士とコニスはずっと上空でメリー号を追いかけながら待機していた。

だからなのか、そこにはとても気まずい雰囲気が流れてしまいしばらく互いに目線を合わせづらかったという…………

 

………………………………………

 

「………これって……」

「はぁー。()()()()()()()()()()()()()()……」

 

ハジメの背中にサンジ、ベルメールの背中にレイジュ。

二人は倒れたこの二人を安全な場所へと運ぼうと歩いてきたのだが、その行く先、大きな洞穴の中へ入ってみるとそこには……

 

「………これって、まさか()()()!!!??」

「そう。ただし海じゃなくて()()()()()()()()()()

 

そこは本編でも出てくる方舟"マクシム"だった。

明らかにエネル一人だけじゃ大き過ぎるこの船。

まるで自分の持ち物のように歩くハジメの姿にベルメールは

 

「こ、これって敵の船じゃ……ッ!!!」

「大丈夫大丈夫。しばらくは戻らないから」

 

「で、でも……」

「それにこいつを動かしてもらいたいしね。どうせ後からこれに乗るつもりだったから、なら初めから乗ってても問題ないでしょう??」

 

そういって歩き出すハジメにこれ以上なにもいえなかったベルメール。いや、なんて声をかけたらいいか分からなくなったのだ。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

でもそれをどうやって聞いたら、いや、知ってもいいのかと恐れる方が強い。それを聞いたらきっと何が大きく変わってしまうと予感したから…………

 

(………一体、何を抱えているの………)

 

そしてきっとそれはロビンもまだ知らない。

だから、ここは何も聞かずにハジメの後を追うことだけにした。

 

………………………………………

 

「これって…………」

『どれもかなり昔のものね……ニコルが喜びそうだわ』

 

ゲリラや神官達を倒しながら進むカヤ達の前にこの打ち上げられた"ジャヤ"の一部が、歴史を知る手がかりとなる遺跡の一部が姿を表したのだ。

 

『そう。大きな遺跡はすでに見つけていたけど、こんな風に一部が散乱しているとなると………打ち上げられた時の衝撃は相当なものね………』

 

「分かるんですか??」

 

『そうね。例えるなら……ルフィの大技の100倍が良いところかしら。お兄ちゃんなら………出来るわね』

 

「………トンデモナイ事が聞こえたような…………」

 

気の所為よ。と言われ考えるのをやめたカヤ。

それにしてもアチコチに遺跡の跡があり、大規模な大陸移動があったことがハッキリと分かる。

 

あの災害級の海流は、こんなことを……

 

「あれ??でもさっき、まるで初めて見たようなことを……」

 

『ええ。建物だけでは駄目なのよ。あらゆるものが、その生活と歴史がとても必要なの。何気ないこんな岩のようなものだって………って、ニコルの知識よ。そこまで興味はないわ』

 

そういってまるで興味がないようにふるまうミニロビン。

でも何だか真反対に興味があるように見えたカヤ。

詳しくは知らないが、ロビンとニコルは同一人物でありながら、その基本となる思考や考えとなる核が違うと聞いた。

 

ロビンが"ハジメ"であり、ニコルが"歴史"。

だから対立もして、戦いになり、そして2人は"2人"になった。

でも、別れても、それでも、二人は同じ"ニコ·ロビン"ならやっぱり……

 

「ンフフフフフ」

「ッッ!!!!」

 

不気味な笑い声の方へカヤは振り向くとそこには体格のデカい大男がこっちを見て笑っていた。男の名はヤマ。

 

「まだいましたか。神に逆らう愚か者が」

「…………一人、なの……??」

 

「すぐに折れてしまいそうな腕をする貴女に、大人数なんていらない。さぁ、神への供物となりなさい!!」

 

「……お断りです!!」

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