好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「
「クッッ!!!!!」
ヤマがカヤに向けて飛び上がり重力とその大きな体型による広範囲の攻撃が襲いかかる。明らかに100キロなんて超えているだろうその体重が空中から落ちてくる。下敷きになるようならカヤの身体は簡単に全身骨折となるだろう。最悪それだけで死亡となる可能性がある。
広範囲とはいえ飛んで落ちてくるだけ。
ある程度何処に落ちるかは分かるので何とか避けることは出来た。しかしプレスのようなその攻撃は近くにあった岩や木々を破壊しその欠片や衝撃が周りに広がりカヤの身体にも影響を与えた。
胴体や頭はは腕や足で防げたが、その代わりにその腕や足は切り傷が………
「避けるだけですか??何もできないのならただ私にやられればいいのです!」
傷の事を考えている暇はない。
ヤマはすぐさま立ち上がりパンチを打ってくる。それも避けれたがその一撃を食らっただけでも戦闘不能になるだろう。
そしてこうして逃げ回っているこの状況もいつまでも続かないことも分かっている。
(……い、息が…………苦しい…………)
いまは通常の女性と同じ身体能力まで回復させたカヤだが、それでもつい最近までは体の弱い状態だった。そしてこの空島は高度が高く酸素が薄い。こんな風に激しく身体を動かし続ければすぐにでも体力がなくなってしまう。
ヤマを倒すなら短期勝負。
しかしカヤには困った状況が起きていた。
(あの脂肪………ツボまで針が届かない……ッッ!!!)
身体の動きを止めるツボを刺激しようにも分厚い脂肪をつけたヤマに針がツボまで届かない。かといって持っている薬品を使えば
それ以外。あるとするなら幻覚を見せるものと催眠効果のある薬品ぐらい。
しかしどちらとも飛散によるものでは効果が薄いために直接体内に入れるしかない。つまりは薬品を飲ませる。
それをヤマが大人しく飲まれるわけもなく決定的な決め手がいまのカヤにはないのだ。
そんな風に考えていたからだろう。いつの間に遺跡の一つ、壊れた部屋のようなところに追い込まれ逃げ道を奪われたカヤ。
すぐさまに逃げだろうとするがすでにヤマの巨体が迫っていた。
遺跡ごと押しつぶそうとするその大きな腹部。
言ってしまえばただの突進ではあるがその大きな身体で攻められればそれだけで兇器となり攻撃となる。
「
「ッッ!!!!!」
………………………………………
「これは、へぇー。なかなか……」
これはアラバスタを出発してしばらくしてカヤがハジメにあるものを見てほしいと披露した時のこと。
「これは才能、なのだろうね。まさか医者以外にもそんな才能があるなんて」
「私もびっくりしました……でも私なにかしたわけじゃないのに………」
「何もしなくてもカヤのその優しさはどんなモノにも影響を与えるだろうね。うちのロビンとは真反対」
「えっ。お兄ちゃんが私を褒めた!?」
「どんな耳をしてるんだ!!」
皮肉を言ってもプラスに取るロビンはこれ以上相手をすることをやめていまはカヤとの会話である。
「それにチョッパーには聞いてみたんでしょう??」
「は、はい……好きで付いてきているって……」
メリー号の周りにはイルカが並行して泳いでいるのだが、それがどうも
ちなみにナミも同じように言ったが、まるで呪いのようなその重い"カワイイ"はイルカの防衛本能が働きナミから離れていったのはしょうがない。
「ならいいじゃないの??向こうは野生だし食料も勝手に取っているみたいだし。ナミのところのシロとクロみたいにマジックで出てきた召喚獣じゃないからなかなか使い勝手か難しいけどね」
「………………いま、召喚獣って……」
「あっ。………気にしないで」
「まさか、あの武器にもなにか仕込んでるんですか!!!??」
「気にしない。気にしない。そのうち分かるから」
ものすごいことを聞いたのにハジメはこれ以上話すつもりもないようで、この場にナミもいなかったためにこれ以上は追求することも出来なかった。
「とにかく、その才能は素晴らしいと思うよ。
「いま、なんかオレの悪口を言ったなああああああぁぁぁぁぁッッ!!!!!」
離れていて会話が聞こえるわけがないのに、流石チョッパー。
………………………………………………
「バフウッ!!!!」
迫る巨体だが、そんな声が聞こえた瞬間にヤマの身体は横から来た何かによって爆発に巻き込まれて吹き飛ばされた。間一髪の所で助かったカヤの前に現れたのは
「ラッシーッッ!!!!」
「バウ!!」
アラバスタでMr.4ペアとの戦いで遭遇した武器にイヌイヌの実を食べたラッシーだった。あのあとラッシーはカヤに懐いて一緒に付いてきてはいたが所詮は武器と言う事でウソップのバックに入っていた。
生物が入ることはないのだが、半分は武器と言う事でバックに入っていてその間はまるで冬眠のように寝ていたようだ。
しかし
「な、なんだいきなりッ!!!!」
ヤマの方は直撃はしたが厚い脂肪のおかげで倒せるほどのダメージは与えられなかった。しかし、
「ラッシー!私に力を貸してッ!!!」
「バウッ!!!」
「ラッシー!!!集中砲火ッッ!!!!!」
カヤの命令を聞きラッシーの口から、銃口から大量の爆弾型のボールが飛んでいく。ヤマもその攻撃がヤバいと分かったのかすぐさま回避をしようとしたのだが
「
「ジョーーーーーーーッッ!!!!!」
「な、なんだこの鳥はッ!!!!!」
今度は近くにいた多くのサスウバードが爆弾から逃げようとしたヤマの頭を突きだした。まるで本当に命令を来ているかのように爆弾が爆発するその瞬間まで邪魔をしたサスウバードは一気にヤマから離れると爆弾は一気に爆発を起こした。
「……………………カハッ……ッッ!!!」
爆発により全身黒焦げになりながらも未だに立っているヤマ。
そしてまだ意識はあるようでその目はさっきまでとは違い完全にキレた目になっている。
「き、キサマアアアアアアァァァッッ!!!!」
肩からかけていたタスキのようなものを引っくり返しカヤに向かってくるヤマ。そのタスキには大量の
ラッシーにどうにかしてもらうとしたが、咳き込むラッシーをみたカヤはどうやら弾が出ないことを悟り言葉が詰まった。
サウスバードはこれ以上巻き込めない。しかしこのままだと……と、焦っていた所に
「大蛇ッ!!!!私を助けてッッ!!!!!」
その瞬間、こちらに気づきもしなかった大蛇の動きが止まった。そしてハッキリとその大きな眼がカヤとヤマを視界にとらえて、
「ジュララララララッラッッッ!!!!!!」
その大きな巨体を動かして、大蛇は尻尾うまくカヤとヤマの間に置いた。
「な、なんだとッ!!!!!大蛇がいうことをッ!!!!」
そしてそれだけで終わらなかった。
大蛇の尻尾はそのままヤマの方へと迫り
「大蛇とはいえ神逆らえば同じ!!!!
むしろ攻撃を仕掛けるヤマだが、その斬撃が大蛇の鱗を壊すことはなく、しなりの効いた尻尾はヤマをまるでハエを叩くかのように簡単に吹き飛ばして見せた。
何が起きたか、大蛇にお願いしたカヤさえも分からず、この勝負はカヤが勝利した。そして特典として
「ジュララララ〜!!」
「…………もしかして、ついてくる、の??」
『モテモテね、カヤ』
「これからは、気をつけます…………」
ヤマを倒してくれた大蛇に付いてこないでなんて言えず、大きく目立つ大蛇を引き連れてさらにジャングルの奥へと突き進むことになった。
……………………………………………
動く洞穴にいるルフィはついさっき起きた振動によって逆さまになっていた。
「な、なんだ!!さっきのはッッ!!!!」
『カヤが勝った衝撃よ。喜びなさい』
「よ、よく分からねぇけど……ならいい!!!!」
『(まさか、大蛇までも……ね……これって………)』
ミニロビンには思い当たる節があったがそれよりもまたこの洞穴を拳で開けようとする学習しないルフィに次にどのような関節技を決めるから考えるほうが先決だった。
………………………………………………
「騒がしいな……」
随分と開けた場所にゾロはいた。
ちょうど座るにはいい岩に腰掛けて休憩をしていたところに遠くから物凄い音が聞こえてきたのだ。
戦い、というよりゾロにとってはじゃれ合いのような工程が終わって一段落していた時に聞こえてきたそれは少し不快になってはいたが
「そろそろやらねぇと、くいなに負けるな…こりゃ……」
岩から降りて周りを見渡すと20人以上が倒れていた。
その全てがゾロが簡単にあしらった者たち。
そろそろ歯ごたえのあるやつらと、考えていたことろに
「こんなに倒したのゾロ??」
「そっちはどうなんだくいな」
のんびりとした感じで現れたのはくいな。
こちらも大した怪我もなく元気のようだ。
「うーん。多分ゾロと同じぐらいかな」
「誤魔化す、ってわけじゃねえな」
「正直歯ごたえがね……途中で数えてなかったから」
「それには同意見だが…勝負がつかねぇぞ」
どうしようっか??と話していると突然二人に向けて何かが飛んできた。それは二人にとっては簡単に避けれるものだったが、さっきまでいたところには白く伸びた雲が、トゲトゲしいものが地面に突き刺さっていたのだ。
「これって」
「有刺鉄線か!!?」
それに気づいたときにはすでに遅かった。
ゾロとくいながいる場所を中心に何かが走り回り、それにそって白い有刺鉄線が次々に放出されていく。
「力に溺れ、為す術もなく散りゆく存在よ」
取り囲んでいく白い有刺鉄線の内側にゾロとくいな、そしてもう一人入り込んでいた。サングラスをしボウズ頭。そこら辺に倒れている神官達よりもずっと強い相手。
そして白い有刺鉄線がゾロ達を囲むように、ドーム状に形成され全くの逃げ場がなくなった状況を作り出したものがそのサングラスをした者の隣に降り立った。
「い、犬ッ!?」
「ただの犬、じゃないようだな……」
まるで自分が"人間"かのように二足歩行するその犬はシャドーボクシングをしながらこちらを挑発している。
警戒するゾロとくいな。そして男はこう語る。
「それでも抗うとは… 哀しいな… ……だが救いの道は一つある」
サングラスに手をやり涙を拭うかのような仕草をする。
しかし行動は全く違う。剣を取り今から戦う意思を、いや、自らの手でやることこそ救いだというかのように
「みんな死んだらいい」
「ふざけるな。ならまずはテメェが死にやがれ」
「大人しく、やられません」
「生くる術なし 哀しみの求道 ここは生存率0% “鉄の試練”!!!」