好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
といってもそのデスマッチにはゾロとくいな。相手はオームとホーリーだけ。本編ではまだ複数いたがそれはすでにゾロが倒している。
「で、どっちがどっちをやる??」
「男の人。っていいたいけど、あのワンちゃん。できるなら捕えたいかな。だからそっちは任せるから」
「捕まえてどうする気だ……??」
「カヤちゃんならもしかしたらいうこと聞かせられるかもって。もしくはナミちゃんの戦力に取り込もうって」
「いつからこの海賊団はサーカス業を始めたんだ……」
ゾロの言いたいことは分かる。
だが、それでも間違いなく戦力としてはアップするのは分かる。だから下手に拒否も出来ない。
「やるのは構わねぇけどな、やるからには」
「分かってる。ちゃんと"しつけ"てくるから」
刀を抜く2人を見たオームは深いため息をつき
「抵抗しなければ苦しまないというのに……ホーリー」
「ワンッ!!!」
「やれ。"お手"だ。徹底的にな……」
「ワンッッ!!!!!!!」
主人であるオームの言うことを聞いたのか犬の、動物の瞬発力で一気にくいなに近づいたホーリーはそのまま噛みつこうと口を開いた。
とっさに剣でホーリーの牙を防いだが勢いそのままにゾロと分裂させられてしまった。
「……さて、神に変わって死を届けてやろう。願えば苦しみは減るかもしれぬぞ」
「わりぃな。……神に祈ったことはねぇ」
「浅はかな……」
………………………………………
「ワン!ワン!!」
「ちょ、ちょっと……」
ゾロと切り離されたくいなは一方的に攻撃してくるホーリーに苦戦………というより
「これの何処が"お手"なのッ!!?」
よく犬が主人にするお手。
しかしそのお手の破壊力が強く、お手を受けるようならお手を避けた際に砕けた岩のようになる。
そしてくいな的にはホーリーは出来るだけ傷つけずに倒してしまいたいところではあるが
「……そんなこと、言ってられない……かなッ!」
まるで人間のように二足歩行で、そして殴りかかるホーリーはまるで
しかし、二足歩行で格闘が出来たとしても、所詮は犬は犬。
一定の距離を取りくいなは深く息を吐き、集中力を高めた。
「ッ!!!」
今回は切ることは出来ない。
なら打撃による攻撃と言えば、ということで昔からよく使っていた技の一つを使うことに
向かってくるホーリーの懐に一気に近づいたくいな。
ホーリーもすぐに近づいたくいなに"お手"をしようとその手を振り上げるが
「無刀流………」
断然に速いくいなの攻撃にホーリーはただ喰らうだけしか出来ない。
「
鞘に収められた状態で連続で突く剣技。
"刺突"を一瞬にして百近く付きあげるそれはまるで"霜柱"のように見えることからついた名である。
ゾロが使う"牛針"にも似ているがこちらは懐に入り上へと付きあげる技。相手の体重を利用するために攻撃力が増すという技。
突き上げられ舞い上がったホーリーはそのまま地面に叩きつけられ気絶してしまった。呆気ない勝負に物足りなさを感じてはいるが
「……手出しは、駄目よね……」
それじゃどうしようかと考えるくいなの視線に、ここを取り囲んでいる白荊が目に入ってきた。
…………………………………
「
「チッ!!!!」
オームの視界から消えている筈なのにゾロに向ってくる刃。
すぐに終わらせれるかに思えたがゾロの攻撃がことごとく避けられてしまう。ならば奇襲をかけようと身を潜めようとするがすぐに居場所がバレ、なおかつ離れた場所から伸びてくる白い刃に手を焼いている状態。
「私からは逃げられぬ。大人しくその命を差し出せ」
「冗談ッッ!!!」
隠れても無理。避けられる攻撃。
なら一気に距離を縮めて攻撃を避けられないほどに素早く攻撃を仕掛ける。
ゾロは物陰から飛び出してオームに迫る。
あと一歩というところでオームが持つ白い刃が姿を変え
「なっ!!?」
「ほう。避けたか」
突然に現れた白い壁。
あと少しでも反応が遅ければその壁に自ら突っ込んでいただろう……間一髪白い壁を踏み台にしてオームから距離をあけた。
「こいつは"鉄雲"。雲に、決まった形があると思うか??」
「そういうことか………」
伸びてくる白い刃も、白い壁も、全ては雲。
そしてその雲の性質が"鉄"であり、自由自在に形を変えてくる。
型のない攻撃。
いままで戦ってきた相手としては一番やりにくい相手である。
「攻撃してこないのか??なら、
白く伸びた雲がゾロの上空で広がり、そこから下へ向けて複数の槍がゾロ目掛けて降り注ぐ。
まさかの攻撃にゾロもすぐさま回避はするが肩と足にかすり傷を負ってしまう。
岩や木々などの影へ向かい少しでも攻撃をと移動するが
「そこはやめたほうがいい」
「ガハッ!!!」
何かを踏みつけたようで足元から白い荊が飛び出してきた。
これには避ける術はなくゾロの腹部を抉ってしまった。
腹部を押さえてそのまま岩陰に隠れたゾロ。
上空からの攻撃もやみ息を整えようとする。
「取り囲む白荊があれだけとは言っていない。
あまり無闇に走ると自滅する、ぞッ!!!!」
「ッッ!!!?」
再び鞭に似た伸びる白い刃。
すぐに飛び退いたその場所は、岩は簡単に切られて刃先が地面に刺さっていた。
下手に動けずに、心を読まれ、自由自在に攻撃を仕掛けてくる。
ドンドン追い込まれていくゾロに、焦りが……
(………なんだ、この男は……)
優位に立っている筈のオーム。
しかしいつまで立っても相手の男から焦りや不安という負の感情が見えてこない。
それどころかドンドン高まっていくのだ。
闘争心や集中力が、追い詰めれば追い詰めるほどに……
(早く終わらせねば、危ういのは………)
そう危惧したオームはここで初めてゾロに向かって走り出した。余裕を持って倒すのではなく、確実に相手を仕留めるために。
まずはゾロに確実なダメージを与えて動きを制限させる。
そのためにはとオームは再び白い壁を作り上げ
広範囲に仕掛けた壁にゾロは上空へ逃げるしかなかった。
そこへ地面に当たっていた壁が、仕込んでいた
一斉にゾロめがけて飛んでいく白荊。空中では避けることも出来ない。3本の刀で防御出来たがそのまま押し込まれていき、背後にある白荊デスマッチの茨へと……
「龍、巻きッッ!!!!!!」
とっさに回転による斬撃で押し込んでくる白荊と背後の茨を同時に弾いたゾロ。そのまま真下の岩に着地後にオームに向かって跳躍する。
「突っ込み、自滅しろッッ!!!!」
ゾロの目の前に三度白い壁。
そして今度は空中で回避も不可。勢いもあるためにぶつかればただでは済まない。だが、ゾロは
「三刀流……」
また同じように龍巻きを使うかのように見えたが刃先が白い壁に向かうように……
「
回転をしながら白い壁を長径1メートルの円状の切り傷を作り出し、そこを何度も何度も削っていき、そして白い壁をくり抜いた。
「なっ!!!!!??」
それは一瞬でやり遂げたゾロは白い壁にぶつかる事なくくり抜いた穴からオームに向かって飛んでいく。
すぐさまオームは白い壁から、白い鞭へ形を変えてゾロに向けて放つ。
「いくら読めても……避けなきゃ意味がねぇ!」
刀を後方へ構え、まるで大砲を打つかのように……
「百八
鉄の鞭を切り裂きながら伸びる斬撃はそのままオームの身体を切り裂いた。壊れたその柄を手放しながら倒れ込むオームの横を無事着地したゾロは
「いい経験になった」
まるで修行相手になったかと言わんばかりのセリフをはき刀を鞘へと収めた。
『口出しさえもいらなかったわね』
「……向こうはどうなった??」
『もう終わってるわ。いまはこの茨から抜けるために……』
ミニロビンが最後まで言い切る前に遠くから声が
「
ゾロの
ふぅ、と息を吐き剣を鞘に収めた所でゾロが現れ
「あの犬っころは??」
「それが…少し目を話したすきに……」
『"私"をつけているわ。帰る前に回収すれば問題はないわ』
「いつの間に……」
とりあえずやることは終えてその白荊から抜け出そうとした、その時だった。何かを感じ取ったミニロビンが
『足元、注意しなさい』
「えっ??」
その瞬間、足元が、いやこの周り一帯が