好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
さて、どうしようかなー
ここにいる時点でルフィが来るのは分かっていたけど、改めてこうやって現場に立つとどう振る舞おうか考えてしまう。
……まぁ、成り行きでいきますか。
「見つけたぞハジメ!師匠!!」
「……師匠?? ニコ·ロビンのことを……」
あぁ、そういえばコイツらは知らなかったなー
あとで説明となると面倒くさいし……
よし、ここは黙ってここから去ろう。
というのをロビンを見て合図を送った。
ロビンはウインクして返してきた。いや、わかってる??
そのアイコンタクトの意味を理解したオックスが機転を効かせて再びルフィに襲いかかる。
「よそ見とは余裕だな」
降り下ろされる拳から逃れたルフィ。
すぐさま攻撃に転じようとするがオックスが追撃をしてくる。
そのためにルフィが回避と防御しか出来ずにどんどんハジメ達から離されていく。
「は、ハジメッ!!!師匠ッ!!!!」
声をかけられるがそれを無視するハジメとロビン。
と、ここでゾロとくいなが同時にオックスに向かって剣を振るった。
流石のオックスもこの攻撃は防御するしかなく、懐から出した羽ペン2つで二人の攻撃を止めた。
「ふ、ふざけんなよッ!」
「ペンは剣よりも強し。そんな言葉知りませんか??」
「だったとしても実行できませんよ普通はッ!!」
だが実際に止められた攻撃。そして追撃も全てペンだけで凌がれているゾロ達。そんな悔しい思いのなか
「いけルフィ!!あの二人の所にいけッ!!!」
「お願いします!!」
「おう!!」
二人に託されたルフィはオックスの横をすり抜けてハジメとロビンの元へ……
「止まってもらおうか」
「な、なんだ、お前はッ!?」
目の前に立ちふさがったのはルッチ。
そうここはやっぱり本編通りに進みらしい。
いや、そうでもないみたいだ……
「ワシも手伝うぞ」
「必要ない」
「やらせてもらうぞ。確実にここで仕留めるためにの」
「……勝手にしろ」
そう。本編ではゾロの相手だったカクがルフィへと回った。
いくら本編より強くなったルフィでも
「そこを、どけええぇ!!」
なんのかんがえも無しに攻撃を仕掛けるルフィ。
そんな攻撃が通じるわけもなく簡単に避けられる。
そしてルッチとカクは一気にルフィとの距離を詰めて二人同時に
「「
「ガッッ!!?」
両肩を指で突き抜かれたルフィ。そのまま後方へと吹き飛ばされてしまった。
「ルフィッ!!」
「なんで!?打撃は効かないんじゃ!?」
ルッチとカクの指には赤い血が…
ルフィの肩を貫いた証がそこにはあった。
瓦礫から出てきたルフィは両腕をぶらーんとさせていて、両肩から血が出ていた。
「な、なんださっきのは…」
「六式。といっても海賊が知るわけないか…」
「……どこかで、聞いたような……うーん……」
うーん、じゃないよ。
話したよね?随分前かもしれないけど話したよね!?
ルフィのギア2の高速移動を実現するためにも"六式"を全て見せたのに……そこからヒントを貰っただろうが……
「そういえば、さっきの移動って……もしかして、し」
「
「うわッ!!!」
ルフィが余計なことを言おうとした所をオックスが察知してルフィに嵐脚を放った。ギリギリでかわせたルフィ。オックスはいま二人相手しているタイミングで放ったのだ。あれぐらい避けてもらわないと……
「てめぇ!二人がかりでも余裕ってことかッ!!」
「実際にそうですね」
「絶対に斬ってやる!!!」
さらに剣の速度が上がるがそれでも難なく捌くオックス。
一方でルフィは避けたあとからルッチとカクに攻められており、
「ゴムゴムの……ライフルッ!!!」
「
今度は鉄のように硬くなる技術でルフィの攻撃を凌ぐ。
しかしルフィは負けじと、もう片方の腕で
「ゴムゴムの……
炎を纏った拳をルッチへ向けて放った。
また鉄塊で防ごうと構えていたルッチだが直前で
「
「なっ!?」
ギリギリの所で避けたあとにルフィにカウンターで顔面に拳を入れられ、真下へ振り降ろされたためにルフィの体は床へと叩きつけられた。
「……コイツ……」
床に這いつくばりながら立ち上がろうとするルフィを見下ろすルッチ。
そしてルフィの放った技が運悪くカーテンに当たりそこから火が移りだし燃え始めた。たちまち火の手は上がりドンドン広がっていく。
「手間が省けたの。これでアイスバーグを縛り上げりゃおしまいじゃ」
「お、お前ら……ッ!!」
「悪く思うなよ。これも任務じゃ」
と、その前に。と前置きをしたあとにカクがルッチに
「そいつはどうする。ここで始末するのか??」
「……それも悪くない。だが、せっかくだ。
立ち上がろうとするルフィを、ルッチはその脚を振り上げて
「終わりだ麦わら」
「ッ!!!」
「嵐脚ッ!!!」
「グガッ!!!!」
オックスの見せたよりも強力な嵐脚がルフィを襲いそのまま外へと吹き飛ばされてしまった。
「ルフィッ!!!」
「お前達も、そろそろ目障りだ」
そういったオックスは二人の剣を捌き、持っていた羽ペンを両手から放したあと、掌を二人の腹部に当てて
「吹き飛べ」
「「ダバッ!!!!」」
わけのわからないまま突然襲ってきた衝撃。
ゾロとくいなの身体はあっという間に吹き飛ばされてしまった。
「……麦わら……」
あっさりとやられたルフィ達に少なくとも期待したアイスバーグは絶望した。これで助かる道はなくなったと……
身嗜みを整えオックスはこの場から去ろうとしているとそこにルッチが
「どこに行く?」
「私には私のやることがある。少からずとも手伝いのような形を取ったのだ。詮索はやめてもらおう」
「…………勝手にしろ」
そういってオックスは自身がぶち壊してきた穴から去っていく。
残されたのはCP9とアイスバーグ。
囲まれるアイスバーグは息を飲み恐怖するしかなかった。
「それじゃまぁ、仕上げといこうかの」
「………ッッ!!?」
……………………………………………………
「はぁー!?ただの船が
フランキーから宝樹アダムの話を聞いたウソップ。
その木で作られた船はかなり頑丈であり、そしてあの海賊王の船と同じ木材だと知った。
しかしそこでウソップがフランキーの思い込みに乗らずに真実を話したことにより、フランキーがウソップに突っかかってきたのだ。
「あるとするなら
「お前は解体屋だろうがッ!!」
「うるせぇ!!揚げ足を取るなッ!!!」
白熱するなかこのガレージの扉が突然吹き飛んだ。
突然のことに3人ともそちらの方に目をやると、土煙の中から現れたのは
「な、なんだお前らッ!」
「アイスバーグの所の職人じゃねえか!!」
服装や雰囲気で一度会ったウソップじゃ気づかなかったが、フランキーは長年見てきたのですぐに分かった。そしてそれがいつもの違う。怖い雰囲気だということも……
「何の用だ??こっちは立て込んでるんだ…後に」
「"設計図"を渡してもらおう」
「…………なんの、設計図だ??」
「もう分かっている筈だ。
お前が持っている"設計図"を渡せ」
「…………てめぇら。アイスバーグは、どうした??」
「…………死んだよ」
「ッッ!!!!」
その瞬間フランキーがルッチに向けて飛び出した。
何のことか分からないウソップ達はとにかく戦闘準備だけ行い動けずにいる。
向かってくるフランキーの拳を簡単に止めたあと腹部に向けて蹴りを放ち吹き飛ばすルッチ。
「やはり隠していたのか。
まさかお前らがあの罪人"トム"の弟子とはな…」
「ふざけんな!!!トムさんは罪人じゃねえ!!!!」
「海賊王の船を作った男だ。当然の罪人だ」
「……船を作るだけで罪人だと……だったらお前らが求めているものも罪じゃねえのか!!?」
「だとしてもそれは世界政府が管理する。さぁ大人しく渡せ」
緊迫する空気の中、ウソップはバレないように仕込みを始め……
「……カヤ…ワリィが一足先に逃げてくれ…」
「ッッ!!!?待ってウソップさん……ッッ!!!!」
カヤの静止も聞かずにバックから取り出した布をカヤにかけるウソップ。その分からない行動に誰も何をしているか分からなかった。そしてウソップが指パッチンをすると布に被っていたカヤの等身が一気に消えて布が床に付いてしまった。
まさかの人間消失マジックに誰もが驚く。
その驚きをついてウソップはバックから新たに片手指に直径2センチの黒い玉を4つ挟み込みそれを地面に向けてぶつけた。
その瞬間、煙が発生しガレージは煙で充満してしまった。
「な、何しやがる長鼻ッ!!!」
これにはフランキーもふざけるなと怒る。
視界が悪い状態で攻撃なんてされたらと構えていると
「嵐脚·咲き乱れ」
カクの嵐脚。それも広範囲に複数の嵐脚を放ってきた。
それにより煙は嵐脚一撃一撃で消し去っていき数十秒でガレージの煙は消え去った。
フランキーは危険を察知して床に伏せていたので嵐脚を食らうことはなかったが、ガレージはカクの嵐脚でズタボロにやられていた。壁は切り裂かれ、天井も穴があき、海に繋がる扉もこの後にくるアクア·ラグナには耐えれそうにもない。
そしてそんな中でもメリー号は無傷。
ガレージがボロボロの状態でも傷一つ付かないメリー号にカクは思わず舌打ちをした。
「一体なんじゃこの船は……」
「本気じゃないとはいえ、カクの嵐脚でも傷がつかないなんて……」
「だが、目的のモノは処理できた」
そう。いまルッチの中で真っ先にやらないといけないのは
「な、長鼻あああああぁぁッッ!!!!!!」
メリー号に乗り込んで逃げるつもりだったのかメインマストにウソップはいた。
フランキーの叫び声はウソップに届くない。
ピクリともしないその姿、血もすでに大量出血死になるほどに出しすぎている。
それでも希望を捨てないフランキーは立ち上がり近づこうとしたがルッチがそれを止める。片足をあげてフランキーの首元に向けて振り落とし地面に叩きつけた。
あまりの衝撃で声も出ない。そのままルッチはフランキーの両手に巨大な手錠を取り付けた。
「お前には用がある。我々に付いてきてもらおう」
「ふざけんなッッ!!!」
「抵抗するな。カク。その船を海に出せ」
「やめろ!!そんなことすれば!!」
「いくら丈夫な船でもあのアクア·ラグナで終わりだ」
ルッチの言葉に頷いたカクは船を固定していたロープを取り外し、海に通じる扉を開いた。すると物凄い風がガレージに流れ込んでくる。
そしてカクはメリー号に蹴りをいれて海へ向けて動かした。
ゆっくりゆっくりと流れていくメリー号。
「長鼻ああああああぁぁぁッッ!!!!!」
フランキーの声も虚しくメリー号は荒波の中に飲まれていく。
徐々にメリー号の姿は荒れゆく海の彼方へ消えていった。