好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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どうも。
もうすぐ梅雨ですね……
………特に書くことはなかったですね(笑)
また更新遅れるかもです。

それではどうぞ。




その"一言"のために②

「クソが……なんだコイツは……ッッ!!!!」

「お前らはここで死ぬのだ!!!」

 

妙な技、というか麺を使って攻撃してくるワンゼにペースを崩されるサンジ。この車両に入ってそうそう訳の分からないことをいうワンゼにレイジュは呆れたようで『…私、ここだけ外から行くわ……』と勝手に車両の外へ出ていったのだ。

 

残されたサンジはレイジュを追いかけられないように足止めしていたが……

 

(食い物を粗末にしやがって……クソがッ!!!!)

 

ペースを崩された。というより怒りのボルテージがマックスに到達していることに気づいていない感じだった。

タバコを止めているサンジはすでにイライラが募りに募っている。だからこのバカな行為もムカついているのだが、それに対してどう動くのか?という考えが上手くまとまっていないのだ。

 

いわば混乱状態。

普通のサンジならすでに倒せている相手に苦戦しているのはそういう理由だった。

 

「こんな弱いやつが誰も取り戻せるわけないのだッ!!」

「……………あっ??」

 

しかし、沸点を超えれば後は沸騰するもの。

沸騰したものはエネルギーとなり溢れ出してくる。

 

「……誰が、何だって……??」

「お前じゃ何も救えないって言ったんだよ〜!!!!」

 

ワンゼは気づいていない。

静かに、静かに溢れ出すサンジの闘気を。

溢れ出したことにより頭が冴えてきたサンジは冷静になり、

 

「……ったく、こんな奴にここまで言われねぇと落ち着かねぇとか……無さけねぇな…」

 

「なにいってんだお前!?」

 

「おかげでてめぇを調理出来るって言ったんだよ」

 

そういってサンジは近くにあった包丁を2本手に取り、まるで曲芸のようにクルクルと包丁を手の周りで回しだす。

 

「やめとけ!!お前みたいな素人が扱えるもんじゃねぇよ!!」

 

「そうか。なら見てくれねぇか??

お前が言う素人が、どれだけの実力と覚悟を持っているかをよッ!!!!!」

 

……………………………………………………

 

「なぁ、なんか前から来るぞ」

「なんだありゃ……」

 

ロケットマンの前方から切り離された車両が一つ。

こっちに向かってくるというよりロケットマンが近づいている。

 

ワンゼと出会う前、敵と戦うのが面倒になったサンジが車両と車両の間の連結部分を蹴り壊したのだ。その車両三列分。敵の間を一気に駆け抜けたあと連結部分を壊し、慌てる敵の間を毒で麻痺させながら優雅に抜けてきたレイジュ。

 

そしてその三列分がこうしてルフィ達の前に現れた。

 

「困ったね〜ぶつかったらこっちも海に落ちるよ〜!!」

「ええぇ!!!落ちるのッ!!!」

「ニャー!!!!!」

 

「くそ!どうする!?」

「大砲でも打つか!!」

「バカ!!!線路が壊れたらどうする!!」

 

「ヤバいわいなッ!!」

「マズいわいな!!!」

 

 

 

ココロやチムニー、パウリー達やフランキー一家が慌てる中麦わらの一味は冷静に

 

「ゾロ、斬れ」

「了解。船長」

 

「「「いや、斬れって……」」」

 

そんなバカなことが、とツッコミを入れる一同。

しかし麦わらの一味は誰一人文句をいうものはいなかった。

 

「……くいな。奥の奴は任せるぞ」

「オッケイ。これには傷一つ、つかせないわ」

 

そういってロケットマンの外に出るゾロとくいな。

そこからハッキリ見える車両。このままぶつかれば互いに線路から外れてしまうだろう。

 

そしてここから見えないが()()、この線路を走っている者がいる。

 

なかなかの強敵。しかしそれを同時に相手するには距離が近すぎる。だからゾロとくいなは分けてやることにした。

 

そしてそれは向こうも気づいている。

 

「…………何か、来るッ!!!」

 

車両から飛び出し海列車を追いかけるT.ボーン大佐。

後ろから車両に乗っている仲間が静止を呼びかけるなか、突然後ろから強者の気配を感じた。

 

そしてそれは2つであり、そのうち一つが確実にコチラを捉えている。

 

「面白いッ!!!私に対して真っすぐくるかッッ!!!!」

 

目の前の車両。両者ともに邪魔なものだが。

 

「ーーー荒廃の世の自我(エゴ)。斬り裂けり」

 

ゾロの一つの刀を反対側、左側に一つ付け直し構える。

 

「ーー二刀流、居合い……」

 

そして車両とロケットマンが接触する瞬間、

 

「"羅生門"ッッ!!!!!」

 

車両のど真ん中から綺麗に左右に切り分かれた。

中にいた海軍達はそれは驚き両サイドで絶叫しながら海へ落ちていく。

 

そんな中、斬られた車両を利用してロケットマンの前を走るくいな。そしてそれを向かい打つ為に駆け出すT.ボーン大佐。

 

「曲がったこと大嫌い……"大鳥(オオドリー)"ッッ!!!!」

 

凄まじい斬撃が周りの車両を切り裂きながらくいなに迫る。

 

「ーー駆けるは、孤高たる空の王………」

 

襲う斬撃。しかしくいなはそれをまるで最初から分かりきったかのようにギリギリで交わし、いなし、斬撃をすべて弾き飛ばした。

 

(すべて、弾き飛ばした、だとッッ!!!)

「………一刀流、居合い"刀化"……」

 

そしてその全てがくいなの一振りの刀だと見えていたのたが、目の前に近づいていたくいなは"人"ではなく、まるで鋭い"刀"のようで…………

 

「"龍流(りゅうりゅう)爪走(そうそう)"ッッッッ!!!!!!!」

 

T.ボーン大佐の刀、鎧全てを切り裂き沈めた一撃。

線路に当たらないように斬撃の軌道を上部へ向けていたので、飛んでいった斬撃は空の雲を切り裂き一瞬だが晴れ間が出てきた。

 

それの光がゾロとくいなに当たり、まるで勝者を祝福するかのような幻想を見せた。

 

……………………………………………………

 

 

「…………あれ、くいなかしら??」

「いや、よく分かるね……」

 

「ふふふ。それだけ見てきたのよ」

「感心するよ。僕じゃ分からないから」

 

「大丈夫。お兄ちゃんは私だけ見てればいいの」

「そのカッコいい捨てゼリフ。ベルメールさんやハンコックの前では言わないでね」

 

「ってか、俺の前で言うんじゃねえ!!!!!」

 

車両から見えた一瞬の晴れ間。

それがくいなのものだと分かったロビンに素直に驚くハジメ。

そしてそんな話でイチャイチャしている二人に腹がたったフランキーがついに爆発したのだ。

 

「なんだお前らッ!!!捕まっている態度じゃねぇだろうが!!!」

「捕まってないわよ。ほら、手錠もないわ」

 

「そ、それはそうだがよ……連行はされてるだろうが…」

 

確かにハジメにもロビンにも手錠されていない。

というか手錠の意味がない。海楼石の手錠でも能力が使える二人にそんなものは意味がない。

 

もちろんそんなことルッチ達は知らないがこの海の上で、さらに抵抗しない二人に手錠はいらないとつけていないのだ。

 

「なら、お前らなら……オレをここから……」

「やらないわよ。そんなこと」

 

「何か、要求があるのか??」

「いえ。()()()()()()()()()()()()()

やるのはあの子達。助けてもらいたいならそうすればいいわ」

 

と言って、フランキーとの会話を終えるロビン。

まだ助かる見込みはあるとはいえ、どうしてこんな状況でも抜け出そうとしないのか………

 

「……それが、さっきの作戦と関係があるのか??」

「そうだね」

 

「一歩間違えれば…二度と会えないぞ、あいつらと」

「それはないけど、まぁ、会いづらくはなるかな。

その時はフランキーもこっち側で手伝ってもらおうかなー」

 

二度と戻れなくなる。そう考えていたのにこの二人は問題ないと平然としている。二度と戻れなくなる場所だというのに……

 

「……何者なんだお前らは……??」

「うーーん……まぁ、後で話すよ。それよりお客様が来たから」

 

「はぁ!?何言って……」

 

と、言っているそばから後方車両に繋がる扉が開いた。

そしてそこから現れたのはずぶ濡れになっている。

 

「……悪いけど、タオルないかしら??」

「持ってたよ。風邪を引かせてしまうと後でサンジに怒られそうだから用意してて良かったよ」

 

一足先にハジメ達の元へたどり着いたレイジュだった。

 

……………………………………………………

 

皮剥作業(エプリュシャージュ)ッッ!!!」

「ぎ、ぎゃあああああぁ………アレ、切れてない??」

 

「皮むき作業さえ愛情が欠ければマズくなる……

そして、包丁は食材を切るものだ。覚えておけ」

 

一瞬の出来事だった。

ワンゼのヌードルによる鎧を一瞬にしてパスタ状の長さへ切り揃え武装を解除させた。

 

これまでいくつもの(食材)を相手しただろうか。

その度にどうすれば一番食材に対して最善の方法かを考え扱い、調理してきたのだ。食べ物を粗末にするやつに負ける気がしないと内心心を燃やしてしたのだ。

 

そしてワンゼまだ抵抗を続け、近くにあった包丁を何本も手にとってはサンジに向けて投げ出した。

サンジにとってはそんなもの簡単に避けられる。

しかしあえてサンジは避けることなく全てその手で受け止めた。

 

「なっ!?」

「………てめぇ、料理人の"命"を何だと思ってやがる…ッ!!」

 

「曲芸が出来たぐらいで調子に乗るな!!!

秘伝、麺切り毒包丁ッッ!!!!!!」

 

「つくづく腐ってるなてめぇは……ッッ!!!!!」

 

そして怒りの限界を迎えたサンジの脚から炎が……

一瞬怯んだワンゼだがどうせ見掛け倒しとふんで毒包丁をサンジに向けて振り下ろした。

 

サンジはそのままその毒包丁へ向けて脚で受けようとする。

ワンゼの毒包丁は床を溶かすほどの猛毒。触れれば脚を失う可能性がある。

 

しかしサンジは躊躇わずに毒包丁を蹴った。

燃えるその脚が、その炎が毒を一瞬にして蒸発させ、その煙さえも焼き尽くした。

 

「なっ!!!??」

「その包丁もろとも、綺麗に浄化してやるよッッ!!!!」

 

そして炎は毒包丁さえも溶かしワンゼに向かう。

胴体、手、脚、顔全てに強烈な脚技と炎が襲いかかる。

 

毒抜き(デトックス)ショットッッッ!!!!!!」

 

蹴られた箇所からワンゼの丸い身体がドンドン細くなっていく。炎による蹴りがワンゼの脂肪を燃やし痩せさせたのだ。そして全て蹴り終えて吹き飛んでいくワンゼの身体はドシッとした丸い身体ではなく細い身体になっていた。

 

ワンゼの身体は車両と車両を繋ぐ扉を次々と貫通していく。

そしてワンゼが止まった車両にはルッチ達が……

 

「………どうやら、ネズミが紛れこんでいたようだ」

 

突然のことでも驚かずに座っているCP9。

そしてこの車両の後方にはハジメ達もいて

 

「うわぁー派手にやったなー」

「やるなら車両全抜きしないと、50点ね」

「貴女基準でやると満点は取れないわね」

「おいおい…何が起きてるんだ……??」

 

こちらも特に驚きもしてなかった。

それどころかレイジュもハジメ達の座っていた座席に座っているのだ。和みすぎている。

 

「おいレイジュッ!!!何してんだお前はよ!!!」

「ここでハジメ達ではなく私なのね。ふふふ」

 

「何喜んでんだよ!!!」

「喜ぶわよ。弟がこんなにも姐思いなんだから」

 

「ごちそうさまです」

「てめぇも普通にやってんじゃねえよハジメッ!!!!!!」

 

 

 

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