好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
どうも。
さぁ、このタイトルの意味が分かるときが…キタッ!!!
さて皆さんの予想外の展開ならいいのですが、まぁ、今回は予想している人多いかも。
それでもこの回は自身持ってお届ける出来ると!!
ではでは、行ってみましょう!!どうぞ。
「おい!!あれって!!!」
「……敵だな。一度見たことある」
「じゃ、この上にルフィはいるのね!」
「動いていなければね……」
「そんなことより…おい、クソマリモ!!!
そんなウハウハな場所から、そこから降りやがれ!!!」
「知るか」
途中で合流したゾロとサンジ達。
ベルメールの作った通路で屋上に向かう途中で、その屋上に面している天井が壊れ穴が空き、そこからブルーノが落ちてきたのだ。
一度見たことのあるゾロが敵だと確認し、屋上にまだルフィがいると見てスピードを速めた。
そしてそれとは別にサンジはゾロに怒っている。
理由は……まぁ、いつも通りだが……
「なんで俺だけ…いつもレイジュとワンセットなんだよ…ッ!!」
「お姉ちゃんと一緒は嫌なのサンジ??」
「ッッ!!俺はレイジュより他の女のコと仲良くしたいんだよッ!!!!」
「いいじゃない。あの二人を見たら私達も仲良くしたいと思うのだから」
「あの二人は異常なんだよ……」
「ロビンが聞いたら殺されるセリフね」
麦わらの一味の女のコ率はとても高い。
だからサンジにとってはハーレムのようなものだが、いつもいつも隣にはレイジュがいるために他の女のコと仲良く出来ない。
特にナミとノジコ。
他のレディには決まった相手がいるので狙えるのはこの二人なのだが………
「まぁ、どのみち貴方じゃ無理よ。
あの子達もハジメを心酔しているようなものだから」
「くそおおおおおおぉぉッッ!!!!!」
「……なに、バカやってるの……」
「そこらへんに落としていったらいいじゃないナミ」
「やめなさい。貴女達……」
シロとクロに分かれて乗っているため、近くにナミ達がいるのによくそんな話が出来るものだと、ナミ達も呆れている。
しかしレイジュがいう心酔まではなくともハジメには好意はある。しかしそれはどちらかというとラブではなくライク。
そしてラブは親であるベルメールのものであるから、と、言い聞かせているわけではないが……
(……やっぱりお兄さんは、お兄さんなのよね……)
結局、昔から同じ考えで終わったしまうのだ。
だからサンジに好意を持たれても問題はないが……
「うん。やっぱりお姉さんにベッタリなのは…」
「ないわね。うん」
「やっぱりテメェのせいじゃねえかあああぁぁ!!!!」
「五月蝿いわよサンジ。緊張感を持ちなさい」
「クソがああああああぁぁぁぁッッ!!!!!!」
「アホくさ」
「あはは……」
……………………………………………………
ルフィが立っている裁判所の屋上。
そこから司法の塔にあるベランダからロビンとスパンダム、そしてCP9の面々が現れた。
しかしそこに肝心のハジメとフランキーの姿が見当たらない。
「師匠ッ!!!!ハジメは何処にいるんだ!!?」
「それを知る必要はないわ。それよりルフィ、
その言葉に一瞬思考が、時間が止まった感じがした。
しかしすぐに冷静に戻り
「迎えにきたに決まってるだろう!!」
「そう。そこで"助けにきた"と言ったら即"死"だったのに…」
「し、師匠……なに言ってるんだ……」
「知っているはずよ。私は
その言葉に、今度こそ時間が止まった。
その事は知っている。しかし信じたくなかった。
そんなことするわけがない。やるわけがないと。
なのにそんな言葉をハッキリとロビンの口から……
「嘘だッ!!!!」
「嘘じゃないわよ。ついでに
そして続け告げられた言葉に、顔色が一気に悪くなるルフィ。
サンジが見た光景は、粉塵で見えなかったがロビンなら確かに出来る……それが分かっているためにルフィは……
「嘘だッッ!!!デタラメ言うなッ!!!!」
「私はお兄ちゃんと一緒ならいいのよ。知ってるでしょう??」
その言葉がトドメだった。
ロビンの原動力は"ハジメ"。他はどうでもいい。
そんなことはずっと前から知っている。知っているが……
絶望的な状況にルフィは下を見てしまう。
それを見たスパンダムはまるでイジメる子供のように
「ザマァーないな麦わらッ!!!!
取り返す筈のニコ·ロビンが自ら進んでこっち側にきたんだからなッッ!!!!!」
ついさっきまでロビンに怯えていたのに、立場が上になると分かったらこんなにも簡単に態度を変えてくる。
扱いやすくて助かるわ。と、あとはスパンダムに任せることにして黙ってみることにした。
「テメェらの海賊団にいたのもの、ただの一時的な避難先しか見てねぇんだよ!!こいつは小さい頃からあらゆる海賊団に潜入して"悪魔"の如く海賊を壊滅させてきたんだからなッッ!!!!」
と、スパンダムは言っているがもちろん事実ではない。
だってずっとロビンはハジメといたのだから。
これは海軍に潜入していたロビンが"ニコル"としているために、ロビンは別にいるという証拠がほしいという理由で、その頃から定期的にハジメが噂を流し、そして実際にロビンが海賊を壊滅したりなどしたからだ。
なので潜入という事実はないが壊滅させていたのは事実。
嘘と真実が混ざっているために"嘘"だと分からないのだ。
もちろんこれを知っているのは本人達とオックスとクザンだけである。
「そいつはな!!"最悪"なんだよ!!
世界中から嫌われ、そして命を狙われている存在!!!
テメェらごとき弱小海賊程度が抱えられる存在じゃねえ!!!!!」
「……………………」
未だに俯くルフィ。
それを見て更にテンションが上がるスパンダム。
「こいつ一人で世界が変わる!
!空白の100年も、古代兵器も、何もかもこの世界に重要な案件に関わってるんだ!!!!分かるか!!!??テメェらみたいな呑気なやつらと一緒にいたこの悪魔がどれだけの奴だってことがああぁッッッ!!!!」
息切れするほどにテンションが上がっているスパンダム。
それを聞いてCP9も口角が上がっていた。
どれだけ絶望した表情が見れるか?
俯いたその表情がどんな風になっているのか??
「そしてテメェらの仲間も殺した!!!それが事実だ!!!
この女は、
高笑いするスパンダム。
そのタイミングで、屋上に上がってきた他の面々。
ついさっきスパンダムが放った言葉はハッキリ聞こえていた。
遠くにいるためスパンダムからは一味の表情は見えないが、誰も言い返す言葉を出してこない。
そしてここで止めの言葉をと、ニヤリと笑いながら
「テメェが探しているハジメもこの奥でビクビク怯えて動けないで…、グボバラッッッ!!!!」
突然、スパンダムの身体中に生えた手が全身の骨を砕いた。
そのあまりにも無惨すぎる光景にあのCP9も引いている。
「お兄ちゃんの悪口。許した覚えはないわよ??」
そしてスパンダムの身体を持ち上げ室内へ投げ飛ばす。
捕まっているわけではない。そして支配されているわけでもない。
そこにいるのはまさしくルフィが知っている"悪魔"だ。
「それで、まだ私の納得のいく答え聞いてないわよルフィ??」
それでも答えないルフィ。
屋上に上がってきたゾロ達もルフィと同じように屋上の縁に立ち、そしてベルメールがロビンに向かって叫んだ。
「本当に!!!本当に抜ける気なのロビンッッ!!!!??」
「本当よ。お兄ちゃんが抜けるなら私も抜けるわ」
「ハジメを出して!!!あの人から話を聞きたい!!!」
「愛人ごときで私が言うことを聞くとでも??」
「私はハジメの婚約者よッ!!!」
「それでも第2よ。私が上だわ。だから…
そのドスの効いた言葉にその身が震えたベルメール。
いままで沢山喧嘩もしてきた二人だが、このロビンは明らかに敵意を殺意を出してきたのだ。
なにも言葉が出なくなったベルメールにナミとノジコが寄り添う。
そんな姿を見たレイジュが
「……自分がやっていること。分かっているのよね??」
「えぇ。貴女も口出しする気なの??」
「……貴女達二人についていう気はないわ」
「じゃ、他にはあるのね」
「
「
「ッッ!?…………堕ちたのね、本当に……」
もう、言葉が、出てこなかった……
ロビンを引き止めるほどの言葉や想いが届かないと……
ここまで来たというのに、何もかも無駄になる……
「……どうやら、ここまでのようね……」
軽いため息をついたロビンはルフィ達に背を向けて、そして決定的な言葉を放った
「CP9。後は、
『ッッッッ!!!!!??』
「情のようなは……貴様にはないか…」
「よく分かってるじゃない。私達は"正義の門"に向かうわ」
世界政府によるものではなく、自らの意思で"正義の門"へ。
そして戦意喪失した麦わらの一味にCP9が向けられる。
この最悪な状況、ハジメは望んでいたのか??
そんなこと本人とロビンしか知らない。
ロビンの足は一歩一歩とその絶望へと歩き出す。
これが、"麦わらの一味"の運命となる………
「
ロビンの、足が、止まった。
誰かがロビンの名を呼んだのだ。
決して逆らうことのしなかった、弱いものが。
一度もその名前を、"師匠"としか言わなかった者が。
いま、ハッキリと、呼び捨てにしたのだ。
そして、
「俺と、……決闘しろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!!!!」
あのルフィが、ロビンに逆らう事が出来なかったルフィが叫んだ。
確かにハッキリと"決闘"しろと、あのロビンに"決闘"を申し込んだのだ。
ゾロ達もそんなルフィを驚いた表情で見ていた。
CP9やフランキーは意外な展開に驚いている。
ロビンはその言葉に目を見開き、口角を上げて、まるで最高のおもちゃを見つけたような………
「…………きた……きたよ……」
そしてずっと黙っていたハジメは、興奮していた。
まるでその"一言"を待っていたかのように。
いや、待っていたのだ。ルフィがこれをいうかどうかを。
本編を大きく変えてきた。
そしてその中でも"モンキー·D·ルフィ"はロビンに次いで変わってしまった。
それは"強さ"ではいい結果を生んでいるが、それでも失敗したと思ったことがあったのだ。
それが
師匠と弟子の関係は、思っていた以上にルフィを縛ってしまった。
何をするにしてもロビンに伺い、決して逆らえない。
例えそれが間違っていてもそれを否定出来ない。
この先、ハジメやロビンがいない時、誰にも負けない強い意志はルフィをきっと助けてくれる。
だからハジメは見極めることにしたのだ。
ルフィがロビンに逆らって立ち向かうかを。
「待っていたよ…ルフィ。その"一言"を……ッッ!!!」
そして言ったのだ。ロビンにルフィが決闘という言葉を。
いままでのルフィでは決して言うのこと出来ない言葉を。
本編とは全く違う。
それでもこれがきっとこれからの"ワンピース"に必要となる。
「…言ったわね……ルフィ……」
そして、ロビンも待っていた。
完全に折れたルフィの心が自分に立ち向かってくるのを。
師匠と弟子ではなく、"ルフィ"と"ロビン"を。
「いいわ。ルフィ。破門よ」
「ッッ!!!!!」
そして再びロビンはルフィの方を見てハッキリと言った。
「来なさい。その"決闘"。受けてあげるわ」
「うおおおおおおぉぉッッ!!!!やってやるうううぅッッ!!!!!」
ってな、感じでルフィ死亡確定です(笑)