好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
どうも。
お久しぶりです。
一ヶ月内に投稿出来たので本当に良かったー
めちゃくちゃ難産で、もう、何度もやめようかなーと……
なんとか耐えきり投稿できました。
書いていて、"あれ、この設定で、このあとの展開、大丈夫か??"と思いましたが……そのまま突っ切りました(笑)
なので、ご不満はあると思います。ってか、僕が僕に対して大丈夫かと思うぐらいなので(笑)
それでもこれで進めていきますのでどうぞよろしくです。
ではどうぞ。
「うわぁ……これ、登らないといけないのか……」
「おんぶしましょうか??」
「いや、それは男としてダメな気がする……」
「私はお兄ちゃんの妹だからセーフ」
「むしろアウトだよ」
地下のトンネルを進みきり、ここから地上へと登る階段を上がっていかないといけない。こういう螺旋階段は遠回りしながら上がっていくので好きではない。
「しかし……こないね……」
「いまはセバスにフランキーとくいながやっているみたいね」
「大丈夫かな……セバスって、こういう時手加減しないからな……」
「手加減、必要だったの?」
「いや、いらないけど。ここでなにか一つ、
心配をしている。とはいえない。
これは必要なプロセスだ。この先の戦いはもっと過激になる。
セバスを倒すことは出来なくても一撃入れなれないなら、ここで終わってしまったほうがいいぐらいに……
「なら、くいなよりもフランキーがカギを握るわね……」
だけど今のフランキーだとそれは難しいだろう。
フランキーに至っては他のメンバーと比べてほとんど接点がない。
「もしかしたら……
……………………………………………………
「くっ!!」
「よそ見ばかりでは一撃なんて無理ですよ。あと30秒」
向かってくるセバスの攻撃をなんとか捌きながらフランキーの容態を気にするくいな。
見た限り致命傷は避けられていた。だけど傷が深い。
鋼鉄と言っていた部分を切り裂き内部まで届いている可能性がある。
早くチョッパーかカヤの元へ連れていきたいのに……
「捨てていきなさい。仲間ではないのでしょう」
「そんなこと……出来るわけがない……」
「何故です?一緒に戦ったから仲間というのですか?
そんな甘い考えではこの先、命を落としますよ」
セバスの鋭い攻撃によりくいなの刀が弾かれた。
大きくのけぞるくいなに、セバスは両手に持ったナイフで
「一分です」
避けられない一撃。
思わず目を瞑りそうになるくいなだったが
(まだ……負けてないッ!!!)
目を見開き、攻撃を受けると覚悟した。
いやまだ勝負は終わってないと強い意志をセバスに向ける。
「お見事」
容赦のない攻撃がくいなに……
「
突然現れたピンクの壁。
セバスはそのままその壁を崩しにかかったが、あっという間にナイフが溶けた為にすぐにその場から離脱した。
何が起きたかいまいち分からないくいなの元に
「間に合ったみたいね」
「レイジュさんッ!!!!」
「状況は最悪みたいね。でも、まだ終わりじゃないわ」
「はい。ご協力お願いしますッ!!!」
レイジュの援軍。これならまだ戦える。
再び刀を構えたくいなと、ポケットから毒を取り出し飲むレイジュ。
離れたセバスは何事もなかったように懐から新しいナイフを取り出し一気に二人に
「第二幕のようですね。体力が尽きる前にどうか一撃を」
近づき、攻撃を開始した。
……………………………………………………
「………………くっ………」
気絶していたフランキーが目を覚ました。
セバスの一撃。くいなの変わりに喰らい倒れてしまったことを思い出す。
すぐに状況を確認したいがあまりにも大ダメージのために身体が言うことをきかない。
(なにが…どうなってる……アイツは、勝ったのか……)
意識は戻ったものの五感がうまく働かない。
視界はボヤけ、音も聞こえづらい。触覚に至っては麻痺しているようで斬られた部分の痛みがない。
それでもなんとか首だけでも動かして僅かに聞こえる方へ顔を向けると、ぼやけた視界が少しずつクリアになっていき
「
「
二人の連携した攻撃がセバスに牙を向く場面が見えてきた。
強力な突きにより空気を震えさせ音が鳴り響く一撃と、毒を凝縮して鉄させえも簡単に溶かす一撃。
当たれば間違いなくセバスを倒せる。
そしてその攻撃はセバスの前方にくいな、後方からレイジュが迫ってきていて確実にどちらかの攻撃が当たる。
そんな風に見えていたというのに
「あまりにも正確過ぎます。それでは……」
くいなの一撃はセバスのナイフで側面から弾き、レイジュの一撃は3つのナイフを重ねて同じように側面から弾いた。
向かってくる勢いを殺さずに、正面に向かってくる攻撃をずらすことにより、セバスは一本も動かずに二人がただ通り過ぎるだけの形となった。
「こんな風に避けられますよ。
ここぞという一撃は相手を崩した時に放つものです」
「くっ!!」
「………」
この一撃を放つまでに二人でセバスの態勢を崩したつもりだった。そしてどちらかが当たると踏んだこの一撃を簡単に躱された。
「そろそろ一分ですが……ご覚悟はよろしいですか??」
その言葉に乗せた殺気が伝わってくる。
フランキーが目覚めるまでどれぐらい経ったか分からないが、二人を見る限りもう何回も一分事の一撃を凌いできたのが分かる。
そして今度の一撃は間違いなく二人のどちらかを、もしくは二人とも倒されてしまう……殺されてしまうと思うほどに鋭く禍々しい殺気。
「……ただでは、やられませんッ!!!」
「そうね。……一矢報いるわ」
「そうですか。では残り20秒……参ります」
再び始まる戦闘。
それを離れた場所から、倒れた状態で見ることしか出来ない。
なんとか身体を動かそうとするがビクともしない。
それが不甲斐なく、悔しく、腹が立つフランキー。
握りしめる事も出来ない指先を見ながら、ただこの状況を眺めるしか出来ずにいた。
(何してんだオレはッ!!!動けよクソがッッ!!!!!!)
何秒経ったか分からない。
しかしもう時間がないのだ。早くどうにかしたいというのに………
(動け……動け……動けよ身体ッッ!!!!!!
こんな時に動かないで!!なんでサイボーグやってんだッ!!!!!!!)
人よりも硬く、性能も普通の人と違うフランキー。
それは意図せずなった姿ではあったがそれでも今では気に入っている。
自身をイジり改造し、自分の為の力をつけてきた。
なのに、こんな時に全く役に立たない。
セバスの一撃を受けただけで何も出来なくなり、そしていま動けない状況で目の前で戦っている二人がピンチなのだ。
(動け!!動け!!動けぇー!!!!!!)
きしむ身体。それでも動かない身体に悔しさが込み上げてくる。
それでも必死に動かそうと、どうにかしようと考えるフランキー。
(なにか…なにか出来ることはねぇのかよッッ!!!!
くそ、くそ、くそ、くそおおおッ!!!!!!)
『フランキーこと、
………、…、…………、胸部に重度のダメージ。
その衝撃により身体全体に影響。現在麻痺のような状況』
突然頭に鳴り響く声。
そして視界に映る世界は何故かスローモーションで動いている………
(な、なんだこりゃッッ!!??)
訳の分からないまま再び頭からさっきの声が聞こえてきた。
『麻痺の解除を試みます。
………、………、……、………一部成功しました。
内蔵されている武器のほとんどは使用できません。
しかし身体を動かくことに成功しました』
謎の声。
一体いまの自分に何が起きているのか分からないまま状況は進んでいく。
『これより主であるカティ·フラムの身体操作の実権に対してのアプローチを始めます。
………、……、………成功しました。身体の状態を踏まえて1分の活動制限つきによる
(て、テメェ!!オレ様の身体で何するきだあぁッ!!!!!)
明らかに自分の身体を乗っ取られると分かったフランキー。
返答するかは関係ない。いまここで抵抗しなければ好き勝手に自分の身体を使われると危険視した。
『ご安心を。主であるカティ·フラムに対する実害が起こることはありません。私の望みは主に対する望みを叶えること』
(……叶える。だと??)
『お任せください。直ちにこの状況を打開します』
「時間切れです。それでは一撃、入れさせてもらいます」
「レイジュさんッ!!!!!」
「ッッ!!!」
遠くに飛ばされたくいなの目に映るのはまさにセバスに斬られようとするレイジュ。
どんなに飛ばしても、斬撃を放っても間に合わない。
それでも駆けるくいなをレイジュは少しも恐怖せずにまるで受け入れるかのように………
「ダメエエエエェェェッッッ!!!!!!!」
間に合わない。
伸ばす手は届かない。それでも必死に伸ばす。
それでもどうしようもないこの状況でくいなはないも……
『お任せください』
「ッッ!!!!??」
何が通り過ぎた。その時に声が聞こえた……
そして次の瞬間にはセバスとレイジュの間に誰かが割り込んで攻撃を防いでいたのだ。
そしてその人物は………
「ふ、フランキーさんッッ!!!!」
振り下ろされたセバスのナイフを左腕の肥大化した部分でガードしていた。
『ホシ·シールド』
「これは………ッッ!!!!!」
『マスターネイル』
口から吹き出す釘をセバスに向けて放つ。
咄嗟に離れたセバスだがその服に傷がついた。
ここにきて初めて手応えのある攻撃である。
そしてフランキーは続けて
『フレッシュファイア』
さらにセバスとの距離を開けるために炎を吹き出す。
そして部屋全体に広めてすぐにこちらに来れないようにした。
これで時間が稼げる。くいなもその意図が分かりすぐにフランキー達の元へ駆け寄る。
「ありがとう。助かったわ」
『いえ。問題ありません』
「………フランキー…さん??」
『はい。なんでしょうか??』
「えっ。フランキーさんなんですか??」
『正確に違います。私は主の体内に埋め込んである"アダマンタイト"です』
「……………えっ??」
『いま理解しなくても問題ありません。
やるべきは目の前の敵に一撃を入れることです』
そうだ。
フランキーがセバスの一撃を防いだことでまた一分の猶予が出来た。すでにあと40秒ぐらいしかないがそれでもまだやれる。
フレッシュファイアの炎の勢いが落ちてきた。
早くセバスを倒すための作戦を考えないといけない。
息を整えたレイジュは様子の変わったフランキーにいつものように
「ちなみにまたさっきの一撃は防げるのかしら??」
『不可能です。すでにホシ·シールドの耐久力は20%まで低下。
次受ければこの身体ごと切断されるでしょう』
「それでもサポートに徹することは出来るわね。
私と貴方でくいなが一撃を入れる隙を作るわよ」
『了解しました。サポートに徹します』
「ちょ、ちょっとッ!!!!」
勝手に話が進むことに慌てるくいな。
だがレイジュとフランキーはそんなこと無視し
「いいわね。確実に仕留めるのよ」
『よろしくお願いします』
「二人とも待ってッ!!!」
くいなの静止を効かず勢いの弱まった炎に突っ込む二人。
こんなの作戦ではない。ただの無謀だ。
………だけど、頼ってくれていると分かっているくいなはそれを、それに答える為に………
「…………お願い。力を貸して……和道·一文字……」
刀を鞘に納め、目を閉じる。
全ての感覚を一点に、ただ刀を振るい、敵を倒すために……
これまで以上の同化をするために深く深く、意識を愛刀へ向けていく。
『マスターネイル』
「2度も同じ技は喰らいませんよ」
『なのでデストロイ砲』
口から放った釘を簡単にセバスに避けられた。
しかしその逃げた先に誘導したフランキーは肩からキャノン砲を放った。
肩が迫り上がり脱臼してしまうためになるべく使わないようにしていたが、いまのフランキーには関係ない。
そして狙い通りにセバスがキャノン砲の軌道に乗り……
「お見事。ですが」
『ッ!!!!』
まさかのキャノン砲を、その持っているナイフで切ったのだ。
左右に別れセバスには当たらず失敗に終わった。だが、
「ありがとう。守ってくれて」
「これは…ッ!!」
いつの間にかセバスの背後にレイジュが立っていた。
キャノン砲を当てるためではなく、その時に響く爆音とセバスの意識をレイジュから離すためにやったのだ。
「
高密度の毒がレイジュを起点に拡散していく。
セバスは咄嗟にその場から脱出したが、吸い込んだ毒が身体中に回りだした。
「……くっ」
「あまり動かないほうがいいわよ。
その毒は特別。人のエネルギーを糧に毒を自ら量産していくの。ほら、貴方の肩にすでに出てきているわ」
セバスの肩から禍々しい花が咲いていた。
そしてそこからさっきと同じ毒が漏れている。
すぐにその花を刈り取るが今度は反対の肩から生えてくる。
「無駄よ。その毒は宿り主のエネルギーが枯れるまで咲き狂う。……………ロビンに似た技だからあまり使いたくなかったけどね………」
こんな凄い毒をがあったのに使わなかった。
理由がロビンに似た技だから……と、本人が聞けば確実にイジってくると分かったから使わなかったようだ。
「……なるほど。なら、そのエネルギーを使い切りましょう」
「ッッ!!!!」
丁度一分。
セバスはナイフを頭上に掲げ、自身の生命エネルギーをほとんどをそのナイフに込めてきた。
普通ではありえない。
しかしセバスの能力による"誓約"は自身の力を自由に扱うことも出来る。もちろんその分反動が大きいが……
そしてナイフに纏うエネルギーは大剣と化し、放たれればこのフロアは簡単に吹き飛ぶだろう。
「では、これで………終わりです」
振り下ろされるナイフ。
躱すことも出来ないその攻撃に
『いえ。終わりません』
フランキーの胸元が光り輝く。
そして前に突き出した両手が形を変えて
『コーラ燃料全て消費し、
迫る攻撃にフランキーは冷静。
そして当たる直前、その砲口から一撃が放たれた。
『
本編よりも強力な一撃。
あのサニー号が放つクー·ド·バーストと同じくらいの威力。
踵から杭のようなものを床に打ち込んでいたのにも関わらずフランキーの身体は吹き飛びそうになる。
それを後ろからレイジュが支えるが、やはりその威力には耐えきれずに二人とも後方へと吹き飛ばされてしまう。
セバスの一撃とフランキーの一撃。
両者ぶつかり相殺してしまった。だがこれによりセバスは
「あれを耐えますか……なるほど。やはりハジメ様が見込んだお方達なのですね」
振り下ろした右手は真っ黒になって動かない。
代価としてセバスの右腕はしばらく使えなくなってしまったのだ。
それでもまだ戦える。
生命エネルギーもまだ残っている。
ここまでよく戦いました。と称賛しながら二人にトドメを。と考えたセバスだが………ここで、巻き起こる粉塵の向こうから見えてきたくいなの姿に目を奪われた。
「……これは……」
"刀"と呼べるほどに、刀身が光るように、美しく輝いて見えた。
錯覚するほどの闘気を放ちながらも、それはとても穏やかで、まるでそこに神がいるかのような………
「一刀流……刀化……」
ゆっくりの鞘から抜かれていくある瞬間、セバスはとっさに防御姿勢に入った。
そして、
「
一撃、どころではなくセバスの全身に斬撃が迸る。
くいなはその場から動いていない。何度も打ち合いセバスを知ったくいなだからこそ
しかしこれは高い集中力と体力と時間を大幅に使ってしまう。
くいなは刀を鞘に納めた途端にその場に倒れてしまった。
そしてその斬撃を受けたセバスは
「まさか、一撃ではなくここまでとは……驚きました」
「……う、うそ……」
全身に斬撃を受けたセバス。血も出て皮膚も切れている。
なのに平気な表情でまだそこに立っているのだ。
「これならロビン様の
よろしければ次の機会にやってみませんか??」
「お断り、します!!」
「そうですか。残念です。
この勝負は貴方達の勝ちです。それでは私は失礼します」
深くお辞儀をしたあとフッと消えたセバス。
セバスの気配が消えたのを確認したくいなは全身の力が抜けたように床に転がった。
「お、終わりました〜!!!」
「お疲れ様。大丈夫なの貴女??」
「レイジュさん。はい。大丈夫です」
「そう。フランキーは気絶しているわ」
近寄ってきたレイジュ。くいなから見たレイジュは疲労はしているものの目立った傷はないようだ。そしてフランキーの方を見ると切られた箇所から血は出ておらず、グゥ~スカ〜と寝ているようだ。
「そうですか……あれ、何だったんですか??」
「さぁ、わからないわ。まぁ、ハジメが関わっているんじゃないかしら」
「………ですよね………」
フランキーが豹変しなければこの戦いは負けていた。
こうなることも含めてずっと前から仕込んでいたとしたら…
と、そんな考えを持つがありえないとすぐに切り捨てた。
いまは、勝ったこの状況を喜び、そして上の階にいるゾロが勝つことを祈るだけ。
「……勝ちますよね」
「勝つわよ。私と弟と貴女のコレ、でしょ??」
そういって小指を立てるレイジュ。
その意味がすぐに分かったくいなは慌てて言葉が上手く出せずにいた。
司法の塔 四階
くいな·フランキー&レイジュVSセバス
勝者 くいな·フランキー·レイジュ
生命エネルギーって(笑)