好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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特例中の特例

「いや本当にありがとう!!助かったよ!!!」

 

「それはいいけどあんなところで何してたの?」

 

「うるせぇ、テメェには関係ないだろが」

 

「おいエースッ!!…すみません、いいやつなんですけど……」

 

「あぁうん。気にしなくていいよ」

 

 

常識人のように話すのがサボ。ツンツンと当たるのがエース。僕の腕の中で寝ているのがルフィ。そして僕の隣で「寂しかったんですよ」「何してましたか?」とかずっと聞いてくるマキノ。床でゴミのように倒れているのがガープ。そしてそんな状況を見てマキノのお店の玄関先で固まっているのが村長と

 

 

「な、なんだい…このカオスは……」

 

 

山賊であるダダン。のちにエースやルフィ達を育ててくれる人。山賊なのになんでそんなに優しいのかなー。ガープさんの知り合いという理由もあるんだろうけど…

 

 

「ちょっ、ちょっとガープさん!!一体何を私達にさせるつもりなんですか!!?」

 

 

その声に頭をあげようとしたが僕がその頭を踏みつけた。

 

 

「喋るなクソが」

 

「……ワ、ワシ……年の功……」

 

「アァッ!!?

だったらなんでこんな幼児虐待をするのかな?

……そんなことをするやつの言葉、聞く耳を持たないんだよッ!!」

 

 

軽く足を上げたあと思いっきり踏みつけた。

それに村長とダダンは口を開けて固まっていた。

 

 

「えぇーと、村長さん。そちらの方は?」

 

「あっ、あぁ……山賊のダダン……」

 

「……山賊…ですか?」

 

 

さらに怒ったように見えた村長は一歩下がった。

しかしダダンは落ち着いて

 

 

「…あぁ山賊だ。

言い訳のようかもしれないけど、一般人を襲うようなゲスじゃないよ。そういう弱い人を襲う山賊を襲う山賊さ。文句でもあるかい?」

 

「いえ。()()()()()()()()()

 

 

そういって口調が柔らかくなりホッとする。

しかしダダンは気づいていた。ただ普通に山賊と言っていたら一体どうなっていたのかと……

 

 

「で、このゴミクズに呼ばれたんですね。

どんな用かは…聞けませんね。ナニしてんだこいつは」

 

(自分でやっておいて……)

 

 

そんなこと、いまのハジメには言わないほうがいいと全員が認識した。

すると思わぬところから話が上がった。

 

 

「おれ知ってるよ。確か知り合いに俺らを預けるって言ってたけど……まさか山賊だったなんてな……」

 

「そんなことを考えてたのかいガープさんは…ったく、山賊に一体何を頼むつもりなんだい……」

 

 

バカだからね。確かに強くはなったけど、やり方がおかしい。そしてルフィの扱いがもっとおかしい。

 

 

「どうせこのグズは過酷な環境化の中で強くなるために、そしてダダンさんという山賊が必要最低限の面倒を見てくれるという計算を……してないだろうけど直感的に感じた、というところでしょうかね」

 

 

その言葉にここにいる皆が「なるほど」と納得してくれた。というかそれで納得なれるというこのグズは…グザンよりグズだな。

 

 

「ダダンさんには悪いけどルフィ達を預けるなんて出来ません」

 

「こっちだって願い下げだよ」

 

「でもここに僕の知り合いを呼びますので引き続きよろしくお願いします」

 

「勝手によろしくするなッ!!!!!」

 

 

 

「安心してください。その子僕の妹になるんですけど海兵ですけど基本的に僕以外のいうことは全く聞きませんけどある程度の()()()をしっかりいっておけば従順にやってくれる子なので。それとこちらに寄越すのは()()()になりますのであまり強い衝撃は控えてくださいね。再びここに連れてくるのに時間がかかりますので。あっ、()()()ですので()()にリアルタイムで情報が入りますので……この子達に何かあったら……その人生自体を()()()()()()()()()()()()

 

 

「待って。本当に待って。

もう色々情報が多くて……とにかく1つだけ……お前ら何者だよッ

 

 

稀にみるツッコミの天才が現れたな。

 

 

 

…………………………

 

 

 

グズを回収して海軍本部に戻った。

でロビンに事情を話したら分かってくれたのだがその後が大変だった。

いやーこの()()()本当にロビンそっくりで思考もそのまま。つまり僕から離れて過ごすなんて『死』を宣告されたのと同義といってきたのだ。

 

あっ、そうでした。説明してませんでしたね。

このストーカー、一秒でも離れたくないと少し本部を離れている間に『覚醒』してました。僕でもまだなのに……ストーカー恐るべし。

 

で、その『覚醒』の能力は本編でもあった二年間の修行後に見せたあの分身。しかしあれは一時的だがこの覚醒では完全に『分身体』として使える。つまり情報の共有と分身体の自己意思、何処までも離れても能力が有効というあり得ない力。流石に海や海楼石はダメだけどそれでも恐ろしい能力である。

 

いまはまだ一体しか呼べないようだが本人は五体呼び出したいらしい。……正直一体でも頭痛いのに……どっちにしろ海軍に身を置いている以上必要以上に使わせないけど……どうやら最近分身体を呼ばずとも()()()()()()()()()()()()()()()()分かるようになったみたいだ。さっきの説明も話の序盤でもう納得している雰囲気だった。

 

……もういや。怖いこの(ストーカー)

恐らくロビンの耳や目を遠隔操作、つまり僕が気づかないうちに体の何処かに付けている。ということだろうと持っている。じゃないと説明がつかないし、覚醒してるからそれぐらい出来そう……

 

……誰かがいった。愛は強し、と。

違うよ。行き過ぎた愛は恐ろし、だ。

 

 

とにかく、とにかくロビンの分身体に無事にルフィ達を育ててくれたら()()()をあげると行ったら飛んで向かった。文字通り背中に羽を付けて。本体も飛び出そうとしたので()()()()()()()()()()()()。その場で昇天してくれたので助かったけどここ海軍本部だよー。能力使うなよ!!幸いトップスピードだったから誰にも見られずに助かったけど……もう……いや……

 

 

…………………………

 

 

「あのよ、ここ避難場所じゃないんだよい」

 

「……すみません。マトモな人がいるの、ここしか、なくて……」

 

「……あぁ、まぁ、同情はするが……」

 

 

なんか現実逃避したくなったハジメは一目散に白ひげ海賊団に来た。そして体操座りでいじけている。その隣にはもちろんロビン(本体)がいる。

 

 

「分かりますか??海軍って、頭のおかしい人ばかりなんですよ?」

 

(その代表格……とは言わないほうが良さそうだな……)

 

「いまの極めつけはここにいますが……どんな悪口でも「私はどんなお兄ちゃんでも受け入れる」って……」

 

「そうだよ!!お兄ちゃんはお兄ちゃんだからッ!!!」

 

「………オヤジ……」

 

「……仕方ねぇ。こいつは海軍でも特別だからな。

だから特例だ。海軍には俺からいっておいてやる。

しばらくここにいろ」

 

「……ありがとう…ございます……」

 

 

 

しばらく海軍に身をおくつもりだったが精神的に無理がきた。こっそりと付けてきた八咫烏の人達もおじゃまするすると白ひげさんに許可をもらいしばらくやっかいになることにした。

 

八咫烏の人達にはセンゴクさんとの連絡手段、もとい書類整理の行き来をお願いしている。そうしないとセンゴクさんが死ぬ。主に胃が死ぬ。クザン?アイツは書類に埋もれて死ね。

 

ということで海賊、海軍両者による特例中の特例。

参謀ハジメの白ひげ海賊団への一時的入隊が決まったのだった。

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