好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
翌日。
「手を貸してもらうぞ海軍」
昨日はネプチューンからお城の一室を借りて寝ていたんだけど、次の日起きて歯を磨いていたらノック音が聞こえたので扉を開けてみるとそこにはフィッシャー・タイガーがいた。
「……えぇーと、何を?」
「奴隷解放の手伝いをしろ」
………うん?
奴隷解放って確か来年に起きるやつだよね。
「まぁ、僕もあんなクソから他の皆さんを助けたい思いはあるけど」
「なら、行くぞ」
「えっ、ちょっ、ちょっと待って!!!!」
何だという目でこちらを見てくるタイガーさん。
いや、まさかとは思うけど、そんなはずは……
「いまから向かう、なんて言わないですよね?」
「今からだ」
「決断早くないッ!!!!!」
確かに昨日はなんかタイガーの意思を掻き立てるようなことは言ったけど、なんで翌日になって行動するかな!!?
「俺もこの傷を癒してからだと思った。
だが、貴様が、参謀という肩書きがあるという強者が付いてくるなら話は別だ」
「いや、もうちょっと作戦と考えて……」
「俺が囮になる。その間に貴様が奴隷達を助ける」
「大雑把ッ!!?」
あれ、タイガーさんってこんなに感情的に行動する人だったかな。コレじゃあまりにも無謀すぎる。
「僕はいいとしてタイガーさんが危ないですよ。
………仕方ないな、ロビン、オックスさん」
「「はい」」
すると忍者と思うぐらい突然現れた。
ロビンはベッド下から、オックスさんは天井から現れてなにもなかったように平然と僕の後ろに立った。
それを見たタイガーさんはちょっと引いている。そういう反応になるよねー
「誰にも見つからないようにタイガーさんの援護して
残りの八咫烏達は解放の手伝いをしてもらうから」
「お兄ちゃん、私も一緒がいい」
「終わったらナデナデ10秒」
「私がいるのだから心配しなくていいわよタイの親分さん」
最近になってロビンが僕や八咫烏以外の人に対して
……僕としては元祖ロビンがいいんだけど…無理なんだろうな……
「………いいのか?」
「タイガーさんの信頼を勝ち取るいい機会ですし、なにより
「………何故だ??あんな奴等でも同情してしまう俺がいる………」
失敬な。悪いのはあっち。
僕は合法的にするだけです。
(いや、合法的じゃないし。見つかったら死刑だし)
ハジメに対して重度依存してない人達が一斉に思ったがそれは決して口には出さない。すると通り掛かった白ひげさんとマルコさん
「何を始めるつもりだハジメ」
「いいところに白ひげさん。いまからお出かけしてきます」
「……帰りが遅かったらメシ抜きだ」
「夕方前に帰ってきます」
よし、白ひげさんにも許可もらったし行くか!!
「ちょっと待つよい!!!」
「なんですかマルコさん」
「明らかに散歩じゃねえだろう。なにするつもりだ?」
「散歩ですよ。
たまたまゴミが落ちているかもしれませんのでそれを片付けて、そのゴミの奥にある物を掬い上げてくる。
そんなボランティアなことを……僕はします」
「やらかす気満々だろうがッ!!!!!」
おおっ、鋭い。
ボランティアといえば「頑張ってきて」と言われるかと思ったのに、やっぱりこの世界じゃ「ボランティア」という言葉は通じなかったか。
「なにもしませんよ。
マルコさん、ゴミが落ちていたらそれを拾う。そして片付ける。そこまでは分かりますよね」
「分かるがいまはそんな話を」
「でもそんなゴミの集まりの中でもきっと大切なものはあるんです。輝けるものはあるんです。それはゴミからみたらゴミに見えるのかもしれませんが、きっとそれはそのゴミの心がゴミだからなんです。だからちゃんと区別させて本当のゴミを片付けないといけないんです。大丈夫です。こうみえてもゴミの区別には自信があります。周りに害するゴミは跡形もなく消して、リサイクルできるゴミはまた輝けるように処理をします。あっ、そうだ。そのゴミが落ちているところにゴミ処理場を作ります。一番は焼却ですかね、プレスもいいですけど片付けるとなると焼却ですね。あっ、なにかいらないゴミありますか?僕的には船に
「悪かったッ!!!!!俺が悪かったから!!!!!」
…………………………
『……やったな、ハジメ』
「なにもしてませんよ?」
『お前以外こんな馬鹿げたこと誰がするッ!!!!』
二日後。
無事奴隷解放に成功した。
詳細?面倒くさいのでカットします。
簡単にいうと本当に作戦どおりだったので。
タイガーさんが囮になってくれた間に僕が存在を
タイガーさんについたロビンやオックスさんは完璧な仕事をしてくれて、ロビンが遠隔からタイガーさんを守り、それでも取り残した敵をオックスさんが仕留める。
もちろんオックスさんには変装してもらってます。海軍だしね、顔バレは不味いし。
僕は奴隷を解放しながらある人物を探していた。そうコアラだ。
しばらくしてからタイガーさんと再会、コアラを親の元へ帰してあげた後に海軍に襲われて、出血多量で死んでしまう。
だったらと思いコアラは白ひげ海賊団に置いて貰うことにした。タイガーさんには悪いけどそっちのほうが生きる可能性が高くなるだろうし。
そして解放後、少しは人間を、僕を信用してくれたのか「……ありがとう……」と聞こえないぐらいの声量でお礼をいって帰っていった。
そして翌日、未だに奴隷ぐせが外れないコアラにご飯を食べさせた後に電話がかかってきて現在に至る。
「そうはいいますけど証拠ないですよね?」
「あぁ、ない。だから無いというのが証拠だ。
お前はそれぐらい簡単にやってのける。その完璧なまでもやり口がお前だと証明しとる」
うわぁーお。
まるで刑事ドラマみたいな推理。
厄介事は基本的に姿を消してやってるから誰もが完璧な仕事だと誉めてくれた。もちろん能力を使っているところなんて見せてないよ。というか誰にも気づかれないうちに終わらせるからね。
と、まさかそれが裏目に出るなんてなー
「まぁ、それは置いといて」
「勝手に置くなッ!!!!」
「最近優秀な人材が入隊したと聞いたんですけど」
「………ったく。あぁ、入ったがよく知ってるな」
「名前は?」
「ハジメが他の海兵に興味を…珍しいこともあるものだな。えぇーと、確か……ヴェルゴだ」
きた、来やがったヴェルゴ。
ドンキホーテ・ドフラミンゴの指示により海軍に潜入してきたスパイ。
さてこいつをどうしようかなー
「そんなに気になるならハジメの隊に入れるが」
「潰していいなら入れてください」
「気になってる割りに嫌いなのか……
というか、知り合い…だったりするのか?」
「いいえ。知りませんけど。名前がムカつく」
「お前ならあり得る理由かもしれんが絶対に本人の前で言うな」
それは向こうの態度次第です。