好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「初めまして、ヴェルゴといいます」
「初めまして、ハジメです。よし、帰れ」
白ひげ海賊団の船の上で最近入ってきたヴェルゴが挨拶に来た。なので挨拶をしたのでさっさと帰って貰うことにした。
「はっ、そんなに邪険に扱わなくてもいいだろ。
元帥から嫌われていると言われたがまさかここまでとは…
そっちがそういうことならこちらも態度を改めてもいいな。
あぁ、しばらくこちらの隊に加わるようにといわ」
「知るか、帰れ」
「こちらの隊に入るのでもちろんその隊のやり方には従う。
それが海賊との馴れ合いとしてもな」
「僕の話は聞かないですか。耳に入りませんか。
………マジで帰れ。命令だ。従わなかったら殺すぞコラ」
嫌みか。センゴクさん、これは嫌みですか?
こちらの態度一つでさっさと態度を急変しやがって。
本編でも人望厚いヴェルゴさんだったんだろうが。
もう少し愛想よくしやがれ。気持ち悪いけどな。
しかしまさか白ひげ海賊団の陣地の中でよくそんな暴言吐けたな。白ひげさんはニヤニヤしていて僕の様子見みたいだけど、もし白ひげさんが許しても僕は許さない。
「言っておくけど、俺は貴方の隊に入るけど部下になったわけでもない。そしてその権限は貴方には元々ない」
「何を言っているんだ?」
「ハジメ参謀。知ってるか?
あなたのその「参謀」という肩書き。全く意味を持たないと」
「意味を持たない?」
参謀の肩書きに意味がない。どういうこと?
「貴方は参謀という肩書きを得た。しかしそれは階級を得たわけではない。
おつる中将も参謀という肩書きはあるが、きちんと中将という階級がある。
しかし貴方はいきなりその参謀という肩書きを手にしただけで階級を持っていない。あったとしてもせいぜい中将どまり」
まぁ、実際中将をもらう予定だったけど。
確かあれいきなりなくなったんだよなー。なにが原因だったのかな?よく覚えてない……
「俺は少なくても大将ではなくては動かない」
「あっ、そう」
なんか……ヴェルゴも性格というか口調というか、何かがズレているなー。あまりヴェルゴのこと覚えてないけど部下にも優しくて信頼のある上司じゃなかったけ?
いまのヴェルゴは大将じゃなくて中将である僕に、それでも上司である僕に敵意剥き出しだもんなー
……あれ?そんなに敵意剥き出ししていいのかな?
海軍に上手く溶け込んでドフラミンゴに情報を流す的な役割じゃなかったけ?
「というわけだ。隊には入るがここを抜けるまで適当にさせてもらう」
「お前ッ!!!」
「オックスさん、落ち着いて
ニコルはその手にあるナイフを離そうね」
ついに八咫烏とロビンがキレて襲いかかろうとしている。
もうー止めてよね。この人達、間違いなくヴェルゴじゃ相手にならないよ。
「ふん。なにも持たない者に付くなんてな。気が知れる」
「こいつッ!!!!」
「それにこの海賊もそうだ。
白ひげ海賊団と名ばかりではないのか?こんな奴を家族として受け入れるなんてな」
「てめえッ!!!!」
「待って!!!!本当に待って!!!!」
訂正ッ!!!!性格変わりすぎッ!!!!!
僕が影響して変わったり、関わらずとも少し変わるのはなんとなく仕方ないと思ったけど、これはダメだ!!変わりすぎッ!!!!!
ちょっとドフラミンゴ。なんでこんなやつを海軍に潜入させたかな?本編のヴェルゴならともかくこいつはダメだよ。潜入どころじゃなくてもう「海賊」として来ているようなもんだよ!
「あのさヴェルゴ。なんでそんなに敵意剥き出しなの?」
「海軍の中でも現在海軍と呼べないものに対してどうして敵意を向けずにいられる」
あぁーなるー。
つまり、ヴェルゴは海軍なのに海賊にいる僕が気に入らない。そして海賊は大ッ嫌いという
………だとしても、喧嘩を売る相手が白ひげ海賊団ということを分かっているのかな?分かってないよね?そこに関してはダメだなコイツ。
「な、なるほどね。
でもセンゴクさんからちゃんと許可をもらって」
「だからといって海賊を目の前にしてペコペコするなんぞ、俺はそんな海兵になるために海軍に入ったわけではない」
うわぁー。それだけ聞けばなんとも立派な海兵なんだなーと思うけどさ。
僕知っているよ。ドフラミンゴの一員って知っているよ。
やっぱりドフラミンゴとかクロコダイルとか、七武海という名で好き勝手にして人々を不幸にしようとするやつはもう僕の手で潰すべきかな?
出来るだけルフィ達と戦って貰いたいんだよね。
じゃないと成長しないだろうし、なによりその経験はきっと後の戦いの糧になるし。
だからといってドフラミンゴやクロコダイルによって死んでしまう人達は助けたいけど……神じゃないから全員は無理だしなー。そう全部が全部思い通りいかないなんて分かっているから最小限に留めているつもりなんだけど………
なんかそう考えたらこいつ、要らなくない。
ドフラミンゴに情報を流す程度だったよね。
あと後に海軍を表向きで裏切ってスモーカーとかたしぎとかに迷惑かける的な。
…………よし、決めた。
「なるほど。ちょっとそこで待ってね。
オックスさん、でんでん虫貸して」
「いまさらセンゴク元帥に何をいっても無意味だが」
おおっ。そこまで読んでいるんだね。
本当に海賊やめて海軍に入れば随分待遇を良くしてもらえただろうなー
もう、無理だけど。
「もしもし。ハジメです」
『なんどいえば分かる…直通でかけてくるな……』
「そんなことは置いておいて」
『勝手に置くな!!』
「ヴェルゴ、無事にこちらに届きました。
あとはこちらに任せてもらってもいいんですよね?」
『あぁ、色々経験させたほうがいいと思ったからな』
「なるほど。
はい。ちゃんと発言を頂きました!
すると勘の鋭いセンゴクさんは
『…ま、待て。まさか……やる気か?』
「やりますよ。証言押さえましたので」
『まっ、待てッ!!!
この頃そんなことはしなかっただろうが!!!』
「そうですね。散々怒られましたから。僕じゃないのに」
『手綱をしっかり握ってないほうが悪いッ!!!
そうじゃなく!!それはやめろッ!!!』
「久しぶりにわがままいいますね。
これ受け入れなかったら海軍やめますよ」
『お好きにどうぞ』
滅多に使わない奥の手。海軍やめますよ。
その効果は絶大で、あのサカズキさんにも効果抜群の呪文の言葉。
「あっ、それと僕の階級ってなんですか?」
『大将』
「了解です。というかそんな簡単でいいんですか?」
『元々大将にする予定だったろうが。
周りから反対にされたために参謀の肩書きを与えたが、もう十分に時間も実力も大将として向かえるに十分だろう。いまこの瞬間から大将ハジメだ』
「うわっ。いらない」
『いや。もらってもらわないもこちらが困る!!!
誰があの三大将を制御すると思っとる!!!
「勝手に追加しないでくださいッ!!!
もしもし、もしもしッ!!!」
勝手に言って勝手に電話を切ったセンゴクさん。
あの人こんなに強引だったけ。
まぁ、大将参謀になってもやることは変わらないだろうなーと諦めて、そして改めてヴェルゴと向き合う。
「では改めてまして、大将参謀ハジメです」
「あ、あり得ない……」
「大将のいうことは絶対ッ!!的なこといってましたよね?はい、さっそく白ひげさん達に謝る」
「く、くっ……」
本当に嫌そうな表現で頭を下げながら「わ、悪かった……」と本当に最低限の謝罪をするヴェルゴ。
こいつ、マジで白ひげ海賊団に消されるよ。
「いいですか白ひげさん?」
「息子が大将というデカイもんになった祝いだ。それで許してやるよ」
おおっ。なんとも寛大なお心をお持ちで!
ヴェルゴ、見習いなさい。
「白ひげさん達はこれでいいとして、こっちは治まりつかないだろうな」
「な、なにを…する気だ……」
「僕じゃないよ。さっきセンゴクさんとのやり取りで分かったろうけど、
「何を、言って……ッ!!!??」
すると一瞬で地面に体を叩きつけられたヴェルゴ。
それも一人勝手に動いたように見えたが、それをしたのはもちろんロビン。
目にも見えないスピードでヴェルゴの体から手を出して、瞬間的に地面に這いつくばるようにしたのだ。
そのヴェルゴの元にオックスさんがきて
「さて、レッスンといこうか」
「れ、レッスンだと……」
「大丈夫だ。初めは戸惑うが最後には自分からその偉大さに気づく」
「な、何を言っている…何をする気だッ!!!」
そんなヴェルゴを無視してオックスさんはヴェルゴの体を引きずりながら船室へ連れていこうとする。
「ま、待て!!待ってくれ!!俺が悪かった!!謝るから!!!」
「大丈夫ですよ。謝らなくても。
きっと貴方も救われますから」
「何をする気だ!!!やめろ…やめろ……やめてくれー!!!!!」
断末魔を叫びながら連れていかれたヴェルゴ。
そして一番最後にロビンがこちらを向いて
「待っててねお兄ちゃん。半日で
「……やり過ぎるなよ……」
「はーい!」
そういってロビンも船室へと消えた。
残されたもの達はその元凶であるだろうハジメを見て
「宗教って、ハマりすぎると怖いってよく聞きますよね」
「怖すぎるわッ!!!!」
そしてロビンの宣言通り半日後、見る影もなくなったヴェルゴが第一声に放ったのが
「ハジメ様万歳ッ!!!」
その時の白ひげ海賊団の白い目は今でも忘れられない。
というか、僕がやったわけじゃないんですけど!!!